2011/10/7 【『アール・デコの館』公開中】【映画『猿の惑星 創世記』本日公開】

『東京都庭園美術館 アール・デコの館』公開中

白金台にあります東京都庭園美術館。
現在は美術館ですが、もとは、朝香宮、皇族の方の邸宅として、1933年に建てられ、その後、美術館として公開してきた建物です。
建てられてから80年近く経つんですね。

このたび、改修のため、11月から休館となります。
それを前に、現在の建物として最後となる美術館を公開中です。
1920年代から30年代に、欧米で一世を風靡したアール・デコ様式という最先端のスタイルを取り入れた東京都庭園美術館の建物。欧米のスタイルが純粋な形で残っている貴重な存在で、東京都の指定文化財になっています。何よりも皇族の方がこういった最先端のスタイルを取り入れたことに驚きます。
休館前の建物公開では、普段、美術展の展示のための受け皿となっている建物そのものをじっくり鑑賞することができます。できましたら、部屋の通気口や照明の金具にも、目を向けてみてください。こんなところにもデザインが施されている、って驚きますから。当時、どんな暮らしをされていたのでしょうね。
休館前の最後の公開『東京都庭園美術館 アール・デコの館』の公開は2011年10月31日までです。
最寄駅は東京メトロ「白金台駅」です。
» アール・デコの館

そして、もうひとつ。

映画『猿の惑星 創世記』本日公開

高度な知能をもった類人猿に、人類が支配されるという世界を描いた『猿の惑星』シリーズ。
1968年に初めて公開された時には衝撃を与えました。
なぜ、類人猿に支配されることになったのか。
その起源を解き明かすのが、『猿の惑星』シリーズ第7作目、本日から公開となる『創世記』です。

映画は、ジェームズ・フランコ演じる科学者ウィルの飼っていたチンパンジーが研究所で暴れ出すところから始まります。
チンパンジーは新薬開発の実験用に飼っていたんですが、暴れて手に負えなくなり射殺されてしまいます。
科学者のウィルは、残された赤ん坊のチンパンジーをこっそり家に持ち帰り、シーザーと名付け、息子のように育て始めるんですね。
ところが、親のチンパンジーの遺伝子を受け継いだシーザーは成長とともに、並はずれた知能を持ちはじめます。すると……

チンパンジーのシーザーは、ささいなことでケンカをする人間の愚かさに失望し、ある決意のもと、動き出します。
それこそが、地球の生物の進化の歴史を覆す新たな世界……進化は人類を選ぶのか、それとも猿を選ぶのか……そんなストーリー『猿の惑星 創世記』。
1968年最初の『猿の惑星』とリンクするシーンが随所にあるそうなので長年の「猿の惑星」ファンはさらに楽しめそうです。

映画『猿の惑星 創世記』は今日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国ロードショー。
» 猿の惑星 創世記