こんばんは。今夜も冷えますね…私は、背中にはカイロ、分厚い靴下、毛糸のパンツ、上着はユニクロで買ったダウンコートでしっかり防寒対策してます!(これが、意外に温かいんです。)これで、冬の東京に飛び出せる…かな?
さて、今日は昨日から引き続き、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之(おおひら たかゆき)さんにお話をお伺いします。
昨日は、今週土曜日から日本科学博物館で公開される、「日本南極地域観測50周年記念 MEGASTAR-II cosmos特別プログラム『この地球(ほし)の鼓動』」が制作されるきっかけとなったお話などをおうかがいしましたが、薫堂さんが脚本・プロデュースされているという、このプログラムの内容とは…?
| ::: 「南極には、音がないのが最大の特徴です。」 |
今回のこのプログラムで大平さんは、脚本があり、それに沿って作られた音楽があり、最後にそれにぴったりくるような映像を作っていく、というやり方に特にこだわられたのだそう。
そこで大平さんが改めて感じられたのは、音によって、イメージがより膨らんでいくということ。
今回の音楽は、環境音楽作曲家の小久保隆(こくぼ たかし)さんが担当され、薫堂さんの脚本に沿って、かなり音を作り込んだということもあって、大平さんが映像を作られる上で、とてもいい影響を受けられたようです。
そんな音を、何とか観客にもいい状態で届けたい。
薫堂さんがお考えになったことの中にも、音に対してもこだわる、ということがあったようです。
そこで、今回は観客が一人一人、ヘッドフォンを着ける事に。
そこには、「音を聴く」ということの他に、「音を消す」という目的がありました。
それは薫堂さんが、南極に行った方に「南極には音がないのが最大の特徴だ」というお話をお聞きになったから。
そして思いつかれたのが、BOSEのノイズキャンセラ機能つきのヘッドフォン。
なんでも、外部の音をマイクに取って、ヘッドフォンから逆位相の音を出すことで、音を相殺してしまうんだとか。
電源を入れるととたんにスッと音が消えてしまい、音を楽しむと同時にリラックスツールとしても有効なため、飛行機などで採用している例もあるんですって。
(ちなみに、日産ムラーノもBOSEのスピーカーを採用しています。ノイズキャンセラの話とは関係ないけど。)
そんなBOSEのヘッドフォン、でも結構…お高いです。日本科学未来館にも、さすがに全席分のヘッドフォンの用意はありません。せっかくのアイデアですが、これはちょっと無理なのでは…?
ところが!今回は、「BOSE様」が、全席分のヘッドフォンを提供してくださったのだとか!
ノイズキャンセラ機能つきのヘッドフォンを全席配置のプラネタリウムなんて、聞いた事ありません!それだけでもすごいです。
| ::: なんとも贅沢なプラネタリウム体験はいかがでしょう? |
でね、実はこのプログラムのナレーターは、松任谷由実さん。そう、ユーミンです。
音楽を担当された、環境音楽作曲家の小久保さんが自ら開発されたマイクで、特別な録音をされたそうで、そのマイクは人の形をしているのだとか。
で、ユーミンはその周りで、その人がたマイクに向かって話しかけたり、後ろから囁いたり、場面によってさまざまな方向からナレーションをされています。
つまり、お客さん全員が、自分の周りでユーミンが話しかけてくれる感じを体験できちゃうわけです。
世界で最も先進的なプラネタリウム投影機で星を見ながら、小久保さんの音楽が流れ、薫堂さんの脚本でユーミンが間近で話しかけてくれるような音響なんて、なんだかずいぶん贅沢なプラネタリウムですねえ…。
さて、このプログラムが行われる「日本科学未来館 6階 ドームシアターガイア」ですが、日本科学未来館の入り口で大人500円・18歳以下200円のチケットを買えば、プラネタリウムを観る時はお金はかかりません。
ただし、プラネタリウムは普段でも人気があるそうで、開館前から列ができることもしばしば。
ドームへの入場の前に、整理券の配布がありますから、科学未来館に入場したら、プラネタリウムの整理券は先にもらっておいたほうがいいかもしれませんね。
ではみなさん、南極の夜空への素敵な旅へ、いってらっしゃい。