2008/5/2

  • 『LEON』6月号

    特集「モテるオヤジはシャツが白 王道ゆえにその微差こそが大きな差!」「オヤジのちょいムチバディにこそ刺繍シャツがSEXY」や「モモ金時計のためのモモ金仕様の白シャツです」など、LEONらしいタイトルにしびれます。モモ金とはピンクゴールドのことらしいです。

  • 『ダンスファン』6月号

    「08ドレストレンドに大変革の予兆!? Sの主役はティアード・スカ−ト!」見るも鮮やかな社交ダンスのドレス。Sはスタンダードを意味、ティアード・スカートとはギャザーやタックなどを用いて横に何段も切り替えたスカートのこととか。社交ダンス会でもSってあるんですねえ。

  • 『男の隠れ家』6月号

    特集「自分で食べるものだからこそ、本物を追求したい“自家製”の食を愉しむ」「干す」「燻す」「凝固させる」「発酵させる」などの理科の実験を思わせるカテゴライズに男の少年心を感じます。ゴールデンウィークに挑戦したいです。

  • 『an・an』4月30日、5月7日合併号

    特集「カンタン! ラクラク! 食べてもOK! 超スピードダイエット」吹石一恵さんのセミヌードが表紙を飾る話題の一冊。中の記事を見ても、吹石さん、かなりのナイスバディです。むむっ、しかし、それよりもインパクトの強いページを発見してしまいました。「衝撃の美ボディを大胆披露!」と題された、あのIKKOさんのヌード…。確かにかなりの衝撃です。しかしマガジンハウスは脱がしますね。

近ごろ、本屋さんに行くと、ヒモで頑丈に縛られた女性誌が多いですよね。あれは立ち読み防止ではなく、特別な付録が付いているためなんですよね。
ここ数年、女性誌は付録の豪華さを競う傾向があり、かつては折りたたみ傘やビーチサンダル、セクシーな下着など、当の雑誌より大きなものが付録についていたこともあります。

定番の付録はポーチやバッグ、ヘアアクセサリー、携帯ストラップ、化粧品のサンプルなど。かなり実用的なものばかりですが、読者層が好むブランドとコラボレーションしたオリジナルグッズを付けるのがお約束です。

たとえば、学業が本分の女子中学生雑誌『ピチレモン』6月号の付録は「LIZ LISA doll(リズリサドール)」のカラーペン10本セット。「史上初、超ゴーカ10本入り」というコピーが中学生らしいですね。

また20代後半の女性に向けた『Sweet』5月号に付いているのは「ジル by ジル スチュアート」のペイズリー柄ポーチ。

主婦向け雑誌の代表選手『すてきな奥さん』6月号にいたっては、第1付録として「食費が下がる! 冷蔵庫テク215」の冊子、特別付録として小物入れにも便利な「リラックマごみ箱」を付ける大盤振る舞い。各誌とも、レア感を出すことで読者の優越感をくすぐる作戦とみました。

が、しかし。そんな大勢の動きなど意に介さず、独自路線を歩むのが、世界に名だたるファッションモード誌『VOGUE』です。『VOGUE』のロゴを抱え、頭にティアラを載せたHello Kittyの携帯チャームを付録として投入した6月号では、なんとキティちゃんがパリコレ出張を敢行。ジョン・ガリアーノとツーショット写真は撮るわ、クリスチャン・ディオールの本店でショッピングするわで、キティちゃんも大忙し。マライア・キャリー、パリス・ヒルトン、キャメロン・ディアスがキティラーなのは有名ですが、ならばいっそ本体がじきじきにお出ましになるのは当然の成り行きといえるでしょう。
まさにパリの街角を「キャット・ウォーク」に変えたのは『VOGUE』ならでは。