2012/2/3 世界のファン事情

さて日本では芸能人のファンでいわゆる「追っかけ」と呼ばれる人々がいます。年齢も性別もさまざまなんですが、そもそも外国に追っかけっているのでしょうか。あの国ではどうでしょうか。今日も2カ国をコネクト。

「追っかけ」っているんですか?

韓国、ソウル。南美華さん
います。

日本では韓流の追っかけが一種の社会現象のようですが……

韓国でも多様な年齢層のファンがいます。一般的には、日本の様に中年層以上の方々はスターを追っかけたりはしないのですがアイドルのファンたちは10代から、俳優や歌手は10代後半から追いかける感じです。韓国の男性アイドルグループの事務所の様な事務所の前には、10代のたくさんの女の子たちが外で歌手が出てくるのを待っているという光景もあります。また個人ではなく、ドラマ自体へのファンもあるようです。

「追っかけ」っているんですか?

アメリカ、LA。大西良子さん
います。

かなり盛んなのでしょうか?

Groupies。バンドを追いかけて全米をまわる、というのはビートルズの時代からありますよね。追っかけの告白、追っかけのドキュメンタリー映画とかもあります。追っかけ心理は日米共通、世界共通のようです。ただ、エスカレートしてストーカーが逮捕されるニュースがよくあります。アメリカでは基本的にいろんな情報が公開されていて、住所、氏名など、パブリックレコードとしてネットでかなり見られます。

特にロサンゼルスではすごそうですね

私はUCLAの大学院生でしたが、有名人の住むビバリーヒルズの近くの大学に行く途中の道で「スターマップ」というスターのおうち訪問地図を売っていました。大学の構内で見ず知らずのおじさんに「スターマップはどこで売ってるか」と聞かれたりします。

そうしたセレブリティが多くいるLAらしさとして、最近ではマイケル・ジャクソンの担当医師の公判が現在進行形で、裁判所のまわりにファンがひしめいています。公聴できる席の数が決まっているため、どうしても入って聞きたい、あるいは入った人に聞きたいという思いなんでしょう。ほとんど家族の心境です。