2010/5/21 イギリス ロンドン

ロンドンのターミナル駅、キングスクロス。 ガイドブックのA-Z London Map片手に公園の脇で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。 テイクアウトの朝食にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今週はイギリスのロンドンからです!!

イギリス東部を走る鉄道の大動脈で、エジンバラ方面への起点となるキングスクロス駅。 あのハリー・ポッターでのホグワーツ特急の始発駅、といった方がおなじみかも知れません。
徒歩数分でユーロスターの始発駅でもあるセント・パランクス駅。
そして「地下鉄でひと駅のところにロンドン大学がある」という環境です。
リージェンツ・パークのような大きな公園だけでなく、ガーデンズ、フィールズ、スクエアなどの公園が、メインストリートから1本入ったところにあるのが、緑多いロンドンの良いところです。

そんな都市部で朝食をとる場所は……

イギリスの日常を支える食べ物、といえばよくフィシュ・アンド・チップスがまっさきに思い浮かびますが、地元の人がいつも訪れる、昔ながらの場所は「CAFFS」。 つまり「カフェ」が、イギリス英語流になった場所です。 最近は大規模チェーンに押され気味とはいえ、何十年も続く味のある内装と、外観で根強い人気があるところ。

Full English とか、Fry-Upと略される、いわゆる定番の「イングリッシュ・ブレックファスト」が欠かせません。

高級ホテルの朝食でいただく、豪華な食べ放題のようなそれと似て、ベーコンを弱火でカリカリと焼いたもの、トマトのスライスをその油で炒めたベイクドトマトとソーセージ、卵料理がプレートに乗り、薄めにスライスした山型の食パンと共に食べるが基本。 そして、なくてはならないのがミルクティー。
まさに国民食といえるでしょう。

忙しく動き回る人々にとってのCAFFSはこんなところに……

街中の小さな公園の脇に、緑色の小屋が建っています。 これはテイク・アウエイ、つまり持ち帰り専用のスタンドです。
おいしい店の見分け方ですか。 それは黒塗りのキャブ、つまりロンドン・タクシーがたくさん集まってくるお店が、それだけ評判が高いという事。
このあたりの嗅覚については、タクシーの運転手さんは万国共通の能力を持っているのかも知れません。

今朝はイギリスの朝食「English Breakfast」でした。
今ではグルメを楽しませる大都会ロンドンですが、それほど食に対してこだわりを持たないという言われていた以前でも「イギリスでおいしい食事をしたければ朝食を3度食べろ」という言い伝えがあったほどです。