2008/10/10 世界の体育

今週のテーマは「世界の体育」。
今日はもともと体育の日でした。東京オリンピックの開会式から44年目。運動会もあちこちで行われています。果たして運動会や体育の授業はどうなっているのか。今日も世界とコネクトしていきます。

●ジャマイカ 現地で旅行代理店にお勤めの白倉恵美子さん
貧富の差が激しく、犯罪率の高いジャマイカでは陸上が教育の一環。国民みんなが陸上はする。
小学校から原石を発掘し、秀でた子は学校の先生から勧められて陸上の専門トレーニングを受けることになる。

●ロンドン 現地でコーディネーターをされている竹沢祐子さん
小学校では体育に相当する授業は、Physical Educationと呼ばれる。競技はなく、体操や、マット運動が中心。個人の身体能力をはかるもの。高学年になるとボールゲームなどもやるようになります。 学校に元サッカーの選手などが来て、サッカーを教えてくれるというような授業も時々あるもようです。人気なのはサッカーのほかにラグビー、クリケット、女子はネットボールやラクロスなど。日本でいう運動会に匹敵するのはゲームデーと呼ばれるもの。プログラムは、かけっこやリレー、障害物競争ぐらいで、基本的に勝敗はないみたい。特にこの日の為に練習もなし。クラス対抗も、赤白対抗もなし。平日なので、参加できる父兄も限られているため、お祭り気分は薄いよう。

●オーストラリア、メルボルンの主婦、太田玲子さん
イギリスの影響が大きいので体育の授業もイギリス発祥のスポーツ。サッカー、テニス、オージーフットボール、バスケットボール、クリケット、スイミングなど。運動会にあたるものもあるが、日本のように紅白対抗ではなく、すべての生徒が入学時に決められたハウスと呼ばれるグループに分れ競い合います。いわば●●組対抗のようもの。この方式はイギリスの影響を受けたものだそう。また、種目も日本の運動会で見られる、ダンス、玉入れ、綱引きなどの競技はみられない。