2010/10/15 タイ バンコク

タイの首都、バンコク。スワンナプーム国際空港にほど近い、倉庫街にあるビジネスホテルから外に出て、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。道路沿いの屋台からテイクアウトしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今週はタイの首都バンコクです!!

リーマン・ショックが発端の世界経済危機に巻き込まれたものの、タイ政府による景気刺激策が功を奏して、マイナス成長だった一昨年と去年から回復。今年はプラス成長に転じるという予測です。

旺盛なアジア・マーケットを相手にしたモノづくりの拠点、タイ。空港から市内に連絡するエアポート・レール・リンクという鉄道が今年8月に開通し、首都バンコク周辺は急速に開発が進んでいます。工場や倉庫だけでなく、高層ビルや住宅地なども次々と建築中。ちょっとした建築ラッシュといえるかもしれません。

早朝から通勤ラッシュのバンコク周辺。

バンコクにはオオタ・テクノ・パーク(OTA TECHNO PARK)という東京・大田区の町工場が集まって、現地に進出した工業団地もあります。ここでは、自動車部品など高い加工技術が必要な工業製品を、タイの人々を中心に作っています。そんな工場勤めをしている人々の朝は早く、バス停や駅の周辺道路には、朝ご飯を出す屋台が軒を連ねます。鍋から湯気が立っているお粥や、豆乳。タロ芋やバナナ、パンなどを揚げたもの、炭火焼きのおかず、スイーツまで、その種類はさまざま。出勤途中に、「今朝は何にしようかなぁ」とのぞき込んでいる風景があちこちで見られます。

おなかにたまるのは「もち米」の食べ物。

中でも食べごたえがあって、一日の活力源となるのは、「カオニャオ」といわれるタイの「もち米」です。

袋に入れてもらった「カオニャオ」を、焼き豚などのおかずと一緒に食したり、バナナを「もち米」で包んだ甘いおにぎりのようなものや、はたまた椎茸や豆、豚肉などさまざま具材と共に「カオニャオ」を炊き込んで、ちまきのように竹の皮で包んだり。いろんな調理法で作られた「カオニャオ」で一日がスタート。辛くてスパイシーなイメージとはまた違った、タイ料理のもうひとつの顔がここにはあります。

日本人がお米の炊き方にこだわるように、タイ人はこの「カオニャオ」の炊き方にこだわります。

一緒に炊く具材によって、甘かったりしょっぱかったりする、その味加減や「もち米」の粘り気などが、屋台の人気の度合いにつながるようです。