2010/5/7 インドネシア ジャカルタ

インドネシアの首都、ジャカルタ。
蒸し暑い気候のため早朝の通勤ラッシュを眺めて、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。 ホテルでのバイキングにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今週はインドネシアから、ジャカルタです!! 

東京でも真夏の日差しが照りつけましたが、インドネシアの首都ジャカルタはすでに真夏に匹敵する湿気と暑さです。
熱帯夜から明けて午前中には30度を超える気温のため、オフィスの朝はとても早く、朝6時すぎには出勤のピークを迎えます。

こうしたビジネス・パーソンにとっての朝ご飯は、貴重なミーティングのひとときでもあります。
作業効率が落ちる午後、そしてスコールで外出もままならない夕方より、早朝こそが重要な意思決定を行う時間。 そういっても過言ではありません。

そんな人々が集うのは、ビジネス街にある高級ホテルのレストラン。
宿泊客以外の地元の人々の利用も盛んです。

ホテルのレストランで食べる「インドネシア料理」

そのためか、メニューはインドネシア料理と欧米風が半々。
ビュフェ形式で、好きな料理を、お好きなだけ、というホテルも多く存在し、当然郷土料理がおいしいレストランは人気となり、朝早くからにぎわいます。

典型的なインドネシアのメニューはやはり麺類でしょうか。
それも汁麺ではなく、「ミーゴレン」
つまり焼きそばの類いが人気です。

そのなかでもインドネシアならではというものは「クウェティアオ」。
米の紛で打った平打ち麺の炒め物です。

味の決め手は「すりつぶしたスパイス」

エビや鶏肉と青菜やネギなどの野菜類と落とし卵とともに茹でた後水で締めた米の紛の平打ち麺をオイスターソースで炒めるのですが、これだけならばアジア全域にある中華料理の一皿になります。
しかしニンニクと小さな紫タマネギ、クミリという木の実をすりつぶしたスパイスをで味を整えたところがインドネシア風です。
食欲をそそる辛味調味料のサンバルをかけていただきましょうか。

もちろん朝は「クウェティアオ」と共に、マンゴーやパパイヤ。 現地でナンカと言われるジャックフルーツや、マンゴスチンなどいわゆるトロピカル・フルーツも食します。
体を冷やす作用のある果物を食べる事が、シャキッとした目覚めにつながる、というワケです。