2008/10/3

  • アメリカのオークリッジ研究所など、世界の研究機関で構成する「グローバル・カーボン・プロジェクト」が世界の二酸化炭素排出量について調査結果を発表しました。これによりますと、増加率が特に大きいのは中国とインドで、すでに別の調査でも報告されているように、中国がアメリカを抜いて二酸化炭素排出量世界一となりました。インドもこのままの状態が続けば、3位のロシアを抜いて、排出量が3番目に多い国になる見込み。
  • ブラジル政府は、アマゾンで違法伐採をしている人のリストを公開しました。アマゾンの伐採は、加速しており、今年8月1ヶ月の伐採面積は756平方キロメートルで これは去年の同じ時期の3倍以上。東京23区の面積がおよそ620平方キロメートルですから23区よりも広い面積の森が1ヶ月でなくなったことになります。この状況を受けて違法伐採者100名の名前が公表され、全員に罰金が科せられます。
  • 犬や猫を飼っていると、どうしても排泄物がごみとして出てしまいます。これをどう処理すればエコなのか、そのヒントをアメリカの日刊ウェブ雑誌「Slate」が伝えています。 犬の糞をそのまま河川に流してしまうとバクテリアによる汚染の可能性があるため、自分の庭の、少なくとも30センチメートル奥深くに埋めると良いそうです。 それが出来ない環境ならば、トイレに流すという選択肢もあります。アメリカでは、ほとんどの下水で害のあるバクテリアをフィルターにかけるシステムを導入しているので安全。 でも、猫の糞はもう少し複雑で、トキソプラズマという寄生虫を含んでいる場合があり、この寄生虫は下水フィルターを抜けてしまいます。室内にずっといる猫の場合、寄生虫を含む可能性はほとんどないそうですが、外で遊ぶ猫の糞はトイレに流さず、猫用トイレの砂を使うことがお勧めです。砂以外にも、新聞紙、小麦なども使えます。

みなさんの生活排水にも気をつけてください。マヨネーズをスプーンに1杯分 排水口に流してしまうと、魚が快適に暮らす状態の水にするためにバスタブ13杯分の水が必要です。