東京天空物語、と聞いて忘れてはいけないのは、そう、J-WAVE81.3も入っているこの六本木ヒルズ。
そしてさらに、その六本木ヒルズの最上階には、世界で最も空に近い美術館、森美術館があります。
今夜はその森美術館の新館長・南條史生(なんじょう ふみお)さんをスタジオにお招きしました。
さて、どんなお話がお聞きできるのでしょう…?
| ::: 世界で最も高い所にあって、遅い時間まで空いている、大人の美術館。 |
南条さんは、一週間前に新しく館長さんに就任された、ぴかぴかの館長さんです。
でも、オープンして3年目になるこの森美術館の、副館長さんをずっと務めておられたので、なんでもご存知の新館長さんなのです。
だから、森美術館がどうして六本木ヒルズの最上階に作られることになったのかも、ちゃあんとご存知です。
六本木ヒルズの創設者である森さんのアイデアから始まったこの森美術館、実はとても合理的なんですって。
それは、窓がなくて暗くなりがちな大きなビルの中心は、美術品を傷めないように窓を少なくする美術館という施設にぴったりの場所だから。
そして、外側には大きな窓の展望台もあり、展望台とつながっている美術館には、お客さんも景色を見がてら、気軽に入ってくることができる訳です。
それが功をなしてかどうなのか入場者数も多く、入館者の最も多いピークの時間は、なんと美術館らしからぬ20時過ぎ。
カフェも併設され、火曜以外は22時まで開館している森美術館は、最も遅い時間にアート鑑賞ができる美術館ともなったわけです。
| ::: これは必見かも!? ビデオ・アートの最高峰。 |
さて、現在森美術館にて開催中なのは、ビル・ヴィオラさんというビデオアーティストの個展「はつゆめ」。
このビル・ヴィオラさんは、ビデオ・アートの創始者といわれるナム・ジュン・パイクさん亡き後、ビデオ・アートの第一人者と言われる方だそうで、今回森美術館で開催されているのは、アジアでも初の大規模な個展なのだそうです。
(あ、大学時代にビデオ・アーティストに憧れておられた薫堂さん、身を乗り出してこられましたよ…)
題材に水や火などを選ぶことが多いビル・ヴィオラさんのビデオ作品は、尺は大して長くない、非常にシンプルで力強い作風なのだそう。
森美術館のウェブサイトをご覧頂くとそのあたりの解説もありますが、実は六本木ヒルズのエレベーター内のモニタなどでも、ほんの一部だけ紹介されています。
私はいつも、J-WAVEに入る時に、その映像を眺めて楽しんでいる訳ですが、待ち合いの人の列に、横から水がびしゃっとかかる様をゆっくりゆっくりスローモーションで見せて行く映像など、その表情の変化や一瞬の間に起きるできごとが不思議に面白くて、何度観ても飽きません。
南條さんの仰る「きわめてドラマチックで、きわめて迫力がある」という言葉がぴったりの作品です。
他にもビデオの内容について、興味深いお話をたくさんお聞きしましたが、それはみなさんが行かれてみてのお楽しみ、ということにしましょうか…。
現在開催中のビル・ヴィオラ「はつゆめ」は、2007年1月8日(月・祝)までです。
お仕事帰りのデートの帰り道、ビデオ・アートの話で盛り上がるというのも、なかなかオツなもんですよ。