2010/6/11

  • 『ノード』No.10

    「街とアートの素敵な関係」僭越ながら、私、ジョン・カビラが表紙を飾らせていただきました。アートについて語っているつもりが、最後はついついワールドカップの話に。いやいやサッカーはアートです!
  • 『VERY』7月号

    「一枚でピー子になれる、夏の学校ワンピ」ファッション評論家のピーコさんではなくて、PTA活動に参加する女性のことを言うそうです。誌面を見るかぎり、派手なタイプはゼロ。無地のワンピースが定番です。目指すところは“目立たないけど素敵な人”。ただ参加すればいいわけではないんですね。
  • 『日経ビジネス アソシエ』6月15日号

    「“借りぐらし”のススメ」今の時代を反映して、様々なものをレンタルするサービスが生まれているとか。例えば、参考価格26万円程度のマッサージチェアは5年契約で月額2990円。総額は17万9400円と、かなり割安じゃないですか。ブランドスーツ1着は1週間1万2000円。埼玉県久喜市にある農園は、1区画7.5†が1年契約で月額3980円。
  • 『STORY』7月号

    「Madameポチャ美“もてぷよ”な白に出合う」もうダイエットの必要はないそう。
    その理由は、今年は“ゆる透けトップス”や“二の腕レーストップス”など、ポチャっとした体を生かせる白いアイテムが豊富だからとか。モデルのコーディネート写真では、すべてなにかを食べているのがおもしろい。

来月1日は、富士山の開山式。最近では登山が趣味の女性も多く、そうした女性をさす“山ガール”という言葉も広まりつつあります。
それを反映してか、女性向けや女性を意識した登山雑誌やムックが目立ちます。
さっそくチェックしていきましょう。

まずは今月から月刊化された、女子のアウトドアを応援する雑誌『ランドネ』の特別編集『ランドネ スタイルブック』「いつでもどこでもアウトドア!」
一冊まるごとアウトドア・ファッションの大特集とのこと。ファッション誌の定番企画も、この雑誌では一味違います。「高尾山でファッションスナップ」では、mixiで結成された“ランド・ネアウトドア部”の女子19人のコーディネートを、タイツやシューズ、バックパックのようにポイント別に紹介。
山ファッションでは自然に沈まない色使いが重要らしく、本当にカラフルです。着物着付師であり、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんに聞いた「最新アウトドアスカート研究」では、さまざまな山スカートを紹介。
ダウンのスカートなんてのもあるんですね。

同じく、今月号から月刊化されたマウンテン・トリップマガジンが『PEAKS』。
それを記念した6月号の特別企画が「おじゃまします! はじめてのエベレスト。」
表紙を飾るのは、実際にエベレストに迫った、編集部の平方理恵さんです。

山登りもアウトドアも未経験だった彼女。編集部に配属されて4か月で「エベレストに行ってこい」と言われ、1か月も経たないうちに実際に現地に来てしまったとのこと。そんなむちゃぶりをむしろ楽しむかのように、最終的にはエベレストを目の前に望む、標高5560mのカラパタールに見事、登頂。
現地での18日間の様子が、日本での準備段階を含めて紹介されています。
私だったら標高3880mにある、エベレストを眺められる“ホテル・エベレスト・ビュー”に辿り着ければ、富士山頂よりも高いのでそれで十分満足です。

そして、最後は『田部井淳子のはじめる! 山ガール』。
エベレスト女性初登頂、七大大陸最高峰女性初登頂の偉業を成し遂げた登山家、田部井淳子さん監修のムック本です。段階別の山ガールおすすめの山や、登山道具の選び方など基本情報を網羅。「美しく、快適な登山のために女性だけのマル秘技」では、山登りでの肌のお手入れ法や、トイレ事情、消臭のことなど女性ならではの情報が盛りだくさん。「フライパンとコンロでおいしい山ごはん」では山での人気メニューとしてチーズフォンデュが紹介されていますが、確かに山で食べると余計においしそうです。

しかしあまりに本格的で凄いです。それでも「山男」に対して「山ガール」とあくまで肩の力が抜けているところがポイントでしょうね。