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« 浅草の老舗おでん「大多福」船大工安行さんに電話インタビュー | メイン | 「おでん研究家」新井由己さんに聞く「東京・とっておきのおでんのお店」とは?その2 »
2006年01月18日
「おでん研究家」新井由己さんに聞く奥の深いおでんの世界とは?
東京でおでんを食す
こんばんは。今日はまた冷えますね。

私は今日の昼間は、埼玉にいたのですが、都心より更に空気がひんやりするような気がしました。

長野はまさ更に寒いんだろうなあ…なんて思いつつ、今日もおでんのお話をいたしましょう。

今日は、薫堂さんもずっと前から会いたかったという、おそらく日本でただ一人? おでん評論家の荒井 由己(あらい よしみ)さんに、スタジオにお越しいただきました!


::: なぜ、おでん評論家に?


20060118b.jpg 荒井さんは実は、ルポライターであり、カメラマンであり、そして比較食文化研究家です。

比較食文化とは、それぞれの地域で同じ食べ物を食べ比べ、その違いから、その土地の地域性や歴史を探る、ということなのだそうです。

おでん研究家になる前の荒井さん、そのテーマを何にしようか決めあぐねていたところ、たまたま福岡の屋台で食べたおでんの中に、見慣れないタネを見つけ、これは何か、を尋ねたところ、「ギョウザ」だと言われたそうです。

でも、さつま揚げに似ているそのタネ。どう見てもギョウザには見えません。

実はさつま揚げのようなものが巻いてあるギョウザ。

東京に帰ってから、周りの友人などに聞いてみると、みんなが首を傾げる中、東京の下町出身の方は知っていた。

そこで、福岡と東京のつながりは何だろう? と思われ、興味を持たれたのが、比較食文化のテーマにおでんを選ばれた理由だそうです。

それからというもの、荒井さんとおでんは永いおつきあいになるわけですね。


::: おでん屋さんには、今までで何件くらい行かれましたか?


荒井さんがおでんを研究しよう!と決めて、一番最初に出たおでんの旅は、106日間にも渡ったそうです。

北海道から沖縄まで一通り回られて、おでんを食べた回数が実に103回。

ほとんど毎日一回は、おでん。

そして、おでんをお店で食べる他に、スーパーや市場などを回り、どんな食材が売られているのかを調べたり、市場のおばさんに、この辺りはどんなおでんを食べるのかをインタビューしたりと、まさにおでん漬けの日々。

でも、おでんの食べ方や味付け、おでん種は、地方によって変化に富み、驚きの連続で、おでんに飽きる暇はなかったとか。

例えば、北海道では、フキやワラビといった山菜をおでん種にするとか。そして、さつま揚げのことを西日本と同じように「てんぷら」と呼び、青森から下ではさつま揚げと呼ばれる。

それは、さつま揚げが、日本海航路で西日本から北海道に渡ったものだ、ということを知る手がかりとなります。

なるほど、比較食文化の意味がわかってきましたよ。

荒井さんがのめり込んだ理由もちょっぴりわかる気がします。


::: 荒井さんお気に入りのおでん。


20060118a.jpg そんな荒井さんがご自身で作られ、周りの方々にも好評なのは、八丁味噌で煮込む、名古屋のおでん。

名古屋の方は慣れ親しんだ味なのではないでしょうか?

長野出身の私にはちょっと不思議なおでんですが…なかなかおいしそうです。

なにしろ、おでん研究家がお気に入りなんですから、試してみる価値はありそうですね。


さて、荒井さんは現在山梨の方に住んでおられますが、月に必ず1回か2回は訪れるお店が東京にあるそうです。

全国のおでんを食べてこられた荒井さんが愛するおでん屋さんとは…?

それは、明日のお楽しみにしておきましょう。

みさと

data
「おでん博物館」
荒井さんが管理されているサイト。
荒井さんのブログも読めますよ。

http://www.odengaku.net/

「日本全国おでん物語」
荒井さんの著書。おでんのことがもっとわかっちゃう本です。

→アマゾンへ
明日も荒井さんに、おでんのことを、もっと詳しくお聞きしようと思います!乞うご期待。

さて、今日もあなたの番組のご感想や、気になる東京のNEWS、それから、調べてほしい東京の疑問などのミッションをお待ちしています。(下の「コメント」、またはページ左上の「番組へのメッセージ・リクエストはこちら」からどうぞ。)
今日の曲は、「Winter / James Iha」でした。
TOKYO LAB. STAFF | 21:50 | コメント(0) | カテゴリー:
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