2008/11/28

  • 代表的な温室効果ガスである二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素(いっさんかにちっそ)の、2007年・世界平均濃度が、いずれも観測史上最高を記録していたことが、世界気象機関(WMO)の発表で、明らかになりました。
    地球温暖化に最も影響が大きいとされている、二酸化炭素の世界平均濃度は、この10年間増加していて。産業革命前(1750年)の推定濃度と比較すると、およそ37%の増加、一酸化二窒素(いっさんかにちっそ)は、同じくおよそ19%の増加となりました。
  • 株式会社「ブランド総合研究所」が、今年の9月各都道府県別の環境活動への取り組みを、 全国のおよそ2万人を対象に、インターネットで調査したところ、最も環境への取り組みが盛んであるのは、「長野県」という結果が明らかになりました。
    環境に配慮した13の行動について、都道府県ごとの住民に聞いたところ、「長野県」は、「コンセントをまめに抜くなど、待機電力に気を使っている」が48.1%、「味噌汁の残りやお米のとぎ汁は、なるべく下水に流さないようにしている」が12.8%で、いずれも全国1位になり、総合すると、47都道府県で最も環境への取り組みが盛んな県となりました。
  • 外食、テイクアウト、家で作る、一番環境に優しいのはどれ?
    アメリカのウェブマガジン『Slate』の比較によると、テイクアウトでは当然、ゴミになってしまう容器が出てしまいます。一方外食ではその心配はありませんが、実はレストランで純粋に調理に使われるエネルギーは全体の35%程度で、あとは冷蔵、温め、そして照明などに費やされるんですね。 かなりの電力が必要になっているのです。
    しかも家で作る際の利点は、自分が食べられる分量をよく把握しているため、無駄にすることが少ないということで、まとめると家で作るのがやはり一番環境に優しい、というのが結論です。
  • 家族と共に一家団欒の食卓を囲む。もちろんエネルギー消費という観点だけでなくコミュニケーションを取るという観点からも重要ですね。食育という点からも自宅で調理という選択肢。考えてみる価値はありそうです。