2012/5/11 NPO法人森のライフスタイル研究所のHidden Story

今週は、若い世代とともに森づくりを進めるNPO法人『森のライフスタイル研究所』のHidden Story。
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森を作るツアーを企画し、人気を博しているNPO法人森のライフスタイル研究所。
代表は、竹垣英信さん。NPOを発足させるきっかけとなったのは、2000年の暑い夏でした。

2000年の夏に外回りの営業をしてて、ものすごく暑いんですよ。西新宿だったかな、歩いてて、なんでこんなに暑いんだ……ってふと見たら緑はなくビルしかなかったので、暑いのはかなわないので、都会に緑を増やしたいなと思って、都市緑化ですね、スタートは。

竹垣さんは、都会に緑を増やすためにNPOを設立。
調べていくうちに、日本の森について、整備されていない森が多いことに気づきます。まずは、ゆかりのあった長野県で間伐材を使った、木質ペレットのストーブを作る活動を開始。
その後……

若い子たちと森作りを始めようとしたのが2009年ですかね。

2009年、2010年くらいに、若者が好きであろう洋服とか音楽とか、そういうようなカルチャーと森づくりを結びつけるような活動を始めて……これが第2ステージですかね。ちょうどそのときに世の中、ノギャル、ノギャル、ノギャルだったんですよ。農業か、みたいな。それも悔しかったんですよね。農業、農業って、林業もあるから、ちょっとは見てほしいなっていうのがあって。そのころ、森ガールですか、っていうのがまたひとつのキーワードであって。だけど、あの子達は森作りやらないじゃんって。だけど、たして2で割れば、森ギャルじゃんっていうのがあって。

若い世代の人たちと一緒に森を作ろう!
長野県の佐久市に 活動拠点は見つかりました。
しかし、最初の植林活動は思うようにいきませんでした。

一番最初の活動が12人ですね。ほとんど友達。

若者なんだけど、その実情は全部友達で、とにかくやらないとまずいからとりあえず友達誘ってくれよって……思い出しました、集まって写真を撮っているんですけど、まあ寂しい写真ですよね。最初から危機。参加者いない、どうする?っていうところから始めて……

最初は苦戦した、植林活動の参加者集め。
でも、ゆっくりではありましたが、事態は 変化していきました。

集まらないですね、そんなに。友達の友達とか、友達ですよ、実参加としては。もう身内みたいな。

だけど、僕らから見たら友達だけど、一般的に見ると若い子たちが来ているので……やっぱ女子もいたんですよ、何人かは。いつも来ているメンバーが居酒屋で飲んでて友達になった女の子。「今度行きますよ」とか、ほんとそんな世界ですよ。で、その子達が若くてきれいな子たちなので、写真撮らせてくださいって撮るじゃないですか。そしたら、新聞社さんとかも「あれ、今までのパターンじゃないですよね」とちょっとずつ露出が始まって、こんなちっちゃな話がちょっとずつ大きくなって、情報誌なんかに載るようになって、メディアさんのちょっとした引き出しのなかに入っていったんですね。

メディアに少しずつ取り上げられ、参加者も新しい顔が増えました。
そして、人気のテレビ番組で紹介され、活動は一気に加速。
いま、若い人たちとの森作りが進んでいます。

実際にどんなことが行われているのかというと……

春は木を植えます。夏は植えたあとの草刈りですね。苗木まわりの草を刈ります。で秋から冬にかけて木を切ります。そのサイクルですね。

基本的には日帰りです。朝7時に新宿を出て、10時半前には森につくので、そこから30分くらい開会式と作業手順を説明して、11時くらいから2時前くらいまでびっちり作業をしていただきます。そのあと1時間半から2時間くらい、お楽しみでバーベキュー。
だいたい7時半から8時くらいに新宿に着く感じですかね。夏の草刈りだけ泊まるようにしています。というのも、草を刈る面積が増えてきているのと、あとアンケートで温泉に入りたいとか、天体観測したいとか、その辺はコアな声なんですよ。

NPO法人森のライフスタイル研究所の代表、竹垣英信さんが大切にしているのは「参加者が何を求めているのか」ということ。

基本的に団体のミッションとして「正しいことと、楽しいことを両立させないと、たぶん僕らのNPOの活動は長続きしないでしょう」と。

正しいことをそのまま伝えても恩着せがましいというか、ちょっとおなかいっぱいです、ということになると思うんですよ。だから正しいことはきちっとします、それは7から8くらいですね。7か8は森の正しいことをびっちり汗をかいてやってもらう。残りの部分は楽しいことを加えましょうと。

長続きさせるポイントは、正しいことと楽しいことを両立させること。
森の中で、正しさと楽しさがとけあい、豊かで深い緑色となり、山を包みこんでいくのです。

お話を伺った竹垣さん。実は以前、NPOのみなさんの活動紹介コーナーにご出演いただき、その際に森作りへの参加を呼びかけていただいたところ、反響があったそうで、そのうちおひとりは、今や中心メンバーなんだそうです。 嬉しいですね〜。つながりましたね〜! 次回の森作りは、2012年6月9日(土)に予定されています。 長野県でカラマツを植えるツアー。新宿に朝集合、日帰りです。 植林活動をしたあとは、温泉にも入るらしいですよ! 参加費は1,000円。温泉に入るとプラス500円。 森作りが、出会いの場にもなっているようですよ。いいんじゃない? より詳しくは、森のライフスタイル研究所のウェブサイトでご確認ください。 » 標高1,400m、星のつかめそうな場所で植樹やりますよ(温泉も行こうかじゃないか)ツアー、参加募集