2008/4/11

  • 『クウネル』31号(マガジンハウス発行のロハス雑誌)

    特集「トースト焼けた?」 「どこからきたの? フレンチトースト」「おはよう! フライパンパン」など、 ストーリーのあるモノとの暮らしを標榜する雑誌だけに、ファンタジーテイストが あふれています。むむっ、問いかけ系タイトルという新ジャンル。ここに確立!

  • 『ニコラ』5月号(新潮社より発刊の女子中学生雑誌)

    特集 「初夏カジュの着こなしポイント教えます! 「G.W.服は花柄・ハデ色・フード・レトロプリントで大確定!!」 カジュ(カジュアル)、かわスポ(かわいくてスポーティ)、ニコモ(ニコラモデル)、スクバ(スクールバッグ)など、大人にはわからない造語がいっぱい。 「学年別 制服着こなし最新テク」といった中学生らしいコーナーも。 それにしても、驚くのは誌面を通してのキラキラぶり。

  • 『剣道時代』  5月号

    特集「仕事にいかせ剣道力」 「私はこうして仕事を剣道にいかした」と題し、「仕事のコツは引き出すだった」 「約束厳守を剣道から学んだ」など、経験者の体験を紹介。剣道はビジネスに 「有効!」だったんですね。「一本!」とられました。

  • 『ターザン』509号

    特集「タイプ別スタディ 体脂肪の減らし方」 この号で重要なのはそんなことより、表紙を飾る少年隊の東山紀之さんのヌード。 体脂肪率10%の身体をおしげもなく披露しているのですが、「完全なる裸体、 封印!」として、今回でヌードは封印するとか。惜しいですねぇ。何が?

雑誌でよく使われる手法に、比較調査があります。複数の人に食品や商品を実際に食べたり、使ったりしてもらって、感想を聞き出し、順位などをつけるアレですね。多くの場合、評価者に選ばれる人は、その道のエキスパートや読者代表など、その雑誌のコアな読者が「この人なら」と納得する人選が行われるものです。

たとえば、男性ファッション誌『MEN'S EX』5月号では、創刊15周年を記念して「決定! MEN'S EX大賞!」を特集。下着からスーツ、車、カクテルまで幅広いジャンルのベスト5〜ベスト10をセレクトしています。
スーツは服飾評論家の池田哲也(イケダ・テツヤ)さん、スーツファクトリー「リングヂャケット」の代表取締役・福島薫一さん、「ビームス」のクリエイティブディレクター・中村達也さんなど、業界を代表する目利きにセレクトを依頼。中身の濃い内容となっています。

また、ゴルフ雑誌『チョイス』5月号では、「'08 天下御免のギアテスト」と題し、ドライバー36本、アイアン36機種などを試打。「試打の道のギア侍」とその雑誌が名付けた専門家9人が性能テスト。
面白いのは、その9人衆のリングネーム、
もといグリーンネーム!? 関雅史プロは「アイアンにうるさいクラフトマン」、鈴木高弘プロは「成田のインパクト」と、キャラクターがしっかりと作られています。

さて、そして今週の注目の一冊、圧巻は、『日経トレンディ』5月号。「安けりゃ、いいのか!?」というセンセーショナルなタイトルの特集。40型低価格テレビ、19〜20型低価格テレビ、ユニクロを圧倒する今秋日本上陸の巨大衣料ブランド、新100円コーヒー、低価格自転車、低価格サイクロン掃除機などなどを比較大検証。「すべて実際に購入して厳しくチェックした」という文字がタイトル下に踊っています。
もちろんチェック方法は専門家が顔出しで公明正大、しかし20型のテレビ機を8台も購入した編集部、記事にしたあとは、いったいブツは何処に。

第二特集がビデオカメラ全評価、そして大阪編ビジネスホテル格付けなどなど一冊まるごとの比較調査の嵐。すみずみまで読みこなすのには一体何時間かかるのでしょうか。