2010/6/11 世界のワールドカップ観戦事情

いよいよですね。 サッカーW杯。
FIFA国際サッカー連盟によると、前回2006年のドイツ大会のテレビ視聴者数は、世界214カ国と地域で延べ263億人。 北京五輪の視聴者数は47億人といわれています。
さて、あの国での観戦事情はどうなのでしょうか。
今日も2カ国にコネクトします。

まずテレビ観戦は盛んですか、という質問です。

ブラジル、リオ・デジャネイロ 高橋直子さん
「盛んです」

アメリカ、LA、リーソル・ウィルカーソンさん
「今回はLAでは盛り上がっています」

 

優勝候補だけに盛り上がりそうですね。

ブラジル、リオ・デジャネイロ 高橋直子さん

ブラジルの試合の当日は学校や会社がお休みになり、ユニフォームを着る人であふれます。 ただ試合開始と共に街から人影が消えます。 みんなテレビの 前にかじりつきます。 場所は人様々ですが、ブラジル国民、インディオも大統領も必ずテレビ観戦します。

グッズとデコレーション
応援の際の必需品は、ホッスルや爆竹です。試合の当日の朝から街中もりあがる音系のグッズが人気です。 W杯時期は街中が緑と黄色のブラジル国旗の色で埋め尽くされるのですが、バールやレストランでは、デコレーシンもちろんですが、例えば緑と黄色のポップコーンを準備したりします。

また毎回W杯の恒例のコンテストがあり、金曜日に結果が発表されるのですが、優勝ストリートには賞金が与えられるそうです。 今年の有力候補であるフラメンゴ地区のHonorio通りでは、ご近所さんの募金とボランティアで、シマウマとライオンがブラジル国旗に混じってデコレーションされていた。

観戦場所
自宅、ストリート、バール、レストラン、イベント会場と人様々です。
ポイントはもちろんテレビがあるところ。派手にデコレーションされたストリートにも誰かしらがテレビを持ち込むので、ご近所同士で盛り上がりたい場合は、自宅から椅子をもってきて、テレビの前に座ります。
レストランやバールも定番で、大きなテレビがあるところが人気です。
レストランによっては従業員用の台所にもテレビを設置するそうです。

 

それほどアメリカはW杯熱が高いと思えないのですが。

アメリカ、LA、リーソル・ウィルカーソンさん

今までで最もアメリカ人が関心を持っているワールドカップと言える。
その大きな理由は、ベッカムがLAのチームにいるから。そして、マンチェスターユナイテッド、ACミラン、チェルシーがアメリカで交流試合をしてきたから。
アメリカではヒスパニック系の割合が非常に多く、そういった人たちは、ほとんどがサッカーファンだから。
なんと、今回のワールドカップのチケットを最も多く購入したのは南アフリカに次いでアメリカ!イギリスより多かった。
マスコミでは、NBCといったテレビネットワークも取り上げるし、NBA、メジャーリーグの放映前にスポットがでている。
また、ヴァニティフェアといった雑誌ではワールドカップに出場する各国のイケメンサッカー選手特集を組んでいた。
私自身はスポーツバーで何戦か見るつもり。