2011/4/8 世界の公共広告事情

東日本大震災の発生から今日で4週間。
一時期、民放テレビでも民放ラジオでもAC公共広告機構のCMがたくさん流れました。
さてあの国では、公共広告ってあるのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。

日本のような公共広告ってあるのですか?

アメリカ、NY。中村英雄さん
「あります」

中国、香港。富柏村さん
「公共放送によくあります」

どんなCM内容でどこで流れるのでしょうか?

アメリカ、NY。中村英雄さん

環境保護、糖尿病の認知度アップ、酒酔い運転防止、養子縁組みの奨励、イラク帰還兵の受け入れ、などキャンペーン内容はさまざまですが、公共広告、活躍しています。どちらかと言うと公共放送やケーブルで流れることが多いような印象がありますが、民放地上波でも、よく見かけます。

9.11の時に広告を自粛して流れた事はあったのですか?

あの時は、挙国一致、神の国アメリカのキャンペーンが盛んで、それは各局が星条旗イメージと「ゴッド・ブレス・アメリカ」を競うように流す形で行われていました。
今でも、野球場などで流れます。
何はともあれ、非常時の大メディアは御用放送ですから、僕ら「合法滞在外国人」は、とにかくテレビをあまり見ないようにしていましたね。

香港の公共放送にCM枠があるのですか?

中国、香港。富柏村さん

香港にはRTHK(Radio Television HongKong)という公共放送局があります。

ラジオは独自放送を行っているが、面白いのは、テレビは独自のチャンネルを持っておらず、民放(2局、4チャンネル)のなかに放送枠をもっています。民放は放送時間の約3割をRTHKに与えなければならず、ゴールデンタイムなどけっこう美味しいところをRTHKが使っていたりします。公共放送だがCMも入り、CMはもっぱら公共的な内容。老人福祉、感染症の防止や衛生、麻薬、交通安全などテーマはさまざまです。民放も放送局が2局のため協力して公共的なCMを作っていて、面白いのは「子どもに有害なテレビ番組から子どもを守ろう」というもの。

香港の中国返還やSARSのときはどうでしたか?

香港が中国に返還になって、全局とも朝と晩の定時のニュースのときは中国国家がニュース番組の前に流れるようになりました。
香港で中国への愛国心、中国との一体化を根付かせよう、という政府の政策です。
2003年のSARSの時は感染が広まり一時は感染予防が後手にまわり不安が広がり香港への渡航者など激減して大変なことになったが、テレビでは感染予防の公共CMなど流れました。
ただし民放の企業CMの自粛はなく、あくまで平常のままでした。