2009/3/13

  • リサイクルプラスチックボート、出港準備完了です。 イギリスの探検家、環境活動家でもあるセレブ デヴィッド・デ・ロスチャイルドさんが今月末、ペットボトルで作ったボートで1万8千キロの太平洋の旅に出ます。 このボート、特別なリサイクルプラスチックで作られており、全長は18メートルで、その名もPlastiki。 この旅の目的は、太平洋で最も多いゴミのひとつであるプラスチックごみの探索。 そして、新素材の可能性の追求。 現在、アメリカでは年間で70億キロのプラスチックゴミが出ていますがリサイクルされているのはわずか5億キロ。 この現状を変えるためにリサイクルプラスチックの可能性を試すことも大きな目的のひとつです。有用性が証明されれば、ボートだけでなく車などにも使えるのではないか、とロスチャイルド氏は考えています。
  • 中国政府。 先進国並みの環境基準を導入します。 これまでは大気汚染の評価基準にしていなかった「微小粒子状の物質」も指標に加える、ということ。この「微小粒子状の物質」は、自動車の排ガスや、工場の煙などにも含まれるもので呼吸器疾患とも関連が深いとされているモノです。
  • 数秒で充電できるリチウムイオン電池が登場です。 マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームがリチウムイオン電池の高速充電の方法を ネイチャー誌に発表。 このシステムをとると、これまで、6分かかっていたものが20秒以下で充電できます。 実用化までには数年かかりますが、これが使えれば、ハイブリッド車など、素早い出力を必要とするものにも使えるようになるとか。
  • 電池関連でもう1本。 日本が提案した「マイクロ燃料電池」についての、互換性や性能評価の「規格」が国際機関で「業界標準」として採用される見通しとなりました。

    マイクロ燃料電池とは、携帯電話やパソコンに使える電池として注目されている次世代の電源で、1回の燃料補給で、長時間使えることが特徴。
    世界で開発が進められていますが、標準規格ができると、その規格の製品が市場を占めることに。 つまり世界をリードすることになります。 正式決定は、6月。


ご家庭でご利用の電池・・・「充電池」をお使いですか?
最近の充電池は、一度 フル充電しておけば、そのまま使わず1年が経過したあとでも「電気が抜けてしまっている」なんてことはありません。 ぜひ充電池に切り替えを。