2008/11/21 世界の大学祭

今週のテーマは「世界の大学祭」。

●アメリカ スタンフォード大学 バスケットボール部のトレーナー山田知生さん

アメリカの大学全般、スタンフォードも、日本のような学園祭という行事はない。大学をあげての行事はたくさんある。例えば、8月のアメリカンフットボールの大学リーグの開幕戦では、ミュージックバンド、ダンスコンテスト、出店などで、6万人収容出来る構内にあるスタジアムは満員、ハーフタイムショウも豪華。9月最初の満月の夜には、4年生と1年生が構内の中心に集まり「Full Moon Kiss」というイベントをする。それは、目が合った男女がキッスをするという行事。3〜4千人の生徒が集まるので、一晩に一人が何千回もキス。10月はホームカミングウィーク。 学校全体での同窓会。スタンフォード大学を卒業した卒業生が年齢に関係なく皆集まる。7月4日の独立記念日は昼間はロックで、夜は構内で1万発の花火大会。

●パリ 第三大学 平山恵子さん

日本で言う工業大学に相当するポリテクニークなど、エリート養成高等専門学校のグランゼコール系のパーティはエリートの彼氏探しには持ってこいと思われている。ポリテクニークに限ると、卒業パーティをオペラガルニエで開催し、非常にプレステージが高いです。男子は正装というか、軍服のような正装。女性は19世紀のようなドレスを着て登場。「Bal de X」と呼ばれている他のパーティは学校内主催もしくは、他の大学の学生連盟と共同して、パリのクラブで開催。ポリテクニークはパリの南の郊外に、キャンパスがあるため、電車の便が良くない。夜遅くなると、学校内のパーティの場合、つまらなくても、朝まで待たないと帰れないのが問題。

●北京大学 で科学技術を専門に研究されている山口直樹さん

北京大学は中国でもっとも大きな大学のひとつで学生の数はおよそ3万人。海外からの留学生も多く4000人ほどが学んでいる。そのため大学祭は国際文化祭としての色あいが強い。10月後半に行われ、各国からの留学生が母国を紹介する万博のような感じ。アメリカ、ヨーロッパ、韓国からの留学生が自国の食べ物を出す屋台が文化祭ならでは。麻布十番祭りのよう。