2011/2/4 世界の「春の訪れ」事情

節分が明けて今日は立春。「春の訪れ」というには、まだまだ寒いのですが、あの国にはそんな「春の訪れ」兆しはあるのでしょうか。
今朝も2カ国をコネクトしてお送りします。

 

タイムズスクエアでの雪かきは身長よりも高く積まれていましたね

アメリカ、NY。 中村英雄さん

青森市と緯度が同じニューヨークのこの時期は、まだ氷点下すれすれでとても春の兆しはありません。ただ、春を待望する気持ちは皆強く、2月2日は、他の北米各都市と同様グラウンドホッグ・デーが開かれます。グラウンドホッグとはジリスの仲間のげっ歯類の動物ですが、この日に冬眠中の穴から出てきて、もし晴れていたら自分の影を見てまた穴へ戻る。この場合は、春の到来まであと6週間。曇っていたら影は出来ず、そしてそのまま地上にとどまれば、春の到来まであと2週間という予想になるそうです。科学的根拠はあまりなく古代ヨーロッパから伝わる迷信的習慣です。

気になるのは今年ですね

実は全米各地に「予報士」としての名物グラウンドホッグがいますが、当地NYの場合は自由の女神像があるスタテンアイランドの動物園に住む「チャック」ことチャールズ・ホッグス君が、毎年市長参加のもと、役目を果たします。

実は今年もこちらの時間の昨日2月2日に儀式が行われて、「チャック」は、影を見ず「今年は春の訪れが早い」との予報を出しました。本当でしょうか?

 

NYより寒いモスクワですが、その分春の訪れは遅いのでしょうね

ロシア、モスクワ。 長塚千年さん

モスクワは冬は氷点下20度〜30度になることがよくあり、道路が凍っているわけですが春が近くなり温度が上がると氷、雪がとけ道路がぐちゃぐちゃになります。その時にああもう春だなあと感じる人が多いです。また、正月を過ぎると日がどんどん長くなります。この感覚をロシア人は楽しみながら春を待ちます。

何か恒例の行事はあるのでしょうか?

ロシアで春の訪れを告げるもの、と言えば、3月8日が国際婦人デーで祝日。
女性に感謝しお花等をプレゼントして祝う日です。
これが春が来たと感じる時です。