2012/4/6 アメリカ ワシントンD.C.

アメリカの首都ワシントンD.C.の郊外。ポトマック川沿いの遊歩道で満開の桜の木の下、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。アメリカらしい朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はアメリカ、ワシントンD.C.です

ホワイトハウスがあることで知られるアメリカの政治の中心。南西にはバージニア州、その他の方角はメリーランド州と接していて、ポトマック川がその境界を流れています。その川のほとりの桜並木は、毎年3月末から4月のはじめにかけて「桜まつり(National Cherry Blossom Festival)」が開かれ、「桜の女王」が選ばれるなど、さまざまなイベントが行われます。ソメイヨシノや八重桜など、いろいろな品種が植えられているので、長い間お花見を楽しむ事ができるとか。東京よりもひと足早く満開のサクラを見る事ができたんですね。桜の木はちょうど今から100年前に、当時の尾崎行雄東京市長が贈ったもの。100周年という事でミッシェル・オバマ大統領夫人による植樹が先日行われ、例年になく現地は盛り上がっています。

そしてあさって日曜日はイースターです

十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが三日目に復活したことを記念する「復活祭」。これは一般的に春分の日が過ぎたあと、最初の満月の次にあたる日曜日に行われるために、毎年日にちが異なります。今年、アメリカでは4月8日がその日にあたります。春の訪れを祝う行事として、子供たちが楽しみにしているのは庭に隠された卵を探す「エッグハント」というもの。イエス・キリストの復活、冬が終わって生物が再び活発になるそんな喜びを、卵になぞらえているんです。卵料理のバリエーションにはうるさいアメリカの人々ですが、生卵を食べる事はめったにありません。庭で見つけたゆで卵は、洗って皮をむいて朝食でいただきます。

ホワイトハウスでは、現地時間月曜日の9日に一般人を招いて、大統領夫妻が主催する「エッグ・ロール」というイベントが毎年恒例で行われます。卵を転がして競うというものですが3万5,000人もの人々が集まる大規模なイベントです。