今朝はアメリカ。
サンフランシスコ在住の作家が、世にも奇妙なタイトルの本を出版しました。
そのタイトル
「The Ramen King and I, How the Inventor of Instant Noodles fixed My Love Life」
日本語にしますと、「ラーメン・キングと私 〜即席麺の発明者がいかにして私の恋愛を修復してくれたか」。
インスタント麺の発明者がいかにして、恋愛問題を解決してくれたのか?
著者のAndy Raskinさんに、お話を伺いました。
» Andy Raskin | The Ramen King and I
「ラーメン・キングと私」。
即席麺を発明した日清食品の安藤百福さんと私、ということになりますが、どのようないきさつからペンを取ろうと思われたのでしょう?
もともと、恋愛関係で悩んでいたんです。 女性と付き合い始めても長続きしない、心を許すような関係になれない。 そんな自分が嫌になっていたときに、心の病の相談所のようなところに相談にいったところ、自分が心から尊敬する人に祈ることを勧められました。 私はあまり神といった存在を信じていないので、以前から尊敬していた安藤百福さん、日清のチキンラーメンを発明した安藤さんを自分のメンターにしようと思い、そこから安藤百福さんに会ってお話をしたいと大阪の日清食品に何度も手紙を出しました。しかし、チキンラーメンの生みの親、安藤百福さんが、どのようにしてラスキンさんの恋愛ぐせを解決することになったのでしょう?
以前、日本にいたことがありましたが、最初は安藤百福さんのことは何も知らなかったんです。 あるとき、とあるラーメン屋さんの噂を聞き、食べにいったところ、あまりの油っぽさに、体を壊してしまい、病院で胆のうを摘出するほどだったんです。 そんなとき病院で、日経ビジネスを読んでいて、はじめて安藤百福さんのことを知りました。 そして、安藤さんの著書、「苦境からの脱出、激変の時代を生きる」を読み、彼の世界観、哲学的思想に興味を抱いたのです。安藤さんは、台湾から日本にやってきて、さまざまな事業を手掛けるけれど、戦後すべてを失い、一からの出発を経験しています。
新しく事業を始めるときの心の持ち方。 あるいは、顧客との接し方など、本の中にはいろんな格言が出てきますが、不思議なことにそれらを自分の恋愛パターンにあてはめることができたのです。
アメリカの人たちはこの本をどのように受け止めているのでしょう?
即席麺と恋愛問題がどうつながっているのか、と最初はみな驚きます。 でも、本を読んでもらうと、安藤さんの持論から「苦境から逃げるのではなく、自分と向き合うことでとるべき道が見えてくる」ことがわかり、それが私たちの人間関係にも当てはめることができることに納得してくれます。