デンマーク、コペンハーゲンで開催中のCOP15。
国連の気候変動に関する枠組み条約第15回締約国会議ですが、世界98か国の首脳陣によって、地球の温暖化に歯止めをかけるための話し合いがなされているなか、ホスト国デンマークでは、すでにその答えが出ているようです。
世界初、二酸化炭素を増やさない、再生可能なエネルギーのみで生活をする島があるんです。
エネルギーの自給自足。
デンマークのあるユトランド半島の東、バルト海の沖合に浮かぶ小さな島、Samsø 。
この人口およそ4,000人のSamsø島を、完全なSelf-sufficient islandへと変えた
Samsø Energy AcademyのSøren Hermansenさんに、お電話でお話を伺いました。
» Samsø Energy Academy
* リンク先は英語コンテンツも用意されています。
人口4,000人ほどのサムソ島。
今でこそ、みんな持続可能な社会を目指し、石油以外の再生が可能なエネルギーを使うことの意義を理解していますが、1997年、12年前に何がきっかけで取り組むことになったのですか?
かつてサムソの主な産業は農業、そして食肉処理だった。 それがつぶれてしまって困っていた1997年、「最初のエネルギー自給型 アイランド構想」をデンマーク政府が挙げ、応募したことがきっかけ。
風力発電機、太陽熱発電パネルを使った自然エネルギーのみで、 生活や経済活動を賄っているということですが、具体的に、どんな仕組みになっているのか教えてください。
蓄電する技術も整っているのでしょうか?
どのようにして、二酸化炭素を増やさない生活を実現しているのですか?
12年前は石油を燃料にして、電力はデンマーク本島からケーブルで送電してもらっていた。 今は11基の風力発電機を島に設置。 それで住民の生活に必要な電力全てをまかなう事が出来ている。暖房に関しては木材チップ、稲などを燃やしたバイオ燃料を使っている。
ただ、車など移動手段に関してはまだガソリン燃料の車を使っているので、そこから排出される二酸化炭素を相殺するために、沖合に設置した風力発電機から発電される電力を本島に売っている。
そうすることで結果的には二酸化炭素の排出量を従来より140%削減することができた。
新たなビジネスも生まれているそうですが?
島の配管工や大工はみなエネルギー節約型の住宅づくりの達人なので、デンマーク本島や外国でもその専門性が求められる。風力タービンによる発電は一島を賄える以上の余剰電力を生み出す。
そこで、タービンを所有している農家のなかには、余った分を海外に輸出するビジネスも。