こんばんは。今週はいちごの魅力に酔いしれていきたいと思いますが…まずはこの方にご登場頂かなくては。
去年の秋にお野菜の回でご出演頂きました、ベジタブル&フルーツマイスターの 小林 かおる さんにお話を伺います。
| ::: おなじみの苺さん、その知られざる素顔と歴史。 |
前回はベジタブルの方で、プランター菜園のことなどいろいろな興味深いお話をお伺いしましたが、今度はフルーツのお話を…と思ったらなんと!! 小林さんによると、苺は果物ではなくて、野菜なのだそうです。
なんでも、果物というのは木に生るものを言うのだそうで、蔓に生る苺や西瓜、メロンまでもが、実は野菜なのだそうです。
西瓜さんはともかくとして、苺さんやメロンさんまでもが! 何だか、好きな人の意外な側面を覗き見てしまったようでショックです…と、どれだけショックを受けていらっしゃるんですか、薫堂さん(笑)。
というわけで、出端から間違っておりました! 失礼いたしました。
ところでそんな苺さん、日本にやってこられたのは実は江戸末期。オランダ船が長崎に運んできたのがはじまりなのだそう。
その頃はまだ食用ではなくて、白い花や赤い実を鑑賞するためのものだったのだとか。トマトや西瓜などもそうですが、当時は赤い色の実は毒があるものと考えられていて、食用には敬遠されていたんですね。
今ではあのツヤツヤした赤い色を見ると美味しそう!としか感じられないのに…時代が変われば感覚も変わるものなんですね。
その後も長い間高級品として扱われてきた苺が、さまざまな品種改良を加えられ、ようやく人々の口に入るようになり、それから爆発的に流行したのは、戦後くらいからなのだそうです。
そして現在、市場に出回っている苺には 100 種類以上もの品種が存在するのだとか、これは他の野菜にも類を見ないほど。
人々の、より甘いもの、より大きいもの、といった希望に応える農家さんや行政のお陰で、品種改良が今でもますます進んでいるようで、今では廃れてしまった品種も含めると、それこそ何百という数の品種があったようです。びっくり。
現在の苺の品種改良の傾向は、実の大きさと甘みの追求ということに重点が置かれているそうで、今年もそんな苺たちが続々と出ているのだとか…。
ちなみに小林さんのお気に入りは、巷でも人気のある「あまおう」(「あかい、まるい、おおきい、うまい」の略だって、私知りませんでした…)。
たまにスーパーでも見かけますが、この「あまおう」、いいものは一粒売りとして、下は 300 円、上は 700 円くらいまであるのだとか…えっ、一粒、ですよね!?
それからもうひとつ、桃のように大きくて甘い、徳島特産品の「ももいちご」という品種があるのだそうで、これは鮮度を保つ為に大阪の市場にしか出していないという珍しいものなのだそうです。
しかも 36 軒くらいの農家限定で作られているという、非常に希少なものでもあるそうですから、この季節の関西のお土産にお持ちになったら、とっても喜ばれるかもしれませんね。
そして苺といえばビタミンCが豊富、とよく言われますが、小林さんによると、大粒の苺なら6〜8粒くらいで一日に必要なビタミンCを取れると言われているそうです。
クエン酸も入っているので、そのビタミンCの吸収を助けて疲労回復にも効果があったり、更に果糖の他にキシリトールが含まれているために、食後に食べると虫歯の予防にすらなるという説も。
苺さん、可愛いくて美味しいだけじゃなくて、なかなかの実力者だったのです。
そして、小林さんもさすがベジタブル&フルーツマイスター、本当にいろんな知識が豊富でいらっしゃいます。いくらお聞きしても聞き足りません!
というわけで、明日も小林さんにお話をお伺いします。お楽しみに。