2009/2/13 世界の地上波デジタルテレビ事情

今週のテーマは「地上波デジタルテレビ事情」。
日本では2011年7月24日にアナログ・テレビ放送が終了。
すべてデジタルに移行する事になっていますが、各国の事情はどうなのでしょうか。

  1. アメリカ ニューヨークの中村英雄さん

    アメリカ政府はデジタルチューナーを購入できるようにクーポンを配布したが、フタを開けてみたらチューナーの在庫が不足して大混乱。特にチューナーを買わなくてはいけない老人や貧困層が困っている。
    まだ260万人がクーポンがありながらチューナーを貰っていない状態。


  2. ブラジル サンパウロ 吉川真由美さん

    日本やアメリカに比べると、より長くアナログ放送が続くことになる。
    去年の暮にデジタル放送が見られるテレビを買うことを考えていた人が大勢いたが、普通のアナログ放送しか見られないテレビを買って、アダプターを買うという人も。
    ちなみにデジタルテレビの方式は欧米とは違い、日本と同じ。


  3. ロンドン 竹沢祐子さん

    デジタル化により、現行の5チャンネルから、一気に90チャンネル以上にチャンネルが増える。初期設定料がかかるが、その後の受信料は無料。
    地デジに対して異論はないけれど、多チャンネル時代の到来について、高い質を持っていたはずの英国のテレビ番組が、バラエティや、クイズ番組など、質の低い(?)番組が増えて、アメリカナイズされて行くと嘆く人は多いよう。
    英国人は、BBCの番組に誇りを持っているのです。