2012/1/13 バハマ ナッソー

カリブ海に浮かぶ島国、バハマの首都ナッソー。
リゾートホテルのレストランで、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました、シーフードの朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

アメリカ、フロリダ半島の東、大西洋に位置するバハマ

700あまりの島が連なるバハマ諸島はほとんどが無人島です。
1492年にコロンブスが、島のひとつサン・サルバドルに上陸。それ以降イギリスの植民地となると同時に、多くの海賊が住む場所になりました。今でも当時の砦などの風景が残ります。1973年にイギリスから独立。首都のナッソーがあるのはニュープロビデンスという小さな島で、バハマの全人口のうち、7割近くがこの島に集まります。特にこのシーズンは、寒さから逃れてバカンスを過ごすアメリカからの旅行者を中心に、賑わっています。

地元の名産はシーフードです

アメリカ資本のホテルも多いリゾート地だけに、朝ごはんはアメリカナイズされたものがほとんど。その中で唯一カリブ海の名産品は、コンク貝を使った料理です。ピンク色も鮮やかなこの巻き貝の中身を、現地の人々は揚げたり、スチームしたり、そして生でも食します。もちっとした食感や味は、日本でいうならばサザエやアワビに似た感じですが、朝ごはんには、サラダがポピュラーでしょうか。

ピリ辛のサラダです

細かくみじん切りにした、玉ねぎ、トマト、ピーマン、セロリに、コンク貝の切り身を混ぜ、塩とトウガラシでピリッと味つけをします。朝からさんさんと日が差し込んで気温が高いバハマですから生のライムをたっぷり絞って酸味を足すことで味に深みがでて、食欲をぐっと刺激します。アメリカンコーヒーとともに召し上がれ。

シャキッとサラダでいただくこともありますが、クリームスープで野菜と共に煮込んだ「コンク・チャウダー」もまたオススメのメニューです。