2008/8/1 【映画「鳥の巣 北京のヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン」公開】【エコキッズ探検隊】

【映画「鳥の巣 北京のヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン」公開】
北京オリンピックの開会式まであと1週間、となりました。メインスタジアムは、、、奇抜なデザインの 北京国家体育場。「鳥の巣」の愛称で親しまれているんですよね。
まさに「鳥の巣」の形をしていますが、鳥の巣というよりは「恐竜の巣」でしょう!
設計をしたのは、世界的に有名なスイスの建築家グループ、「ヘルツォーク ・アンド・ド・ムーロン」。ミュンヘンのサッカースタジアム、アリアンツ・アリーナを建てた建築家です。
※青山のプラダブティックの建築も 同じ建築家によるもの。このスイスの建築家によるスタジアム、「鳥の巣」が、4年越しで完成するまでの一部始終を追ったドキュメンタリー映画が、明日土曜日から公開となる「鳥の巣 北京のヘルツォーク アンド・ド・ムーロン」です。
中国としては、このオリンピックを何が何でも成功させなくてはいけない。国の威信がかかった、メインスタジアム。「鳥の巣」という強烈なアイコンが建設されていく、そのさまが描かれています。
それにしても、中国という、特殊なシステムを持つ社会を相手に進める仕事、、、、現在、世界で40の建設プロジェクトに関わっているこのスイスの一流建築事務所をしても、大変だったはずです。
映画の見どころを、配給会社ユーロスペースの岡崎真紀子さんに伺いました。

オリンピックという国を挙げての一大イベントで、もちろん中国はそれによって自分の国のイメージをあげようとしているわけですが、彼らが繰り返し言っているのは、国のためにこの建物を作ったんじゃない。中国に暮らす人々のためにこの建物を作ったんだといっているのです。オリンピックが終わっても中国にある公園みたいに、人々が自由に出入りして、スポーツをしたり、食事をしたり、楽しんだりと出来る新しいファブリックスペースを作りたい。そのためにこの鳥の巣を作ったんだと何度も言っていて、ものすごくそれが印象的でした。

そう、映画の中で建築家が「中国に暮らす人のために作った」と語るシーンがあるんです。世界に中国をアピールするための建築であっても、最終的には人々の生活の場とならなくては意味がないんですよね。
なんでも、この「鳥の巣」のデザインは、中国特有の陶器の形から着想を得たと言われているんです。
※中国の人が見れば誰でも親しみを感じる形、ということ。さらに中国では、鳥の巣の形は、不死鳥が戻ってくるということで縁起のいいものとされている。
いろんな意味で今の中国という社会を雄弁に語る映画ですし、これから中国とのビジネスをお考えの方にとっては、いろんな教訓が散りばめられている映画だと思います。
映画「鳥の巣 北京のヘルツォーク アンド ド・ムーロン」は明日、土曜日、8月2日から渋谷のユーロスペースで公開となります。
「鳥の巣 北京のヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン」
http://torinosu-eiga.com/

【エコキッズ探検隊】
8月に入って夏休みまっさかり。お子さんをお持ちのご家庭、夏休みの宿題進んでいますか?
普段、お子さんたちがなかなか足を踏み入れることのないビジネスの街、丸の内で地球環境について考えてみるというのはどうでしょう?
明日、土曜日、8月2日から、8月21日まで、丸ビル、新丸ビル、大手町界隈で開催される、「エコキッズ探検隊」。
日本の未来を担う子供たちに、企業の環境活動に触れてもらおう。それも日本の経済の中心地、大手町、丸の内で、という趣旨で、複数のイベントが開催されます。今、環境問題に取り組む企業増えていますからね。たとえば、大手町、丸の内界隈のビルで取り入れられている最先端の冷房施設を見学。金融ニュースサービスのブルームバーグや、みずほコーポレート銀行などを訪問し、企業の環境活動について学ぶプログラムもあります。シンガーで、音楽プロデューサーの中西圭三さんが自ら地球環境について描いた絵本を読み聞かせるイベントもある。豪華!この「エコキッズ探検隊」。多くが子供たちのみの参加となっています。参加した子供たちが家に帰って、おやごさんに、「お父さん、お母さん、こんな風にしたら環境にいいよ!」って、提案できたらいいですね。
「エコキッズ探検隊」は明日 土曜日から8月21日までの開催です。開催エリア、参加の申込方法などの詳細については、「エコキッズ探検隊」のHPをご覧になってください。
「エコキッズ探検隊」
http://www.ecozzeria.jp/eco-kids/