2011/10/28 世界の無線LAN事情

さてスマートフォンの普及により、通信回線が足りないという事態がおこりはじめています。そこで注目されるのがアクセス・ポイントを経由してインターネットに接続できる、Wi-Fiのような無線LANに対応したシステムです。そんな公共通信事情は、あの国ではどうでしょうか。
今日も2カ国をコネクト。

公衆無線LANは盛んですか?

韓国 ソウル。南美華さん
「どんどん普及しています」

ドバイ。渡辺よし子さん
「あることはあります」

やはりネット環境先進国ということがあるのでしょうか?

韓国 ソウル。南美華さん

Wi-Fiは5年前から普及し始めていて、当初は携帯端末機よりも、コンピュータの公衆無線LANスポット用に5年前から普及しはじめました。
今は携帯端末機等の普及とともにどんどん使用量が増えています。特にスマートフォンの普及がすすんだことで、移動通信会社それぞれの顧客に提供する無料Wi-Fi地域が拡大し、競争になっています。

競争は様々ですが、ゲームのアプリケーションで、キャラクターのモンスターが飛び回ってこれを捕まえるゲームがあり、モンスターを捉えればポイントや提携企業等のクーポンなどをもらえたり、このゲームを、『Olleh Wifi zone』という大手の通信社にWi-Fi接続をしてゲームをすればクーポンの数や当選する金額はより高くなる様です。
この大手通信社は海外通信も3G回線からWi-Fiをローミングすると無料で使用できるサービスもある様です。

かなり派手なのでしょうか?

ドバイ。渡辺よし子さん

Wi-Fiは飛んでいることは飛んでいます。
公衆無線LANが接続できるのは、ドバイメトロの電車の中。しかし、高いのであまり使っている人はいないようです。
しかし、もともとドバイの人口の9割近くが外国の企業の駐在者で、裕福なのでそういった人たちは使っているかもしれません。

携帯電話は大多数の人が持っているけれど、インターネットも接続にかなりお金がかかる状況。
これも、通信会社が国営と国の資本が入った半ば国営企業の2社による寡占だから。