こんばんは。今日から3日間は、温泉のスペシャリスト! 温泉ジャーナリストの野口悦男(のぐち えつお)さんをスタジオにお迎えしてお話を伺います。
| ::: 「源泉かけ流し」という言葉は、野口さん作! |
温泉ジャーナリストと名乗られるようになってから 40 年(!)と仰る野口さん、今まで行かれた温泉地は 3,292 ヶ所!
お仕事とはいえ、その数にも驚きですが、日本にはそんなに温泉地があるんだ、ということにもびっくり。
実は日本の温泉地の数は 3,800 ヶ所と言われているそうで、「まだ 600 ヶ所は入っていないわけですから、まだまだです」と野口さんは仰るのですが…いえ、3,292 ヶ所、十分すごいです。
温泉を回られる順番は、季節によって紅葉がきれいな場所や、新しくできた所などを気の向くままに、だそうで、そんな時にお知り合いの宿から「こんなのができたよ」と連絡があれば、ちょっと遠くても車でひとっとび。
野口さんの車の年間走行距離は 25,000 〜 30,000 キロにもなるのだとか。そのフットワークの軽さ、温泉のお陰なのでしょうか?
お顔を拝見すると、さすがにお肌はツヤツヤ。日に焼けていらっしゃるのは、お天気の、太陽がさんさんと降り注ぐ中に露天風呂に入られるときの日焼けなんですって。
ところで、温泉のお湯を循環しないで流しているお湯ですよ、という意味の【源泉かけ流し】という言葉、温泉地などでよく目にしますが、これはなんと野口さんが作られた言葉なのだとか。
【源泉かけ流し】の温泉かどうかを見るのが、野口さんの大切なお仕事のひとつなのだそうで、お湯を見て、触って、舐めてみて、初めてわかるものなのだそうです。達人技ですね…!
温泉に入るのがお仕事なんて、ちょっぴりうらやましいような気もしますが…これはやっぱり野口さんあってのお仕事なんですね。
ちなみに【源泉かけ流し】の言葉は、「現代用語の基礎知識」にもしっかり、収録されているそうです。
さて、私たち温泉素人が温泉に入る時、何か知っておくとよいことなどはありますか?
野口さんからのアドバイスは、「粋な入り方をする」方法です。
まずお宿に着いたら、30〜40 分くらいは休んでから、まず内風呂へ入ります。
そのとき、そのまま入ってはいけません。お湯を体にかけて、素洗いをしてから。それは、マナーですものね。
そしてお風呂に入る時は、お湯の注ぎ口を上とすると、一番下の方から入ります。温泉のお湯が流れ出す下の方で、もう少し残った体の汚れを落とすのが目的です。なるほど、粋ですね!
下の方でゆっくり汚れも落として温まり、額に汗がにじんできたら、他の場所へ。
お湯の温度に慣れてきたら、熱い場所へもどんどん行きたくなりますが、その時に注意しなくてはならないのは、額に汗がにじむ程度をキープすること。
もったいないからって、じいっと熱いのを我慢して、汗がだらだら出てくるまで浸かってはだめですよ。
かえって体に負担がかかって、のぼせて長い時間入る事ができなくなってしまいます。(私はこれ、よくやってしまうんです…)
野口さんが仰るには、温泉に入る時に大切なのは、なるべく温泉のお湯と皮膚が触れている時間を長くとること。
温泉の成分は皮膚吸収されるのだそうで、40 分ほどの入浴で 20cc もの水分がお肌に吸い込まれているのだそう。
やっぱり、のぼせないように気をつけながら、長い時間入らなくちゃ、意味がないんですね。
温泉から上がる時は、昔の5分10分しか温泉に入らなかった頃は、よく温泉から出る時に洗い流してはいけないと言われていました。
でも現在では、先ほどのお話にあったような、のんびり長時間入る入浴法が主流なので、温泉成分はお肌にしっかり染み込んでいます。逆に、温泉のゴミなどを取り除く意味で、軽くシャワーするといいそうですよ。
なるほど! 今度からはちょっぴり、粋な温泉の入り方ができそうです。
明日からはいよいよ、野口さんオススメの温泉をご紹介していきます。お楽しみに。