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2008年03月27日
水族館プロデューサー・中村元さんと振り返る2年半は…?
この2年半を振り返ろう!

こんばんは。今週も聴いて下さっているみなさん、ありがとうございます。放送でもお伝えした通り、とうとうこの番組も今月で終わる事になりました…。

そこで今週のテーマは「この2年半を振り返ろう」ということで、以前ご出演頂いたゲストにもう一度お越し頂いています。

そして今夜のゲストは、去年の8月にご登場頂きました、水族館プロデューサーの 中村元(なかむら はじめ)さん! ご無沙汰しております!


::: 今回の新江ノ島水族館、新しい水槽の主役は川魚です。

7ヶ月ぶりのご登場になります中村さん、あれ以来、私も新江ノ島水族館の電車の中吊りや、本屋さんで中村さんの著書を見かける度に、お元気で頑張っていらっしゃるかなぁ…と思っていました。

20080327a.jpg なんでも水族館では、ちょうど夏が終わって次の春が来るまでは、新しい展示を作る季節なのだとか、あれから中村さんも新しい企画を作ってらしたんですね。

そしてこの冬、最近完成したばかりの水槽が! その名も「川魚のジャンプ水槽」。

川魚が、川の流れに逆らってジャンプするところ、写真やテレビなどで見た事があっても、実際に見た事はあまりありませんよね…。

それを、水槽で再現してしまったというすごい展示です。

鮎にオイカワなど、普通は水族館ではあまり見ないような、私たちにより身近な魚たちが、この水槽の主役。

彼らは美味しいだけじゃなくて、ジャンプするところはこんなにすごいんだということをお客さんに見せたいという、中村さんやスタッフの方々の想いから生まれたこのアイデア。彼らの魚たちに対するまなざしは、いつも限りなく優しいのです。

20080327b.jpgさて、その方法はと言いますと…魚というのは、自分の今居る場所の水かさが少なくなると、水が流れてくる上流の方へと移ろうとする習性を持っているのだとか。

そこで水槽の上流の方へ魚達がジャンプするように、水かさを調節できる水槽が作られました。

そうして魚たちが上流へ上がりきったところで、もう一度水かさを増して深くしてあげると、魚たちはまた、広い方がいいと下流の方へ戻っていくのだそうです。

そこでまた水かさを減らすと上流の方へ…横8メートルの水槽を行ったり来たりする魚たち、その光景は想像するだに可愛らしいですね。

この水槽をお作りになった話を、ここでは簡単にご説明しましたが、実はこれが出来上がるまでにも、いろんな失敗もあり、無理ではないかと言われることも何度もあったのだとか…。

けれども、無理を無理でないようにするのが水族館だと、中村さんとスタッフの方々が頑張られた結果の水槽です。

唯一の誤算は、大人のお客さんが面白がって何度も見ようとするために、お客さんのほうの回遊が滞ってしまったことなんだそうですよ。


::: 中村さんの今度の著書は、女性ドルフィントレーナーの本。

ところで中村さん、最近女性ドルフィントレーナーの本を執筆されたのだとか。

八景島シーパラダイスにいらっしゃるこの方の、幼い頃のドルフィントレーナーへの憧れや、その職業につくまでの苦悩と努力の日々、それから恋…現在、ドルフィントレーナーとしてご活躍されている彼女の半生を、中村さん独特のあの文体で、色鮮やかに綴られている本なのですね。

そんな彼女に中村さんが、もしデートの最中に、パートナーのイルカの具合が悪くなったとしたらどうする?という、ちょっぴりいじわるな質問をされたところ、「絶対イルカを選ぶと思う」とお答えになったのだとか。

彼女にとって、彼氏は彼氏、恋人はイルカ。だから、その本のタイトルは「恋人はイルカ」。今年の4月中旬に発刊される予定だそうです。


今、もう二ヶ所の水族館のプロデュースを手がけていらっしゃるという中村さん、それがどこのものかというのはまだ明かせないそうなのですが…そのお仕事が完成する3年後に出るであろう、水族館に関する大きなニュースを楽しみにしています!


みさと

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「WEB水族館 | 全国の水族館ガイド105館」
⇒ http://web-aquarium.net/


「新江ノ島水族館」
⇒ http://www.enosui.com/


「八景島シーパラダイス」
⇒ http://www.seaparadise.co.jp/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。「コメント」は投稿してから反映されるまで、少し時間がかかります。)
今日の曲は、「Everyone Will Have Their Day / Clarkesville」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2008年03月21日
リスナーからのメッセージ紹介
桜の花を満喫しよう!

こんばんは。東京の桜から日本中の桜まで、桜を愛して止まない桜ウォッチャー・中西一登さんに、桜への愛を教えて頂いた一週間、いかがでしたでしょうか? さて、みなさんからの桜への愛情もご紹介いたしましょう…。


::: ラジオネーム「春爛漫」さんからは、桜を感じた瞬間、のお話。

「家の近所では、桜のつぼみも赤く膨らんで、開花寸前といったところでしょうか。
先日、上司から桜フレーバーのルームスプレーをいただきました。これを使うと、お部屋がしっとりと、ちょっと優雅な香りがして落ち着きます。この季節になると、桜餅はもちろん、お弁当の中に桜がアクセントとして入っていたり、いろんなところで日本の春を感じられて嬉しくなります。
お二人は、どこか意外なところで桜を発見したり、感じたりしたことはありますか?
ちなみに今週、桜ウォッチャーの中西一登さんのお話を聞いていて、桜がホントに好きなんだなぁと関心しました。
テレビで拝見する日も近いのでは?」

そんなプレゼントをくださるなんて、素敵な上司ですね!

なんでも薫堂さんは、桜えびのかきあげ蕎麦が好物だそうで…実はこの桜えびも、春秋が漁期なのだそうで、本格的に春がやって来た頃にでまわるものなんですね。

秋はともかく、春に出回る桜えびとは…ちょっとよくできたお話です。

ちなみに薫堂さんのお気に入りのお店は、虎ノ門にあります「砂場」と、浜松町駅にあります立ち食い蕎麦屋さん。

浜松町駅のお蕎麦屋さんでは、いつもJ-WAVEがかかっているのだとか…。

薫堂さん、そこでちょくちょく、朝のクリス智子さんのブームタウンをお聴きになりながら、大好物の温たま入り肉蕎麦を召し上がるのだとか…。

この放送も流れていたりすると…薫堂さんはちょっと恥ずかしいと仰っていますが、あの、浜松町駅のお蕎麦屋さん、いつも聴いてくださってありがとうございます!


::: ラジオネーム「なみ」さんからは、千鳥が淵の桜のお話。

「私は今年のお花見、千鳥が淵のお掘からボートに乗って観ようと友人と話しています。30分800円はちょっと高いような気もするのですが、あの川沿いの桜を下から眺められるのは楽しみです。」

ここのボートから観る桜は、薫堂さんもオススメなのだそうです。

川の両岸に植えられた見事な桜が、花の重みで枝を大きくしならせているように、水面に向かってこぼれるように咲き乱れている、その桜のトンネルをくぐっていくようにして観る事ができるのは、30分800円の価値は十分にあるとのことで…。

わあ…確かにそれは、一度は体験してみたいですね。頭がぽやーんとなってしまいそうです。

もし千鳥が淵に行かれる方は、まだこの時期、水辺は少し寒いでしょうから、温かい格好でおでかけくださいね…。


::: ラジオネーム「たらちゃん」さんからは、素敵な会社のお話。

「毎年お花見なんて忙しくて行ってる暇もなくて、偶然道ばたで出会った桜の木に感動したりします。打ち合わせ帰りに意味もなく近くの桜並木を回り道して帰社したりとか、たまーにそういうちょっとしたいたずらのような感じのおさぼりをして、あんまり桜がきれいで…と言うと、なんとなく社内の雰囲気も和やかになったりして、この季節が大好きです。」

お忙しい中でそんな気持ちを忘れないこの方もとっても可愛らしい感じがしますし、それで和やかになる会社も素敵ですね。

もちろん、度が過ぎればおこられちゃいますが、忙しいからと言って、そういう桜を美しいなと思う気持ちは、忘れないでいつまでも持っていたいなと思います。

もう早い所では都内でも桜が咲き始めたとか…月末あたりがピークですね。どうかみなさん、よい春をお迎えください…。


みさと

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中西一登さんのサイト「モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅」
⇒ http://www.sakuratabi.tv/tabi/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。「コメント」は投稿してから反映されるまで、少し時間がかかります。)

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2008年03月20日
桜ウオッチャー「中西一登」さんが勧める「全国の桜スポット」
桜の花を満喫しよう!

こんばんは。今日は日本の桜をずうっと見続けておられる究極の桜ウォッチャー、中西 一登(なかにし かずと)さんにお話をお伺いして3日目。さて中西さん、今日はどこでお花見しましょうか…。


::: 館林までのお花見ドライブ。

日本全国桜を追いかけて車でもよくお出かけになる中西さん、都内からでもドライブがてらでかけていける桜スポットなんかも教えていただけますか…?

20080320a.jpgすると中西さん、以前ご出演の際には箱根の桜をオススメいただいたのですが、今回は群馬県の館林市のお話をしてくださいました。

車で行きますと東北道の館林インターで降りまして、ここには中西さんのオススメが3ヶ所あるのだそうです。

まず一つ目は、「館林野鳥の森フラワーガーデン」。ここは桜の美しさはもちろん、その足元に広がる芝桜が本当に見事なのだとか。

ピンクや紫の芝桜が一面にびっしりと絨毯のように咲き乱れて、上を見上げれば桜の薄いピンクが…中西さん曰くまるで夢のような風景だそうです。

桜と芝桜の時期は実はちょっぴりずれていて、芝桜の方が僅かに遅くにピークを迎えるとか…。うまくタイミングを見計らって、その中西さん仰る所の「夢の園」、ぜひとも見てみたいものですね。

去年はそれでもほぼ同時に咲いたのだとか…そんな季節の眺めは最高なんだそうですよ…。

そして二つ目は、あの「ぶんぶく茶釜」の舞台になった「茂林寺(もりんじ)」。

こちらの桜も有名なのだそうで、毎年花見客の人気を呼んでいるのだそうです。

それから最後は、ちょっと街中では4千匹の鯉のぼりが毎年川の上空に泳ぐという「鶴生田川(つるおだがわ)」の両側にも、ソメイヨシノの並木が美しくならんでいる場所があり、鯉のぼりは桜の時期から掲げられるために、見事な桜とおびただしい数の鯉のぼりという珍しい風景をみることができるのだとか。

これだけ桜の見所が多く集まるこの近辺には、日本最古の学校と言われる「足利学校」があったり、帰りには佐野のアウトレットに寄って帰って来たりと、桜を中心にいろんなドライブコースが楽しめるのだそうです。


::: 中西さんの一番のお気に入りは?

20080320b.jpg今まででのべ全国750ヶ所あまりの桜をずうっと見てこられた中西さん、ではもしその中で一番を決めるとしたら?

とっても難しい質問ですが…やっぱり青森県の弘前城の桜…かもしれません、と中西さん。

桜は、手入れの良さでその美しさが大きく左右されるのだそうで、この弘前城の桜は全国屈指の手入れの良さを誇る桜なのだそうです。

同じ一本の木でも、その状態によって、枝の先に付く花の数が全く違うのだとか…通常のものでは一つの花芽から4つの花が咲くのに対し、都内の桜では2〜3つに数が落ちるのに、この弘前城の桜は多いもので7つの花を数えることもあるんですって!

同じ枝振りを持つ桜の木でも、花の数が倍近くになるということですから、それはそれは見事な景色となるわけなんですね。


::: 桜キャスター・中西さん

こんなに桜がお好きで、人生を桜に捧げておられると言っても過言ではない中西さん、今は会社員として働かれている訳ですが、できることならお声も素敵なことですし、桜キャスターなんかやっていただけると、毎回とっても楽しいお話をお伺いすることができそうでいいと思うのですが…。

なんと中西さん、気象予報士の資格もお持ちなのだとか、おそらく毎回毎回違った桜の前で、桜の豊かな蘊蓄を語ることのできる気象予報士なんて、おそらく中西さん以外には日本にいらっしゃらないかも…?

中西さんご自身も、そんなお仕事ができたら…と思われているようですし、あのうぜひ、どちらかのテレビ局さん、桜キャスター中西さんをよろしくおねがいします!


みさと

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中西一登さんのサイト「モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅」
⇒ http://www.sakuratabi.tv/tabi/


「館林野鳥の森フラワーガーデン」
⇒ http://www.sibazakura.com/
「茂林寺」
⇒ http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/
  tourist/morinji.html

つつじが岡公園とその周辺「鶴生田川の桜」
⇒ http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/
  kanko/area/tsutsuji/tsurudagawa.html

「史跡足利学校」
⇒ http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/01_kakuka-page/
  10_kyouiku/06_ashikagagakou/gakko.html


「佐野プレミアム・アウトレット」
⇒ http://www.premiumoutlets.co.jp/sano/


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TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2008年03月19日
桜ウオッチャー「中西一登」さんが勧める「東京の桜スポット」
桜の花を満喫しよう!

こんばんは。今日は昨日に引き続き、日本の桜をずうっと見続けておられる究極の桜ウォッチャー、中西 一登(なかにし かずと)さんにお話をお伺いします。


::: 中西さんの、今年の都内オススメ桜スポット。

これからの季節はまさに、中西さんにとっては一番嬉しくて幸せで、そして大変な季節ですね。

そんな中西さんの今年のおすすめ桜スポットはやっぱり、2年前のご出演のときと同じ、新宿御苑。

その時もお伺いしましたが、75種類・1500本もの桜が咲き乱れるここは、やはり都内の桜スポットとしては外せないようです。

その中でもソメイヨシノの枝振りは伸びやかで花つきも良く、中西さんからご覧になられても本当に美しい見事なものだとか、それは新宿御苑のお手入れが良いからなのだそうです。

他には前回ご紹介いただきました立川の「昭和記念公園」と豊島区の「染井霊園」も、もちろんオススメ、中西さんもきっと観に行かれるのでしょうね…。

さて、前回のお話には出てきませんでしたがまだまだ中西さんのオススメはありまして、駒込にあります「六義園(りくぎえん)」もその一つ。

ここには樹齢70年というしだれ桜があるそうで、これが年々かなり見事になってきていて、某テレビ局でも定点カメラを置いて、ニュースの後の映像などにお使いになっていたりと、かなり人気がでてきているのだとか…。

20080319a.jpg六義園には、多い時で一日の入場者が1万5千人を越えることもあるのだそうで、その近くにお住まいの中西さんからご覧になっていると、その人気ぶりがよくおわかりになるのだそうです。

それからミッドタウンの桜もなかなか見事なのだとか…。それはちょっと意外な穴場ですね。

防衛庁だった頃に植えられていたり移植されたりした桜が、今では美しくライトアップされ、私たちの目を楽しませてくれるようです。

今年はミッドタウンの中でも巨きな桜の生け花の展示も計画されているとか…ちょっとしたデートスポットにもちょうどいいのでは…? と中西さん。

そしてもう一ヶ所! 松濤の高級住宅街の中にあります「鍋島松濤公園」。

こちらはとても渋谷の繁華街から近いとは思えないほどの静かな公園で、池のほとりの水車を囲むように桜が咲いているのだとか。写真を拝見すると、本当に

そんなところでお弁当をのんびり楽しむお花見もまた、いいですね…。今年も都内だけでも、いろんな場所で桜を楽しむ事ができそうです。


みさと

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中西一登さんのサイト「モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅」
⇒ http://www.sakuratabi.tv/tabi/


新宿御苑
http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
国営昭和記念公園
http://www.showapark.jp/
染井霊園
http://www2.odn.ne.jp/sugamo-100sen/rekisi-06.htm

「六義園|公園へ行こう!」
⇒ http://www.tokyo-park.or.jp/
  park/format/index031.html


「鍋島松濤公園/神泉駅/レッツエンジョイ東京」
⇒ http://www.enjoytokyo.jp/id/capaII/94002.html


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2008年03月18日
桜ウオッチャー「中西一登」さん登場!
桜の花を満喫しよう!

こんばんは。今日からのゲストはこの方!日本の桜をずうっと見続けておられる究極の桜ウォッチャー、中西 一登(なかにし かずと)さんです。


::: 今でも桜をずっと追い続けていらっしゃいました。

ちょうど2年前の今頃にご登場いただきました中西さん、その時は桜前線の北上と共に旅をされていて、55ヶ月連続で桜を見続けておられるとお伺いしましたが…あれからずうっとまだ桜を見続けておられるそうで、今では79ヶ月の記録をまだ更新中だそうです!

なんだかそうして、ずうっと好きな事を続けておられるというようなお話をお伺いすると、ちょっぴり嬉しくなってしまうのですが…それにしても日本は、一年中どこかで桜が咲いている国なんですね。

20080318a.jpgなんでも去年の12月は東京大学で「ヒマラヤ桜」をご覧になって、その後、今年の1月には埼玉県川口市で「十月桜」、その翌週には沖縄で、今年の桜前線出発直後の桜をもう早々とご覧になってこられたとか…。

中西さん、この2年間で122泊を桜をご覧になるためにされた外泊122泊のうち、車中泊が111回、そして車の総走行距離27,121km(!)

行かれた桜の場所は190ヶ所で、そのうち初めて行かれた場所は113ヶ所…中西さんでもそんなに初めての場所があるんですね。

2年前に当番組にご出演いただいたときには、ちょうどお仕事を辞められて、桜前線を追いかけておられた中西さんですが、今はSEとして働かれているとか。

それでも、桜を見にいかれるのはずうっと続けていらっしゃるのは、それだけ桜を愛していらっしゃるわけでして…お住まいはなんでも、ソメイヨシノの発祥の地と言われます染井村があった場所の近くなのだそうです。

その辺りには、ソメイヨシノの並木道があるのだそうで、その中の一本がもしかしたらその最初の一本かもしれない…と想いを馳せておられるとか。

それだけ桜のお好きな中西さんに、明日からはおすすめの桜スポットをお伺いしていきたいと思います。お楽しみに。


みさと

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中西一登さんのサイト「モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅」
⇒ http://www.sakuratabi.tv/tabi/


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2008年03月17日
小山薫堂と東野みさとにとって「桜」とは
桜の花を満喫しよう!

こんばんは。ここのところ、日中はだいぶ温かくて過ごしやすい日も続いていますね。そろそろお花見の予定も立てられて、楽しみにしていらっしゃる方も多いのでは?

杉並区のラジオネーム「らすた」さんから、こんなメッセージをいただきました。

「昨年9月に大阪から東京に引っ越してきました。
桜の開花予想も発表されて、いよいよお花見シーズンが近づいてきました。
東京で初めて春を桜で感じたいと思っています。
東京の桜のスポットをお教えいただけないでしょうか?」

というわけで、今週のテーマは「桜の花を満喫しよう!」です。

20080317a.jpgちょうど2年前の今頃にも、桜のテーマを取り上げた週がありましたが、そのときの都内のおすすめは、薫堂さんは青山墓地の深夜の夜桜ドライブでした。

夜の墓地でお花見なんて、私も上京したばかりの頃はびっくりしましたが、東京では毎年かなりお花見客も多くて…あそこの桜は毎年本当に見事ですね。

仏様がたには迷惑をかけないようにしながら、今年も昼間のお散歩の途中にちょっぴり、桜のご相伴に預かりたいなあ、なんて思っています。

それから、アークヒルズの脇にあります坂道も、薫堂さんのオススメです。街中でお仕事の途中かお仕事帰りの通りすがりのお花見…なんて、ちょっぴり心をほぐしてくれそうです。

私はここのところ数年、目黒川沿いの桜ばかりをずうっとオススメしてまいりましたが、今年もきっと大勢のお花見客で賑わうでしょうね。

満開の桜も心が躍りますが、私が一番好きなのは、桜が散ってゆく頃に桜の花びらが大量に流れてゆく目黒川の水面を、橋の上から眺めること。

すっかり葉桜になった頃も、つやつや光る新芽を眺めながら、これから夏がくるんだ…という感慨に浸ったりして大好きな季節です。


さて、薫堂さんは先週、ビバリーヒルズまで行かれたのだとか。

東京から一気に随分と離れましたが…たまたま東京のお寿司屋さんでお知り合いになられた方が住んでおられて、その方に招待されたのだそうで、巨大な豪邸が建ち並ぶ中、桜の巨木をお家の前に植えていらっしゃるお家が思いのほか多かった事に驚かれたそうです。

20080317b.jpgなんだかいきなりスケールの大きなお話になってまいりましたが…なにはともあれ、そんな異世界におられるような方々でも桜を愛でていらっしゃるんだと思えば、ちょっぴり親近感も沸くような。見事な巨木をすっかり手に入れてしまわれて、お庭で鑑賞されるなんていうのは、依然として私たちとは随分と異なるわけですが…。


さてさて、ではもう一度一足飛びで東京に戻りまして、薫堂さんのおすすめの桜スポットをもうひとつ。

以前、照明デザイナーの石井幹子先生が手がけられたというお話をこの番組でもお伺いしたことがあります、料亭「上野の杜 韻松亭(いんしょうてい)」。

ここでは、東京タワーのライトアップもデザインされている石井先生がお作りになった、桜の花を最も美しく見せるように計算されつくした照明で、その料亭の見事な桜の美しさををより一層楽しむ事ができるようです。

そんな桜を楽しんでもみたいですが…なんだかとってもお高そうな予感。と思ったら、あ…ちょっと頑張れば私でも行けそうなお値段のメニューも。

できればなるべく感激屋さんの友人を誘ってぜひ、一度くらいはお伺いしてみたい場所です。

さて、明日からはお久しぶりのあの方が…!日本の桜のお話を、ディープな角度からいろいろお伺いします。お楽しみに…。


みさと

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「上野の杜 韻松亭 (いんしょうてい)」
⇒ http://www.innsyoutei.jp/


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2008年01月17日
着物デザイン・プロデューサー服部一正さんに聞く「冬の京都」の魅力とは?
'ダンキモ'の謎を解明しよう!

こんばんは。今夜もまだまだ、「男子着物を羽織る会」顧問もお務めの、着物デザイン・プロデューサー・服部一正(はっとり かずまさ)さんにお話を伺います。


::: 冬の京都の魅力

京都にお住まいの服部さんに折角お越し頂いたのですから、今夜は京都のお話なども伺ってみましょう…。

冬の京都ですか…もうその響きだけで溜息が出そうです。浸り過ぎですか?

服部さん曰く、東京よりはちょっぴり寒いですかね…と仰る今時分、観光客も他の時期ほどは多くなくて、お勧めなのだそうです。

20080117a.jpg食べ物も牡丹などのジビエ系も美味しくて、それから、服部さんのお知り合いの京料理屋さんは、冬は美味しいものが揃っていると仰るのだとか。

美味しいものが揃う季節…もうお聞きしているだけで、まだ食べた事もないような京料理に、私は思いを馳せてしまっています(笑)。


そして、散策されるなら東山近辺がお勧めだそうです。

お寺などが点在するこの辺り、雪がぱらつく冬の借景は服部さんもお気に入りなのだとか。

お天気の良い日曜日などに鴨川沿いを歩かれるのが服部さんの日課だそうですが、ふっと見上げると薄化粧した比叡山が…。

ああ、京都にたまらなく行きたくなってきました。

薫堂さんは京都に、お気に入りのカレーうどん屋さんがあるのだそうで、京都の息が白くなる中を歩いて行かれ、そこで熱々のカレーうどんを召し上がってから、ホテルに戻るのがお気に入りのお散歩コースなのだとか…。

お店の名前は「味味香(みみこう)」さんと仰るのだそうですが、なんでも服部さんのお知り合いでも、このお店のファンは多いのだそうです。


いろいろ伺ってまいりましたが、食べ物ももちろんのこと、やはり何と言っても京都の魅力はその景観。

ここでお着物を着て歩く事は、京都の景観を飾ることにもなるのでは、と薫堂さん。

なるほど、自分ばかりが格好をつけているわけではなくて、街を飾っているのだと思えば、もうちょっぴりお着物も着易くなりますね。

そうして京都に来られた方に、なんだかまるで別の時代に来てしまったような気分で、美しい京都の街を楽しんで頂けるといいですね…と服部さん。

私もそんな京都をぜひ、体験してみたいです…!


みさと

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「服部織物」
⇒ http://www.hattoriorimono.co.jp/


「龍言(ロンゴン)」
⇒ http://www.longon.net/


「味味香(みみこう)」
⇒ http://www.mimikou.jp/


「男子着物を羽織る会」
⇒ http://www.dankimo.com/


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今日の曲は、「Home / BONNIE PINK」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2008年01月03日
映画パーソナリティー・伊藤さとりさんがオススメする DVD 注目作は?
お正月は映画を満喫しよう!

こんばんは。今夜は1年で 400 本以上の映画をご覧になるという映画パーソナリティの 伊藤 さとり さんをスタジオにお迎えして3日目。

今夜のお話は、お正月におすすめの DVD について、です。おこたにあたりながら、のんびりいかがです?


::: その前に、もう一本劇場映画のおすすめ。

さて、DVD のご紹介の前に、もう一本、お正月のおすすめ劇場映画のお話を。

ミニシアター系の映画なのだそうですが、伊藤さんからぜひ、とおすすめのこの映画、ドイツ映画でタイトルは「4分間のピアニスト」。

とある刑務所に訪れた一人の老女。彼女は囚人達にピアノを教えるためにやってきたピアノ教師です。

厳格で、人を寄せ付けない性質を持つ彼女が、ピアノを習いたいという囚人達の中に見いだしたのは、素晴らしい才能を持つ、けれども獣のように凶暴な面を持った一人の少女。

相容れない性格の二人がピアノを通して心を通わせ、やがてピアノの大会をめざしてレッスンに励むように。

伊藤さんが、ご覧になって身震いがした、と仰るこの映画、ドイツ映画の熱い情熱が、ピアノの音色や彼女の表情などの一つ一つから強く感じられるのだそうで、音楽映画という括りだけには収まらない、心の解放を描いている作品だと思います、と伊藤さん。

映画をたくさん見ていらっしゃる、目の肥えた方にも、特におすすめの映画なのだそうです!


::: では改めて、おすすめ DVD を。

20080103a.jpg伊藤さんによると、ちょうど1月1日からレンタルが開始されているもので、いいものがあるそうですよ…。

伊藤さんが大好きだと仰る監督さん、ペドロ・アルモドバル氏の監督作品「ボルベール <帰郷>」。

ペネロペ・クルスさんをはじめ、錚々たるメンバーによるキャスティングで繰り広げられるのは、一人の女性の女として、そして母としての生き様。

この映画で、ペネロペ・クルスさんは、付け尻をして演技をされたのだそうです。それは、スペインの母のたくましさ、といったものを表現しているのだとか。台所で映し出される、彼女の胸元のシーンなどからも、伊藤さんは、母性を感じ取られたのだそう。

そうして、母としての自信に満ちあふれているペネロペ・クルスさんの演技力や、その周りの女性たちの生き様も見事で、拍手を送りたくなるような作品なんです、と伊藤さんは仰います。

同じ女性として、観ておかなければ…。


::: おすすめDVD、もう一枚。

そして、もうひとつ。

こちらは伊藤さんがとてもとても大好きな作品だと仰る、「リトル・ミス・サンシャイン」。

一昨年から去年にかけて公開されていた映画ですが、私もそういえば何度か予告編を見て、主人公の女の子が可愛いな、と思っていた映画なのです。監督さんは、大学時代からのおつきあいというご夫婦なのだとか。なんだかハッピーな映画の予感…。

内容はといいますと、見た目は…美少女と言うにはちょっと厳しい、とある一人の女の子の夢は、美少女コンテストで賞を取ること。

その彼女が、ひょんなことから大会に出場できることに。家族は、それなら彼女を応援しなきゃ!ということで、バスを一台借り、それにみんなで乗り込んで始まるロードムービー。

でもその家族、どこの家庭にも大なり小なりあるように、お父さんもお母さんも、お兄ちゃんもおじいちゃんもおじさんも、みんな悩みを抱えていて、それが旅の中で綴られていき、やがてばらばらだった家族が目標に向かって、ひとつになっていく…という、とても前向きな作品なんです、と伊藤さん。

一昨年の国際映画祭の受賞作品にもなっているのだとか、とても温かくて、アメリカでも日本でも口コミで話題になり、どんどん公開劇場が増えていったのだそうです。

そんな風に広がって行く映画って、とても素敵ですね。私も早速、レンタルしてきます…!

伊藤さん、これからもそんな素敵な映画のご紹介をよろしくおねがいします!


みさと

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「4分間のピアニスト」
⇒ http://4minutes.gyao.jp/


「ボルベール <帰郷>」
⇒ http://volver.gyao.jp/


「リトル・ミス・サンシャイン」
⇒ http://movies.foxjapan.com/lms/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。「コメント」は投稿してから反映されるまで、少し時間がかかります。)
今日の曲は、映画「リトル・ミス・サンシャイン」サウンドトラックより「No Man's Land / Sufjan Stevens」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(1) | カテゴリー:
2008年01月02日
映画パーソナリティー・伊藤さとりさんがオススメする「お正月映画」注目作は?
お正月は映画を満喫しよう!

こんばんは。今夜は昨夜に引き続き、1年で 400 本以上(!)の映画をご覧になるという映画パーソナリティの 伊藤 さとり さんをスタジオにお迎えしてお話を伺いました。

今夜は、「ハズレなしのお正月の大作映画」のお話です。


::: このお正月にハズレない映画、邦画編。

ではまず、邦画から。泣かされる映画はあまりお好きではないはずの伊藤さんが、あえてお選びくださったのは、始まって 15 分から終わりまで、ずうっと号泣されてしまったという「マリと子犬の物語」。

伊藤さんは試写室でその映画をご覧になったそうなのですが、伊藤さんのお隣も、更にその向こうも男性。ところが彼らは伊藤さんよりも先においおいと泣き出されてしまったとか…。

この映画、新潟県中越地震で大災害を受けた山古志村が舞台。地震の際に取り残されてしまった柴犬のマリという母犬とその子犬達の姿、それからその飼い主の姿を描いたものだそうです。

幼い兄妹と子犬だったマリの出逢いから始まり、そして地震が起こったときのマリの取った献身的な行動、そしてその後、取り残されてしまったマリと子犬たちの健気な生き様まで、泣かされるポイントがたくさん盛り込まれているというこの映画。

「ベタですが、そんなことがどうでもよくなってしまうくらい、温かさに包まれた映画」と伊藤さんが評されていることですし、ここはひとつ、素直に泣かされてしまうお正月というのもまたいいかもしれません(笑)。

ちなみにでもこの映画、ここまでこうしてご紹介しておいて、主演は船越栄一郎さんです…。


::: このお正月にハズレない映画、洋画編。

20080102c.jpgさて、今度はハズレなしのお正月の洋画ですが…伊藤さんが去年、実際お会いになったというウィル・スミス氏主演の映画「アイ・アム・レジェンド」。

渋谷にも、「今年の年末はウィル・スミス以外は越せない…」といった内容の大きな看板が出ていて可笑しかったのですが…ニューヨークでウィル・スミス氏演じる主人公が一人だけで生き残ってしまうという、あの映画ですね。

この映画の主人公は、ウィル・スミスさんと、またもや犬、だそうです。

2012 年が舞台で、主人公の彼は生き延びるために日中は外に出て食料などを探し求めますが、日没になるといそいそと隠れ家へと戻ります。

そして全ての入り口を閉めて、犬と一緒に眠りにつきます。その理由は…観てのお楽しみなのだそうですが、かなり怖い映画なのだとか。

この映画の見所は、なんといってもウィル・スミス氏の演技力。

今までいろんなヒーローを演じてこられたウィル・スミス氏ですが、今回のヒーローに伊藤さんは、一番ストイックだけれども、彼の演技力とかっこよさを感じられたのだそうです。寧ろ、そんな数々のヒーローを演じてこられたからこそ、今回の役を演じる事ができたのかも、とも。

人が追いつめられた時に、どんな風になっていくのかという内面を見事に表現されたというウィル・スミス氏の演技、どうやらここに話は尽きるようです。

この映画に出てくるワンちゃんとのコンビネーションもとっても素晴らしいのだとか…では、このお正月、ワンちゃんと人の交流に泣かされてみましょうか。

ところで、「アイ・アム・レジェンド」は泣けるのでしょうか…?それも、観てのお楽しみです。


みさと

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「マリと子犬の物語」
⇒ http://mari-movie.jp/


「アイ・アム・レジェンド」
⇒ http://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。「コメント」は投稿してから反映されるまで、少し時間がかかります。)
今日の曲は、映画「マリと子犬の物語」の主題歌「今、風の中で / 平原綾香」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(1) | カテゴリー:
2008年01月01日
観た映画は年間400本!映画パーソナリティー・伊藤さとりさんを迎えて
お正月は映画を満喫しよう!

こんばんは。今夜からは1年で400本以上(!)の映画をご覧になるという映画パーソナリティの 伊藤さとり さんをスタジオにお迎えします。


::: 伊藤さん、去年の一番お好きな映画は?

20080102a.jpg1年間で 400 本…ということは、毎日1本以上は何かしらご覧になっているわけですが…この伊藤さんの「映画パーソナリティ」というお仕事、邦画洋画問わずの初日舞台挨拶や記者会見に携わられたり、雑誌のコラム、ラジオでの映画紹介などをされるのだそうで、当然、それだけたくさんの映画を観ることになってしまうのだとか。

普通に私たちは、いい映画もそうでもない映画もありますから大変ですね…と思ってしまいますが、小さな頃から映画がお好きだった伊藤さん、ずっと映画のコメンテーターのお仕事をされたくて、淀川長治さんの「どんな映画にもいいところがある」というお言葉が子供心に刺さってしまった、と仰るのですから、これはなるべくしてなられたお仕事なわけですね!

そんな伊藤さんが去年ご覧になった映画の中で一番お好きなのは、あの「オールウェイズ 〜3丁目の夕日〜」と脚本家さんが同じという「キサラギ」だそうです。

とあるD級くらいのアイドル・如月ミキちゃんの一周忌からお話は始まり、ファンサイトで知り合った男性5人が一つの部屋に集まって繰り広げられる群像劇で、はじめはミキちゃんのお宝グッズを肴に盛り上がるシーンから、やがてミキちゃんはもしかして殺されたのでは…!? と、コメディからサスペンスに早変わりする見事なサスペンス仕立てになっているのだとか。

脚本も相当良くなければならず、キャラクター設定も面白くなければならず、そして役者さんも引きつける魅力がなければならない、という密室劇において、ここまでロングランヒットを記録したこの映画は、その3拍子が揃っていたということになるのだそうです。

何度見てもおもしろい映画です、と、伊藤さんをしてそう言わしめる映画…これは本当におもしろそうです。

まだまだ今年もあちこちの映画館で上映されるようですし、1月9日に DVD も発売されるのだそうで、もうすぐですね! 楽しみです。


::: では、洋画のほうもひとつ…。

20080102b.jpg一方、洋画では、去年一番心に残っている作品は、いろいろありますが強いて言えば「主人公は僕だった」かも知れません、と伊藤さん。

これはウィル・フェレルさんという、どちらかというと脇で光るタイプの役者さんが主人公。

規則正しい生活を送る生真面目で無趣味な男が一人。

ある日突然、彼の頭の中で、彼の行動の一部始終をナレーションする女性の声が聞こえだします。しかも、整った小説の文体のような口調で。

そしてそれからというもの、彼は四六始終その声に悩まされることになるのですが…実はその声、ちょうど同時進行で彼の人生を綴る小説を書いている女性作家の声だったのです! もちろん、彼女もまさか自分が、実存する人間の人生を書いているのだとは気づかないまま…。

もしあなたが、自分が行動することで、その小説が動き出すことに気づき、しかもそれが、悲劇小説ばかり書く小説家によるものだということを知ってしまったら…!?

始めはシュールに淡々と紡がれてゆくお話が、彼が行動しはじめるにつれてだんだんと疾走しはじめ、やがて…?

その脇を固める役者さんがたも、ダスティ・ホフマン氏をはじめとする素敵な役者さんばかりなのだそうです。


伊藤さんからお話をお伺いすると、なんだかその映画の面白いところが、ぱあっと頭の中に展開されるようですね。まるで映画のソムリエです。

お仕事柄、監督さんや役者さんなど、作り手により近い場所におられることもあって、その作品の良さが伝わりやすいのです、と仰る伊藤さんですが、やっぱり子供の頃からお好きだったというその素養も大きいと思います!

明日はでは、このお正月にオススメの映画のお話をお伺いします。


みさと

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「キサラギ」
⇒ http://kisaragi-movie.com/


「主人公は僕だった」
⇒ http://www.sonypictures.jp/movies/
  strangerthanfiction/site/home.html


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今日の曲は、映画「キサラギ」の主題歌「キサラギ / ライムライト」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2007年12月31日
小山薫堂と東野みさとの2007年ベスト映画は?
お正月は映画を満喫しよう!

こんばんは。いよいよお正月ですが、みなさんはどう過ごされるのでしょうか? こんな時こそ、映画館におでかけになってみるのもいいかも…?
品川区のラジオネーム「椿三重苦」さんから、こんなメッセージをいただきました。

「東京生まれの僕は、毎年、お正月に帰る実家もなく、でも友達はごっそり帰省してしまうのでひたすら退屈な日々を送っています。そこで、2008 年からは映画をたっぷり観てしまおう!と考えているのですが、劇場で公開されているものも、DVD も、本当に数が多すぎて、どれを観たらいいのか迷ってしまいます。ぜひ、『ハズレなし』の映画を観るために、番組からのアドバイスをお願いします!」

というわけで、今週のテーマは「お正月は映画を満喫しよう!」です。

薫堂さんが今年一番心に残っている映画は、「レミーのおいしいレストラン」だそうです。

そう言えば、その映画を観てこられてすぐの時に、あの映画は本当によくできていて、特にお料理やレストランがお好きな方にとっては、いろんな所に興味深いモチーフが散りばめられている映画だと仰っていましたっけ。

また、レストランの映画なのにネズミが主人公というところにもまたちょっとした含みがあったりと、正攻法ではいかない面白さが随所にあるのだそうで…ああ、観ようと思ってまだ、実行していないのでした…。

それにしても、今年7月の公開だったのに、もうレンタルビデオ屋さんに並んでいるなんて…本当に最近は早いですねぇ。


私が今、一番印象に残っているのは、「パンズ・ラビリンス」でしょうか…。ファンタジー映画の好きな私は、そういう気持ちで観に行って、ちょっと大変な目にあいました。

確かによくできた映画で、かなり興味深いところもあったのですが…大人のためのファンタジー映画として、オススメです。お子様にはちょっときついかも。


::: あなたの一番好きな映画は?

20071231a.jpg薫堂さんが、オーソドックスですが…と教えてくださったのは、「めぐり逢い」。それも、ウォーレン・ベイティ氏監督のものが一番お好きなのだそうです。

それから、恋愛ものなら薫堂さんも大好きだと仰るリチャード・カーティス氏の監督作品「ラブ・アクチュアリー」もいいですね。なんだか、いい恋がしたくなる温かい映画だと思うのですが、みなさんはいかがでしょうか?

それからもうひとつ薫堂さんが挙げてくださったのは、ロバート・アルトマン氏監督の「ザ・プレイヤー」。

これは、笑いの質がちょっと違う映画なのだそうです。売れない脚本家のどうしようもないアイデアや、とにかく長回しがいいんだ!と言っているシーンでの長過ぎる長回しなど、業界人がハリウッド映画を皮肉った内容なのだそうで、そう言われるとそちらもかなり気になります…。

さあ、まずはレンタルビデオ屋さんに走らなくては!

明日からはゲストをお迎えして、お正月に劇場で公開されている映画のお話も…お楽しみに。


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「レミーのおいしいレストラン」
⇒ アマゾンへ


「パンズ・ラビリンス」
⇒ http://www.panslabyrinth.jp/


「めぐり逢い」
⇒ アマゾンへ


「ラブ・アクチュアリー」
⇒ アマゾンへ


「ザ・プレイヤー」
⇒ アマゾンへ


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今日の曲は、映画「ラブ・アクチュアリー」サウンドトラックから「Sweetest Goodbye / Maroon 5」でした。


みさと

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2007年08月16日
夜景評論家・丸々もとおさんがオススメする「星空と夜景」のコンビネーションとは?
夏の星空を満喫しよう!

こんばんは。夜の風景と言えば、この方にもお話を伺わないわけにはいきません!
今夜は夜景評論家の丸々もとお(まるまる もとお)さんにお電話することにしました。


::: 丸々さんオススメの星空スポット、ベスト3。

今まで人口の夜景のお話ばかりお伺いしてきましたが、実は星空も自然の夜景、丸々さんの守備範囲です。

さて、早速ですが、都内から行ける、丸々さんのオススメ星空スポットを。


まず第3位は、山梨県の「櫛形山(くしがたやま)見晴らし平」。

山梨県の南寄り、櫛形山の山頂付近にあるというこの場所、富士山スポットとしても有名なのだそうで、夜景がちょっと遠くに広がっているため、空の方にまで夜景の光が及ばず、星空と夜景の競演が楽しめるとか!

丸々さんの星空スポット、やはりひと味違います。


そして第2位は、那須高原にあります「ボルケーノハイウェイ」。

湯元から料金所を抜けた先、随所にあるレストスペースから町並みを臨めば、こちらも街の明かりと星空の両方を楽しむことができるそうです。

先ほどの櫛形山からの景観より、街の明かりが小さいため、星の光も更に美しいのだとか。

ウェブで調べてみると、この道を通った方の写真がたくさん出てきます。残念ながら夜撮ったものを見つけることはできなかったのですが、昼間通っても楽しそうな道です。


そしていよいよ第1位は!

埼玉県の秩父から飯能方面に向かって続く山並みに沿って伸びている「奥武蔵グリーンライン」。

山の尾根をずうっと走ってゆくと、峠などの要所要所、いろんなところで素晴らしい夜景を見ることができるのだそう。

その中でも素晴らしいのは、釜伏峠にあります「登谷山牧場(とやさんぼくじょう)駐車場」の近くからの眺め。

この駐車場に車を停めたら、駐車場とは反対側に伸びる急勾配な道を登って行きます。

すると登谷山頂に辿り着くのですが、埼玉県の北部から群馬県の東部くらいまでの夜景が見えつつ、星空も近くに見える、最高のスポットなのだそう。

この「奥武蔵グリーンライン」は、他にも夜景スポットがたくさんありまして、顔振峠(こうぶりとうげ)や黒山展望台(くろやまてんぼうだい)、刈場坂峠(かりばざかとうげ)といった星空スポットがたくさんあるのだとか、ずうっと車で星空巡りしてみるのも楽しそうです。


::: 今年の丸々さんプロデュースのイベントは?

何でも丸々さん、この夏も夜景イベントの企画をされているとか…。

「LOVE! LOVE! YAKEI STORY〜愛をつむぐ、摩耶山夜景物語」と題して、神戸にあります摩耶山で行われるというこのイベント、日本三大夜景と言われる「掬星台(きくせいだい)」と、それに至る摩耶ケーブルカーや山道を使って、照明の演出を加えたものだそう。

8月いっぱいは連日、9月からは土日のみで、通年の企画になるのだとか。

これから、恋人たちの新名所になるのかもしれませんね…。

ちなみに夜景スタッフも募集していらっしゃるそうで、丸々さんの元で夜景の勉強をしたい!という方は、丸々さんのサイト「夜景評論家 丸々もとおの SUPER YAKEI SIGHT」から、応募されてみては?


みさと

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「夜景評論家 丸々もとおの SUPER YAKEI SIGHT」
⇒ http://www.superyakei.com/


「夜景評論家 丸々もとお&夜景プロ集団の夜景ブログ」
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/superyakei


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今日の曲は、丸々さんもオススメする“夜景が似合うアーティスト”!「嬉し涙 / 戸田康平」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(2) | カテゴリー:
2007年08月15日
天体望遠鏡で「夏の星空」を満喫しよう!(株)トミーテックの中川昇さんを迎えて
夏の星空を満喫しよう!

20070815a.jpgこんばんは。昨日の国立天文台の渡辺さんのお話では、双眼鏡があれば十分天体観測を楽しめるようです。

そしてもし、それよりももう少し星の一つ一つを大きく見たり、写真に撮ったりしたくなったら、それを手軽に楽しめる方法もあるんです。

今日は天体望遠鏡「BORG(ボーグ)」シリーズの製造・販売を行っている、株式会社トミーテック オアシス・ダイレクトの室長・中川昇(なかがわ のぼる)さんをスタジオにお迎えして、お話を伺いました。


::: こんなに小さいのに、ちゃんと見えます。

20070815c.jpgこの天体望遠鏡「BORG(ボーグ)」、普通の望遠鏡とは随分違うということで、今日は実物を持って来て頂いたのですが…あれ、中川さんのお荷物はリュックサックひとつです。

天体望遠鏡のケースらしき大きな荷物は見当たらないのですが…。

と、そのリュックサックから出てきたのは、その「BORG(ボーグ)」が2本。

小さい! 本当に、一眼レフにくっつける望遠レンズの部分だけ、という感じです。

この「BORG(ボーグ)」を使って中川さんが撮られた写真を見せて頂くと、月のクレーターも、土星の輪も、それから美しい星空も、ちゃんと写っています。

20070815e.jpg月食の写真がありますが…実は今月、8月28日に月食が日本で確認できるそうで、中川さんも楽しみにしていらっしゃるとか。

これだけできれば、私みたいな初心者にはもったいないくらいです!

カメラを取り付けるためのホルダーも別売されているようですが、接眼レンズにカメラのレンズをくっつけて撮るだけでも、かなりの写真が撮れるそう。

携帯のカメラでも大丈夫なんですって…!


::: こちらはバッグの片隅に、いつも入れておくこともできますね。

20070815f.jpgそれから、それよりももっと小さい「ペンシルボーグ」。

これは先ほどのものよりも小さくて、あのマーブルチョコレートの大きい方の筒くらい。

バッグの中で、懐中電灯とどっちがどっちかわからなくなりそうです。

レンズの直径は25mmで、25倍くらいの倍率で見えるそう。


20070815g.jpg先ほどの大きな方の「BORG(ボーグ)」のレンズは50mmで50倍だそうですが、こちらの小さい方でも、ちょっと星空を楽しむくらいなら、十分すぎるくらいですね。

さて、お値段はどちらも三脚は別(カメラ用の小さな三脚にそのまま取り付けられます)で、大きい方の「BORG(ボーグ)」は29,800円、「ペンシルボーグ」が12,000円ほど。

私のこの夏の衝動買い、天体望遠鏡「BORG(ボーグ)」に決まりました。


みさと

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「BORG(ボーグ)天体望遠鏡」
⇒ http://www.tomytec.co.jp/borg/


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今日の曲は、「Stars / Simply Red」でした。

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2007年08月14日
国立天文台・渡辺潤一さんに聞く「夏の星空の楽しみ方」とは?
夏の星空を満喫しよう!

こんばんは。昨夜の流星群、ご覧になりましたか? 私はちょっとのつもりで寝込んでしまい、気がついたら朝でした。ああ…私のばか。

さて、今夜は天体観測のエキスパートにご登場頂きましょう。国立天文台・渡辺潤一(わたなべ じゅんいち)さんに電話でお話を伺いました。


::: 夏も、天体観測には良い季節なんです。

冬の方が空気が澄んでいて、星の光は見え易いと一般に言われていますが…「冬はちょっと寒いじゃないですか、夏もそういう意味では星を観測するにはいい季節なんです」、と渡辺さん。

さすが。そうなんです、冬は寒いから、ちょっとハードルが高いんです。私たち素人の気持ち、わかっていらっしゃる!

さて今の季節だと、南の空に見える明るい星は、木星。

その近くには夏の代表的な星座、さそり座が。あ、それは私も知っています! 学校で習いましたね。

そしてそこからもう少し目線を上げると、頭上には純白に輝くおりひめ星。こと座のベガですね。

おりひめ座から天の川を挟んだところにあるのは、ひこ星、つまり、わし座のアンタレス。

今は、冬に負けず劣らず一等星がたくさん見える季節だそうで、冬に比べれば空気の透明度は落ちますが、寒いのを我慢して、わざわざ天体観測は冬!って、決めなくてもいいんですね。よかった〜。


::: では、渡辺さんオススメの天体観測の場所は?

東京近郊だと、なかなか星空を満喫するのは難しいようで、やっぱりちゃんと見たい方は、東京から少し足を伸ばしたほうがいいそうです。

かなりコアな星好きの方は富士山の五合目まで行かれたりもするそうですが、なかなか私たちではそこまでは。

そんな初心者には、富士五湖周辺あたりには、暗い駐車場なんかがあって、オススメだそうですよ。

それから、九十九里浜は渡辺さんも行かれるそうで、風がちょっと吹いていて、海から上がる水蒸気に視界があまり遮られない状態ならば、なかなかいい天体観測ができるそう。

ただ、こちらは風が吹いていないとちょっと厳しいようです。

やっぱり、山方面に行った方が、外れがないでしょうか…。


::: 天体観測の道具はどんなものが?

まずは、懐中電灯。暗い所を歩きますから、足元にも気をつけなきゃいけません。

ただ、明るい懐中電灯の光でガイドブックなどを見ると、瞳孔が縮んでしまって、戻るまでに10分ほどかかることもあるとか。

なので、渡辺さんは、懐中電灯は普通のものと、赤い色の紙で覆ったものと2種類を持って行かれるのだそう。

赤い弱い光なら、瞳孔があまり開きにくくていいのだそうですよ。

それから、大きな望遠鏡なんて、持って行くだけで大変ですから、7倍くらいの双眼鏡で十分。

双眼鏡で「天の川下り」をすると、川の途中には、宝石箱をひっくり返したような美しい星雲たちが各所に散らばっているのだとか。

そして、大きな望遠鏡で見たいなら、国立天文台などで見せてもらうというのも手。

都内なら、国立天文台の三鷹キャンパスがありまして、第2土曜日の前日と、第4土曜日の夜に定例観望会という会が催されているそう。

(お申し込みの詳細などは、国立天文台のサイトからどうぞ。)


渡辺さんによると、ちょうど今週は新月。今週半ばくらいなら、細い細い月がすぐ沈んでしまうので、お月様の光も邪魔にならないとか。

お盆休みの最後の夜に、ちょっとした楽しみ、いかがですか?


みさと

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「国立天文台」
⇒ http://www.nao.ac.jp/


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今日の曲は、「Long, Sweet Summer Night / The THORNS」でした。

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2007年01月16日
メガスター開発者「大平貴之」さんをお迎えして、南極の星空を見るプラネタリウムのお話 その2
冬の東京に飛び出そう!

こんばんは。今夜も冷えますね…私は、背中にはカイロ、分厚い靴下、毛糸のパンツ、上着はユニクロで買ったダウンコートでしっかり防寒対策してます!(これが、意外に温かいんです。)これで、冬の東京に飛び出せる…かな?

さて、今日は昨日から引き続き、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之(おおひら たかゆき)さんにお話をお伺いします。

昨日は、今週土曜日から日本科学博物館で公開される、「日本南極地域観測50周年記念 MEGASTAR-II cosmos特別プログラム『この地球(ほし)の鼓動』」が制作されるきっかけとなったお話などをおうかがいしましたが、薫堂さんが脚本・プロデュースされているという、このプログラムの内容とは…?


::: 「南極には、音がないのが最大の特徴です。」

今回のこのプログラムで大平さんは、脚本があり、それに沿って作られた音楽があり、最後にそれにぴったりくるような映像を作っていく、というやり方に特にこだわられたのだそう。

そこで大平さんが改めて感じられたのは、音によって、イメージがより膨らんでいくということ。

今回の音楽は、環境音楽作曲家の小久保隆(こくぼ たかし)さんが担当され、薫堂さんの脚本に沿って、かなり音を作り込んだということもあって、大平さんが映像を作られる上で、とてもいい影響を受けられたようです。

そんな音を、何とか観客にもいい状態で届けたい。

薫堂さんがお考えになったことの中にも、音に対してもこだわる、ということがあったようです。

そこで、今回は観客が一人一人、ヘッドフォンを着ける事に。

そこには、「音を聴く」ということの他に、「音を消す」という目的がありました。

それは薫堂さんが、南極に行った方に「南極には音がないのが最大の特徴だ」というお話をお聞きになったから。

そして思いつかれたのが、BOSEのノイズキャンセラ機能つきのヘッドフォン。

なんでも、外部の音をマイクに取って、ヘッドフォンから逆位相の音を出すことで、音を相殺してしまうんだとか。

電源を入れるととたんにスッと音が消えてしまい、音を楽しむと同時にリラックスツールとしても有効なため、飛行機などで採用している例もあるんですって。

(ちなみに、日産ムラーノもBOSEのスピーカーを採用しています。ノイズキャンセラの話とは関係ないけど。)

そんなBOSEのヘッドフォン、でも結構…お高いです。日本科学未来館にも、さすがに全席分のヘッドフォンの用意はありません。せっかくのアイデアですが、これはちょっと無理なのでは…?

ところが!今回は、「BOSE様」が、全席分のヘッドフォンを提供してくださったのだとか!

ノイズキャンセラ機能つきのヘッドフォンを全席配置のプラネタリウムなんて、聞いた事ありません!それだけでもすごいです。


::: なんとも贅沢なプラネタリウム体験はいかがでしょう?

20070116a.jpgでね、実はこのプログラムのナレーターは、松任谷由実さん。そう、ユーミンです。

音楽を担当された、環境音楽作曲家の小久保さんが自ら開発されたマイクで、特別な録音をされたそうで、そのマイクは人の形をしているのだとか。

で、ユーミンはその周りで、その人がたマイクに向かって話しかけたり、後ろから囁いたり、場面によってさまざまな方向からナレーションをされています。

つまり、お客さん全員が、自分の周りでユーミンが話しかけてくれる感じを体験できちゃうわけです。

世界で最も先進的なプラネタリウム投影機で星を見ながら、小久保さんの音楽が流れ、薫堂さんの脚本でユーミンが間近で話しかけてくれるような音響なんて、なんだかずいぶん贅沢なプラネタリウムですねえ…。


さて、このプログラムが行われる「日本科学未来館 6階 ドームシアターガイア」ですが、日本科学未来館の入り口で大人500円・18歳以下200円のチケットを買えば、プラネタリウムを観る時はお金はかかりません。

ただし、プラネタリウムは普段でも人気があるそうで、開館前から列ができることもしばしば。

ドームへの入場の前に、整理券の配布がありますから、科学未来館に入場したら、プラネタリウムの整理券は先にもらっておいたほうがいいかもしれませんね。

ではみなさん、南極の夜空への素敵な旅へ、いってらっしゃい。


みさと

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「日本科学未来館」
⇒ http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html


「メガスター」
⇒ http://www.megastar-net.com/

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「FORGIVENESS / 松任谷由実」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2007年01月15日
メガスター開発者「大平貴之」さんをお迎えして、南極の星空を見るプラネタリウムのお話 その1
冬の東京に飛び出そう!

こんばんは。ここのところ、ずっと冷えますね。
風邪をひいている方も多いようで、大きなマスクをした方を、あちこちで見かけます。
どうかみなさん、お気をつけて…。私も。

でも寒いからって外に出ないのはもったいない。せっかくの冬の東京、何して遊びましょう?

杉並区のラジオネーム「コールドプレイ」さんから、こんなメールをいただきましたよ。

「冬は星空が綺麗で、個人的には好きなのですが、星を見に行こう!と友人を誘っても、なかなかついてきてくれる人はいません。
そこで冬の東京の魅力を番組で取り上げていただけないでしょうか。寒さを忘れさせてくれるグッズなどのお話もぜひ!」

まあ、星空ですか? 温かい所で星空を観ることに関してお話をお聞きするのに、ぴったりの方がいらっしゃいます!

というわけでまず今日は、あの最先端のプラネタリウム「メガスター」を開発された大平貴之(おおひら たかゆき)さんにスタジオにお越しいただきました。


::: 南極の星空を、一緒に見にいきませんか?

20070115a.jpgまずは、南極のお話から。

今年で日本の南極地域観測は50周年を迎えるのだそうです。そういえば先日も、毛利衛さんが南極に行かれたところをテレビでやっていたような。

それに関係して、都内でも南極に関するイベントをやっているそうで、今週の土曜日からは、毛利衛さんが館長をされている青海の日本未来科学館で、南極の星空を再現したプラネタリウムが上映される予定だとか。

感のいい方はお気づきですね、このプラネタリウムが、大平さんの開発された「MEGASTAR-II cosmos」によるものなのです。

で、更に、脚本やプロデュースは我らが薫堂さんです。

日本科学未来館 6階 ドームシアターガイアで今週の土曜日から公開される、「日本南極地域観測50周年記念 MEGASTAR-II cosmos特別プログラム『この地球(ほし)の鼓動』」、事の発端は、大平さんが国立極地研究所から南極の番組を作りたい、というお話を持ちかけられたところから。

そこで大平さんは、その脚本作りについて、薫堂さんに相談されることに。

実は薫堂さん、もしかしたらこのお仕事をしたら、南極に行けるんじゃないか、なんてことをちらっとお考えになったのだそうですが、どうも南極までの道のりは、今の時点では残念ながらまだまだ遠いようです。

昭和基地の近くまで行くには、船でそれこそ何ヶ月だとか、もう大変な思いをして行くしかないのだそうで…。

毛利さんが行かれた際は飛行機を利用されたそうですが、滑走路の整備に何千万とかかるとかで、普通はやっぱり、船しかないんですって。

でももしかして、もう少し技術が発達するか南極が人気が出るかすれば、もう少し楽に南極に行ける日も来るかもしれませんからね、その日を楽しみに…。


::: ギネスブック認定、最先端のプラネタリウム。

20070115b.jpgさて、お話は戻りますが、こうして始まった南極の星空を映し出すプラネタリウムのお話、やっぱり大平さんの開発された「MEGASTAR」なくしては始まりません。

なんでも、今回科学未来館で使用される「MEGASTAR-II cosmos」は、「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」として、ギネスワールドレコードに認定されるほどのものだそうで、映し出す星の数は、実に560万個。

文字通り天文学的数字ですね…どんな風に見えるんでしょう?

なんでも、実際肉眼でみえる星の数が3千個ほどと言われているそうで、この「MEGASTAR-II cosmos」は、その肉眼では見えない星の細い光を再現することで、星空に奥行きを出しているのだそう。

ほら、寒くなくてリアルな星空が見えるでしょう? そして、今回のこのプログラムには、更にすごい秘密が!

それはまた、明日のお楽しみです。


みさと

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「日本科学未来館」
⇒ http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html


「メガスター」
⇒ http://www.megastar-net.com/

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「LIKE A STAR / CORINNE BAILEY RAE」でした。

TOKYO LAB. STAFF | 21:29 | コメント(0) | カテゴリー:
2006年12月01日
「お正月映画を楽しもう!」みなさんからのメッセージをご紹介。
お正月映画を楽しもう!

今週はお正月映画をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

実は私、「どろろ」とか「王の男」とか、ちょっと楽しみにしているものが他にもいくつか。みなさんは?


::: 千葉県のラジオネーム「雨雲」さんからは、アメリカ映画のお話。

「アメリカでは12月からあの『ロッキー』シリーズの6作目『ロッキー・バルボア』の公開が始まるそうです。
来年には『インディ・ジョーンズ』『ダイハード4』も公開予定だそう。
人気シリーズはどこまでも続きますね。
個人的には『スピード2』をなかったことにして、キアヌ・リーブスで『スピード2・改訂版』を作ってほしいのですが(笑)」

そうなんですね!なんだかどれも、懐かしの…という感じがしますが、かえってその方が、観たくなっちゃったりして。

どちらも、来年の夏くらい…ということでまだ撮影中のようですね。

さて、久々の大人気シリーズ、どうなることやら。またこの「雨雲」さんに「なかったことにして」と言われなければいいのですが。

私は、「インディ・ジョーンズ」にはまたショーン・コネリーが出ると嬉しいですねえ。あのお父さん役が可愛らしかったので。


::: 練馬区のラジオネーム「銀河鉄道の…」さんからは、「海でのはなし。」をオススメいただきました。

「『ヘンダーソン婦人の贈り物』ぜひ観たくなりました。『マリー・アントワネット』は予告編を観た限りでは惹き付けられるものがあまりなかったのですが、渡辺陽介さんのほとんどセットなしのベルサイユ宮殿のロケと聞くとこれまた観たい映画だと思います。(そのお話を聞いた後では予告編の作りづらい映画だったんだろうなとその苦労までつたわってきました。)
個人的に今一番観たい映画は映画で流れる曲全てがスピッツで作られた来月公開の『海でのはなし。』です。」

この映画のことを知らなかったのですが、ウェブで調べてみた所…公式サイトがありましたね。

西島秀俊さんと宮崎あおいちゃん主演の、すがすがしい恋のお話。

栃木県のラジオネーム「コスモ」さんから、「『大奥』が観たいのは仲間由紀恵さんが出ていれば映画の内容に関係なく満足できるから」という内容のメッセージを頂いていたのですが、私は宮崎あおいちゃんなら、そうかも…と思いました。かわいいんですもん。

そういえば、ちょっとお話は逸れますが、薫堂さんが仰るには、来年2月10日にはホイチョイ・プロダクションズ原作映画「バブルへGO!!」という映画が公開されるそうです。

借金まみれになってしまった日本を救うため、バブル崩壊を止めるべくタイムマシンに乗り込むのは…広末涼子ちゃんですか…それは…観たいかも。かわいいんですもん。


みさと

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「海でのはなし。」
⇒ http://www.umidenohanashi.com/



「バブルへGO!!」
⇒ http://www.go-bubble.com/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「楓 / スピッツ」でした。

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2006年11月30日
団塊の世代が迎える「2007年問題」!阪本順治監督が描いた、“穏やかな人生の荒波”とは?
お正月映画を楽しもう!

さて、一昨日、昨日と洋画をご紹介してきましたが、今夜は邦画を。

今夜のお客様は、映画配給・宣伝会社、シネカノンの呉徳周(おう どくちゅ)さんです。


::: 呉さんも、ダメ男がお好きなんですね。

もともと舞台俳優さんだったことがきっかけでこの世界に入られたという、映画好きというよりはエンターテイメント好きだと仰る呉さん、お好きな映画も人生の一本!というよりはその時々によって変わるそうですが、今夜の気分はヒュー・グラント主演の「アバウト・ア・ボーイ」だそうです。

呉さん曰く、ちょっと前に放映していた阿部寛さん主演の「結婚できない男」の原型のような映画、と。ヒュー・グラントのダメ男っぷりがいいのだそうです。

あのドラマ、面白かったですものね。なるほど、面白そうです。今度ビデオ借りてこようかな…。


::: アクション映画?坂本順治監督作品「魂萌え!」

20061130a.jpgさて、今夜呉さんにご紹介いただくのは、坂本順治監督「魂萌え!」という映画。

あの「どついたるねん」や「トカレフ」「亡国のイージス」など、男映画の監督というイメージが強い坂本監督、映画「顔」以来の久しぶりに女性を主人公にした作品だそう。

ウェブサイトからあらすじを読んだ感じでは、とある家庭の平凡な主婦がご主人を亡くし、ご主人には生前に不倫をしていたことが発覚したところから始まる、割と静かに苦悩する作品なのかと思いきや、呉さんが仰るには、「何てアクション映画なんだろう」と。

なんでも、吹雪ジュンさん演じる主婦が、どんな若造がやってくるんだと待ち受けていた所にやってくる愛人は、「伊藤でございます。」と静かに佇む三田佳子さん。

失礼かもしれませんが…なんだか三田さんのところに吹雪さんがやってくるよりも、ちょっと面白い絵ですね。

呉さん曰く、「どついたるねん」と同じく冒頭のこのシーンから戦いの火ぶたが切って落とされ、その後お線香を上げながら妻と愛人の辛辣なトークが繰り広げられるわけですが、その各所で観客からは笑いが起こるのだそう。

つまり真剣なほど、おかしいのだそうですが、確かに女同士のこういう戦いは端で見ている分には結構面白いんですよねえ…。いじわるですけど。

そんな出来事の後に、今まで家庭しか知らなかった世間知らずの主婦(吹雪ジュンさん)は、初めて家出をしてカプセルホテルに泊まってみたり、いろんな人に出会ったりしながら成長してゆき、そして最後にもう一度、その愛人(三田佳子さん)と対決を。

その勝負の結果も含めて、「ああ、人生はこうやって続いてゆくのか」と納得、そして静かに感動された呉さん。

これからは、坂本監督と言えば「どついたるねん」「トカレフ」「魂萌え!」といえるほどの大作だそうです。

2007年問題などということを最近騒がれていますが、昔ならいざ知らず、私たちの人生が50後半で終わってしまう筈がない。

「40にして惑わず」なんていう言葉があるけれど、「いざ自分がその年齢になってみると、今が一番惑っている」というようなことが、この物語の根底に流れているようです。

あんまりオトコ映画は理解できた試しがない私でも、ゆくゆくは対決しなければならないであろう問題ということでもあり、でも単純に娯楽としても楽しめそうです。

試写会ですでに大好評を博した、笑いあり涙ありのこの映画、坂本監督が試写会でとても緊張されて、という裏話などをお聞きしつつ、今夜はこのへんでお開きです。

さあ、あなたもそんな主婦の成長と戦いのアクション映画・一月下旬公開の「魂萌え!」を観に、映画館へ。


みさと

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「魂萌え!」
⇒ http://www.tamamoe.com/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「tamamoe / coba」(映画『魂萌え!』エンディング・テーマ)でした。

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2006年11月29日
歴史に残る、イギリス初の“ヌード・レビュー”その誕生の秘密とは?
お正月映画を楽しもう!

もし、突然巨額の富を手に入れて、好きに使っていいよ!と言われたら、あなたは何に使いますか?

今日はそんな本当にあった出来事を描いた、お正月に上映される映画のお話を、映画配給・宣伝会社、樂舎(らくしゃ)の工藤多佳子(くどう たかこ)さんにお聞きしました。


::: また一つ、観たい映画が増えました。

20061129a.jpg最近のお仕事にあの「ブロークバック・マウンテン」があるという樂舎(らくしゃ)にお勤めの工藤さんですが、「人生の一本」は二つありまして、「タクシー・ドライバー」と、もう一つははまたもや「ゴッドファーザー」だそうです。

本当の映画好きは「ゴッド・ファーザー」から入られるものなのでしょうか?

そして、「ゴッド・ファーザー」好きの中でも、パート1派と2派、3派と分かれるようですが…そちらはお話が長くなりそうなので置いておいて。


そんな工藤さんがご紹介下さった映画は、12月から公開の「ヘンダーソン婦人の贈り物」。

主人公は、第二次世界大戦前夜の1937年に資産家の夫を亡くし、莫大な遺産を受け継いだ70歳になるローラ・ヘンダーソン婦人。

その遺産で、当時の上流階級の婦人でありながら、あろうことか、当時は下賤の商いとされていたショウビジネスに手を染める、つまり劇場を買いとることに。

その劇場に選ばれたのがウィンドミル(風車)劇場という劇場だったわけですが、ヘンダーソン夫人はそこで支配人として雇われたヴィヴィアン・ヴァンダムという一人の男と出会います。

その一癖ありそうな支配人の男とヘンダーソン婦人が不器用な二人三脚で、斜陽の劇場を立て直し、それまでイギリスにはびこっていた古くさいモラルに必死に抵抗し、苦しい戦火の下で堪えながら、激化してゆく戦争にすら立ち向かい…

一体なぜ、ヘンダーソン婦人はそうまでして劇場を買い取らねばならなかったのか? そこには感動のラストシーンが。

そして映画のコピーは、「人生は色あせない。」

支配人ヴィヴィアン・ヴァンダムとヘンダーソン婦人のちょっぴり辛みの効いた軽快な会話に、ヘンダーソン婦人の過去、そしてその二人と劇場を待ち受ける運命…笑いあり涙ありの感動作に、日頃たくさんの映画をこなされている工藤さんでさえも思わず涙してしまったのだとか…。

工藤さんもまた、この映画はもう一つの「人生の一本」になったようです。

これでまたひとつ、この冬の楽しみができましたね! 観に行かなくちゃ。この「ヘンダーソン婦人の贈り物」は12月23日公開です。


みさと

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「ヘンダーソン婦人の贈り物」
⇒ http://www.mrshenderson.jp/


さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「Letting In The Sunshine / Will Young」(映画『ヘンダーソン夫人の贈り物』サウンド・トラックから)でした。

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2006年11月28日
誰もが知ってる「マリー・アントワネット」の誰も知らなかった物語とは?
お正月映画を楽しもう!

さて、今日からはいろんな映画のプロモーターさんをお迎えして、オススメのお正月映画をどんどんアピールをしていただきますよ。

今日は、株式会社「東北新社」の映画・ソフト営業部から、渡辺陽介(わたなべ ようすけ)さんにスタジオにお越しいただきました。


::: 賛否両論? 「マリー・アントワネット」。

主に劇場映画やDVDの配給や宣伝をしておられる渡辺さん、お仕事柄、日本未公開の作品をいち早く観る事ができる、という特典があるわけですが、これは映画好きにとってはうらやましい限りですね。

ただ、入りたてのものは字幕がついていないそうなので、英語ができないと大変そうですが…。

中学生くらいからずっと映画がお好きで、この世界に入られたと仰る渡辺さん、人生でベストの一本は、「ゴッドファーザー」だそうです。

なるほど、まさしく「人生の一本」と言った感じの作品ですが…そんな渡辺さんが今回紹介してくださるのは、2007年1月20日公開のソフィア・コッポラ監督作品「マリー・アントワネット」。

「最も愛され、最も憎まれた、世界一有名な王妃、マリー・アントワネットに、新たな光を当てた物語。」とあります。

カンヌ国際映画祭では、大喝采と大ブーイングが起こるという、賛否両論を巻き起こした映画なのだそうですが、それはどうしてなのでしょう?

渡辺さんの仰るには、この作品は、今まで政治的・歴史的な角度から語り継がれてきたマリー・アントワネットに、弱冠14歳でオーストリアからたった一人でやってきてフランスに嫁いだティーン、という新しい角度からスポットライトを当てた作品であり、その今まで伝えられてきたマリー・アントワネット像とのギャップをとても感じる映画なのだそう。


::: ベルサイユ宮殿を3ヶ月間貸し切り !?

20061128a.jpg

実は薫堂さんもその前評判のために、この映画の評判を疑っておられたようですが、今日パンフレットをご覧になって、「これはおもしろい映画なのでは?」と思われたとか。

特に、マリー・アントワネットが色とりどりのお菓子に囲まれて横になり、夢うつつの表情で次女に足を支えられているパステル調の写真を見て、そう思われたようです。

渡辺さんはと言いますと、こちらも、「ゴッド・ファーザー」に次ぐ「人生の一本」になりそうだと仰います。

マリー・アントワネットに関する映画はたくさんありますが、こんな角度から彼女を描けるのはソフィア・コッポラ氏だけではないか、とさえ仰っています。

前作「ロスト・イントランスレーション」で、か細く拠り所ない純粋なティーン像を描いてみせたソフィア・コッポラ氏の感性は、かの名高いマリー・アントワネットからさえも、頼りなくていたずらっぽいただの14歳の少女を見いだしたようです。

音楽も、70年代後半から80年代にかけて流行した「ギャング・オブ・フォー」や「ニュー・オーダー」といったポスト・パンク、ニュー・ロマンティックと言われるポップミュージックが全編に渡って使われ、映画の始まりから観客を圧倒。

そしてすごいことには、この映画を撮る際には、フランス政府からの全面協力を受け、ベルサイユ宮殿を3ヶ月もの間、借り切る事ができたのだとか。

だから、映画で使われているお部屋などは、セットではなくほとんど全てが本物。

それだけでも、観る価値は十分ですが、それにも増して先ほどお聞きした映画のコンセプトしかり、そして、映画にたくさん出てくるお菓子は全て、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」によるものだというお話…どれを取っても、女子たちにとってはドキドキするような映画なのであります。

そして極めつけは薄いピンクのパンフレット。このピンクをマカロン・カラーと言うそうで、パンフレットの中は、色とりどりのいたずらっぽくて可愛らしい写真がいっぱい。

女性の中の女の子ゴコロはとてもくすぐられる映画ですが、男性にも、いろんな意味できっとどこか引っかかる映画なのでは…? と思ったりします。

来年の1月20日の公開が楽しみですね。


みさと

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「マリー・アントワネット」
⇒ http://www.ma-movie.jp/



さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「What Ever Happened / The Strokes」(映画『マリー・アントワネット』サウンド・トラックから)でした。

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2006年11月27日
小山薫堂と東野みさとの「最近オススメの映画」とは?
お正月映画を楽しもう!

映画、最近観に行かれましたか? お気に入りの映画はありましたか?

さて、江東区のラジオネーム「いいだ とものり」さんから、こんなメールをいただきましたよ。

「僕は『ひと月に5本!』を目標としている映画好きの27歳です。
今年も、お正月映画のシーズンがやってきました。
日本では、ゴールデンウィークと並んで名作揃いのこの季節、毎年楽しみにしています。
ぜひ、番組でもオススメのお正月映画を教えて下さい!」

というわけで、今週のテーマは「お正月映画を楽しもう!」です。

しかし、毎月5本って、意外と行けるようで難しいです。毎週末観に行ったとしても、足りなかったりしますものね。いいださん、すごいです。


::: ダサい女の子が共感できる? 「プラダを着た悪魔」

さて、薫堂さんが最近観られて面白かった映画は、「プラダを着た悪魔」だそうです。

今、六本木ヒルズでも上映されてますね、あの、コワい上司の下で悪戦苦闘するダサい女の子が、ファッション業界の波に揉まれて、恋に仕事に頑張るお話ですよね。観た事なくても、そのくらいは知っているのです。

薫堂さん曰く、デートで行くより、女の子同士でワイワイ観に行った方が楽しいかもね、と。

なるほど、どうしようもないダサい女の子が、いかに最先端のファッションに身を包んだバリバリのキャリアウーマンになるのか…どうかはわかりませんが、そういうビルディングストーリーは好きな方なので、女同士で映画鑑賞とシャレこみますか。

薫堂さんの、「主人公がブランドに全く興味がないダサい女の子なので、東野さんは共感できると思う。」というオススメには、妙に納得するような、納得しちゃあいけないような気もしなくはないんですが。


::: ダメ人間が共感できる? 「ナチョ・リブレ」

かくいう私は「ナチョ・リブレ」が気になってたんですが、お正月映画でないどころか、もうそろそろ終わってますね。後で気がつきました…。

いつもこうで、気になる映画があっても、気がつくと既にDVDになってるどころか、もう準新作のコーナーにあったりして。我ながらのんびりしてるのにもほどがあるなあとはつくづく思ってるんですが。

さて、この「ナチョ・リブレ」がどうして気になっていたかと言えば、単純に、主演俳優さんの前回作「スクール・オブ・ロック」が良かったからです。

スーパーマンのような完全無欠な男性がバッサバッサと敵を倒して行くのも嫌いじゃあないんですが、ああいう、一見ダメな男性が、子供や弱いもののために必至で頑張るお話は、かなり好きです。

自分がダメだから感情移入するんでしょうか…。


::: 勉強家が共感できる? というわけではありませんが…

お話は変わりますが、先日、ゲストでおいで下さったフェンディの金古真理さん、実は同級生に、硫黄島に関するドキュメント本を書かれて、大宅壮一ノンフィクション賞を取られた方がいらっしゃるそう。

それで、最近公開されたあの「硫黄島からの手紙」に出演された渡辺謙さんが、その本に感動されて、その方のところへお話を聞きにいらしたのだとか。

こういうお話を聞いていつも思うのですが、俳優さんという職業、本当に勉強家でないとできないお仕事です。これは観る方も、襟を正して観なくちゃあいけませんねえ…。

というわけで、今週はちょっぴり背筋を伸ばしつつ、お正月映画に望もうと、思う訳です。


みさと

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「プラダを着た悪魔」
⇒ http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/



「ナチョ・リブレ」
⇒ http://www.nacho-movie.jp/top.html



「父親たちの星条旗|硫黄島からの手紙」
⇒ http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/



さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。) 今日の曲は、「Vogue / Madonna」(映画『プラダを着た悪魔』のサンドトラックから)でした。

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2006年08月25日
「東京ビンテージ物語!」いただいたメッセージをご紹介
東京ビンテージ物語!
ビンテージビンテージ…でも、考えてみたら、私自身はビンテージものなんて、一つも持ってないんですよねえ。

古くていい物ってのは、愛がこもってる分高いんですよう。

愛を手に入れるには、それなりの覚悟が必要ってことですね。清水の舞台から飛び降りるくらい。

まああのくらいだったら、よっぽど打ち所が悪くなければ、骨折くらいはするかもしれませんが、死にゃあしませんからね、ま、そのくらいの骨折りは必要ってことで。

人でも物でも、そのくらいしてもいいって思える相手に、出会えるってえことが幸せなんでございます。まったくビンテージってものは、奥が深いもんでございますなあ。

さて、今夜もいただいたメッセージをご紹介していきましょうね。


::: 江東区のラジオネーム「ミキ」さんからは、ジーンズのお話。


「以前つき合っていた人が、ジーンズにこだわる人で、ビンテージジーンズという物をいくつも持っていました。物を大切にするのはいいと思うのですが、洗濯をしないというのはちょっとなあ…なんて今は思います。」

薫堂さんも昔は洗わない派だったそうなのですが、ジーンズの専門家のお話によると、最近のジーンズにはビンテージ加工なるものが施されているので、一週間に一度くらいなら洗ってもいいそうですよ。

でも、昔のどこそこの何々で、タグがこうなってて、裏地に赤い線があるのが珍しいんだよ、すごいでしょう! みたいなレアものを手に入れた場合には、やっぱり洗っちゃいけないんでしょ? って、今さっき聞きましたよ…。


::: 大田区のラジオネーム「ケンケン」さんからは、時計のお話。


「ヴィンテージ・ウォッチという世界があるかどうかわかりませんが、ウチの妻が、お母さんからもらった時計が動かなくなったので、表参道ヒルズにあるケアーズという所で修理してもらった事があります。ここは女性用の時計の修理、販売を行っているそうで、江東区森下に本店があるそうです。」

この「ケアーズ」さん、サイトを調べてみますと…アンティークウォッチの専門店なんですね。

なるほど、落ち着いた感じの店内に、素敵な時計が並んでいるようですよ…オメガにロレックス、ブライトニングにハミルトン…くらいしか知らないけど。他にもいろいろありますねえ。

薫堂さんも時計を集めていらっしゃるようで、薫堂さんの時を刻んだ時計が、いずれはお子さんやまだ見ぬお孫さんに受け継がれてゆくことを夢見ていらっしゃるようです。

男の人ってのはまったくロマンチックな生き物ですねえ…。


::: 世田谷区のラジオネーム「スローハンド」さんからは、ギターのお話。


「僕は時々楽器屋さんにビンテージのギターを見に行きます。僕よりもはるかに年上のギターたちを見ていると、なぜか心が落ち着いたりします。よく見かけた物がなくなっていると、ちょっと寂しい気分になります。」

わかります。いつも前を通る骨董品屋さんのショーウィンドウに飾ってあった酒杯がなくなってたりすると、買いもしないくせに、あれ、売れたのか…とちょっとがっかりしたりとか。

なかなか高嶺の花といったものも多々ありまして、胸を高鳴らせながら、年上のあこがれの君をそっと盗み見たりするのは、また初恋にも似ているのでありました。

とロマンチックにまとめてみたところで、今週はこれでおしまい。

みさと

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「アンティークウォッチ専門店 ケアーズ」
⇒ http://www.antiquewatch-carese.com/


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今日の曲は、「NIGHT DRIVER / TOM PETTY」でした。
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2006年06月30日
リスナーからのメッセージ紹介
東京で花火を見よう!
こんばんは。これで今年は、花火大会もばっちりです。さてさて、どこからいきましょうか…。

今日もみなさんからのメッセージをご紹介しますね。


::: ラジオネーム「真っ黒・黒助」さんから、中目黒情報!


「中目黒マニアの東野さんに耳寄りな情報! 公園から二子玉川の花火大会が観れます! 毎年ギャラリーはご近所の犬の散歩をしながらって感じの人が20人弱…穴場なので、某S公園くらいで勘弁してくださいね、混んじゃいますから。中目黒在住41年生。」

そうなんですね!知りませんでした。S公園といえば…あそこですね。

じゃあ「真っ黒・黒助」さん、花火大会の時にお会いしましょう! 情報、ありがとうございます!

ぜひぜひ、また中目黒情報お待ちしてます。


::: ラジオネーム「グリーンアスパラ」さんから、「満腹警察24時」のお話。


「いつも楽しく放送聞いています。先日の放送で、司亭の裏新メニュー『満腹警察25時』の話を聞き、どんなものなのか非常に興味があり早速食べました。感想は、カレーどんぶりでここまでやるかというボリュームで、食べた後に満足感があり、よかったです。」

これは、6月24日の放送でお話した、薫堂さんがプロデュースしているお弁当の名前ですね。

飯倉の交差点近くにある「司亭(つかさてい)」には、他にも薫堂さんが発案したメニューがありまして、この「満腹警察24時」は、「司亭」のお客さんに警察の方が多いのを知った薫堂さん、いつもありがとう!の意味を込めて、おいしくてボリュームのあるメニューを考えたのだそう。

なかなか好評なようで、警察の方も買いにきてくださっているのだとか。

おや、薫堂さん、「いいこと思いつきました!」と、何やら電話をかけ始めましたよ…。

司亭のおかみさんが出られるや否や、「警察の方が警察手帖を見せると、『満腹警察24時』を50円引きでどうですか?」だって。

おかみさん、笑っていらっしゃいましたが、快く承諾くださいました。

というわけで、警察の方に、日頃お世話になっている感謝を込めて、司亭で「満腹警察24時」をお買い上げの際に、警察手帖をお見せいただければ、50円引きさせていただきます!

(でも、警察手帖をお見せくださったお一人様だけに限らせていただきます…お一人でまとめ買いされても、一つ分だけです! ごめんなさい。)

あれ、ところで花火の話は…。

みさと

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「司亭(つかさてい)」
東京都港区東麻布1-3-7 山本ビル1階
Tel. 03-3585-3518


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今日の曲は、「De Do Do Do, De Da Da Da / The Police」でした。
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2006年06月29日
花火写真家 福田武さんに聞く、花火をキレイに撮るコツ
東京で花火を見よう!
20060629a.jpg こんばんは。花火大会への期待が高まってくると、今度は、その花火大会の思い出を、いかにうまく記録に残すかも、問題になってきますね。

でも、花火の写真って、とっても難しいですよね。

そこで今日は、花火写真家の福田武(ふくだ たけし)さんをスタジオにお招きして、お話をお伺いしました。

花火専門の写真家さんがいらっしゃるなんて、私、知りませんでした!


::: 花火とは、生き物です。


20060629b.jpg 福田さんの作品は、一見、花火の写真には見えないんです。

薫堂さんがこの作品をご覧になって、「花火とは『花』なのだと思いました」と仰るほど、花火が有機的に、そして幻想的に写されています。

私もはじめ、海の生き物か、もしくは宇宙の写真なのかと思いました。そのくらい、生き物っぽいし、神秘的なんです!

福田さん曰く、花火師の方は、野に咲く花を見て、花火のアイデアを思いつくのだとか。「ですから、僕は花のように花火を撮るのです。」と仰いますが…。

それにしても、この不思議な花火の姿は一体何なのでしょう?


::: 写真家になられたのは、花火のため。


20060629c.jpg 福田さんも初めは、私たちが花火の写真と聞いて想像するような、普通の花火を撮っていらしたそう。

でも、福田さんにとっての花火は、そういうものではなかった。福田さんが高校生の頃から魅せられていたのは、もっと、生き物のような、神秘的で美しい光。

お友達にどんなに説明しても、その感動が伝わらなかった福田青年は、写真で撮って見せてやろう、という情熱を覚える事となったわけです。つまり、福田さんが写真家になられたのは、ひとえに花火のためなのです。

福田さんにとって、花火とは、人生から切っても切り離せないものなんですね。

でも、初めは思うような写真が撮れない。

試行錯誤の上に、現在のようなスタイルになったわけですが、これこそが、福田さんが高校生の時にご覧になって感動された、花火の姿なのだそう。

その時の感動を、ずっと追い続けていらっしゃるんですね。


::: 福田さんのテクニックをちょっとだけ、公開。


20060629d.jpg
見て見て! すごいでしょう? 福田さんの作品です。
どうすれば、福田さんのように花火の写真が上手に撮れるのでしょうか。

もちろん、たくさん練習しなければそんなに簡単に撮れるものではないでしょうが、ちょっとだけ、そのコツを教えて頂きましたよ。

まずフィルムですが、夜なので、感度の高いものを選んでしまいそうになりますが、火を撮るのですから、フィルムの感度は50くらい、なるべく低くしたほうがいいそう。

それから、福田さんは、デジタルとフィルムを併用されているそうで、フィルムで撮られる時は、中盤フィルムというものを使われるそうです。そのフィルムだと、よりリアルに、より迫力のある写真が撮れるんですって。

さて、実際に撮影するときですが、実は福田さん、ほとんどの種類の花火の、打ち上がるタイミングや高さなどを、暗記していらっしゃるようです。すごい!

だから、望遠レンズでぴたりと花火のど真ん中を狙う事ができるんですね。

それはちょっと私たち素人には無理ですが、打ち上げプログラムを見ると、花火の種類や打ち上げ時間などが詳細に書いてある事が多いそう。ほ、よかった…。

はじめの10〜20分くらいは、花火を見ながらシャッターを押すタイミングの練習をして、プログラムの後半に必ず出てくるであろう、大物を待ちます。

そして、花火の高さとタイミングを見計らって、いよいよシャッターを押すわけですが、そのとき、フラッシュは必要ありません!

それから、花火の種類の中に、「牡丹」と「かむろ菊」というものがあるそうですが、滞空時間の長い「かむろ菊」の方が撮影がし易いそう。

そちらなら、花火の開く音がしてからまだ後に、花火が開き切ったと思った所でシャッターを押しても間に合うので、しっかりと狙う事ができるのだとか。

「牡丹」は、滞空時間が短いので、うまく撮らないと、ただの点々になってしまって、寂しい感じの絵になってしまうんですって。

福田さんのレベルには届かないものの、なんだかちょっといい写真が撮れそうな気になってきませんか?

今年は、福田さんのアドバイスを胸に、チャレンジしてみましょうか…。

みさと

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「花火写真家 福田武 WebSite」
こちらにも、福田さんの作品がたくさん!

http://www.geocities.jp/hanabifukuda/

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。)
今日の曲は、「So Nice (Summer Samba) / Bebel Gilberto」でした。
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2006年06月28日
女性花火師 「鍵屋」の天野安喜子さんに聞く「花火の魅力」
東京で花火を見よう!
こんばんは。さてさて、なんだか今年は花火大会への意欲が強まってきましたよ…。どこに観に行こうかな?

今日は、日本でも珍しい女性の花火師さん、「鍵屋」の15代目・天野安喜子(あまの あきこ)さんに、電話でお話をお聞きしました。

実は私、花火師さんというからには、何となく気難しそうな方を想像していたんですが…おや、天野さんのお声は、親しみのある、明るくて気のいいお姉さんといった感じです。なんだか少し、ほっとしました。


::: 歴史ある花火屋さんの、絶え間ない挑戦。


「鍵屋」さんの創業は1659年から。由緒正しい花火屋さんです。

なんでもその頃の花火は「火の花」と呼ばれ、今のように派手な音もせず、色も「和火」と呼ばれる淡いオレンジ色のものだけだったそう。

音もなくそっと光りながら空へ昇っていく「昇り流星」、それもまた、別の趣があっていいですねえ。

今のような形の花火になったのは、明治以降なんですって。

そんな歴史ある「鍵屋」さんの15代目・天野さんが担当されているのは、「江戸川区花火大会」。

天野さんがこの花火大会の言わば総合演出をされるわけで、つまり、1万4千発打ち上げられる花火、3トンあまりの火薬の責任者です!

その中のプログラムも、いろいろ趣向が凝らされているようで、前年にも増して、今年はスケールの大きい、すごい花火を観る事ができるようです。

「鍵屋」さんの花火は、一発一発を丹精込めて作られていますので、その光と音のクオリティの高さを、ぜひ、体験してみてください、と天野さんは仰います。

音と言えば、花火にも、その音のリズムというものがありまして、「鍵屋」さんでは長年、花火を観る方に一番心地よく楽しく観て頂けるようなリズムを研究されているそうです。

なるほど、今年の花火はそのグルーヴ感を楽しんでみましょうか。

また、花火にはそれぞれ、花火師の個性というものが出ますから、絵画を鑑賞するように、作者の想いを感じてみる、なんていう楽しみ方もあるようです。

花火、まだまだ奥が深いですね!

みさと

data
「宗家花火鍵屋」
⇒ http://www.souke-kagiya.co.jp/

「江戸川区産業情報ネットワーク 江戸川区花火大会」
⇒ http://www.ei-net.city.edogawa.tokyo.jp/event/event2.html

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今日の曲は、「Feels Like Fire / Santana」でした。
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2006年06月27日
夜景評論家、丸々もとおさんに聞く、おススメ花火大会と、とっておき鑑賞スポットの話
東京で花火を見よう!
こんばんは。しかし、暑いですねえ…。
今日も花火のお話をお聞きして、涼むことにいたしましょう。

それならまず、この方ですよね。いつもお世話になってます、丸々もとおさんにとっておきの花火スポットを電話でお聞きしましたよ。


::: さすが夜景評論家、花火だってご覧になっている数が違います。


丸々さん、夜景評論家さんは、花火だって当然観に行かれるんでしょう?

と、さすがそこは夜景を観るために日々日本各地を飛び回っていらっしゃる丸々さん、花火だって、ひとシーズンに20も30も観ていらっしゃるそうです。

二桁ですか! やっぱりすごいです。お見それしました。

でもやっぱりメインは夜景で、その夜景と花火のコンビネーションを楽しまれるのだそう。

やっぱりマスヒロさんがお料理の素材一つ一つと、考えられる全ての組み合わせを楽しまれるがごとく、夜景を観て、花火を観て、その組み合わせを楽しまれるのでしょうか。

以前仰っていた、「きらびやかな灯」と花火を楽しんだり、「生活の灯」と花火に物思いに耽ったり…?


::: 丸々さんのオススメ、「調布市花火大会」と「足立の花火大会」。


さて、丸々さんの東京のオススメの花火は、8月19日(土)に行われる、多摩川河川敷の花火。

「調布市花火大会」のことですが、約1万発、35万人ほどの人出だそうで、かなりの規模のようです。

豪快な尺玉の百連発など、見応えのあるものも多いそうですが、その中でも、光と音楽の饗宴「花火リュージョン」というプログラムが丸々さんのオススメ。

それともう一つ、7月27日(木)に行われる「足立の花火大会」。

約1万2千発、57万人の人出といいますから、こちらもかなり大規模な花火大会のようです。

こちらは、富士山を象った花火にナイアガラが組み合わさった「富士雪景色」といった、打ち上げ花火以外にも、いろいろと楽しませてくれる花火があるそうです。


::: ビルから眺める、都会の花火。


さて、ビルから観るのなら。

まず、六本木ヒルズからは神宮の花火大会が見えますね。

それから、貿易センタービルからは、東京湾の大花火大会が。

東京湾の大花火大会のちょっとした穴場としては、東京テレコムセンターの展望台からは、東京タワーとレインボーブリッジの手前に、東京湾の大花火大会が見えるそう。

ア、でもラジオで言っちゃったから、混むかもしれませんねえ。

そしてもう一つ、東京湾の大花火大会は、ビルからではないのですが、最近開通した「有明北橋」と「春海大橋」からも楽しめるそう。

こちらは花火大会の有料エリアのすぐそば、ということもあって混みそうですが、車で行けるし、なかなかいい場所だとか。


::: 車なら、ちょっと郊外まで足をのばしてみても。


夜景はいつも、車で観に行かれる丸々さん、花火をご覧に出かけられるときも、やはり車なのだそうですが、都心からちょっと離れたあたりの花火大会も面白いのだそうで、秩父あたりまで出かけられる事もあるのだそう。

混まないし、車を好きな所で停めて、車中からでも楽しめ、そののどかな花火大会の風景に、ふと童心に還ってしまわれることも。

そんなローカルな花火大会もいいですねえ…。

みさと

data
「調布市花火大会」
http://www.csa.gr.jp/hanabi2006.htm

「足立の花火大会」
http://www.city.adachi.tokyo.jp/
addir05/kanko/06event/0607event.htm


「六本木ヒルズ」
http://www.roppongihills.com/jp/index.html

「貿易センタービルディング」
http://www.wtcbldg.co.jp/

「東京湾大華火祭」
http://www.city.chuo.lg.jp/
ivent/toukyouwanndaihanabisaimeinn/


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今日の曲は、「Summer Song/Summertime / Paul Desmond」でした。
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2006年06月26日
小山薫堂と東野みさとの花火の楽しみ方
東京で花火を見よう!
こんばんは。夏ですね、夏ですよ。もうじき花火の季節ですよう! 用意はいいですか!?

さて、鎌倉のラジオネーム「テリー」さんから、こんなメッセージをいただきました。

「もうすぐ夏。夏と言えば花火だと思います。そこで、『東京で花火を見よう』と題して、東京で見られる花火大会の情報や、花火鑑賞の穴場スポットなどを特集してみてはいかがでしょう?」

そうですよねっ。夏と言えば花火ですよ! でもねえ、私は、連れて行ってくれる男の人もいないもんで、ここ数年行ってないんです。

女の子連中はそういう時は、やっぱり彼氏なんかと一緒に、出払っちゃうでしょう?

折角誘ってもらっても、カップルの後ろからノコノコついて行きたくなんかねえやい! と大人げない態度を取ってしまうんですねえ。いやあ、いつまでも子供で困りますよ。

まあ そんなハナシはいいとして。


::: オトナは黙って、線香花火。


20060626a.jpg さて。薫堂さんはどうかというと、最近はやっぱり、あまり花火大会には行かれないようです。

若かりし頃の、夏の一大イベント「花火を観に行こう!デート」に臨むウキウキ感も、歳をとるにしたがって、何となく色あせてきているようです。

ちょっと寂しいオハナシになってきましたが、まあそこは薫堂親分、代わりにどうやら、侘び寂びの花火に入ったようです。

というのも、薫堂さんが今年楽しみにしておられるのは、「ひかりなでしこ」という線香花火を楽しむことなのだとか。

職人さんが一本一本丁寧に仕上げた線香花火、火花の質だって違いますとも。

薫堂さんの聞いた所によると、その繊細な線香花火の光は、時間を置けば置くほど、ワインのように枯れていくのだそう。

なので、一昨年から2年ほど寝かせてあって、今年あたりにいよいよ開封予定だとか。

ウェブで「ひかりなでしこ」で検索してみると、たくさんの方がこの線香花火について書いていらっしゃいます。みなさん、この大切に作られた花火の光を大層愛されているようです。

線香花火の微かな音に耳を澄ませ、繊細な細い火花を愛でる。なんだかますます、オトナな花火です。

しかしちょっとしんみりしてきましたねえ…。明日は打って変わって、ドーンと打ち上がる花火のお話です。

みさと

data
「(有)群馬火工製造所 ひかりなでしこ」
⇒ http://www2.wind.ne.jp/gun_kako/

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今日の曲は、「Nightingales / Prefab Sprout」でした。
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2006年04月07日
「とっておきの映画を楽しもう!」リスナーからのメッセージをご紹介
とっておきの映画を楽しもう
こんばんは。今日の朝夕は、また冬が戻ってきたようなお天気でしたね。風が冬のにおいです。寒いです…。

さて、今日はいただいたメッセージをご紹介しましょう。


::: ラジオネーム「よっしー」さんから、「ウチの父も、映画館で寝てしまいます。」


よっしーさんからは、「薫堂さんが映画館でよく寝てしまうお話、よくわかります。ウチの父も、映画館では必ず寝てしまいます。」とメッセージをくださいました。

薫堂さんは、味方を得て、「そう、お父さんは疲れてるんですよ。」と、嬉しそう。

でも、薫堂さんは、昔からなんですよね…?

まあ 映画館というのはえてして、暗くて空調も整っている快適な空間なものですから、椅子が悪くなければ、眠くなっちゃう気持ちはわかります。

というわけでもないのですが、薫堂さんの田舎には、昔、後ろの方に畳席のある映画館があったそうです。

夏場に近所のオジサンが、団扇ぱたぱたしながら寝転がって、映画を楽しんだのでしょうか…。

薫堂さん、桟敷に畳を入れた畳席があって、通路が玉砂利になってる和風映画館なんていいんじゃない? タランティーノとかが喜ぶかも…と、想像が膨らんでいきます…。

そんな映画館があったら、絶対寝に行く人が増えるでしょうね。


::: 目黒川沿いの桜、まだいけそうです。


ブログにも、あまりに混みすぎた中目黒のお花見に、時期をずらしてみます…というコメントをいくつか頂いていましたね。

中目黒から渋谷寄りの方面は、そろそろ葉桜になってきているのですが、薫堂さん情報によると、駒沢通りから目黒寄りの方面は、まだまだいけそうだということです。

なるほど、言われてみれば、中目黒の駅から見る限りでは、そちらのほうはまだ、桜の色に混じりけがなかったような。

お花見をしそこなっちゃった方は、今週末あたりにでも、薫堂さんが先週末、大のジンギスカン好きのお知り合いに誘われて行かれたという、目黒川沿いの「成吉思汗 ふじや」でジンギスカンを食べながら、遅咲きのお花見、いかがですか?

みさと

data
成吉思汗 ふじや (じんぎすかん ふじや) 
目黒区中目黒1-10-23 リバーサイドテラス 1F
03-3712-8886
さて、来週は…ゴールデンウィークにはちょっと早いけれど、帰郷されたり、どこかへ遊びに行かれる方のために、東京のお土産を探します。

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今日の曲は、「Movies Is Magic / Brian Wilson And Van Dyke Parks」でした。
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2006年04月06日
監督デビューを飾った津川雅彦さんを迎えて (2)
とっておきの映画を楽しもう
こんばんは。昼間は温かだったのに、夜はちょっと冷え込みますね。
まだまだ上着が手放せない今日この頃です。

さて、今夜は昨日から引き続き、65歳にして監督デビューされた、俳優の津川雅彦さん改めマキノ雅彦監督にお話をおうかがいしました。

ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今週末公開のマキノ雅彦監督の作品「寝ずの番」は、公式サイトで現在予告編を見ることができます。

津川さん曰く、この「寝ずの番」にはストーリーがないので、起承転結を大切にして作られた、と。

このトレーラーで使われている「起」の部分は、これがまた、思わずぷっと吹き出してしまう、古風な下ネタというような展開で、本当に良くできています。


::: ちょっとだけ、お話しますと。


20060406a.jpg その「起」の部分のざっとあらすじを話してくださった津川さん、まだトレーラーをご覧になっていない方のために、その内容をかいつまんでお話しますと…。

お話は上方落語界の重鎮・笑満亭橋鶴の臨終の際から始まり、一番弟子の橋次(笹野高史さん)が師匠に、「何か、これはしておきたかったというような心残りはありませんか」と尋ねると、師匠は「そ…が見たい」。

「そそ!?」 固まる一同。

気の弱い橋太(中井貴一さん)が犠牲となり、奥さんを口説き落としてこい、と使いにだされます。

そして、橋太は、きっぷがよくて手の早い、江戸っ子気風の奥さん(木村佳乃さん)を、怒鳴られながらもなんとか説得し、師匠の最後の願いを聞き届けるべく、病院に急ぎます。

そして、奥さんはベッドによじ上ると、今際の際の師匠の上に仁王立ちとなり、そろそろとスカートをまくりあげます…

「どうですか、そそ、お見せしましたが」と言う橋次に、「そと、見たい言うたんや、アホウ!!!」

…とまあ、そのまま落語にありそうなオチから始まるお通夜の珍道中、ね、下ネタ満載ですが、おもしろそうでしょ?

津川さん曰く、そんなお話をみんなが真剣にお芝居していて、それが優しい愛の物語に仕上がっている、と。

そういわれれば、ますます観たくなりますね。


::: 難しかった「死人のカンカン踊りや!」のシーン


落語にもあります有名な演目「らくだ」。

「らくだ」のあだ名を持つ、嫌われ者の馬太郎さんが、ふぐに当たって亡くなった際、「らくだ」の兄貴分・半次と、紙屑屋の久六、長屋の家主での、弔いのための料理と酒を出せ出さぬの押し問答の末、半次が使った脅し文句が「死人にかんかんのうを踊らせるぞ」

なんともおかしなお話なのですが、そこから、長門啓之さん演じる死人となった笑満亭橋鶴師匠は、お通夜の晩、弟子達に抱えられ、一緒にカンカン踊りをさせられる羽目に。

このバチ当たりのような、滑稽なシーン、一旦はどうやって撮ったらよいものか思案にくれたものの、「死体を担ぎ上げたみんなが、それぞれ上着を脱いだりして、一瞬全員が師匠の体から手を離した瞬間に、死体が一人で立っているというのはどうか」というアイデアから、それは面白い!と、どんどん撮影が進んだそう。

それから、死体役の長門さん、カンカン踊りで振り回されているうちに目が開いてしまったり、カンカン踊りで足を振り上げたり…いろいろなアイデアが織り込まれているこのシーン、津川さんは一番難しかったと仰っていましたが、そのお話を聞けば、観客にとっては、楽しみな見どころになりそうです。

津川さん曰く「観客に媚びて媚びて媚びまくる」マキノの血を、マキノ雅彦監督はしっかり受け継がれて、これからの私たちの目を楽しませてくれそうです。

みさと

data
寝ずの番オフィシャルサイト
http://nezunoban.cocolog-nifty.com/
「寝ずの番」、私も友人を誘って観に行ってこようと思います! しかしつれあいには、冗談のわかる人を誘った方がいいでしょうね…

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今日の曲は、「Don't Worry, Be Happy / Bobby McFerrin」でした。
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2006年04月05日
監督デビューを飾った津川雅彦さんを迎えて (1)
とっておきの映画を楽しもう
こんばんは。今日は一日雨降りでしたね…日中、外出された方は春風邪などひかれませんように…。

でも本日のゲスト、マキノ雅彦監督の映画をご覧になったら、笑っているうちに、きっと風邪なんかすっかりどこかへいってしまうかもしれません。予告編だけで、思わず吹き出してしまいますから。

ところで、マキノ雅彦監督は、ご存知ですか?

実は、俳優の津川雅彦さんの、映画監督さんとしてのお名前です。


::: 「マキノってのは、娯楽映画の血筋なんです。」


「日本映画の父」と言われるマキノ省三さんは、日本で初めて劇映画を撮られた監督だそう。

そのマキノ省三さんがおじいさまで、そしてまた叔父さまも、生涯で261本という、おそらく世界最多であろう数の映画を撮られたマキノ雅弘さん、という驚くべき血筋をお持ちの津川さん。「マキノってのは、娯楽映画の血筋なんです。」と仰います。

そしてこのたび、津川雅彦さんは、そのマキノ姓を襲名し、マキノ雅彦として初めてメガホンを取られた映画「寝ずの番」が、今週末公開されます。

つまり…65歳の新人監督というわけですが、では津川さん、いつ頃から映画を撮ってみようというお気持ちになられたのでしょう?


::: 津川さんが、映画を撮ろうと思われたきっかけとは。


津川さん曰く、マキノ雅弘さん、そして伊丹十三さんが亡くなり、「娯楽映画を撮る人がいなくなっちゃってね、マキノの血筋に、伊丹十三の影響を受けて、娯楽映画を津川さんが撮ってみたらいいんじゃないか、みたいなことを言われるようになってね」。

そんな折、東映から98年に、中島らもさんの小説「寝ずの番」の映画化の話が持ち上がったのですが、そのときは、この原作にあまりにたくさんの放送規制用語があったために、テレビ収入を見込めず、興行収入だけで賄わなければならない、ということが障碍となり、中止。

ところが、中島らもさんに中止のお詫びを言いに行かれたところ、「この作品を映像にしたいというのは津川さんくらいしか居えへんから、津川さんにあげますから持ってってください。」と、原作を譲り渡されたそう。

そこで津川さん、あちこちで、この「寝ずの番」映画化のお話をされたところ、その4年後の2002年に、現在「寝ずの番」のプロデューサーである鈴木光(すずき ひかる)さんに出会われたことが、今回の映画を作られるはじまりになったわけです。


::: この映画は、キャスティングが命だったのです。


津川さんが、この中島らもさんの原作をここまでして映画化されたかったのは、「はちゃめちゃにおもしろい、会話の妙」にあったようです。

この会話の妙を汲み取れる良い役者を揃えなければおもしろくならない、キャスティングが良ければ、この映画は絶対成功する自信がある。そこで、このお話の中心人物の一人、橋太の役には中井貴一さんをおいて他には居らず、中井さんに断られたら、この映画はやめましょう、とまでプロデューサーの鈴木さんに話しておられたとか。

中井さんも津川さんのその想いに応え、快くこのオファーを受けられたものの、ちょうど他の映画にご出演中のこともあり、そして他の出演者の方々にも、津川さんの特別な思い入れがあったため、それぞれのスケジュールを全て合わせて映画を作り上げるのに、結局2002年から現在まで、実に4年の月日を費やされたのです。

ですから、津川さんが中島らもさんの原作に出会ってから…8年越しの想いがようやく叶った訳ですね。8年!


::: 「役者の芝居を観る前にカット割りするなんて、失礼なんだ」


もともと役者であるマキノ雅彦監督のスタンスは、役者それぞれの持ち味を最大限に生かし、いつも役者にとって理想的な観客であること、だそう。

カット割りなど学ばれたことのないマキノ雅彦監督、撮影前にカット割りのプランはたてておかなければならない。しかしカット割りなんて、どこをどう切ればいいのか、どんなアングルに持って行けばいいのかと途方にくれたとき、ふと、ある言葉を思い出されます。

三國連太郎さんと深作欣二さんと3人でごはんを食べておられた際に、「もし、津川さんが監督をすることがあるとすれば、僕は三國さんに教えてもらったことだけれど、役者の芝居を観る前にカット割りするなんてのは失礼なんだ、役者の芝居を見てからカット割りすることをお勧めしますよ」と仰った深作さんの言葉。

そこで津川さん、カット割りはせずに現場に向かい、一度芝居を通してもらったところ、全員が台詞はきちんと入っていて、芝居が命を持って動き出す、すると、観たい位置、切らなければいけないところが自然と見えてきたそう。

それ以来、脚本も持たずに監督されるのが、マキノ雅彦監督のスタイルとなったわけです。

みさと

data
寝ずの番オフィシャルサイト
http://nezunoban.cocolog-nifty.com/
さて、この続きは明日にしましょう…明日は、今週の土曜日に公開のマキノ雅彦監督の初監督映画「寝ずの番」 の内容について、お話をお伺いします。

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今日の曲は、「Cinema Paradiso / Dulce Pontes」でした。
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2006年04月04日
映画プロデューサー、中沢敏明さんに伺う、映画が出来るまで。
とっておきの映画を楽しもう
こんばんは。ここのところ、テーマがら、レンタルビデオ屋さんに通う機会も少し増えておりますが、観れば観るほど、「映画って、ホントにいいもんですねえ〜」と、水野晴郎氏化しています。もっと、もっと、とキリがなくなります…中毒ですかね。

さて、今夜はそんな「いいもん」を製作していらっしゃる方のお話をお聞きすることができました。

実は薫堂さんも映画の脚本を書いていらっしゃるとか…そこで、今お仕事を一緒にされている、映画プロデューサー・中沢 敏明(なかざわ としあき)さんに電話でお話をお伺いしました。


::: 当時と今の、映画事情の変化。


中沢さんのお仕事には、最近のものだけでも、あの去年話題になった「NANA」や、「あらしのよるに」というアニメーション映画、上戸彩さん主演の「あずみ」、木村佳乃さんが素敵な「蝉しぐれ」など、有名なものばかりです。

そんな中沢さんが一番はじめに就職されたのは、テレビ局だったそう。

その頃にすでに映画が大好きだった中沢さんが、映画界にどっぷり浸ることになったのは、あの三船敏郎さんに、三船プロに誘われたことがきっかけ。

そのきっかけは、すごいです…。

ところで中沢さん、その三船プロに入られた当時と今の映画では、何か変化はありますか?

中沢さん曰く、一番の違いは、今の映画は、エンターテイメント色が強くなったことだとか。

単館上映という制度がなくなりつつある今、テーマ性の強い、いわゆる単館系、アート系映画というものも自然姿を消していくわけですが、最近特に、そういった映画の発表の場がなくなってきていると、感じられているようです。

ところがアメリカの映画は逆に、例えば「クラッシュ」や「ブロークバック・マウンテン」といった、テーマ性の強い作品が軒並みヒットしているようで、エンターテイメント色の強い映画があまり人気がない、という現象が起こっているような気がすると、中沢さんは仰います。

もしかしたら、日本もこれからそういった方向に行くのかもしれませんね。


::: 中沢さんの仰る、一番プロデューサー的なお仕事とは?


今、中沢さんが手がけられているお仕事で、この夏公開されるものに「日本沈没」があります。

1973年に当時映画にかける金額としては破格だった総制作費5億円で作られた同名の東宝映画は当時大ヒットを生んだ訳ですが、今回は、なんと総制作費20億円。

そのうち、7億円はCGにかけるのだそうです。今時は観客も目が肥えてきたようで、CGにもかなりお金をかけなくては、ということですが…一体どんな映画になるでしょうか、楽しみです。

そんな中沢さん、一番映画プロデューサー的なお仕事とは、映画製作を中止するときの判断を下すことだと仰います。

映画が成功するかどうか、収益はどのくらい出るだろうか、まさしくギャンブルに近いお仕事で、大負けしないうちに賭けから降りることもある、そして、その判断は、中沢さんの肩ひとつにかかっているわけです。

実は今年も一度、賭けから降りられたそうで、いろいろな要因を考え合わせた上での決断は、相当勇気のいるものだったとお察しします…。

結局、それまでの制作費やキャストやスタッフへの拘束時間への報酬などを合わせて、1千万ほどの損を出したそうですが、もしこれで映画を作ってしまって収益が出なければ、今度は人間辞めなきゃいけなくなるので…と淡々と語られる中沢さん、さすがに肝が据わっていらっしゃいます。

現在、薫堂さんが脚本を書かれている映画は、大丈夫そうで…よかったですね。

ちなみに、出来上がった映画はやっぱり奥様に一番におみせになりたいですか…?と思いきや、いえ、文句ばかり言われるので…と、なんともほほえましいというか、等身大な一面も見せてくださった中沢さんでした。

これからも、面白い映画をたくさん作ってくださいね。楽しみにしてます!

みさと

data
日本沈没
http://www.nc06.jp/
明日は、今回初監督作品の公開を間近に控えていらっしゃる、津川雅彦さんにご登場いただきます。お聞き逃しなく…

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今日の曲は、「Everybody's Talkin' / The Beautiful South」でした。
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2006年04月03日
小山薫堂と東野美里おススメの映画は?
とっておきの映画を楽しもう
こんばんは。今日は風が強かったですね。目黒川の桜も風になぶられて、桜吹雪がまた見事でした。もう、散り始めていますね。お花見シーズンが終わったら、今度はデートでどこに行きましょう?

やっぱり、映画ですか?

新宿区の「マコト」さんから、こんなメールをいただきましたよ。

「僕はこの春、大学に入り、東京に初めて出てきました。

自分の田舎と違って、東京には映画館と、レンタルビデオショップがいっぱいあって、びっくり!

番組で、ぜひオススメの最新映画やビデオの情報を教えてください。」


というわけで、今週のミッションは、「とっておきの映画を楽しもう!」です。


::: きっと、一筋縄じゃ、いかないんです。


映画を見ると、必ず寝てしまう、と仰る薫堂さん。
必ず、ですか? 不思議です。

「オールウェイズ〜三丁目の夕日」も、例に漏れず寝てしまったようで、一回寝てしまうと…だめなんですよね。

話の流れがわからないから、感情移入できない。それは理解できます。

それに、きっと頭の良い人は、ちょっとやそっとの泣かせには、引っかからないんですね…。すみませんね、引っかかりやすくて。

ちなみに、マンガはあまり読まないのですが、「オールウェイズ」の原作の西岸 良平さんのマンガは、素朴で温かい感じが好きです。余談ですが。


::: 観る側の、シチュエーションが大事?


そんな薫堂さんですが、ひとつだけ、とっても感情移入してしまった映画が、ウォーレン・ベイティ監督の「めぐり逢い」。

ニューヨーク帰りの飛行機の中で観られたそうですが、お話の舞台はちょうどニューヨーク。

しかも! なんと映画の中で主人公の座った席が、薫堂さんの席と同じ場所だったそう。

それから更に、映画の舞台となるニューヨークのホテルは、「エセックスハウス」。現在は名前を変えたそのホテルに、お泊まりだったなんて。

すごい、そんな偶然があるんですね!

そんな偶然に、すっかり感情移入させられてしまった薫堂さん、キャビンアテンダントさんに、心配されてしまうほど、飛行機で大泣きされたそうで。

そこまで偶然が重なるなんて、それはもう、神様がこの映画で泣きなさいって、仰ったんですよ…一体どんな神様なんだかわかりませんが…。映画の神様かな?

というわけで、結論としては、感情移入するには、主人公の状況が、自分と似ているものほどよい。ということでしょうか…。

でも、「ブリジット・ジョーンズの日記」から、「ハリー・ポッター」まで感情移入する私は、どうなります? 単純? …そうですね。

みさと

data
ALWAYS 〜三丁目の夕日
http://www.always3.jp/

めぐり逢い
⇒ アマゾンへ
明日からは、新しい映画のお話や、ちょっとしたウラ話なんかをお聞きいただけちゃうかも? 豪華ゲストが続々登場します…

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今日の曲は、「The Film of My Love / 10cc」でした。
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2006年03月31日
「東京の桜を楽しもう!」リスナーのメッセージをご紹介
東京の桜を楽しもう!
こんばんは。今週は「東京の桜を楽しもう」をテーマにお送りしてきましたが、今年の桜、楽しむことができたでしょうか? 私も例年のごとく、桜餅を頬張りつつ目黒川沿いの桜の下を2〜3往復ほどしましたよ。

さて、今週もたくさんのメッセージをありがとうございます。


::: 中野区の「千葉ポートタワー」さんの、総武線の車窓からのお話。


「僕のお薦めはJR総武線の東中野〜中野間の右側です。

そこは少し窪地になっていて、傾斜には一面黄色の菜の花が咲いていて、その上に桜が咲き、とても色鮮やかでお薦めですよ!」


菜の花の黄色と桜のピンク、春らしい素敵な組み合わせですね。

どうせお花見に行っても桜なんて観るのは一瞬ですから…とは薫堂さん。

確かに、「花よりダンゴ」とはよく言ったもので、花がどんなにきれいでも、一通り鑑賞し終われば、美味しいものに目は行きますからね…でも、通勤電車から見える花の色は、それだけで気持ちが明るくなります。

総武線をご利用の方の中には、ここを楽しみにされている方も多いかもしれませんね。


::: 「acomi」さんは碑文谷公園がオススメ。


20060405a.jpg acomiさんも目黒川沿いの桜はお気に入りだそうですが、お家の近くの碑文谷公園もなかなかだとか。

そう、ウェブでお花見の場所を調べていたら、碑文谷公園がオススメ!という方は意外と多いのです。

ボート遊びもできるんですね…! 今の時期は乗れるのでしょうか? ボートに乗って観る桜、なんていうのもいいですね。寒いかなあ。

そう、目黒川の桜は、橋の上から見渡す桜のトンネルと、その下に流れてゆくたくさんの花びら、という光景が最高なのですが、言われてみれば、あのたくさんの花びら、海まで流れてゆくのでしょうか…?

薫堂さんの、魚たちがそれで春を感じるだろうか、という可愛らしい発想に、「どじょっこだのふなっこだの…」の歌を思い出していました。春ですねえ。


::: 練馬区の「元和田の一番星」さんは自転車もお好きなんですね。


美容師の「元和田の一番星」さんは、2週続けてのご登場です。

「僕は毎日自転車で通勤しているのですが、サクラの咲くこの季節は、天気がいいと、そのまま花見に行きたくなります。

自転車で行ける桜の名所なんてないでしょうか?」


なるほど、自転車で通勤しながら、この番組を聞いてくださっているわけですね。ありがとうございます。

もちろん、目黒川沿いもいいのですが、自転車で走るには、ちょっと人が多すぎるんですよね…。

東京タワー好きの薫堂さん曰く、東京タワーの周りには、桜の木が植えられている所が意外と多いのだとか。

薫堂さんが脚本をお書きの「東京ワンダーツアーズ」でも、飯倉の交差点から赤羽根橋に向かって、ずっと下ってゆき、2つめの信号を左に入ったところに公園があり、そのあたりは最高の桜スポットだそう。

じゃ、「東京ワンダーツアーズ」ツアー、やってみましょうか…。

みさと

data
碑文谷公園
http://meguroku-net.com/
meisyo/himonyakouen/himonyakouen.htm
そろそろみなさんお花見にも飽きてきたら、どこへ行きましょうか…? いい所がありますよ、それは映画館。たまには、お友達を誘って、いかがですか?

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。)
今日の曲は、「ISN'T THIS A LOVELY DAY / MARILYN SCOTT」でした。
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2006年03月30日
照明デザイナー 石井幹子さんに伺う、夜桜のお勧めスポット
東京の桜を楽しもう!
こんばんは。今夜も肌寒いですね…でも、目黒川沿いはたくさんの花見客で賑わっています。しかし、ここまで人を魅了する植物もありませんよね。桜とは、本当に不思議な花です。

さて今夜は、夜桜の美しさを引き立たせるにはどうしたらいいのか、もしかしたら一番知っていらっしゃるのでは? 照明デザイナーの石井幹子(いしい もとこ)さんにお話をお伺いしました。


::: 桜のライトアップ


石井さんと言えば、都内だけでも東京タワーやベイブリッジといった、誰でも知っているアノ建造物の照明デザインを手がけられていることで有名ですが、実は、桜のライトアップも多数手がけられておられるそうです。

例えば、八重桜の見事な桜の名所・大阪造幣局や、兵庫の湯村温泉の八幡様へと続く道、それから上野公園内の韻松亭から見える桜のライトアップ。

石井さん曰く、桜のほんの少し紅のさした、品のよいピンクを見せるのは難しいと仰います。

黄色味の強い、暖かみのある光では、その微妙な色が見えなくなってしまうため、桜にはあまり適さず、白くて澄んだ、色温度の高い(というそうですが)、ものの色をそのままに見せる光源がよいのだそう。

なるほど、美しいものはそのままに見せるわけですね。暖色の明かりは胸を暖かくしますが、澄んだ光で照らされれば、しん、とした光の中で、繊細な薄紅の色も、胸に一層沁みるのかもしれません。


::: 桜のライトアップ


石井さんの東京でのお気に入りの桜スポットは、アークヒルズの後ろの通り。つまり、「桜坂」ですね。

御座を敷いたりできる場所ではありませんが、その少し坂になった通りをのんびり歩いてゆくと、桜のトンネルの先には東京タワーもちらちら。いかにも、東京らしい桜スポットと言えましょう。

それから、愛育病院や有栖川宮公園のあたりにも、花付きのよい、みごとな桜を多数、目にすることができまして、そのあたりも、石井さんのお気に入りです。

それから、石井さんの事務所からも近い、新宿御苑。

御苑内に、染井吉野が密集している場所があるそうで、閉園間際の夕方頃は最高だそう。

お天気のいい日の夕陽に照らされる桜は、考えただけでも、おそらく、ちょっと筆舌に尽くしがたいような妖しい美しさでしょうね。

本当は、夜桜を見るにもとても良い所なのでしょうが、残念ながら新宿御苑は閉園が16時30分なのでありました。本当に、桜の時期だけでも、夜まで開けて頂けるといいですね…。


::: 世界の石井さん、これからどんなお仕事を?


実は石井さん、楽屋から電話インタビューを受けてくださったのですが、現在、サントリーホールでオペラ「トゥーランドット」の照明をやっていらっしゃるそう。

イタリア勢に囲まれて忙しく楽しくやっております、とのことで、ぜひ観にいきたいところですが、チケットは残念ながら完売です。

その後は、6月に国際照明学会で3時間あまりも講演されるそうで…ますますお忙しい石井さん。これからも私たちの目を楽しませる素敵な照明を、楽しみにしております!

みさと

data
MOTOKO ISHII LIGHTING DESIGN
http://www.motoko-ishii-lighting-design.co.jp/

造幣局
http://www.mint.go.jp/

韻松亭
http://www.innsyoutei.jp/

新宿御苑
http://www.shinjukugyoen.go.jp/
はあ…素敵ですね、石井さん。仕事が素晴らしくできて、上品で…あこがれます。桜そっちのけで、お声を聞いてしまいました…。

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。)
今日の曲は、「PORTRAIT OF MY LOVE / RICK ASTLEY」でした。
TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2006年03月29日
桜ウオッチャー中西一登さんに伺う、桜をより美しく見るコツとは…
東京の桜を楽しもう!
こんばんは。昨日の雨で桜が心配でしたが、若干花びらが流れてしまったものの、いましばらく…週末まではなんとかなるでしょうか…。

おそらく、今週末あたりにお花見をされる方が多いかと思うのですが、気温は低いですからね、花冷えはいいですが、どうか風邪をお召しになりませんように。

さて、今日は昨日に引き続き、筋金入りの"桜ウォッチャー"、中西一登(なかにし かずと)さんにお話をお伺いします。

昨日は中西さんがどのようにして桜ウォッチャーとして活動されているかをお聞きしましたが、今夜は東京の桜について、お話をお伺いしましたよ。


::: ではまず中西さんのお眼鏡にかなう、東京での桜スポットを3カ所教えてください!


まずは、「新宿御苑」。

昨日の弘前の桜と同じく、お手入れが行き届いているために、とても元気な桜を見ることができるそうです。

その種類、実に75種類。そんなにあったんですね!

ちなみに、中西さんの仰る「元気な桜」というのは、まず、長生きであること、それから幹が太いこと、そして、花付きがいい、といった桜のこと。

中西さんは、桜を愛でられる時に、この桜の元気度をたっぷり見てあげて、そしていかに楽しませてもらうか、ということを、桜を見る上での重要項目にされているそうで、そう語られる中西さんの言葉の端々には、桜への愛がにじみ出ているようだと、薫堂さん。

私も聞いたことがありますが、桜の枝は折ってしまうと、そこから細菌が入り易いため、花付きは著しく落ちてしまうそうで、美しい桜の枝、持って帰りたくなるお気持ちは本当によくわかりますが、くれぐれも、桜の枝は折られないように、お気をつけ下さいね…。


::: 2つめは、「昭和記念公園」。


20060329a.jpg 立川の「昭和記念公園」には、20種類の桜が植えられており、桜の木の数はなんと1500本、"桜ウォッチャー"にとっても、見応えのある場所だそう。

それから、チューリップやポピーといった桜以外の春の花も多数植えられており、桜とのコラボレーションが楽しめるとか。

昭和記念公園のウェブサイトによると、こちらの桜は都内よりちょっぴり遅いようで、今の段階で3〜5分咲きだとか。

シダレザクラや、花が緑色をした珍しい「ギョイコウ」という桜などは、4月中旬から咲き始めるそうですから、いましばらくのんびり楽しむことができそうですね。


::: 3つめは、染井吉野の発祥の地、「染井霊園」。


3つめは、豊島区にあります、「染井霊園」。

巣鴨、または駒込の駅から徒歩で行ける場所にあり、実はここは昔、「染井村」と呼ばれていた地域。

幕末頃、この染井村の植木屋さんが、「吉野桜」として売り出した桜が、「染井吉野」のはじまり。

でも、実際は吉野の桜ではなく、いわゆるブランド戦略としての命名だったため、後に植物学者さんが、吉野の桜と区別するために、新たに「染井吉野」という品種として名付けたのだとか。

それはチョットした蘊蓄になりそうですね。誰かに明日言ってみよう…。


::: 桜を愛する中西さんの、正しい桜の見かた。


20060329b.jpg 毎年どこででも見かける、もしくは自分でやっている、シートを敷いて、桜の木の下でのどんちゃん騒ぎ。

桜も喜んでもらえて嬉しいでしょうが、でも、一つだけ、桜の根を踏んだり、根元のあたりを踏み固めてしまうと、桜の根は殊更弱いために、木が弱ってしまうそう。

来年の楽しみを守るためにも、桜の根を腰掛けにしたり、踏みつけたりして、お傷つけになりませんよう…とのことですよ。(どき。気をつけなくちゃ…)

みさと

data
新宿御苑
http://www.shinjukugyoen.go.jp/

国営昭和記念公園
http://www.showapark.jp/

染井霊園
http://www2.odn.ne.jp/sugamo-100sen/rekisi-06.htm

中西一登さんのサイト
「モバイラー中ちゃんの気まぐれ桜旅」

http://www.sakuratabi.tv/tabi/
後からお聞きしたところ、中西さんのように桜を追って旅をされている方は思いのほか多いのだとか。このあと、すぐに桜ウォッチの旅に出られた中西さん、明日は一体どこにおられるのでしょう…。

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。)
今日の曲は、「YOU'RE BEAUTIFUL ( ACOUSTIC )/ JAMES BLUNT」でした。
TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2006年03月27日
小山薫堂と東野美里にとって東京の「桜スポット」とは…
東京の桜を楽しもう
こんばんは。今日は、先ほど桜並木を通ってきましたが、もう満開ですね…!
桜の花の束がむくむくと枝に垂れ下がり、商店街の提灯に照らされて、それはそれは見事です。

夜はまだ肌寒いですが、いつもより見慣れた通りも賑やかで、ほんのり酔ったような足取りで、そぞろ歩きする人々を眺めながら通り過ぎてきましたよ。

さて、そんな今週のミッションは、三鷹市の「Pちゃん」さんの、やっぱりこんなお便りから。

「僕の家の近所には、桜の名所として有名な、井の頭公園があります。

先日、東京の染井吉野も開花し、公園ではそろそろお花見をする人たちが増え始めてきました。

そこでお願いです。井の頭公園の桜もきれいなんですが、何年も見続けてきて、少々刺激に欠けてきたので、この春はいろんな桜を見比べて、自称桜博士を名乗りたいと思います。

とっておきの桜情報をよろしくおねがいします。」


というわけで、今週のミッションは、「東京の桜を楽しもう」です。


::: 中目黒ばっかりで、すみません…


すみません、私は相変わらず中目黒をウロウロしておりまして、お花見も近場で済ませてしまうのですが…目黒川の桜と言えば名所の一つですから、私はかなり、幸せ者ですね。

食べ物の屋台もちらほら出ますし、川沿いを歩けば、お店も最近たくさんできていまして…でも、この季節はどこも満席ですから、お店の予約なしで桜を見に来られる方は、お店に入れることはあまり計算に入れずに、少し暖かい格好をしてこられることをお勧めします。

夜の川沿いはかなり冷えますから…。

そうそう、夜中の2時までやっているお店がありまして、ここは、お酒もありますが、なんと目の前でお茶をたてていただいたりできます。そして、2Fの窓からは、間近に桜の見事な枝振りを眺めることができます。ここはちょっとした穴場です。

ヒントは、1Fが和菓子屋さんです。店内でも甘いものも食べられますよ。


::: 深夜の夜桜ドライブなんて、大人な感じ…ですか?


さて、薫堂さんの場合は、深夜の夜桜ドライブ、ですか。

サンルーフ付きの車の窓を開けるか、それともオープンカーか…。で、桜のトンネルをくぐるルートを辿る訳です。

まずは、青山墓地。

ここは、墓地の割には毎年花見客も多くて、仏さまがたも寂しくなくていいですね。うるさがっていないといいんですが…(笑

それから、深沢の並木道。

そうそう、深夜は無理ですが、ここはバスでも楽しめます。

以前、用賀の会社に通っていた頃に、中目黒から学芸大学へ電車で行って、学芸大学の駅から成城学園行きのバスに乗ると、深沢のあたりも通るのですが、ここは桜のシーズンはもちろん、夏の青々と茂った緑のトンネルもとても気持ちのいいルートです。


::: 桜餅の、はじめてものがたり。


桜餅のはじまりにはいろいろな節があるようですが、薫堂さんがご存知の桜餅のはじめては、浅草・長明寺の門番だった山本新六さんという人が、寺の門の前で、降り積もる桜の葉を掃き集めながら、「この葉がみんなお金だったら、俺はお金持ちになれるのに…」と言ったか言わなかったか、その時に、その桜の葉を塩漬けにして売ってみようと思い立ったとか。

けれども、桜の葉の塩漬けでは、あまり売れなかったために、お餅に塩漬けの葉を巻いて売り出したところ、これが大ヒットだったそう。

確かに、あのしょっぱいのと甘いお餅とあんこの組み合わせがいいんですよね…と思ったら、薫堂さんは、桜の葉は剥いてお餅だけ食べる派でしたか…!

でも、元はと言えば、桜の葉を食べさせるために誕生した桜餅、塩漬けの葉だけを食べるのも、なかなかさっぱりとしていいですよ。

今、ウェブで調べたところでは、桜餅にも関東風と関西風があるんですね。関西風は、その名も道明寺だとか。どちらもお寺の名前で、紛らわしいです…。

さてさて、そんなこんなで今週は、上ばかり見上げる週になりそうです。

明日は、桜好きの中でもかなりのツワモノの登場です。お楽しみに。

さて、番組ではあなたのご感想をお待ちしています! それから、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問もお寄せ下さいね。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。)
今日の曲は、「COMINGO ( WITH ME ) feat.BEBEL GILBERTO / VICTOR DAVIES」でした。

みさと

TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
2006年01月02日
小山薫堂が語る、2006年はこれが流行る!
2006年、今年はこれが流行る
20060102b.jpg こんばんは。それから、明けましておめでとうございます。
今年最初のNISSAN MURANO TOKYO LABORATORYです。

昨日は田舎で初詣と、それから厄年のお祓いもしていただいて、後はノンビリお家で過ごしました。そして今日は長野から早々に引き上げてきまして、東京にいます。いいお正月休みをいただきましたよ。

さあ、仕事初めです。今年はどんな一年になることやら…。

ラジオネーム「ブラックドッグ」さんから、メールをいただきました。

「私はとあるサービス業を営む会社の営業マンですが、40歳という年齢のせいか、最近は自分の好きな世界や趣味がかたまってしまって、世の中のトレンドや流行りものについつい無関心になってしまっています。

しかしながら、仕事で自分より若い世代の人と接する機会も多く、これから何が流行りそうなのかということに対しても、もう少し勉強しなくてはいけないと痛感しております。

そこで、2006年にはどんなことが流行するのかを番組で予測してもらいたいのです。

自分の仕事に活かせればと思います。よろしくおねがいします。」

ということで、今週のミッションは、「2006年、今年はこれが流行る」に決定です。

::: 犬好き必見! 薫堂さんのナレーションも聞けちゃいます。


以前から言われていた動画配信。

私のまわりでも、思ったよりもiPodMovieの画面がきれいだったお話や、インフラがだいぶ整ってきていることから、ビデオメールが流行るのでは、なんていうお話がちらほら飛び交っていましたが…。

20060102a.jpg 動画といえば、薫堂さん、なぜかかわいいアニメーション作品のナレーションをすることになったようですよ。

今世紀中頃に活躍したチェコのジャーナリスト、そして作家でもある、カレル・チャペックの作品「ダーシェンカ」。

「ロボット」という言葉が生まれた、彼の最初のヒット作「R.U.Rロボット」は、SFファンの間では知らない方は皆無なのではないでしょうか?

そんなカレル・チャペックですが、うって変わってこちらは、ただひたすらワンちゃんにメロメロな作品。愛犬「ダーシェンカ」に対する愛情がたっぷり注がれた、いわば「ダーシェンカ」日記のようです。

それがこの度、アニメーションになりまして、薫堂さんにナレーターのオファーが、というわけ。

何気ない犬との日常と、そしてその愛らしいイラストに、薫堂さんのナレーションが重なります。

どんな仕上がりなのかは…観てのお楽しみ。第一話を無料配信中です

みさと

data
「ダーシェンカ」
http://www.dasenka.jp/index.html
さて、今日はあんまりご参考にはならなかったもしれませんね…すみません、ついダーシェンカのお話に夢中になってしまって…本当にかわいいお話なもので。
明日は、今年の家電製品の行方について、お話をお聞きします。
ところで、皆さんは、今年はどんなものが流行ると思われますか?

それから、調べてほしい東京の疑問など、みなさんからのミッションもお待ちしています。(下の「コメント」からどうぞ。)
今日の曲は、「ONE / MARY J. BLIGE AND U2」でした。
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