2009/10/16 世界のマラソン事情

体育の日に呼応するかのように、涼しくなってきたところですね。
ランニング・ブームはとどまる事を知りません。
この番組を走りながら聞いていらっしゃるランナーの方もいらっしゃるのでしょうか。

来年の東京マラソンに応募した人々に、当落の通知が今週明けに届いた事と思います。
フルマラソンの倍率はおよそ9倍とか…。
さて、あの国のあの都市ではどうなのでしょうか…。


市民マラソンとして有名なニューヨーク・シティ・マラソンですが街のど真ん中で開催されるので、否が応でも盛り上がりますよね。

ニューヨーク 中村英雄さん

毎年、マラソンコース上のブルックリンの友人の家に押しかけてパーティーに興じる。
その名も「マラソン・パーティ」!

友人は夫妻で奥様がかつてマラソンを走りぬいた経験の持ち主。
ことしで20回目ぐらい。近所では有名です。
その内容は数万人のランナーが切れ目なく目の前を走るのを応援しながら日曜ブランチ。
DJの音頭でガンガンに70年代ディスコ音楽をかけて声援を浴びせます。
男子先頭集団はロッキーのテーマ、女子先頭集団はアイム・オンリー・ウーマンとか毎年、定番音楽が流れる。

走るだけがマラソンじゃない、沿道の市民だって熱い、是非、日本の皆さんにも参加してもらいたいマラソン・パーティー!


パリではなく、ボルドーでのマラソンに参加したそうですね。

フランス 犬養裕美子さん

ボルドーで行われる有名な「メドック・マラソン」に2年前に参加。
有名と言ってもおバカなことで有名な大会。この大会ではメドックのブドウ畑の間を縫うようにフルマラソンを走る。
すると道々に名だたるシャトーがあるので、それらのシャトーが給水所を兼ねて、その給水所には、水と並んで「ワイン」も置かれている。

8千人の参加者の内、10人くらいは競技としてシリアスに走っている。
でもそれ以外の参加者は、6時間という制限時間の中でみんな好きに楽しんでいる。

スタートして2kmの場所にある最初の給水所はコルディアン・バージュというシャトー。
まずはそこでワインを飲み、続いて10kmくらいにはシャトー・ベーシュビル、16kmにはシャトー・ラグランジュといった具合。

一番の目玉は特級のシャトー・ラフィット・ロートシルト。
さらに最後の38km地点からは生ハムのブースや牡蠣のブース、肉のブースが1km毎に並ぶ。
そして41kmの地点はアイスクリーム。