2012/11/9 イギリス ロンドン

ロンドンの中心部、シティ・オブ・ロンドン。
セントポール大聖堂を見あげて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。温かいお粥を食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はイギリスの首都ロンドンです

ロンドンの金融街を指す言葉としてしばしば使われる「シティ」。正確には「シティ・オブ・ロンドン」という名前で、「グレーター・ロンドン」のうちのひとつの区域を表します。広さはおよそ1マイル四方と小さい旧市街地ですが、独立した行政区画として古い歴史を持ち、毎年その自治体の長が選ばれます。明日11月10日の土曜日は、「シティ・オブ・ロンドン」の「ロード・メイヤー」いわば市長の就任パレードが行われます。証券取引所やイングランド銀行周辺の道路はほとんど封鎖され、新しい市長が馬車で王立裁判所まで儀式のために移動します。それにあわせてきらびやかなパレードが行われます。新しい「市長」はアルダーマン・ロジャー・ギフォード氏で、1年間の任期を務めます。

寒い日の朝食は暖かい「オートミール」です

時間がたっぷりある週末には、たくさんのおかずがあるイングリッシュ・ブレックファーストを優雅に食べるイギリス人。でも特に忙しいビジネスパーソンや学生などの平日の朝は、「ポリッジ」という「お粥」のような簡単メニューですませる事が多いようです。雑穀の「燕麦」を食べやすく精製したオートミールにたっぷりと牛乳や水を入れてかきまぜ、電子レンジで暖めると出来上がりというシンプルなものです。味のあまりない「ポリッジ」だけでは素っ気ない、という人は砂糖や蜂蜜を加えると、甘い香りの湯気が立ちのぼります。寒い朝でも、より暖かい気持ちになれます。もちろんミルクティーと一緒に、どうぞ。

食物繊維が豊富で、ヌカの部分にミネラルやビタミンをたくさん含むため、健康食品として注目されているオートミール。「燕麦」の栽培に適したスコットランドが本場なのだそうです。