2012/4/27

「渋谷ヒカリエ」で8年後の五輪招致記念イベント開催

2020年夏季五輪の開催都市決定500日前の記念イベントが昨日開業した「渋谷ヒカリエ」で行われました。5人の元五輪選手がトークショーを行い、その中でアテネ五輪競泳の金メダリスト柴田亜衣さんが、「選考で最も重要視されるのはその国の国民が盛り上がっているかどうか」とアピール。開催都市は来年2013年9月7日に決定します。

イケシオが準々決勝に進出! バドミントン五輪出場確実

バドミントンのロンドン五輪出場枠が決まる5月3日付世界ランキングの対象となる最後の大会、インド・オープンはきのう、ニューデリーで各種目の2回戦を行い、混合ダブルスの池田信太郎、潮田玲子組がインドネシアのペアを2-0で下してベスト8入りし、2大会連続の五輪出場を確実にしました。1年間で20試合のスケジュールの上、出場枠の制限強化を乗り越えての快挙。また女子シングルスの佐藤冴香と男子ダブルスの佐藤翔治、川前直樹組も、五輪出場が確実になりました。

こちらも準々決勝に進出!バルセロナ・オープン・テニス

男子テニスのバルセロナ・オープンはきのう、シングルス3回戦で世界ランキング17位の錦織圭選手が、世界ランク43位スペインのアルベルト・ラモスを7-6、6-3で下し、ベスト8入りしました。第1セットは互角の展開でタイブレークになったもののこれを制して勝利。第2セットは出だしの3ゲームを連取して、そのまま押し切った錦織選手は今日の準々決勝でスペインのフェルナンド・ベルダスコと対戦します。

ボートのロンドン五輪アジア予選で武田・浦ペアが準決勝進出

韓国の忠州できのう開幕したボートのロンドン五輪アジア予選。
男子軽量級ダブルスカル代表の武田大作選手と浦和重選手の組は予選1組で1着となりあすの準決勝に進みました。

昨年11月の代表最終選考会で、あいまいな選考基準の結果、補欠となった事で日本スポーツ仲裁機構へ申し立て。選考のやり直しを勝ち取ったものの、ここまでには苦難の道のりがありました。

2月末に「レースのやり直し」が決定。申し立てをした武田選手とは対照的に、パートナーの浦選手は一旦下がったモチベーションを取り返すのが難しく、大きな不安がありました。一旦代表に内定してから、合宿を続けてきた須田、西村組の方が有利ともいえたのです。

04年のアテネ大会では決勝に進み、6位入賞を果たした武田・浦ペアでしたが、08年の北京大会では現地のほこりっぽい大気で浦選手がぜん息になり、消化不良の13位。目前のやり直しではなく、4年前のリベンジという武田選手の説得で、まず2人は再レースに向けて始動しました。

精神力は乗り越えたものの、次には体力と筋力を取り戻すことが課題となります。ハードスケジュールの末にいきなり、世界予選という戦いが待っているだけに、並大抵の努力では間に合いません。オールを漕ぎ続け、一心不乱に追い込み、再レースの4月6日を迎えます。2,000メートルの3本勝負で、2本先取したペアがアジア予選の代表になるというルールで行われました。ベテランならではの勝負強さで1本目2本目と連取、日本代表の座を手に入れたのです。

「これは通過点。ロンドン五輪に出て勝つことが僕たちのゴール」とその時の記者会見で語った武田選手。週末のアジア予選もまた通過点となるでしょう。そして日本スポーツ仲裁機構の裁定を結果で裏付けるべく挑戦は続きます。