東京のパーティといえば、思い出すのは雑誌に載っているパーティ・レポート。
華やかな場所に、華やかな人々がたんと集まっている写真なんかを眺めるのが、ちょっとした楽しみであったりもします。
でも、あそこに写ってるのがバレて、彼や彼女に大目玉を食らう人なんかもいるんじゃないでしょうか…といらない詮索をしつつ。
さて、そういうことならこの方、雑誌BRUTUSのパーティ・ページ「パーティ百景」をずっと担当していらっしゃいます、ライターの石川博也(いしかわ ひろや)さんにお話をお伺いしました。
なんでも石川さんは、ブルータスのこの連載がはじまった2003年6月15日発売号からの担当ですので、この3年で78回のレポートを出されているわけで、最低でも78回以上はパーティに行かれているわけですね。実際はもっとなんでしょうが…
その間に、お客さんは昔と比べてどんどんお洒落になり、わざわざ着替えてからパーティに来られる人もあれば、ブラックスーツはビジネスユースになり、男性はポケットチーフを差したりして、会社帰りでもスマートにパーティに出向く、なんていう風潮もあるそう。
実際、ブラックスーツは売れ行きが伸びているそうです。なるほど、みなさんいろいろ考えるもんですねえ。
| ::: ルイ・ヴィトンの巨大トランク、晴海に出現。 |
さて、では石川さんが最近行かれて、面白かったパーティはどんなものだっのでしょう?
まずは、ルイ・ヴィトンの総合150周年記念パーティ。
晴海の巨大倉庫を借り切って、一番石川さんが面白いと思われたのは、その倉庫の壁面一杯にプロジェクターで映し出され、時間によってモノグラムやダミエに変化する、ルイ・ヴィトンのトランクの柄。
もちろん中身もすごかったそうですが、そのトランク柄が、石川さんの興味を、見た瞬間にがっちり捉えたようですよ。
それから、ラルフ・ローレンの表参道のオープニングレセプション。
このパーティは、そのお金のかかりかたもさることながら、とにかくお酒の消費量がすごかったようで、ドン・ペリニョンが120本、それで足りずに急いで追加されたモエも100本近くが空になったのだそう。
そして、4階には本格的なガーデンが作られ、この日のために1万6000鉢のツツジが。
そのツツジ、どうなったんでしょう…いらなかったら、分けてほしいですねえ…。
| ::: グッチiPodケースがお土産、ラッキー!と思ったら、本体まで! |
さて、もう一つは、グッチ銀座店のオープニングパーティ。
こちらは、パーティ会場が晴海客船ターミナルで行われ、その日だけのために、広大なターミナル内の床は全て、薄いグレーのふかふか絨毯で覆われ、会場に着くなり手渡さたお土産の中身は、グッチのiPodケースに収まった、グッチの刻印入りiPod本体!
iPodの中にはグッチ銀座店のプロモーションビデオや、世界の店舗情報などのデータがあらかじめ入っていたそう。お金がかかっている上に、かなり芸が細かいのです。
| ::: ダンヒルは、ラジコンレースでコミュニケーション。 |
そんなたくさんのパーティを経験してこられた石川さんが、もしパーティをプロデュースされるなら、見て楽しむだけではなくて、もっとお客さんどうしがコミュニケーションをとれるパーティにされたいそうです。
そう、いくら楽しいパーティでも、知り合いがあんまりいなかったり、おしゃべりできないと、つまらないんです。
以前、ダンヒル主催のパーティは、何人かで組になり、ラジコンカーでレースをするという趣向だったそう。
知らない他のお客さんとも、自然と会話も盛り上がり、楽しかったのだとか。
その場での話題をさりげなく提供してもらえるパーティなら、気の合うお友達も苦労せずに見つけられそうですね。
そんなヒントがたくさんつまったブルータスの「パーティ百景」。石川さん、これからも楽しいパーティ・レポートをよろしくおねがいします。