2009/11/20

  • 『この映画がすごい!』12月号

    「クーガー女とガゼル男」 気っ風のいい肉食女子がクーガー女、対して逃げ足の速い草食系男子が、ガゼル男だとか。 まるで女性誌のようなタイトルですが、映画雑誌です。
  • 『DIME』23号

    「プロが太鼓判! 絶対“すべらない”家電選び」 『人志松本のすべらない話』の影響か、“失敗しない”ではなく“すべらない”という言葉を使うんですね。 太鼓判を押すプロの中には、評論家や量販店販売員にまじって、いわゆる家電芸人も。 巻頭を飾る俳優の細川茂樹さんに至っては、家電王子の肩書き付き。 仮面ライダーから王子まで幅広い方です。
  • 『お笑いポポロ』11月号

    「お笑い四天王 パワー全開 密着スペシャル」 若手お笑い芸人をフィーチャーした専門誌。 満面に笑顔を浮かべたさわやかなポートレートが誌面を飾ります。 これは、もう立派なアイドル雑誌ですね。
  • 『HERS』12月号

    「新しい50代はそれを我慢しない!」 “それ”って、何なんでしょうか? 同じ50代として気になります。 いや、何よりつい先日、この雑誌の表紙モデルを務める萬田久子さんが私と同じ年齢と判明。 同い年探しって、かなり盛り上がりますよ。

近頃、「〜系」という言葉がよく使われますよね。
草食系、ビジュアル系、美少女系、オネエ系、オタク系などなど。
もともと「系」とは、ある関係のもとで、ひとつのまとまりを成すもののことですが、「ずばりそのもの」というよりは、「なんとなくそれっぽい」という、ゆる〜い感じがポイントのようです。

もちろん雑誌界でも「系」は大人気。 カテゴリーを問わず、多用されています。

まずは、ロンドン発の男性ファッション誌『DAZED & CONFUSED JAPAN』から。
「装飾系男子はレザーが命!」という文言が12月号の表紙を飾ります。
ただし、ここで言う“装飾系”は、いわゆる草を食べる“草食”ではなく、飾り立てる方の“装飾”。
どんな寒い冬でもドレスアップが必須の“装飾系男子”には、レザーが欠かせないアイテムなんだそうです。

「カジュアルアウターは『進化系』を狙え!!」と題したタイトルで謎掛けするのは、女性誌『MORE』の12月号。
上着の一体どこがどうなると進化系になるのか? 
答えは、今年らしいトレンドが感じられるアイテムなんだそう。
となると、古着は退化系になってしまうんでしょうか?

一方、「肉食系も草食系もなんぼのもんじゃい」とばかり、「土食系」という力強い言葉を生み出したのは、農業の専門誌『Agrizm』。
12月号の特集は、ずばり「輝け! 土食系女子」です。

農業を生業として、土で食べているから「土食系」。 ここでは、稲作から酪農、養豚まで、地に足をしっかりつけて働く土食系女子18人を紹介しています。

それにしても、この落ち着いた、しっかりした感じがいいですよね。
六本木の地上33階でフワフワと、フレディを連呼している自分が、ちょっとだけ恥ずかしくなりました…。
いや、それで、いいんです。