2010/9/24 スペイン マドリード

スペインの首都、マドリード。 目抜き通りのカステヤーナ通りから遠くに立つ超高層ビル群を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。 昨日の夜に行ったバルで朝ご飯にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今週はスペインの首都マドリードです!!

マドリードの人口は、およそ330万人。 イベリア半島のほぼ中央に位置します。 もちろん、政治、経済の中核都市。 中世の面影を残す石畳の道路と、歴史的建造物の旧市街と、4つの超高層ビルがそびえ立つ近代的なビジネス街、という新旧のコントラストが特徴的です。

このビジネス街は、もともとサッカーのレアル・マドリードが所有していたスポーツ施設「シウダード・デポルティバ」を中心に再開発が進んだ場所。 それだけに、チームを愛する市民の誇りといえる存在でもあります。

ビジネスマンの朝食は出勤の途中です

外食が多いマドリードのビジネスマン。 仕事帰りに立ち寄り、小皿料理のタパスをつまみに、軽くビールを飲むのが「バル」です。 日本でも最近は「スペイン・バル」と呼ばれるお店が増えましたが、やはり夜のイメージですよね。 しかしマドリードでは、朝早くからオープンしているんです。

そしてそこで出される最もポピュラーな朝食メニューは「チョコラーテ・コン・チュロス」とよばれるセット・メニュー。 星形で細長い棒状の揚げ菓子、「チュロス」に、ホット・チョコレートがついてきます。 といっても日本のテーマパークなどでよく見かける、砂糖をまぶした「チュロス」とはちょっと違います。

基本的に甘くないのがスペインのチュロス

注文が入ると、その場でカットされた細長いチュロスがお皿に乗って、ホット・チョコレートといっしょに運ばれてきます。

ついおやつを連想してしまいますが、スペインのチュロスはほんのり塩味が効いていて、かなり油でべっとりした印象。 これをドロリと濃い味で、やはり甘さ控えめのホット・チョコレートに浸しながら食します。

「チョコラーテ」のかわりに「カフェ・コン・レーチェ」を頼む人もいますが、いずれにせよチュロスは、お酒を飲んだ時にはパンの代わりにするくらいで、甘くはないのです。 甘いチュロスはどうやら、アメリカ経由で日本にやってきたとか。

バルはもちろん、普通のカフェ、それからチュロス専門店の「チュレリア」や「チュロテリア」、「チョコラテリア」というお店、そして屋台などなど、さまざまな業態のお店で食べられる朝食メニュー。 さっと短時間に食べられて値段も3ユーロ程度とお手ごろ。
今日もマドリードの人々の、朝の胃袋を満たしています。