タイやインドのお話をお伺いして、すっかり旅行気分になっている私ですが…やっぱり先立つものが、ね。それに、時間もそんなに取れないし…。
えっ、週末にアジアへ行ってくるという本があるんですか? 週末…??
今日はその、「週末アジアへ行ってきます」(講談社)という本を書かれている下川 裕治(しもかわ ゆうじ)さんにお話をお伺いしました。
この週末アジアへ行く、というのは、文字通り金曜日の夜に出発して、(頑張れば)月曜の朝には帰って来れる、というお話です。
例えば、香港とかバンコクくらいまでなら普通にいけそうですが、下川さんが目指していらっしゃるのは、もっともっとディープなアジア。
先週末はカンボジア、今週末は台湾まで行かれるとか…。
でもね、アジアというところは不思議なところで、バスで2時間の距離を二日がかりで走る列車、というようなものも存在するのだとか。
それは、アジアでは電車よりもバスの方が発達していて、電車は本数も少なく、割合バカにされている移動手段なのだそう。
挙げ句の果てには、近隣の住民たちが、鉄道にトロッコを乗せて勝手に走らせているのだそうで、駅で電車を待っていると、自分でトロッコを漕いだり、エンジン搭載のトロッコに乗った人々が目の前を通り過ぎていくんですって。
のどかというか、なんと言うか…。お金を払えば、それに乗せてくれたりすることもあるそうですよ。でも、そんなに早くはなさそうですね…。
それにしても、やっぱりアジアのことって、そんな些細なことでも知らない事ってたくさんあるんですね。あれ、私だけでしょうか??
最近下川さんが凝っていらっしゃるのは、下川さんが名付けられたところの「ドメスティック アンド ボーダー」という国境の超え方。
国境ギリギリまで国内線で行って、国境は歩いて越え、向こう側に行ったらまた飛行機なりバスなりに乗る、ということなのだそうです。
例えば、日本からハノイまで行く場合。
まず、上海もしくは香港あたりへ飛行機で行きます。
それから、中国の南明(ナンミン)という町までが9千円。
それからバスなどで国境ぎりぎりまで行って、国境は歩いて越えて…3時間くらいでハノイへ到着!
ですから、アジアは近いんですよ、という下川さん、「国境を越えようという人は、越えようという意思がありますから、言葉はそんなにわからなくても何とかなります」と。
なんとも心強いお言葉。やっぱりこういう旅行は強い意志が必要ですね。
下川さんのお話、もっともっとお聞きしたいのですが…今日は東京の中のアジアのお話なので、下川さんの感じられる東京の中のアジアは、どんな所ですか?
やっぱり大久保界隈かな…と思いきや、長距離のバスにお乗りになるときなんですって。
バスの一番後ろの座席で、時間が微妙に読めない移動の間が、一番アジアに似ている、と下川さんが仰るんですから。
今度バスに乗ったときは、そんな下川さんのお話を思い出しながら、アジア旅行を想像してみることにしましょう…。
先日、下川さんはなんと、東京からトルコまでバスで行かれたとか?
東京 ⇒ 博多 ⇒ (船で)釜山 ⇒ ソウル ⇒ (船で)中国の丹東(タントン) ⇒ トルコ という道のりで、船を使ったところ以外は、全てバス!
占めて移動費5万4千円ナリ。
アジアのバスは、日本のバスよりもずっと進化していて、乗り心地がとってもいいんですって。
ちなみにこのトルコ行きの旅行は27日間かかったそうで、これは週末だけでは無理ですが、もし時間が取れるなら、こんなのんびり旅もいいかなあ。
もちろん、慣れていないとちょっと危険なこともある旅なので、全ての方にオススメというわけではないのですが…。
とりあえずは、下川さんの著書を買って、アジア旅行に浸ることにします!