2011/9/16 イタリア キャンティ

イタリアのフィレンツェ郊外のキャンティ。
ぶどう畑の丘陵地帯を遠くに望んで、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。取れたてのサラダにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今日はイタリアのトスカーナ州フィレンツェ郊外です

ワインでおなじみのキャンティをはじめ、トスカーナは秋が訪れると本格的にぶどうの収穫時期を迎えます。そして新酒の「ノヴェッロ」が市場に出回る時期まで、あちこちの町や村で、秋の味覚の収穫祭が行われます。ハチミツ、栗、オリーブ、そして欠かせないのがキノコ。中でも白トリュフは1キロあたり数万円もの値段がつく高級食材として、世界中のグルメを魅了します。

一般的にイタリアで秋のキノコといえば…

「フンギ・ポルチーニ」。秋の食卓に欠かせないキノコです。日本ではヤマドリタケと呼ばれる種類ですが、それに似た種類もすべてを含めて「ポルチーニ」としてイタリアでは流通。色や形、そして大きさは微妙に異なります。

しかし一番の魅力はその香りで、得も言われぬものがあります。大きく切ってバターでソテーする、パン粉をつけてフライにする、炭焼きに、リゾットに、パスタなど、さまざまな調理法で食します。「ポルチーニ」づくしでディナー出すリストランテもあるのです。

朝収穫したものを生でいただくのが贅沢

丘陵地帯のトスカーナは、ポルチーニの産地としても有名です。土地勘のあるキノコ狩りの名人と共に早朝から林に入ると、あそこにもここにも、面白いようにポルチーニが見つかります。朝食は、コーヒーにパンだけ、という軽めの場合が多いイタリア。とはいえルッコラを敷きつめた上に、新鮮な生のポルチーニをスライスして並べ、パルミジャーノ・チーズとオリーブオイルをかけたシンプルなポルチーニのサラダは格別。採れたての秋の味覚をいただきましょう。

今月と来月はイタリア全土の市場にポルチーニが並び、産地では料理も振る舞われる「ポルチーニ祭り」が行われます。