今朝は、スウェーデン、ストックホルムとコネクト。
音楽や、書物、アート作品といったクリエーションに対して生まれる著作権。
その著作権をフリーにして、自由に複製できるようにた方が、広くそのクリエーションが広まることになる、そんなプロパガンダを掲げる政党があるんです。
党の名前は、「Pirate Party」
コピーすることを合法化する「海賊党」、ということになります。
2006年の設立以来、党員の数のうえでは、スウェーデンのなかで、第三位の政党になりつつあるんです。
今日は、そのPirate Partyの党首代理、Anna Trobergさんに、お話を伺いました。
ワーナー、コロンビアなどがPirate Partyの党員によるファイル交換サイトPirate Bayに対して訴訟をおこしていますが、Pirate Partyとはどういう関係なのでしょう?
パイレートベイとパイレート党は違うもの。 ただこの訴訟によって、パイレート党の存在が知られることになり、訴訟の三日後に、わが党は新しい党員3万人を獲得した。
そもそも、何がきっかけで、Pirate Partyは結成されたのでしょうか?
党が誕生したいきさつは、ファイルシェアリングについて反対する音楽産業の声が大きくなってきたから。 でも考えてみれば、「カセットテープで音楽を録音する」という形で、昔から個人利用を目的に音楽のコピーはされてきたわけです。
でも、それではどうやって著作権を保護するのでしょう?
Pirate Partyは、著作権を完全になくそうとしているのではない。 著作権者がなくなってから著作権の守られている期間が長すぎるのでは、と言っている。
では、著作権の有効期間は、映画、音楽ではどのくらいが適切とお考えなのでしょうか?
Pirate Partyでは、「商業目的の場合でも、著作権者の死後5年が適切ではないか」としている。 それは、著作権物がこの世の中に出回っている存続期間自体が短く、5年程度と思われているから。
党員は、アーティスト、作家といった著作権を持つ立場の人が多いそうですが?
私自身、作家。 今の出版システム、つまり本、著作物を売ると言うシステムでは、ベストセラー作家になるような人でないと、多くの人が自分の作品を手にすることができない。 しかし、もし出版というものがなく、どんな作家でもネットでの配信しかできない状況であれば、誰もが自由にあらゆる創作物に触れることができると思う。
党員の数のうえではスウェーデン第三の政党となっているそうで、今後、政治的にもより影響力を持つことになるのでしょうか?
スウェーデンでは2010年に総選挙がある。
そこで議席を獲得することを目指している。
それと、Pirate Bayの上訴が控えている。
党の公約には、「特許権の廃止」と、「プライバシーの保護」、とあるのですが、これはある意味、矛盾しているとも思えます。
どうお考えなのでしょう?
そんなことはないと思う。 Pirate Partyは、ファイルシェアリングの個人的使用は認められれうべきとしています。 アメリカでは、ティーネイジャーが音楽を違法にダウンロードしたからといって親が違約金を要求されるケースがあるけれど、それよりも、問題なのは、インターネットという環境で、子どもたちのプライバシーをどこまで守るかということ。