2011/2/25 世界の(学校)アワード事情

今日は「勝手にアウォード2011 プレゼンターはジョン・カビラ」と題して番組をお送りしていますが、世界のあの国の学校などでは何か特別なアワードはあるのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。

学校で何かを讃えるようなアワードはありますか?

イタリア フィレンツエ。小泉真樹さん
「ありません」

フィンランド ヘルシンキ。ロミ・マキコさん
「あります」

「子どもたちが褒められる」というのはないのでしょうか?

イタリア フィレンツエ。小泉真樹さん

イタリアの子供達は家庭でさんざん甘やかされて褒められて育つので、学校では何かをほめるということはしない。年度の区切りなどにいわゆる学校行事が行われる事はあまりないので、全校生徒の前で表彰するなどという習慣もない。

大学や社会人でもそうなのでしょうか?

特に男性は大きくなっても、褒めてくれるのは基本的にマンマ。
首相を筆頭にロクな政治家がいないですし、日本のように例えば大河ドラマの主役などで今年の顔的な人というのも、ぱっと浮かばないほどイタリアのテレビ業界もさっぱり。 サッカー選手も一時のようなスター選手がいない。 みんなが子どものまま大きくなっている印象。

フィンランドの学校にアワードはあるですね

フィンランド ヘルシンキ。ロミ・マキコさん

フィンランドの学校には、年度の区切りに、頑張りが見られた生徒に「奨学金」と称して賞(現金)を出す習慣はあるようです。
読書マラソン。 読書週間のような限定期間でどのくらい本を読んだかで一定以上の本を読めば、賞状がもらえる。
ベストフレンド賞。いろいろなお友達と仲良くできた生徒(スマイル賞などという名称のことも)、クラス運営に協力した生徒を讃えるのは、その名の通り先生に協力的だった生徒だと思います。

学年や成長に応じて違うものなのでしょうか?

クラスの士気を向上させたで賞(低学年)
よい外国語授業のスタートを切ったで賞(3年生)
※フィンランドでは小3から第一外国語が始まります
態度がよかったで賞(4年生)
粘り強く取り組んだで賞(5年生)
優れた成績を収めたで賞(6年生)
技術・芸術科目をがんばったで賞(6年生)
外国語科目賞(6年生)
文武両道でがんばったで賞(6年生)
手先が器用で賞(手工芸科目。6年生)