2009/10/30 世界の空港建設 MPD Group

羽田空港を日本のハブ空港にしたい、という前原国土交通相の発言が、大きな 波紋を呼びました。
羽田空港と成田空港の相互のコネクションが悪いために、国際線から国内線への乗り換えが不便。
また都心からは羽田空港へのアクセスがはるかによい、ということも事実です。
そこで香港、韓国のインチョン、シンガポールのチャンギといった海外の空港にお客さんを取られてしまっているという事情があります。

そんななか、ロンドンにあるハブ空港の一つ、イギリス第ニのガトウィック空港が売却されるとの発表がありました。

そもそもハブ空港があることで戦略的にどんなメリットがあるのでしょう?
今朝は、イギリス、ロンドンとコネクト。
世界の空港建設、マネージメントのコンサルティングをするMPD社ディレクター・オブ・オペレーション、John Baillieさんに、お話を伺いました。

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ハブ空港にはそもそもどんな意義があるのですか?

ハブ空港というのは航空会社が海外、国内の別の空港に向かうための接続ポイントとなる空港です。
その空港に就航する航空会社の数が多ければ多いほど、空港にとっては経済効果も大きくなります。

今、日本では、東京の二つの空港でどちらをハブ空港にするかで議論が起きているんですが、羽田空港を日本のハブ空港にすることは理にかなっていると思われますか?

新たに空港を建設する場合、その空港を最初から国際便のハブ空港にすることは大きな意味を持つと思います。 しかし、すでに同じエリア内の国際空港に乗り入れている航空会社を別の空港に乗り入れるようにするのは無理があると思います。

日本には97空港がありますが、4空港しか黒字経営になっていない。
どこに問題があると思いますか?

ハブ空港というのは空港がどうするものでもなく、そこに乗り入れるメリットがあるか航空会社が決めること。 羽田空港をハブ空港にしようというのは理にはかなっていますが、現実的に難しいでしょう。

公団が管理運営する日本の空港を民間に委託することが、日本の空港の赤字経営問題を改善する手段だとお考えですか?

数十年前であれば政府が空港を運営できるだけの資金があったかもしれませんが、今では厳しい。 空港に投資できる資金を持ち合わせている民間企業が必要だとは言えます。