2011/6/17

全米オープンの初日の速報

メリーランド州ベセスダ・コングレッショナルCCで行われているゴルフの全米オープン。石川選手は出だしのパー3のティーショットで、グリーン手前の池へ落とし、ダブルボギー。その後我慢のゴルフを続けるものの、上がり2ホールで連続ボギー、結局3オーバーの63位タイで初日終了です。断然の首位はイギリスのロリー・マキロイで6アンダー。日本人では久保谷健一が2オーバー45位タイ、藤田寛之が8オーバー148位タイでした。

プロ13年で705試合に登板し日本新記録達成です

中日の岩瀬仁紀投手はきのう、ナゴヤドームで行われたソフトバンク戦で今シーズン11セーブ目を挙げ、通算287セーブの日本最多記録を達成です。3点リードの九回から登板し、三振、投ゴロ、三振と三人をピシャリ。99年に社会人から中日に入団し、04年から本格的にクローザーとして活躍。きのうの記録達成となりました。ちなみに元横浜の大魔神こと佐々木主浩投手は日米通算で381セーブという記録を持っています。

スポーツ基本法、今日成立へ

国のスポーツ政策の根幹をなすスポーツ基本法案が、昨日参議院の文教科学委員会で可決、今日の参院本会議で成立することになりそうです。今から50年前に制定されたスポーツ振興法が時代にあわなくなり、全面改正されるもので、「全ての国民がスポーツを楽しむ機会が確保されなければならない」とまずは規定。現行では除外されているプロを含め競技団体に対して運営の透明性確保や紛争解決努力を求めています。

2020年のオリンピックに東京が立候補へ

石原都知事は今日の都議会の所信表明演説で、失敗した16年の招致に続いて、次の2020年でもオリンピック招致を提案する模様です。積み立てた4,000億円という基金があり、国立競技場を改修しメイン会場とする方向で国と調整する方針。19年のラグビーワールドカップで日本開催が決定し、国立競技場改修の機運が高まっているのがその背景にあります。正式な立候補は規定により、7月のIOC委員の来日後となる方向。

1964年の東京五輪で使われた国立競技場は、設計が古く陸上競技の国際大会が開催できず、観客収容人数でサッカーのFIFAの基準にも適合していないので、東京での国際大会招致のネックとなっていました。今回メインスタジアム新設はやめて、改修という経費削減で、都民から幅広く支持を集め、震災復興を世界にアピールする、ということです。都知事選でも20年のオリンピック招致は公約であり、当選後も「たいまつの火は消さない方がいい」と述べ、石原都知事は意欲を見せてきました。

とはいえスポーツ振興を目的とした都立の体育施設で、東日本大震災の揺れで被害がなかったのは、駒沢公園の体育館と足立区の東京武道館だけ。国立競技場の他にも老朽化がすすんだ設備は多く、耐震性が低いために実際に今回避難所として使えたのは、3つの施設しかありませんでした。スポーツそのものを楽しむにも、はたまた防災面でも、東京都の体育施設の現状はかなりお寒い現状です。東京マラソンのように路上を舞台にする華々しい成功があるものの、複数の競技施設が必要となるオリンピックでは、まずはこうした現状を改善し充実すべきだ、という声もあります。