2010/5/14 世界の「調味料」事情

食卓に、冷蔵庫に、はたまた外出先のかばんの中に常備されている「調味料」って何ですか? 醤油ですか、七味ですか。
この番組にも、七味に対してかなりこだわっているスタッフがいるようです。
さてそんな調味料事情って、世界ではどうなのでしょうか。
今日も2カ国にコネクトします。

独自の調味料はあるのでしょうか?

ブラジル、サンパウロ 吉川真由美さん 「地方によって存在します」

スウェーデン、ストックホルム 矢作智恵子さん
「あります」

サンパウロではどうなのでしょうか?

ブラジル、サンパウロ 吉川真由美さん

サンパウロ市は、いろいろな国の料理が食べられるので調味料もいろいろ手に入る。
頻繁に使われている調味料は、お酢、オリーブ油、にんにくなど。
コショウは、もともと日本人がブラジルの北部で初めて栽培し、今では、ブラジル料理にも一般的に使われるようになった。

地方色豊かなものはどんなものでしょうか?

東北地方では、唐辛子が一般的な調味料。 それにデンデーという油を使用して料理することが多い。 この油は椰子の木からとる油で、色は濃い黄色の油。 この油に慣れていない人が東北の料理を食べた場合、おなかを壊すことがある。

家庭で常備されているのはどんなものでしょうか?

スウェーデン、ストックホルム 矢作智恵子さん

スウェーデンの家庭で常備している調味料といえば、Senap。
ちょっと甘めのマスタードで、ホットドックにケチャップと一緒につけたりする。 セナップはサーモンにもよく合わせる。 バリエーションも豊富でセナップにお酢、砂糖、油、Dillという香辛料を合わせたものもある。

それ以外にはどうでしょうか?

他に面白いのは、スウェーデンの肉団子。 ちょっと酸味の利いたこけもものソースをつけて食べます。 また、乳製品が美味しいスウェーデンでは酸味のあるサワークリームのソースの中につぶつぶのロイロム(鮭の卵―つまりキャビアの一種)を入れ、レモンを絞ってサーモンと一緒に食べたりする。