2010/12/24

レスリング全日本選手権、女王は不動です

女子72キロ級は、浜口京子選手が史上最多タイの14度目の優勝を果たしました。男子グレコローマンスタイルで80年年代から14連覇した森山泰年氏に並び、父親のアニマル浜口さんと笑顔でポーズを決めました。 また女子55キロ級の吉田沙保里選手は3試合とも圧勝。01年から続いている個人戦での連勝記録は今大会の分を加えて146連勝。再来年のロンドン五輪に向けて大会9連覇と、まさに無敵の勢いです。

バレーボール全日本選手権は女子がデンソー、男子がサントリーが優勝 

東京・国立代々木競技場できのう行われたバレーボールの全日本選手権の最終日は男女の決勝。女子は昨年準優勝のデンソーが日本代表主力が揃う、東レを相手に0-2から3セットを連取して、逆転初優勝を果たしました。また男子はサントリーがJTをストレートで破り、前身である黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会を含め10大会ぶりの優勝となりました。

横綱白鵬の所属する相撲部屋の師匠が二転三転!?

かつて週刊誌の記事として、「知人女性に八百長の存在を告白した」と報じられた宮城野親方を、今日行われる日本相撲協会の理事会で、部屋の師匠の立場から更迭する方向であることがわかりました。新たな師匠には前の師匠で、現在部屋付きの熊ケ谷親方の復帰が有力です。今の宮城野親方が娘婿となって部屋の親方の名跡を継いだのですが、先代の急死後に部屋を継いで白鵬を横綱まで育てたのは熊ケ谷親方。これによって元通りになる、ともいえそうです。

超党派でスポーツ基本法案を年明けに提出へ

スポーツ政策の方向性を定めるスポーツ基本法案が、民主、自民、公明の超党派の議員による議員立法で年明けの通常国会に提出される見通しです。東京オリンピック前のおよそ50年前、学校体育に主眼を置いて制定されたスポーツ振興法を、時代の要請に沿うようにリニューアルし、「スポーツ庁」創設も視野に入れ、来年中の成立を目指します。

現行のスポーツ振興法は高度成長期以前に、運動施設の整備促進などを目的に制定され、国民体育大会などを中心にして、プロスポーツは支援の対象外。財源確保への言及もない「時代遅れ」の法律とされていました。

2年前に一度自民党内で原案がまとめられ、去年の夏に国会に提出されたものの、与野党での合意に至らず、政局の影響もあって、去年夏に衆議院解散によって廃案になりました。

今回は五輪やサッカーのワールドカップといった国際大会の招致実現や、不祥事が続いた大相撲をはじめとした競技団体の組織運営などに対応した施策も実施できるようにする予定で、財源問題ではスポーツを支援する企業の減税措置も検討されているとのことです。