2009/10/30

  • 『Pen』255号

    「リノベーションで、理想の家づくり」 リノベーションと一口に言っても、いろいろなタイプがあるようです。 注目すべきは、扉に使用されている写真のお宅。木造の家の中に、透明なバスルームがド〜ンと出現。これって丸見えってことですかね?
  • 『Safari』12月号

    「ワイルド男に“魅せレザー”」 「レザーの中はとにかく“白”」「海でも街でもイケる“ほどピタ”チノ」など、タイトルとキャッチに微妙な『LEON』化が見られるところが気になります。
  • 『BiCYCLE CLUB』11月号

    「アソコの痛み、克服!」 自転車の専門誌。このタイトルを聞いて、変な想像をしてはいけません。 ここで言うアソコとは、腰・脚、首・お尻といった自転車に乗っている時に、痛みを感じるポイント。いや、確かに、アソコも入っているのですよ。 ちなみにその場合、痛みを克服するのは、リニアモーターカー走りだそうです。
  • 『Ranzuki』12月号

    「今年のアウター、KY(価格安く)じゃね!?」 さすがのギャル雑誌、表紙を飾るタイトルも話し言葉です。記事中の見出しも「〜でしょ!」「〜だってばよ!」と話し言葉全開。でも一番驚いたのは、オフィシャルサイトのタイトルが「Ranzukiホムペ」だったことでしょうか…。

 
先日、子供向けの学年別学習雑誌『小学五年生』と『小学六年生』が、今年度いっぱいで休刊と発表されました。
小学生の趣味の多様化が背景にあると言われていますが、それを証明するかのように、子供たちを対象としたファッション雑誌が増えています。近頃とくに多いのは、小学校低学年向け。
特徴は、“親子で楽しめる”です。

オシャレ派ママとキッズを応援する子どものカジュアルファッション情報誌として創刊されたのは『maria』。
「秋のオシャレはココから始まる!! 
100%アウター宣言」と題した11月号では、2009年秋冬のマストバイアウターから、リーズナブルな1着まで幅広く特集。
オシャレ派親子のハートをつかんでいます。

朝日新聞出版が年4回発行する『sesami』は、ファッションだけでなく、インテリアや旅などもフィーチャー。2009年冬号では、入学準備にまで触れていて、この辺りは朝日新聞出版ならではの、ちょっと硬派な感じでしょうか。
しかし、雑誌全体を通してはファッションに特化。
ここぞというところに外人子供モデルを投入。
おしゃれ感を演出するなど、かなり頑張っている印象です。

この『sesami』に少なからず影響を与えたと思われるのが、2003年にフランスで創刊、2007年から日本版が発刊されている『Milk』です。ファッションから、インテリア、アートまで、子供をとりまくカルチャーをカバー。
日本版の11号では、スタイルのある子供部屋を訪問したり、映画『かいじゅうたちのいるところ』を取り上げて、そこからイメージされる“リトルモンスター”の世界を
ファッションで表現してみたり。

ここで展開されているストーリーは、子供向けというよりはむしろ大人が対象。
ビジュアルも美しく、ディスプレイとして部屋に置いてもおかしくない。
子供の頃に着られなかったかわいい洋服や、憧れの子供部屋があふれています。

確かにこんな立派な子供部屋なら、大人でも住んでみたい。クリニャンクールの蚤の市で見つけたアンティークや、デザイナーが手がけた家具に囲まれる生活。
フランス人のセンスの良さは、きっと子供時代から培われているんでしょうね。