2009/10/30 世界のファッション事情

今朝はファッションの話題。 そろそろコートの季節ですね。
冬物を取り出すときに考えるのは、やはりファースト・ブランドと高級ブランド。
ファッションの本場、コレクションのあるあの都市ではどんな状況になっているのでしょうか。

やはりミラノ・ブランドよりも、人気があるのでしょうか。

ミラノ 田中美貴さん

H&M、ZARAは着実に店舗を増やし、アバクロもオープン。
MUJIもあっという間にミラノで3店舗になった。

またイタリアのファストブランドも出てきている。
TIZENISという下着やインナーの格安ブランドや、OVIESSEという大衆デパートがお洒落なオリジナルブランドなど。

ゴージャスなミラノマダムまでがファースト・ブランド系のアイテムをどこかに混ぜたりしているのが、今の傾向。

典型的な高級ブランドはやはり打撃なのでしょうか。

高級ブランドを買うイタリア人もまだ確かにいる。 しかし、そういう層もかなり買い控えをしているようで、実際のところ高級ブティックでは観光客勢のほうが断然強い。

今一番元気のあるファースト・ブランドといえばどこですか。

パリ 平山恵子さん

ユニクロに並んだ平山さん。ユニクロ旋風の大きな要因は明確。
それは大ディスカウント。

一部ジーンズを9.90ユーロ、カシミアセーター39.9ユーロ。
他Tシャツなどもかなりのディスカウントで10月24日までセールしていたので、その結果大量に集客できている。
安かろう悪かろうというイメージが日本ブランドに対してはあまりないこともユニクロ人気の要因。
日本ブランドに対してまだ高品質で長持ちするというイメージは残っている。
そこにこのディスカウントなので、「ここで買わないと損!!」。

典型的な高級ブランドはやはり打撃なのでしょうか。

その一方で、ラジュアリーはやっぱり苦戦。 中東からの観光客など富裕層も多いので、ひどく閑散としているわけではないけれど数字を見ると苦戦。