2008/11/21

  • 『日経トレンディ』12月号

    「2008年ヒット商品ベスト30」 不況を反映して、大ヒットが少なかったという2008年。プライベートブランド、 アウトレットモール、H&Mなど低価格をキーワードとする商品が目立って ラインナップしています。気になったのは30位に入っている富士登山。

  • 『ナショナルジオグラフィック』11月号

    「星空をとりもどせ」 光害という概念が取りざたされる昨今。人類の1/5は天の川を見られないほど、 地球は明るくなったとか。照明が人間や動物の身体のリズムに影響を。怖いです。

  • 『うさぎと暮らす』第30号

    「うさぎのしぐさ大集合」 季刊で発行されているうさぎの専門誌。どこを見ても、うさぎの写真が満載です。 うさぎのしぐさの中でも人気は毛づくろい&耳洗いに、顔洗い。後ろ足で床を 叩いて音を出す「足ダン」というしぐさもあるそうです。知ってました?

  • 『「旬」がまるごと』1月号

    「牛肉」 一冊丸ごと「牛肉」を特集。生、焼きに関わらず、肉の断面写真にしびれます。 いや終盤の運動量が落ちてくるこの時間帯にこの写真は辛い。最後まで集中!!

近ごろ、書店に通販関連の雑誌が多く積まれていることに気づきませんか?少し前まで通販と言えば、『dinos』や『ベルメゾン』といった、洋服から生活用品、化粧品まで幅広く取り扱うカタログ誌が大半でしたが、最近はかなり細分化と専門化が進んでいるのです。

まずチェックしたいのは通販雑誌の大家である『通販生活』。創刊26年の歴史を持ち、著名人の愛用者が多いことで知られる老舗雑誌だから、つくりはかなりスタンダード。「地球温暖化時代の買い物を考える」と表紙にうたっているだけあって、人にも地球環境にもやさしい商品を独自の基準でセレクトしています。

実際に愛用している、もしくは試用してもらった人の写真とコメントを織りまぜる王道の手法。冬の新作ファッションとしてトップデザイナー3人に洋服を特注しつつ、販売歴10年以上という定番アイテムも合わせて紹介するなど、テレビショッピングも顔負けのベタさ加減が魅力です。

一方、通販なのに、ガーリーでラブリーというテイストで、若い女性に高い人気を誇っているのが『eyeco(アイコ)』。取り扱っているのは、主に雑貨とファッションアイテムです。ソフトフォーカスがかかった癒し系の写真。女性誌的なコピー。通販雑誌に欠かすことのできない商品をきちんと見せるという行為と、女性好みのイメージを優先させる行為とのバランスが絶妙です。エコはエコでも、キティちゃんとコラボするあたり、ガーリーな自負を感じます。
しかし、上には上がいるものです。一見すると、『JJ』や『CanCam』を彷佛とさせる表紙で勝負しているのは、デート必勝♥ツーハンを標榜する『RyuRyu(リュリュ)』。大きく違うのは、写真の点数が比較的少ないという点と、商品のすぐそばに商品番号やサイズ表が記載されているという点だけ。あとの構成は、ほぼ間違いなく『JJ』や『CanCam』を踏襲しています。

それにしても、この通販カタログ雑誌の人気ぶりは一体何なのでしょうか?デートに着ていく服の指南からトレンド速報、この冬買うべきマストアイテムまで、電話もしくはメール1本で、トータルコーディネートできるのが魅力ですか?それとも比較的リーズナブルなラインナップのせい? でも、せっかくならデート用のコーディネートは自分でいろいろ考えるのがいいのでは。そんな華やいだ気分を味わえるのは若いうちだけですからね…と半世紀を生きた私は考える次第です。