2010/8/13 西アフリカの内陸国マリ、首都のバマコ

世界の食卓をご紹介、Cleansui Morning Table

今週は西アフリカの内陸国マリ、首都のバマコです!!

サハラ砂漠の南西部に位置するマリ。国土の北側の半分は、砂漠などの乾燥地帯が占めているため、ニジェール川が流れる南側に人口が集中しています。 フランスから独立して50年がたち、マリの西側に位置する首都のバマコは人口130万人を超える大都市へと発展しました。

もともと同じフランスの植民地だった西隣のセネガルの首都ダカールから、鉄道で結ばれています。 鉄道が陸上輸送の要だった時代もありましたが、政権交代などで国家間の関係が緊張したことで、運行回数は減りました。 それでも週に1便程度は、古いフランスの客車を使った国際列車が走っています。

砂漠の国でも朝晩は涼しいのがアフリカです。

アフリカの朝は、夜明けと共にまず女性が働きはじめます。最初の仕事は、火をおこす事。家の外の簡単な台所で炭火をおこして料理の準備をはじめます。朝ご飯の準備ができる時間になると、子供たちと共に男性が起きてくるのです。 ここバマコでも、同じような朝の風景が見られるんですね。そしてその朝ご飯は「モニ」と呼ばれる「お粥」。 小粒のアワやキビ、トウモロコシを煮て作るのが一般的です。大きめの空き缶でできたコンロの上のなべが、ぐつぐつと音を立ててきたら出来上がり。家族団欒の時間です。 旅行者は、路上の屋台で「モニ」と呼ばれるこのお粥を食べる事ができます。味付けは辛味調味料です。

そして一緒に飲むのは地元の熱いお茶。小さなやかんを使って、緑茶の葉とミントの葉を煮て、小さなグラスでいただきます。 グラスには高いところから、熱いまま注ぐのがマリのやり方。真夏でもアイスティーではありません。そして一般家庭ではストレートで飲みますが、お客さまにはたっぷりとお砂糖を入れるのがおもてなし。ここではとてもぜいたくなんです。

今朝はマリの首都バマコの「モニ」をご紹介しました。

ちなみにマリではお昼が主食で、肉や野菜ソースの「クスクス」が一般的、夜は「モニ」を焼いたパンのようなものを食します。
朝日と共に活動をはじめ、日没と共に一日の活動を終える、そんなライフスタイルが続いています。