2010/2/19 世界のイケメン事情

今週のテーマは「世界のイケメン」。
日本ではジャニーズ系ですとか、草食系男子など、最近ちょっとその価値観が多様化しているようにも見受けられますが、世界のあの国ではどうでしょうか。

いわゆる「イケメン」そんな概念はあるのでしょうか?

ローマ 村本幸枝さん

美に対する価値観は日本と異なるが存在する

どんな男性がイタリア女性のハートを釘付けにするのでしょうか?

2002年の日韓サッカーW杯のとき、日本では全く女性に人気のなかったインテルのヴィエリが、イタリアではもっとも女性に人気があったんです。
イタリア女性はギリシャ彫刻系がお好きなよう。
背が高く、筋肉質でセクシーな男。
加えてちょっとインテリな香りがすればなお良しです。
ハリウッドスターで言うとジョージ・クルーニー。
男女ともにせっせとスポーツジムに通ってナイスバディづくりに励んでいます。

日本では一時期「ちょいワル親父」などという言葉が流行して、パンツェッタ・ジローラモさんがアイコンになったのですが…

中年男性のちょっとお腹が出た感じは、またそれはそれでセクシーという女性も多いです。
とは言え、私がイタリアに来た頃の80年代に比べ、イタリアの男性の積極性もかなり衰えています。
今は女性の方が元気。
女性を見れば声をかけなければ失礼、というのは、当時30代、今50代の人たちくらいの年齢まで。

ケニアには「イケメン」のような概念はありますか?

ケニア、ナイロビ 早川千晶さん

あるにはあるが、ルックスよりも重要なものがある

ルックスでいうと日本人の感覚からは異なるでしょうね

ティーンの女の子にとってイケてる男子は、ヒップホップ系の容貌をしている人。

もともと42の民族が存在する多民族国家のケニア。
みんな顔も骨格も異なるので美に対するスタンダードはないかも。

ただ、マサイ族で言うと若い男子のなかには、ジャニーズ系顔負けの涼しげで均整のとれた目鼻立ちをした美しい青年たちがいる。
こうした青年は西洋人からも、東洋人から見てもユニバーサルに美しい。