2009年05月07日

佐保豊 -4- スポーツの未来・アスレチックトレーナーの未来

今週のゲストはNPO法人スポーツセーフティージャパン代表でアスレチックトレーナーの佐保豊さん。

アスレチックトレーナーとして佐保さんが嬉しいのは、関わった選手が何か目標などを達成したりしたとき。手伝えて良かったなと思うそうです。例えば怪我のリハビリを見ていたときなどは復帰後の最初の試合だったり。

これからの目標は、より多くの人にスポーツセーフティーというコンセプトを知ってもらって、スポーツの環境をできるだけ良くすること。アメリカのようにひとつの高校にひとりは必ずトレーナーがつくとか、そこまでいかなくても、ある地域にひとりはトレーナーを入れて、いくつかの学校をカバーしたり。そういった環境をつくっていきたいと佐保さん。

それはスポーツをする人にとっても、アスレチックトレーナーにとっても良いこと。実業団スポーツがどんどん廃部になっている現在、色々暗いニュースもあるけど、やっぱりスポーツの現場の環境が良くなっていくことで、スポーツ自体が育ってくるという思いもあるそうです。

アスレチックトレーナーはもともとアメリカで呼ばれている名前ですが、最近は日本でも資格制度ができて、アスレチックトレーナーを目指す学生の人もたくさん増えているんだとか。人材は少しずつ増えているけど、まだまだ活躍する場所が無いのが現状。
だから、これから出てくるアスレチックトレーナーの人たちが活躍する場所をつくっていってあげたいと佐保さん。学生の人たちと話をしていると、母校へ帰って自分の出た学校の環境を良くしたいとか、小学校や中学校で子供たちが安全にスポーツをできるような環境をつくりたいとか、そういう人がたくさんいるそうです。そういう人たちや、スポーツをしている人たちと力を合わせて、それを実現させていきたいと力強くおっしゃっていました。

WEB: NPO法人 スポーツセーフティー

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2009年05月06日

佐保豊 -3- スポーツセーフティーのモバイルサイト

今週のゲストはNPO法人スポーツセーフティージャパン代表でアスレチックトレーナーの佐保豊さん。

スポーツセーフティージャパンのモバイルサイトでは、スポーツの現場で怪我や病気になったときの緊急対策ガイドを紹介しています。利用はもちろん無料。これはスポーツが安全に行える環境をつくるための意識を高めて欲しいという佐保さんたちの思いから。講習会で様々な場所を回る佐保さんたちですが、講習会は1回2時間くらいで長くても3時間。そういった短い講習会でスポーツセーフティーの知識を全部つけてもらうのは、どうしても無理があります。そこで携帯電話のサイトで、スポーツセーフティーについての知識をつけることができます。

例えば緊急対応のガイドのようなものも見ることができるんです。そういった本などでは、よく「脳震盪が起こったら」、「心臓発作が起こったら」と書いてあるものも多いと思いますが、人が倒れたその場にいたときに、そんなに知識もなければまず、脳震盪なのか、心臓発作なのか分かりません。

そこで、このサイトでは色々な「状況」が載っていて、例えば「倒れて動かない人がいる」というところから始まれば、「意識がありますか?」など、どんどん選んでいって、今、やらなければいけないことが分かるという仕組み。「今、救急車を呼んでください」、「AEDを用意してください」などなど。

qr.gif実際に目の前で何か起こると、自分が何をしたらいいのか分からなくなってしまいがちですが、時々このサイトをチェックしてシュミレーションしておくと、何か起こったときに冷静に対応できる学習ツールとして使って欲しいとおっしゃっていました。

このサイトには「学習プログラム」もあって、40問のスポーツセーフティーに関する問題が1日1問メールで届いて、それを解いて、解説も見ながら、毎日少しずつ勉強することができます。40問正解し続けることができれば、サイト内の認定書をもらうことができるそうですよ。大事なのは日ごろから意識しておくことなんですね。

WEB: NPO法人 スポーツセーフティー

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2009年05月05日

佐保豊 -2- 知っていて欲しい知識

今週 5/4(月)〜7(木) のゲストはNPO法人スポーツセーフティージャパン代表でアスレチックトレーナーの佐保豊さん。

スポーツセーフティーのスタッフの皆さんは様々な場所へ出向いていって、講習会を開くそうです。その内容はスポーツをする人に限らず、全然しない人にも知っていて欲しいことがたくさん。

出向く先も少年団の野球チームや、幼稚園の先生たちに救急手当ての指導をしたりと様々。まず、スポーツによる後遺症が残るようなことや死亡事故につながるようなことをできるだけ起こしたくないという思いがあるそうです。そのためにも緊急事態に対して対応できる知識をつけてもらいたい、という佐保さん達の想い。

そんなに難しいことではないので、最低限できることをしようということで、例えばストレッチの仕方や捻挫をしたときのアイシングの仕方など、スポーツに関わる怪我の予防の仕方、起こってしまった後の対処の仕方というのを教えてくれるそうです。教える対象は大人だけではありません。小学生の子供たち向けにクイズ形式にして楽しく学んでもらったりもするそうです。

私たちが幼い頃に普通に教えられたことが、今ではしてはいけないことになっていることも意外と多くあるんだとか。
例えば、擦り傷をつくったら、かさぶたをすぐ作ってといわれていたのが、今では逆にかさぶたを作らずにできるだけ湿った環境で治す。他にも昔は、鼻血も鼻をつまんで上を向いて後頭部を叩くなんてこともありましたが、今は下を向かなければいけません。そういうことがけっこう多くあるそうです。佐保さんの講習会、受けてみたくなりました。

WEB: NPO法人 スポーツセーフティー


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2009年05月04日

佐保豊 -1- スポーツを安全に

今週 5/4(月)〜7(木) のゲストはNPO法人スポーツセーフティージャパン代表でアスレチックトレーナーの佐保豊さん。

スポーツセーフティーとはスポーツが安全に行える環境のこと。佐保さんはアメリカの大学で勉強されて、北米のプロアイスホッケーNHLのチームや南米チリのサッカーチーム、Jリーグの名古屋グランパスエイトなどでトレーナーとして活動してしてきました。世界のスポーツの現場を見てきた佐保さんは日本のスポーツの環境がもっと安全になればとNPO法人スポーツセーフティージャパンを立ち上げました。高校を卒業してすぐに最初の学ぶ場所としてアメリカを選んだのは、アメフトを筆頭にアイスホッケーだったりのコンタクトスポーツやエクストリームスポーツも盛んで、スポーツの怪我にたいしての学問が非常に進んでいたから。

アメフトを観ていても昔はしょっちゅう、死亡事故など危険なことがたくさんあったそうです。そういったことから今では多くの州で州の条例として「必ず公立高校にはトレーナーを1人つけること」というのがあるんだとか。学校にいるトレーナーは、日本でいう部活動でテーピングしたり、怪我した選手のリハビリを見たり。そういったスポーツに関わること全てに、そういった人材を配置しているそうです。

日本はまだまだ、全国レベルでトップにくるような学校では、最近トレーナーをつけたりしているところもあるそうですが、まだまだ小中学校を含め、なかなかそういった安全環境が守られていないのが現状です。例えば中学生になって部活がある程度暗くなるまでやったりすると、保健室の先生ももういなかったり。

とはいえ、アメリカの環境が良くなったのもそんなに昔からではないそうなんです。アスレチックトレーナーというのは1950年代くらいからちゃんと団体としてあって、ライセンスとしてもできあがっていたそうなのですが、州の条例として定められたのは90年代に入ってから。ハワイ州でのアメフトの試合で死亡者もでる大きな事故があって、これはいけないということになって、州がしっかり公立高校全てにトレーナーを配備しましょうということを決めたそうです。90年代からならそんなに昔ではありませんよね。今からでも日本も追いつけると思うし、そうであるべきだと思うとおっしゃっていました。
※佐保さんの著書「日本のスポーツは危ない」が小学館から出版されました。スポーツをしている人なら経験があるようなお話ばかり。練習や怪我に対する今の考え方が分かる一冊。

WEB: NPO法人 スポーツセーフティー

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2009年04月30日

黒木知宏 -4- 引退してから発見したこと

今週のゲストは元千葉ロッテマリーンズのエース”ジョニー黒木”こと、黒木知宏さん。

現役を引退されて、現在は野球解説者としてマイクの前に座るお仕事をスタートされている黒木さん。選手時代には感じる事のなかった新しい発見に出会う事も多くなったそうです。アスリート感覚だと、ピッチャー目線のままでゲームを見てしまうそうですが、解説者として外から見ると、守備の体系を見たり、ゲームの流れ、を見たり。
そして今まではロッテにいたので、「ロッテ対パ・リーグのチーム」という見方だったそうですが、解説者の仕事をするようになって、セ・リーグ、パ・リーグ問わず各球団いろんなところを見るので、様々なチームのカラーを見れるので、よく言うセオリーの野球ではなくて、「このチームはこれがセオリーなのかな。」と思ったり。国内だけに限らず、WBCへ行って他の国の試合も見て、「本質が違うな」など様々なものを見れているそうです。

新しい発見によって、黒木さんの展開するジョニープロジェクトでも新しい展開があるそうです。大切にしているのは「型にはめない」ということ。実際、日本の野球界でも個性のある、パワー野球に近い感じの選手も出てきているし、昔と少しずつ変わってきているそうです。そういったものは何からきているのか。指導者の指導の仕方もそうだし、多くの情報が入ってきて色々なことをやろうとしているのかもしれない。「色々なものを見ているほうが、自分の引き出しも増えるし、先々、野球で生きてきたから野球で恩返しをしたい。そのときにも色々な引き出しを持っていたほうが自分にとってもいい。」とおっしゃっていました。

今のように様々な活動をできるようになったのは野球のおかげだという思いのある黒木さん。野球をやり続けたことで、いろんなことを学んだ。だから野球に限らず、スポーツというのは素晴らしいもので、色々なものをもらった。

今度はそれを恩返ししなければいけない立場になったと思う。多くの人に野球などのスポーツの素晴らしさを伝えたい。そういった思いから、4月以降、問い合わせがあるところとスケジュールを合わせて、いろんなところに飛び回って、本当に必要としてくれるところへどこへでも飛んで行きたいという思いでいるそうです。

WEB: ジョニー黒木公式ブログ
WEB: PlayballーProject

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2009年04月29日

黒木知宏 -3- ジョニープロジェクト

今週のゲストは元千葉ロッテマリーンズのエース”ジョニー黒木”こと、黒木知宏さん。

選手時代からの愛称をつけ、立ち上げた「ジョニープロジェクト」。活動をスタートして、今年で2年目を迎えます。黒木さんが野球を始めたときは、まず近所の空き地などでゴムボールを使っての手打ち野球や、ほうきの柄をバットにしたり、ルールも作ったり、自分たちで色々考えながら遊んでいたそうです。そういったことを今でもやっている子たちもいるけど、都会で子どもたちを見ていると、キャッチボールができない公園があったり、最初から場所や道具が用意された状態から野球を始めている子供も多いと感じたそうです。与えられたものでやるのではなくて、いろんな人とコミュニケーションをとりながら、自分たちで考えて遊ぶ。「考える力」がそういうところからも備わってきていると思うと黒木さん。そういったことをまず、子供たちに感じて欲しいという思いがあって、プロジェクトを立ち上げたそうです。

このプロジェクトで300人近い子供たちが集まったんだとか。整列しているときはきちんと並んでいるからそうでもないけど、キャッチボールを始めたりすると、グラウンドの中がものすごいことになっていたと黒木さん。それをひとりで伝えるのはどうしたらいいのか、不安になったそうです。
ただ、人の心は全力でぶつかって一生懸命やると伝わるし、心を打つ。
子供たちと全力で向き合って、伝えたいこと、野球で感じて欲しいことをダイレクトにつたえると、子供たちからの答えがしっかり返ってきたそうです。

実際に手打ち野球などを始めるとなると、自分たちで場所取りをして、チームメイトをつくったり、ルールを作ったり。ボールだけ渡して、あとは好きにやってもらうというやり方。

最初はできない子供たちもいるけど、周りが始めると、「こういう風にやればいいんだ」と気づいて、見様見真似でやり始めたり、自然とリーダーシップを取る子と一緒になってやっていったり。そういうのを見てると、社会の縮図みたいで、子供たちは子供たちの社会ができてるのかなと思うとおっしゃっていました。
色々な技術指導をしている野球教室はそれはそれでいいし、苦しいことを頑張って続けることももちろん大事だけど、やっぱり野球って楽しいんだよということを感じてほしいと黒木さん。子供たちの楽しい表情を見て、一緒に汗まみれ泥まみれになって野球をしているそうです。

WEB: ジョニー黒木公式ブログ
WEB: PlayballーProject

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2009年04月28日

黒木知宏 -2- 野球がもたらす力

今週のゲストは元千葉ロッテマリーンズのエース”ジョニー黒木”こと、黒木知宏さん。

日本中が一つになって応援し、優勝した瞬間、みんなが笑顔になって、涙した、先月のWBC。プロ野球のペナントレースがはじまった今でも、その記憶がよみがえってきます。現地で試合を見て、取材もした黒木さんに、あの時の感動をもう一度伺ってみると「本当に素晴らしかった。」と笑顔で答えてくれました。

それまで野球に興味の無かった人もWBCでの戦い方を見て、優勝したとき、あの感動やパワーをもらったと思います。今度はその感動をみんなにしっかりと繋ぎとめられるように、しっかりとしたプレーを続けてもらいたいし、自分たちはそういう真実を伝えていかなければと強く思ったそうです。

日本の野球界は色々な情報が入るようになったり、メジャーリーグで活躍する選手も増えて、確かに「日本の野球」が評価されるようになってきました。今回のWBCを見ても分かるように、ホームランの数はほんのわずかでも世界一になれるし、防御率も良かった。日本の野球の素晴らしさが見れる大会だったと黒木さん。

黒木さんが第3回大会で一番楽しみにしているのは、今回の大会で日本と韓国というアジアのチームが1位と2位をとり、そして日本が2連覇したことで、今度はアメリカやドミニカ、プエルトリコなどのメジャーリーガーのいる国が今までよりもっと本気になって戦ってくるのではというところ。それが今からすごく楽しみでワクワクするとおっしゃっていました。

WEB: ジョニー黒木公式ブログ

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2009年04月27日

黒木知宏 -1- 黒木さんにとっての野球

今週 4/27(月)〜30(木) のゲストは元千葉ロッテマリーンズのエース”ジョニー黒木”こと黒木知宏さん。

2007年のシーズンを最後に現役を引退するまでの13年間、プロ選手として活躍されていた黒木さん。社会人野球からプロの世界へ。多くの子ども達が憧れる「野球選手」という夢を叶えた黒木さんですが、子どもの頃に描いていた将来の夢は、大きなトラックの運転手さんだったんだとか。野球はもともと好きだったそうなのですが、どちらかというと”家族やチームメイトのために”という感じで野球をしていたそうです。それは家族や仲間が自分にとって一番だったから。

高校を卒業して社会人の野球チームに入るとき、しっかりとした目標を持っていかないと、なかなか技術も上がらないだろうし、「今度は自分のために野球をやってみよう」と思ったそうです。プロになりたいと思ったのはそれから。本当に覚悟を決めて3、4年頑張ってプロ野球選手になるんだという夢をもって頑張っていたそうです。

幼い頃から「人のため」という思いがどこかにあったという黒木さん。だからプロになる前もなってからも、待ってくれている人、応援してくれる人の言葉たちが黒木さんの心をつなぎとめてくれたし、なんとか頑張らなきゃと思い、多くの苦悩も乗り越えられてきたそうです。自分が頑張ることで、人に勇気や元気を分けられるなら選手名利につきると思ったと黒木さん。「ひとりで生きているんじゃない。みんなで支え合っているんだな。」ということを感じたそうです。

WEB: ジョニー黒木公式ブログ

◎ジョニー黒木:1995年千葉ロッテマリーンズ入団。1年目から小宮山、伊良部等とともにローテーションの一角として活躍。その後、最多勝、最優秀勝率など数々の賞を獲得し、リーグ、そして球界を代表する投手となり日本代表としてシドニー五輪にも出場。 2001年から怪我に悩まされ続けるも、2005年に執念の復帰を果たし、2勝をあげチームも31年ぶりの日本一を達成!しかし、2007年10月戦力外通告を受け、惜しまれながらも同年12月に現役引退を発表。現在、野球解説を勤める傍ら、「ジョニープロジェクト」を立ち上げ、自らを育ててくれた「野球」の更なる発展、普及活動に力を入れている。
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2009年04月23日

町田忍 -4- コミュニケーション術

今週のゲストは庶民文化研究家の町田忍さん。

大学など様々な場所で講演を行い、博物館学芸員の資格も持つ町田さん。ただコレクションに触れてもらうだけでなく、「言葉」を通して文化を伝える事にも力を入れていらっしゃいます。町田さん流のコミュニケーション術は、自分がやってきたことの面白さを素直に伝えるということ。そうすると喜んでもらえることが多いんだとか。「モノの見方が変わった」と言われたりもするそうです。



町田さんが伝えていきたいことのひとつに「本物・良いもの」に触れ、知っておくことの大切さがあります。これは時代に関係なく「良いもの」であり、何かと比べたときの「これが良いほう」というのとは違うもの。「良いもの」だけ見ていれば、少し極端な言い方になってしまうけど、「良くないもの」がきたときに気づくことができると町田さん。それはモノだけではなくて、あらゆることに通じる、モノの見方や真髄なのかもしれません。
これからも、今までやってきたことを、ただ地道に積み重ねて自分に磨きをかけるという町田さんから、このお金をかけずに楽しめる知的遊びに興味のある方へのアドバイス。「ひとつのものでも10年集めれば、おもしろいことが出てきます。」。。。お金をかけないとはいえ、なかなかできることではないかもしれませんね。

WEB: 町田忍博物館

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2009年04月22日

町田忍 -3- 「昭和」の魅力

今週のゲストは庶民文化研究家の町田忍さんです。

「昭和」の町や暮らし。映画の舞台になったり、マスコミでも注目されたりと、再び注目をされるようになりました。バブルで景気が良いときに、みんなが見ていたのは外ばかり。でもそれが崩壊したときに、今までの自分たちの生活を振り返ってみようという動きが出てきました。そうすると、昭和30年代はすごく居心地の良い時代だったと思うようになってきて、それが昭和ブームのひとつの要因かもしれないと町田さん。

何故、昭和30年代かというと、「物」と「心」のバランスがちょうど良かったから。例えばテレビはありましたが、とても大切にされていました。そして「使い捨て」の文化が広まる少し前。高度経済成長に入る少し前です。このちょうど良さが心地よさにつながって、今、また見直されてるのかもしれません。現代では、どうしても効率主義に走ってしまいがちなところがあります。必要のないものはどんどん削ぎ落として、効率だけになってきてしまいました。でも実は、無駄に思えるような、切り捨ててきてしまったものの中に、本当は必要なものが隠されていたんじゃないか、ということにみんなが気づいてきたのかもしれないとおっしゃっていました。

町田さんは映画やテレビドラマで使われる道具や作法などを、その時代のものとして適切かどうか判断するということもされています。当時を知らない人が見たら新鮮だし、通り過ぎてきた人たちにとっては懐かしい。年齢の幅があっても楽しめる時代だと思うと町田さん。現代で昭和30年代の面影を残すもの、そういった意味でも銭湯が無くなっていくのは、なんだか寂しい気がします。
WEB: 町田忍博物館
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2009年04月21日

町田忍 -2- 銭湯学

今週のゲストは庶民文化研究家の町田忍さん。

「銭湯」についても研究されているんです。北海道から沖縄まで全国の銭湯を回り始めて30年目で、入った銭湯は2800件を越える。現在では廃業してしまって、もう残っていないところも多いそうです。回り始めた頃は全国に約2万件あったのに、今では6000件くらいまで減ってきてしまった銭湯。東京には約850件あるそうです。意外とあるように思うかもしれませんが、その数は最盛期の3分の1。現在、東京では1週間に1件というスピードで廃業しているそうです。年間では40件。全国規模でいうと1日1件。年間400件くらい廃業してるそうです。内風呂が普及して以来、銭湯に足を運ぶ人が少なくなっているのは仕方のないことかもしれません。

とはいえ、やっぱり銭湯はおもしろいんです。よく通っていると、コミュニケーションの場にもなります。そしてビジュアル的にも魅力的。伝統的なところでは壁に富士山の絵が。3メートル×7メートルをだいたい2時間で描きあげるそうです。これはすごいスピード。銭湯が減ってしまったので、描く人も後継者がいなくなってしまって、現在では全国でも3人しかいないそうです。

多くの廃業してしまった銭湯は取り壊されてマンションや駐車場に。跡継ぎの人がいれば、スーパー銭湯のような近代的なところになっているところもあるそうです。銭湯がマンションに組み込まれているところも。そして、とても稀ではありますが、「銭湯だった」空間を活かして、別のかたちになっている場所もあります。谷中にあるスカイザバスハウスは、その空間を活かしてギャラリーになっています。もともとは江戸時代創業の銭湯。そして原宿のとんかつ屋さん「まい泉」。奥に行くと元は脱衣場だったところが分かります。そして通りからちょっと離れてみると、三角屋根を見ることもできるそうです。せめて営業をやめたとしても、こうして形が残っていって欲しいとは思いつつ、やっぱり銭湯が無くなっていくのは寂しいですね。

WEB: 町田忍博物館

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2009年04月20日

町田忍 -1- 見過ごしてしまうものたち

今週 4/20(月)〜23(木)のゲストは庶民文化研究家の町田忍さん。

「文化が見える」とも言われるコレクションの数々。

「日常生活の中で見落としてしまいがちな、自分しか集めない、自分が集めないと残らないもの」を集めていらっしゃいます。例えば蚊取り線香は高校生時代の1965年から集め始めて、今では100種類くらいあるそうです。そして甘栗のラベルが400種類くらい。今日もいくつか持ってきていただきました。意外とキレイで可愛いのがバナナのシール。200種類くらいあるそうです。

ものを集めるきっかけになったのは、子供の頃のメンコだったそうです。子供の頃、メンコやシールなどを集めるのが好きだった人も多いかもしれません。それが今でもつながっているというだけだという町田さん。町田さんのコレクションは古いものを買って集めているわけではなくて、生活をしている中でもったいないのでとっておいたら集まったものたち。例えばチョコレートのラベル。当時は高級なものだったので、ラベルも捨てるのがもったいなくて、とっておいたそうです。それがずっと続いて、今ではなんと4000枚にもなるそうです。

「たくさんを集めると謎が出る」と町田さん。例えば蚊取り線香はほぼ右巻きなのに、左巻きのものもあるのは何故か。そういった謎を自分で解く。普通、見過ごしてしまうようなことばかりだけど、まだ誰も調べていないものだったら、なおさら調べたくなる。それがまた知的遊びとしておもしろいとおっしゃっていました。そこからの発見も多いんだとか。
WEB: 町田忍博物館
◎町田忍:1950年東京都目黒区生まれ。庶民文化研究家として活 躍中。小学校時代から継続する各種パッケージ等のコレクションは現在数万点にのぼる。また、日本の銭湯研究・調査の第一人者。30年間で全国約3,000軒の銭湯を訪問。主な著書に「昭和なつかし図鑑」「銭湯遺産」「ザ東京銭湯」など。
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2009年04月16日

森本千絵 -4- どうぶつgoenプロジェクト

今週のゲストは、アートディレクターで、株式会社goen代表である森本千絵さん。

広告だけにとどまらず、楽しい仕掛けを次々と生み出していく森本さん。3月から新たにはじまったのは「どうぶつgoenプロジェクト」。福岡県北九州市にある動物園「到津の森公園」の園長さんに出会ったのがきっかけでした。

3月28日から5月31日までの期間、到津の森公園の中で「動物園で、森本千絵展」を開催することに。森本さんがこの10年でつくってきた作品も展示する自己紹介のようなもの。
そこで、北九州の人やこれをきっかけに遠くから来てくれる人たちが一緒に参加できる仕組みを考えられないか、ということで作られたのが「どうぶつgoen」というプロジェクトチーム。「今後、動物と人間がどうやって一緒に生きていくと健やかな関係でいられるか」、「私たちの文化で動物園とつながると、子供たちはもっとこうなるんじゃないか」、ということなど、みんなでアイデアを出し合って、かたちにできるところは徐々に準備して実現していくというプロジェクト。

プロジェクトの第一弾は「どうぶつ郵便局」。どうぶつに手紙を書いて、それを動物の前に置いてあるポストへ出すと、「どうぶつの代理」から返事がもらえるというもの。どうぶつの気持ちになって書いてもいいし、人間には話せない悩みをどうぶつさんにしてみてもいいし。。。
この郵便局はどうぶつの世界の代表郵便局なので、架空のどうぶつへ向けてでもいいし、到津の森公園にいない動物でもいいしそうです。動物園は皆つながっているというイメージ。さて、どのどうぶつにお手紙を書きましょうか。。。

WEB: 森本千絵さんの会社 goenのサイト

WEB: 到津の森公園のサイト

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2009年04月15日

森本千絵 -3- ちびgoen

今週のゲストは、アートディレクターで株式会社goen代表である森本千絵さん。

森本さんは、アートディレクターとしての仕事の傍ら、6歳前後の子どもたちを集めてのワークショップ「ちびgoen」を開催しています。「ちびgoen」では、まず「何をするか」から決めます。コップ1つや布1枚でも、目の前にあるもので何をするか。円卓を囲んでアイデアを出し合う会議をして、それを一緒につくりながら発見していく。

その子どもたちの会議の模様を「想像力会議」というタイトルにしてCMも作ってしまいました。子どもたちが企画コンテを書いて、それを森本さんたち大人がキレイに直して。大人も子供も一緒になって表現しているときは、夢のようでもあり、リアルなんだなと思ったとおっしゃっていました。

WEB: 森本千絵さんの会社 goenのサイト

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2009年04月14日

森本千絵 -2- 褒められることからはじまること

今週のゲストは、アートディレクターの森本千絵さんです。

広告、CM、本の装丁など、いろいろな分野で才能を発揮している森本さんですが、こどもの頃は「好きなこと」も「得意なこと」もなかったそうです。ところが、小学校3年生のときのこと。。。

授業で先生が黒板に書いたものをノートにとるときに、なにげなく、足し算などをすべて絵にして、黒板自体(書かれた日直まで!)や先生の姿まで書いて、「絵のノート」を作っていたそうです。それが自分にとって一番覚えられる方法だったから。あるときのホームルームで突然先生に、「ノートがすごくよい!」とみんなの前で発表されて、先生が手作りのメダルをくれたんだそうです。生まれてはじめての表彰された経験。それがきっかけで「友達に話しかけてみよう」という勇気が湧いて友達が増えたそうです。

「褒める」ことの大切さを実感している森本さん。広告するものについても、「ココを見つけられて褒められると、ちょっとだけ自信を持つ何か」がみんなにあると思うから、明らかに簡単に分かるううわべだけのことではなくて、すごく地味かもしれないけど、少しだけ信じられる「大切な何か」を見つけていくとおっしゃっていました。

WEB: 森本千絵さんの会社 goenのサイト

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2009年04月13日

森本千絵 -1- 手づくりで伝えるもの

今週 4/13(月)〜16(木) のゲストは、アートディレクターの森本千絵さん。

手作業にこだわり、体温を感じる作品を数多く生み出している森本さん。手で作っていると、自分の鼓動に合い、そのときの気持ちなどを素直に表現できるんだとか。PCよりもよっぽど自由でとても細かいこともできる。だから最初から「温かみを出すため」とかにこだわって作っていたわけではなく、結果的にこうなったそうです。

人が作ったものにはそれぞれ「愛情」があるので、広告の仕事では、その愛情を受けた商品やできごとを代わりに伝えなければいけない「間にいる係り」みたいなものだと森本さん。良いところを丁寧にありのままに表現しつつ、「依頼主」と「届けられる人」の間に、ちょっとした「愛」や「奇跡」みたいなものを入れて、お互いが少しでもハッピーになるものにしたいという思いがあるそうです。
こんな思いがあることも、森本さんの作品の温かさにつながっているのかもしれません。

WEB: 森本千絵さんの会社 goenのサイト

◎森本千絵:1976年生まれ。武蔵野美術大学卒業後、博報堂入社。アートディレクターとして、ADC賞をはじめとする多くの賞を受賞。 広告、CM、Mr Childrenやキマグレンなどのアートワーク、書籍の企画なども手がける。 2007年に株式会社goen設立。活動はさらに広がり、子供を対象としたワークショップ「ちびgoen」なども定期的におこなっている。


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2009年04月09日

曽根原 久司 -4- 人とつながるヒント

今週のゲストはNPO法人「えがおつなげて」代表理事の曽根原 久司さん。

曽根原さんは現在、とても幅広く活動されていますが、そこには、「多くの人とつながっているからこそできる」ということがたくさんあります。そんな曽根原さんの考える、人とつながるためのコツ、教えてもらいました。曽根原さんご自身、東京から山梨へ移住して最初にしたことは、”楽しく”自給生活を実践すること。
楽しくやっていると、だんだん周りに人が集まってくる。そして人が集まってきたときに、自分が身につけた知識や技術などを独り占めしないで、欲している人には伝えていくこと。自給自足的な田舎暮らしに憧れる人が顕著に増えている今、その知識や技術を伝えていくことを使命感のように感じてやっていると曽根原さん。

将来的には、現在は首都圏を中心とした「関東ツーリズム大学」のネットワークを広くしていきたいとおっしゃっていました。「関西ツーリズム大学」など各都市部のブロックごとにつくれないかと考えているそうです。実際に各地にできれば、各ブロック間での交換留学や単位の互換性なども。もしかしたら、国内にとどまらず、「アジアツーリズム大学」ができたり、どんどん広がっていきそうですね。

WEB: NPO法人「えがおつなげて」
WEB: 関東ツーリズム大学

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2009年04月08日

曽根原 久司 -3- 関東ツーリズム大学

今週のゲストはNPO法人「えがおつなげて」代表理事の曽根原 久司さん。

田舎暮らしに関心を持つ人が増えている今。「えがおつなげて」では、そういった人たちのために様々なプログラムが用意されています。東京を中心とした一都十県をキャンパスとして、それぞれの地域に根付いた文化や歴史、生活などを体験できる都会と農村をつなぐコミュニティー大学『関東ツーリズム大学』もそのうちのひとつ。

農村での生活を経験したことのない人は、その知識や技術だけでなく、農村とのつながりもないので、まず、どこへ行ったらいいかも分からないかもしれません。それでも田舎暮らし志向のある人への情報は必要だと思うと曽根原さん。
そこで、関東周辺の農村地域とネットワークを組んで情報を提供して、実際に体験してもらおうというもの。「大学」というからには、生徒の他にも先生がいます。その先生役を務めるのが、長く農村に住んでいる人たち。ずっと農業をしてきたおじいちゃんや、味噌作りをしてきたおばあちゃん。授業が行われることで、都市に住む授業を受ける人だけでなく、キャンパスとなった地域の人たちも元気になれる素敵な学校です。

この関東ツーリズム大学の授業は、申し込めば誰でも受けることができます。用意されているプログラムは様々で、「本気で農業をやりたい!」という人だけでなく、少し体験してみたい人や、ちょっとした観光気分でも参加できるんだとか。この「関東ツーリズム大学」の開校式が今月、4月23日(木)に開催されます。関東ツーリズム大学でのプログラムの紹介や、先生となる方に来ていただいて、パネル・ディスカッションなどが行われるそうです。授業と同様、誰でも参加できるそうなので、詳細は「関東ツーリズム大学」のWEBサイトをご覧ください。

WEB: NPO法人「えがおつなげて」
WEB: 関東ツーリズム大学

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2009年04月07日

曽根原 久司 -2- 子どもたちが体験することで

今週のゲストはNPO法人「えがおつなげて」代表理事の曽根原 久司さん。

">都会と農村をつなぐ様々なプログラムが用意されているNPO法人「えがおつなげて」には、子どもたちの参加できるプログラムもあります。例えば「こどもファーム」は親子で参加してもらうというもの。春先に種まき、夏に収穫、収穫した後にそれを加工したり。。。年間を通したプログラムです。

参加した子供たちはみんなイキイキしていて楽しそうなんだとか。「楽しい」と思うことで、「またやりたい」という気持ちになります。実際にリピートして参加する親子がとても多いそうです。自分たちが種を蒔いたトウモロコシを収穫して、そのまま生でも食べられる。その新鮮な味わいを一度体験すると、忘れられないと曽根原さん。そんな経験なかなかできませんよね。

農業や自然に実際にふれることで、得られるものは知識だけではないそうです。そのときの子供たちにとっては、楽しくて、美味しいものを食べられて、イキイキしてくるということですが、その子供たちがもう少し成長して、この体験を振り返ったとき、きっと良い影響があるはずと曽根原さん。曽根原さんが考えるのは「体験を通じた価値観形成」。自然の中でする農体験のような、人間にとって原点的な活動を行うことで、自然に対する現実味を持った慈しみや人に対する優しさなどが育まれるのではないかとおっしゃっていました。

WEB: NPO法人「えがおつなげて」

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2009年04月06日

曽根原 久司 -1- 農村での生活

今週 4/6(月)〜9(木) のゲストはNPO法人「えがおつなげて」代表理事の
曽根原 久司さん。

NPO法人「えがおつなげて」では、都市と農村をつなげる活動をしています。例えば使われていない農地で都市に住む人に農体験をしてもらったり、森林で森林体験をしてもらったり。
曽根原さんはもともと、都内で経営コンサルタントとして働いていましたが、日本の経済に危機を感じ、19年前に移り住んだのが山梨県でした。

山梨へ移り住んでから、まず、自給自足の生活を目指しました。ご出身が長野県で、自給自足がベースとなった生活をしていた曽根原さんは、幼い頃から簡単な畑仕事などはお手伝いとしてやらされていたそうです。だから、山梨へ移り住んでからの自給自足の生活も、「新しい生活を始める」というより「昔の生活に戻る」という感覚だったそうです。

「自給自足」といっても、それが本当に1人だけで成り立つわけではなくて、田んぼに欠かせない用水路などは、村の人たちとコミュニケーションをとりながら共同で管理をします。これは農業をする上では必須条件。農村での生活をしたことのある人なら、それが「当たり前」の感覚としてできるのですが、全く経験がないと「共同管理」に慣れていないので、そういう習慣などは後から身につける必要があります。そこで、NPO法人「えがおつなげて」のプログラムではそういったことも経験できるようになっています。

WEB: NPO法人「えがおつなげて」

◎曽根原 久司:長野県出身。東京の大学を卒業後、フリーター、ミュージシャンを経て、経営コンサルタントの道へ。銀行などの経営指導を通して日本の未来に危機を感じ、東京から山梨の農山村地域へと移住。その後、林業・農業をしながら“村・人・時代づくり”をコンセプトに幅広く活躍。
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2009年04月02日

前野博紀 -4- 花楽(はながく)

今週のゲストは、華道家の前野博紀さん。

こんな闇の時代だからこそ、もう一度、人という花が咲き誇れば美しい世界になるだろうという想いから、教育の上でも音楽や体育のように「花学」をつくりたいと前野さん。子供たちが花を活けている姿を見ていると、ワンパクな子も集中して花と向き合っていたりするんだとか。生きている花の命を切る、命を頂く、だからこそ感謝するという気持ち。子供の教育にもとり入れていきたいという思いがあるそうです。

小学校の入学式のときに、ピアニカや書道のセットと一緒に小さな「花バサミ」が入る日が来ればとおっしゃっていました。

前野さんご自身が三十路の手習いでお花を始めて、ここまで仕事をさせてもらえるようになったように、多くの人に希望を与えたいという思いも。「今からでは遅くないだろうか?」と思わずに、思いたったときからはじめればいい。そこからどうノックしていくかとかだけ。そういう人が多くなって、人という花が個性を発揮して咲き乱れられるような国であり世界になればとおっしゃっていました。花の力で世の中が変わっていったら素敵ですね。

WEB: 花匠前野オフィシャルブログ


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2009年04月01日

前野博紀 -3- ノックしつづけること

今週のゲストは、華道家の前野博紀さん。

前野さんが華の道に入ったのは30歳に入ってから。それまでホテルマンやビジネスインストラクターなどいろいろな職業を経てこられました。ビジネスインストラクターをしているとき、20代の若さでは40代の方を言葉で教育するというのはとても難しいことだったそうです。そのときにたまたま草月流の展覧会のチケットをいただいて行ったそうなのですが、そこには、会場の前に子供も高齢者の方も色々な人が圧倒されて「綺麗だね。」と言っている景色が。それを見た瞬間、「これだ!」とピンときたと前野さん。「花に可能性がある。花は人を救う。だからこれからの時代、花で生きよう。」と思ったそうです。

華道家としては、独立して3年でこの活躍ぶり。でもそこには何のコネや戦略も無くて、ただ「ノックし続ける」ということをしてきたと前野さん。ノックし続ければ、「うるさいな」と思われても、とりあえずドアは開く。そこでまず、席に座らせていただいて、思いを伝えることが重要なんだとか。

前野さんが境内などでも作品をつくる、文京区にある護国寺とのご縁も最初はノックし続けたことから。御前様にお会いしたときに想いをお伝えしたところ、その御前様は大変お花を好まれる方で、「護国寺という場を器としてお使いください。」とおっしゃっていただいたそうです。この護国寺の花祭りは4月5日に楽しむことができます。

WEB: 花匠前野オフィシャルブログ


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2009年03月31日

前野博紀 -2- 花は人なり、人は花なり

今週のゲストは、華道家の前野博紀さん。

草月流華道家としてアートディレクターとして、大活躍の前野さん。そんな忙しい中でも、生徒さんたちに自ら教えるお教室は欠かさないそうです。生徒さんたちは登録されているだけで200名以上。開催されるのは月に2、3回で、1回のお教室でだいたい20〜30名なんだそうです。
お教室では、「花を楽しむ」ということを大切にされているそうですが、花に向かう時間をもって自分を知ってもらうことも重要なポイントのひとつなんだそうです。花を活けると、花に自分が表れると前野さん。切り方も選ぶ色も花器も活ける位置も。。。同じテーマがあっても、それぞれ1人1人同じものはできないそうです。しかも、同じ人でも、全く同じものを活けることはできないんだとか。一度抜いてしまうと、同じ花を使っても違うものができる。本当にまるで「人の心」。前野さんはそれぞれの活けられたお花を見て、その人の弱いところや恋愛の傾向なども分かってしまうとおっしゃっていました。それは見てもらいたいような、見てもらいたくないような。。。

3月から男子クラスもつくられました。男性のほうが「学びたい」意欲が旺盛で、女性は「楽しみたい」という気持ちが強い傾向があるそうです。前野さんのブログから、そんなお教室の様子を見ることもできます。

WEB: 花匠前野オフィシャルブログ

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2009年03月30日

前野博紀 -1- 花の力

今週 3/30(月)〜4/2(木) のゲストは、華道家の前野博紀さんです。

前野さんは草月流華道家として、花を通して幅広く活躍されています。この春も、東京ミッドタウンにて「春の夜の夢」というタイトルの桜の大きな作品。目にも鮮やかなのはもちろんですが、近づいていくと、香も感じることができて、視覚だけでなく五感で楽しむことができます。
花は色、香、フォルムの3拍子が揃っていると前野さん。特に春の花の命のパワーを表現したかったそうです。春は別れの季節、そして出会いの季節でもあり、時が変わっていくときだから、妖しくもあり、美しくもあるとき。それがタイトルの「春の夜の夢」にも現れています。

昨今のように経済など暗いニュースも多いときだからこそ、希望が必要だと前野さん。花は太陽が沈んだときの闇もあるからこそ、闇に光が差し込んだときに、その光に向かって花は咲く。「世の中も明るいときだけでなく、暗いときがあるからこそ、希望の光が入った瞬間に人という花が咲いてくる。」とおっしゃっていました。

実は江戸時代でも徳川幕府では花の力を使って治安を維持していたという話も・・・。桜やつつじなど花の名所も多い東京。これは徳川幕府のときにつくられたものも多いんだそうです。花を愛でに人々は集まると、徳川の葵の御紋があって、人の気持ちを和ませつつ、権威を示すこともできるというもの。花の力を使うなんて、すごいアイデアですね。

前野さんが活けた桜は、4月5日まで東京ミッドタウンで展示されています。その他の展示スケジュールも前野さんのオフィシャルブログに載っています。

WEB: 花匠前野オフィシャルブログ

◎前野博紀:1970年 福井県生まれ。月流に師事し、2006年に独立。 草月流師範として「花匠前野 俺流教室」を主宰。 個展、お教室、フラワーパフォーマンス、アートディレクターとして、花を通して幅広く活躍。「花は、人なり。人は、花なり」をモットーとする華道家。


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2009年03月26日

羽根拓也 -4- 本質的に変えていくチャンス

今週のゲストは、新しいスタイルの教育機関として注目されている株式会社アクティブラーニング代表の羽根拓也さん。 企業や学校、自治体へのコンサルティングを通して、街にスマイルが広がる活動をしている羽根さんは、不況と呼ばれる時代を、どう考えているのか、伺いました。

百年に一度と言われるこの不況を大きなチャンスだと捉える羽根さん。今の状況を例えると、不摂生をした後に体調が悪くなっている状態。世界中でみんなが利益を追い求めすぎて、ビジネスの上での不摂生をしていました。それで今、体調を崩してしまったんですね。この後、体調が戻ったら、「もう不摂生はしないぞ」と思い直せばライフスタイルは変わります。この、直していこうという力が働いてくると、今までと違うものを出していかないとビジネスはダメになると羽根さん。今、多くの企業が今まで売っていた商品が売れなくなってきたり、今までのサービスが通用しなくなってきてしまっています。そこで、みんなが水面下で次の時代に耐えうるものをつくり始めています。そのときに上辺だけの新しい商品をつくっているところと、本質的に考えているところとでは明暗がはっきりと分かれてしまうという思いがあるそうです。早くそれに気がついて、変えていくチャンスだと思える人たち・組織が非常に大きく成長を遂げる。その成長のお手伝いをしていきたいとおっしゃっていました。

そしてもうひとつ。実は羽根さんは、小山薫堂さんと新しいプロジェクトを進めているんです。薫堂さんのものすごい発想力を見て、みんな「天才だから」と思ってしまうけど、同じ「人間」の脳だから、そこで何か起きているはずと考えた羽根さん。その原理原則を分かりやすく、教えて、薫堂さんの脳と羽根さんの脳、社員の人たちの脳をつなげてしまう。そして、ひとりではできない集合知で新しい商品・サービスをつくりましょうという「C279」というプロジェクトがもう動き始めているんだとか。いったい、どんなものが生まれてくるのでしょう。今から楽しみです。

WEB: C279 project
WEB: Active Learning (アクティブラーニング)

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2009年03月25日

羽根拓也 -3- コンサルティング

今週のゲストは株式会社アクティブラーニング代表の羽根拓也さんです。

アクティブラーニングは新しいスタイルの教育機関として注目を浴びています。企業での研修で、最近多くなっている依頼は帰属意識研修なんだそうです。今は会社に入ってもすぐに辞めてしまう人が多くいます。仕事に対するやりがいや、何のために仕事をしているのかということを感じることができる前にいなくなってしまう。
そこで、どのように会社の中で仕事をやってもらうと、その仕事のおもしろさを感じられたり、もっと打ち込みたくなるのかということを考えられる仕組みがあって、その研修や仕組みづくりの手伝いをされているそうです。能動的に「なんておもしろい仕事なんだ」という意識に持っていくんですね。
このような研修や仕組みづくりを企業の他にも様々な場所でされています。今、色々な大学が昔の受身的な教育ではなくて、能動的に学生を成長させようという動きが出てきていているそうです。例えば「社会人基礎力」という、社会人になる前に基礎力を身につけるというもの。自分で考えたり、チームワークで動くことなど。大学の中である方法論を使えば上手く教えられるということが分かってきて、それを日本全国に広めているそうです。

自治体では人口が減ってきてしまって、その中では産業もなかなか育たないというときに、どうすれば産業が育成して、人が戻ってくるのか、ということもされているそうです。人の動きというのは大きいくくりでいうと、個人ではなくて町という、自治体の中での人の成長と関係しているんだとか。集団でも成長していくのには仕組みがあって、うまく能動性を引き出せれば町の活性化にもつながるとおっしゃっていました。

WEB: Active Learning (アクティブラーニング)

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2009年03月24日

羽根拓也 -2- 学ぶ技術

今週のゲストは新しいスタイルの教育機関として注目を浴びていている、株式会社アクティブラーニング代表の羽根拓也さん。

学んだり教えたりするとき、今まですごく曖昧になっていたことがあるそうです。

例えば教育でいうと、授業をして何かを先生が教えて、それをテストまでにできるようにします。その授業からテストまでの間、何をどのように勉強するのかは学生任せというのが基本ですよね。でも、上手く結果を出せる人がいるということは、頭に情報を入れたり、それを出すやり方というのは原理原則があるはず。調べていくと分かったことがたくさんあって、それをアクティブラーニングでは教えているそうです。

ハーバード大学で日本語を学習している学生が1年間日本語を勉強しただけで、日本で中学校や高校、大学などで8年間、英語を勉強したよりも、はるかに上手く日本語を話すそうです。それにはやり方があるんだとか。もともとの生まれ持ったセンスというのは語学に限らず、スポーツや芸術でもあると思いますが、そこに行くプロセスがあるそうなんです。

語学の勉強をするとき、日本人はインプットしようしてしまいます。でも実は語学学習で重要なことはアウトプットだと羽根さん。語学は反射的にフレーズが出るトレーニングをしなければいけないそうです。スポーツに近くて、知っていてもできるとは限らない。何回もフレーズを聞いて、反射的にフレーズを返せるということが重要。その反射率を上げるというトレーニングがあるそうです。そして、現地へ行ったほうが覚えるというのは、よく聞きますよね。それは五感を使うから。目から入る文字情報だけでなくて、五感をうまく使ったほうが脳に入りやすいと教えてくれました。

WEB: Active Learning (アクティブラーニング)

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2009年03月23日

羽根拓也 -1- 能動スイッチ

今週 3/23(月)〜26(木) のゲストは株式会社アクティブラーニング代表の羽根拓也さん。

新しいスタイルの教育機関として注目を浴びていて、企業や自治体からのコンサルティング依頼も絶えないアクティブラーニング。アクティブラーニングを直訳すると、「能動的な学習」。人間は能動的になったときに最大限に成長する可能性があるということを企業や地方自治体に教えているそうです。

例えば車を運転する人と助手席に乗っている人とでは、同じ景色を見ているはずでも、運転している人の方が道を覚えることが多いですよね。これは脳の使い方の違いなんだとか。私たちの脳は日々の生活をしているときに、自分が今能動的であると感じたときにスイッチが入るそうです。それが入ると脳の中で、もっとたくさん吸収しようという物質が出て、記憶しやすくなったり、そのあとのモチベーションにつながるエネルギーが出たりするそうなんです。ということは、普段何気なく生活しているときや会社で仕事をしているときでも「能動スイッチ」が入っているほうが、結果だけに限らず、様々な良い影響が出るのではということ。

羽根さんは日本の大学を卒業後、塾や予備校の先生をされて、その後アメリカの大学でも講師をされていました。塾や予備校で教えているときに、短期間ですごく伸びる人がいて、他の人と何が違うのか調査をしてみると、「能動性」が非常に関係していることが分かったそうです。単語帳を工夫して作ってみたり、自分なりに「どうしたらもっと覚えられるんだろう」と能動的にやろうとした人の成績がすごく上がったんだそうです。だからその仕組みをもっと解明していって、通常の教科を教えるより先に、自分から学び成長できる技術を知ってからの方が効果があるのではと考えた羽根さん。

実際にそれをやってみると、学生たちの成績がすごく上がっていったそうです。そしてそういう教育をしたければアメリカの大学が進歩しているということを聞いて、アメリカの大学へ移ったそうです。そしてアメリカの大学で学生たちに能動的にやらせる授業をしながら、「これは色々なところに使える技術じゃないか」と思い始めたと羽根さん。そんな中、あるビジネスマンが羽根さんの授業を受けたとき、「アクティブラーニングの要素というのは、実は会社ですごく重要なんだ。会社というのは学校のような勉強は無いけど、常に成長し続けないといけないから、この技術をどうしてビジネスマンに教えないんですか?」と言われたそうです。そして確かにビジネスをするということは常に成長することだということに気がついて、帰国してアクティブラーニングを始めたそうです。

WEB: Active Learning (アクティブラーニング)

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2009年03月19日

田中律子 -4- この先の夢

今週のゲストは女優の田中律子さん。

ここ数年、よく耳にするようになった「地球温暖化」の問題。田中さんは「サンゴ礁の保護・再生」などを行うNPOの活動を続けていく中で、環境問題についても真剣に考えるようになったそうです。森も海とつながっている。だからどこか一ヶ所だけが良くなればいいわけじゃない。山から海へ、海から山へ。人々の普段の生活も関係している。田中さんご自身も普段の生活では、少しずつ色々なことをしているそうです。少し気をつけるだけで、大好きな海につながっていることだと考えることができれば、自然とできると田中さん。頑張ろうと思うと、続けるのが難しくなってしまうから。

アクアプラネットは今年で4年目。今はダイビングのライセンスが無いと移植ができないから、陸上にサンゴの博物館のようなものをつくりたいという思いがあるそうです。ダイビングのライセンスが無くても、小さなお子さんから高齢者の方まで、陸上からサンゴの移植を水槽にしてもらって、その水槽で育てたサンゴをダイバーたちが海に移植しに行く。他にもそこではサンゴの役割などを勉強することができたり。こうして多くの人がサンゴに関心を持ってくれれば、意識が少し変わるきっかけになるかもしれません。

太陽も海も大好きだから、子供たちに「太陽に当たっちゃダメよ。」とか「海は入っちゃダメよ。」とかそんな世界にはなって欲しくないと田中さん。思いっきり太陽の下で遊べる自然をたくさん残していきたい。自分が楽しんだものを、同じ感覚を味わってもらいたいから。100年後の子供たちにこの自然を残そうというのがモットーで活動されているとおっしゃっていました。

WEB: アクアプラネット

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2009年03月18日

田中律子 -3- 海の魅力

今週のゲストは女優の田中律子さんです。

NPO法人「アクアプラネット」を立ち上げ、「サンゴ礁の保護、再生」など新たな活動を展開している田中さん。14歳のとき、沖縄に撮影で西表島に連れて行ってもらい、撮影の合間に「ダイビングやってみる?」と言われて、未知の世界でワクワクしながら潜ったそうです。海の中は本当にきれいで、竜宮城みたいだったと田中さん。「こんな世界が地球上に、しかもこの日本にあるんだ!」と思ったそうです。それがすごく衝撃で、それから海にハマってずっとダイビングをしているそうです。

定期的に潜っているそうですが、最初に観たときの海の光景を最近見ることはできなくなってしまっているそうです。でもその最初の思い出があるからこそ、そのときと同じようには戻らないかもしれなくても、それでも今より悪くしたくないと強く思えるんですね。

海の魅力をお聞きしてみると、海の中で浮いている感覚はやめられないと田中さん。もしかしたら、人が一番最初に持つ感覚、お母さんのお腹の中にいるときの包まれている感じなのかもしれません。安心感があって、落ち着く。ダイビングはおばあちゃんになってもやっていくとおっしゃっていました。田中さんの10歳のお子さんも去年の夏休みにライセンスを取って、一緒に潜っているんだとか。

やっぱり海が大好きなんだそうです。家族で一緒に潜れるのも楽しいけど、やはり次の世代につないで、残していかないといけないという思いもあるそうです。だから活動のこともお子さんに伝えてあって、お子さんも応援してくれているそうです。心強い味方ですね。

WEB: アクアプラネット

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2009年03月17日

田中律子 -2- 活動を通して感じた「喜び」

今週のゲストは女優の田中律子さんです。
NPO法人「アクアプラネット」を立ち上げて4年。「サンゴ礁の保護、再生」のため、アクティブに活動を展開されています。

サンゴの移植をするために、水槽でサンゴの赤ちゃんを育てているそうなのですが、その数はなんと4万株!T字の素焼のピンの上にサンゴをのせて置いておくと、サンゴはそれを包み込むように成長していきます。

それが親指の大きさくらいに成長したら、海へ持っていって、水中ドリルで岩に穴を開けて、T字のサンゴを差し込んで、穴に砂を入れて、最後に乾燥ヘチマで抜けないように蓋をします。沖縄は台風も多いので、もし折れてしまったときでも全てが自然に戻るように工夫されているんですね。

ずっと沖縄の北谷で活動をされている田中さん。最初は「こんなところに植えていって大丈夫なのかなぁ。」と心配してしまうほど魚が全然いなかった北谷も、活動を4年してきた今では、魚の群れが来るようになったんだとか。サンゴもすごく成長して、最初は親指くらいだったのが、今では手のひらをふたつ合わせたくらいの大きさに。

「サンゴ礁の保護・再生は、地道な作業の積み重ね。でも『大好きな海に恩返しをしたい!』その思いが強いからこそ、続けていけるのかもしれませんね。」そんなふうにおっしゃていた田中さんの笑顔が、とても印象的でした。

WEB: アクアプラネット

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2009年03月16日

田中律子 -1- 海への恩返し

今週 3/16(月)〜19(木) のゲストは女優の田中律子さん。

田中さんはドラマやCM、雑誌などで幅広くご活躍されていますが、実は4年前、NPO法人「アクアプラネット」を立ち上げ、サンゴ礁の保護・再生ための活動も行っていらしゃいます。

「サンゴ」と聞けば、それを想像することはできますが、意外と知らないことの多いサンゴ。植物ではなくて動物なんだそうです。サンゴには褐虫藻という藻が共生していて、褐虫藻が太陽の光で光合成をすることで、サンゴに栄養を与えます。その褐虫藻がサンゴの中から出て行ってしまうと、サンゴは栄養をもらえなくて死んでしまいます。

10年くらい前、田中さんが仕事の合間をぬって沖縄で潜ると、今まではピンクやブルーなどすごく綺麗なサンゴ礁がたくさんあったのに、その綺麗なサンゴ礁が真っ白になっていたそうです。それは白化現象といって、サンゴが死んでしまう直前の状態。サンゴに栄養を与えてくれる褐虫藻が出てしまった現象が白化現象なんです。砂浜に打ちあげられているサンゴが白いのもそのためなんですね。もとは色があった生きていた動物だった。

それを見て、「これはなんとかしないといけない。」とダイビングを一緒にしていた仲間と話していたそうなのですが、どうしたらいいのか分からなかったと田中さん。「私たちに何ができるんだろう。」と思っているときに、現在ではNPO法人アクアプラネットの理事長で、当時一人でコツコツと沖縄でサンゴの移植をしていた金城浩二さんとお会いして、応援することを約束し、NPO法人アクアプラネットを立ち上げたそうです。

今まで海にたくさんのパワーをもらったから、これからは海に恩返しをしたい。そして、海が変わっていってしまっている状況を人に伝えたい。それを少しでも身近に感じてもらえれば、直接的にダイビングをして移植活動ができなくても、普段の生活でできること、無駄な電気は消したり、使わないコンセントを抜いておいたり。。。そういうことを気づいてくれたら嬉しいとおっしゃっていました。

◎田中律子:1971年東京生まれ。14歳からスキューバダイビングをはじめ、ダイビングを通じて環境問題に取り組むようになる。4年前にNPO法人「アクアプラネット」を立ち上げ、沖縄での珊瑚再生プロジェクトを推進中。
WEB: アクアプラネット
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2009年03月12日

佐々木洋 -4- 自然のたくましさ

今週のゲストは、プロ・ナチュラリストの佐々木洋さん。

私たちが便利に生活するために自然を壊してきてしまっていますが、
自然というのはとてももろい面もある反面、とてもたくましい面もあると佐々木さん。人間がつくったものをうまく利用して、生活している生き物も多くいるそうです。橋の下に住み着いたり、林のときはいなかったのに、グラウンドにしたら来る鳥がいたり。お風呂屋さんの煙突で暖をとる鳥や、殺菌のためか、わざと煙を浴びにくるカラスもいるんだとか。

自然自体も再生したり、発展する力を持っているそうです。例えば水たまりができたら、いつのまにかそこへトンボが来て、それを食べるために鳥が来て。。。「どこで見てるんだろうと思うこともあるけど、自然の力って本当にすごい!」と佐々木さん。

そして、私たちに今からできることをお伺いしてみると、、、
「やりすぎていること、あるいはフライングしていることを見直してみること」はとても大事なんだそうです。買いすぎたり、作りすぎたりしない。

やりすぎてしまっていることだけでも考え直せれば、自然との良い付き合いができる。何でもかんでもやめた方がいいとかやった方がいいということではなくて、『折り合いをつける』。人間も自然のうちだと思うから、人間も含めた自然観を持つということがモットーだとおっしゃっていました。

WEB: ウルトラ・アイ

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2009年03月11日

佐々木洋 -3- 現代の呪文がとける瞬間

今週のゲストは、プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんです。

虫や動物とふれあう機会が減っている今のこどもたちですが、実は、「根」にある自然に対する気持ち、本質は変わっていない気がすると佐々木さん。子供たちを連れて、森の中や干潟に行くことがあるそうなのですが、最初はお母さんや先生に怒られるということで、ちょっとでも泥が付くと大騒ぎになるそうです。ところが、誰かが足を滑らせて、靴を泥にもぐらせてしまったりすると、みんなで一斉に集まってきて、みんなで泥んこになる。佐々木さんはこの瞬間を「呪文が解けた」と読んでいます。子供たちがかかってしまう現代の色々な呪文。「汚してはいけない」、「こんなことしたら子供っぽい」などなど。その子供たちにかかった呪文を解くというのも大切な仕事のひとつ、使命だと思っているとおっしゃっていました。

子供たちの見る力や発想力もすごいですよね。

子供たちを連れて歩いていると、本当に発見がいっぱいなんだとか。木を触っていて、日が当たっているときには、1本の木にとても温かいところと冷たいところがあります。そうすると、「あ、この木の中に北海道と沖縄がある!」と言ったり。そういう発想や表現は、それはもう感動的なものだと佐々木さん。
大人も上手に自然観察をするコツは、ひとつはとにかく五感を使うこと。目で見るだけではなくて、聞いたり嗅いだり。もうひとつは目の高さを変えること。背伸びをしてみたり、しゃがんでみたり。そうすると、新しいものが見えてくるかもしれない、と教えてくれました。

WEB: ウルトラ・アイ


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2009年03月10日

佐々木洋 -2- 『聞きなし』で遊ぶ

今週のゲストは、プロ・ナチュラリストの佐々木洋さん。

先日、啓蟄をむかえましたが、春になると野鳥の恋の季節でもあるんだとか。
野鳥たちは今が一番良い声でさえずるそうです。鳥の声には3パターンあって、真冬などに鳴く、おしゃべりのような「地鳴き」、次に歌のリハーサル・発声練習である「ぐぜり」、そして春になると聴かせてくれる素晴らしいラブソング「さえずり」。その歌を聴くのが春の醍醐味だと佐々木さん。その鳥の歌を使った楽しい遊び「聞きなし」を教えてくれました。

「聞きなし」とは、鳥の声を人の言葉に例えてみるというもの。例えばウグイスは「ホーホケキョ」。カッコウは「カッコウ」。今夜はホオジロとコジュケイで「聞きなし」をしてみました。ホオジロでの佐々木さんの聞きなしは「サッポロラーメン、ミソラーメン」。コジュケイの聞きなしでおもしろいのが「かあちゃん怖い、かあちゃん怖い」。

これは佐々木さんが子供たちを案内しているときに、言った子がいたそうです。またおもしろいのは、この遊びは日本語じゃなくてもできるから、どこででもできること。例えば日本語で「かあちゃん怖い、かあちゃん怖い」のコジュケイは、英語聞きなしをすると「people pray, people pray」と聞くこともできます。

昔からずっと楽しまれてきた「聞きなし」。昼間歩いていたり、車で交差点に止まっているときに窓を少し開けてみると、鳥の声が聞こえるかもしれません。声が聞こえてきたら、「聞きなし」の始まりです。みんなで作品を出し合うのも楽しいかもしれませんね。

WEB: ウルトラ・アイ

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2009年03月09日

佐々木洋 -1- プロ・ナチュラリスト

今週 3/9(月)〜12(木) のゲストは、プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんです。
財団法人・自然保護協会の自然観察指導員や東京都鳥獣保護員を経て、日本では数少ない「プロフェッショナルのナチュラリスト」として活動されています。

「プロ・ナチュラリスト」とは自然案内をしているプロの人。いろいろな所でいろいろな人達にいろいろな方法で自然を案内されています。「自然」と聞くと山や川などを想像しますが、並木があったり、スズメがいることでも立派に自然があると佐々木さん。「自然とは豊かさの違いはあっても、この世のどこにでもあるもの。」という発想で、自然案内をされています。

伝え方もさまざまで、話をしたり、絵を描いたり。。。今夜はスタジオに「笛」を持ってきていただきました。実はこれ、カラス笛といって、カラスの鳴き声を出せるんです。

クチバシのようなものが付いた木の筒。これ1つで、2種類のカラスの鳴き声が。普通に吹くと、街によくいるハシブトガラスの声。そして、巻き舌のようにしながら吹くと、森林や農耕地に多いといわれるハシボソガラスの声に。あまりにリアルな音なので、外で吹くとカラスが寄ってきてしまうそうです。

「自然観察」というと、難しい、色々な準備が必要だと思われがちですが、音楽を聴いたり、映画を観たりするのと同じように楽しめるということ。そうお話する佐々木さんご自信も、本当に楽しんでいるということが伝わってきました。

◎佐々木洋:東京都生まれ。20年以上にわたり(財)日本自然保護観察指導員、東京都鳥獣保護員などをへて、環境教育・自然解説活動を広めている。日本では数少ないプロフェッショナルのナチュラリストとして国内外の各地をフィールドに、講演、執筆、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍している。
WEB: ウルトラ・アイ
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2009年03月05日

森村ゆき -4- マラソンがつなげてくれるもの

今週のゲストは、「PARACUP〜世界の子どもたちに贈るRUN〜」の代表 森村ゆきさん。

森村さんはチャリティーマラソン大会PARACUPの主催団体「パラサイヨ」のメンバーとして、世界の恵まれない子供たちを支援する活動を行っています。「パラサイヨ」とはフィリピンの言葉で「For You」という意味。「パラサイヨ」ではフィリピンの、ある孤児院の主に教育支援のために日本で色々なイベントを開催しています。そして実際に集まったお金を直接手渡するために、毎年、自費でフィリピンへ行くそうです。子供たちも森村さんたちが来ることを楽しみにしてくれていて、そこで集めた寄付金を渡し、1年間の活動報告をしたり、子供たちと遊んだりするそうです。

直接会うということは、コミュニケーションがとれるということ。子供たちが「どこの誰が支援してくれているのか、どういう人たちが自分たちのことを応援してくれているのか」ということが分かるということで、
「支援する人、される人」というのではなくて、「お互いにつながって分かち合える」ということを大事にしているパラサイヨ。そんな思いがあるからこそ、PARACUPに参加すると、チャリティーをしているというより、子供たちとふれあっているという感覚になれるんですね。

実際にフィリピンへ行くと、PARACUPの映像を見せたり、子供たちとゆっくり話す時間もつくるそうです。そこで将来の夢ややりたいことを聞いてみたら、「日本に行きたい」と言う子がいたそうです。理由を聞いてみたら、「走ってくれたランナーの人たちにお礼が言いたいんだ。」と言われ、この大会をしていく意味はとてもあるんじゃないかと感じたとおっしゃっていました。

WEB: PARA CUP
WEB: パラサイヨ

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2009年03月04日

森村ゆき -3- 「ニックネームラン」〜応援の力〜

今週のゲストは、「PARACUP〜世界の子どもたちに贈るRUN〜」の代表 森村ゆきさんです。

PARACUPの大会の朝、ゼッケンが渡されると、そこには「ニックネーム」を書けるようになっています。KIKIも最初は恥ずかしくて書くかどうか迷っていたのですが、実際に書いて走ってみると、それを見た人たちが「KIKI、頑張れ!」と応援してくれました。最初は知らない人から名前を呼ばれてびっくりしたのですが、走っているうちに、「ひとりで走っているんじゃないんだな」という、応援のパワーを実感しました。苦しくなってくると、それがすごく力になる。

森村さんご自身もマラソン大会に出て、自分の名前で呼ばれたとき、「私を見て応援してくれているんだ」と思えたそうです。それをたくさんの人に体験してもらいたいと思ったことがキッカケ。これは3回目大会から始めたそうなのですが、かなり好評なんだそうです。

しかも、この「ニックネームラン」。嬉しいことがあるのはランナーだけじゃないんだとか。ランナーに喜ばれると応援する方もパワーをもらえるそうです。ランナーと応援する人たちの間で、喜びが行き来しているんですね。大会のコンセプトとしても、「喜ばれる喜び」、喜びの循環がうまくいくと、幸せは増えるんじゃないかという思いがあり、それを重要視しているとおっしゃっていました。

今年のPARACUPは4月29日に行われます。ランナーとしてはもちろん、応援する側のボランティアとしても参加することができます。PARACUPのサイトも、ぜひのぞいてみてください。
WEB: PARA CUP
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2009年03月03日

森村ゆき -2- 続けていく理由

今週のゲストは、「PARACUP〜世界の子どもたちに贈るRUN〜」の代表 森村ゆきさん。

2004年、今PARACUPを一緒にやっているメンバーとホノルルマラソンに参加した森村さん。初めてのフルマラソンで未知の世界をすごく楽しみにしながら練習をしていたそうです。とはいえ最後はとても辛くて、走り切れるのかと不安を抱えながらのRUN。そんな状況の中でも、こんなに頑張ることができている。ご両親や、仲間のことが思い浮かび、「いろんな人に支えられている」ということを感じたそうです。この感謝の気持ちをたくさんの人と分かち合いたいと思った森村さん。最初は「みんなでホノルルマラソンへ行こう!」と思っていたそうです。

でも、一緒にいたメンバーから思いがけず「これを日本でやろう!」という言葉が。そこから「日本でマラソン大会を」、そして「チャリティーにしよう」ということになり、それがPARACUP構想がスタートしました。準備の段階で、陸上競技をしている人たちには、ことごとく反対されて、「絶対に無理だからやめた方がいいよ。」と言われていたそうです。

PARACUPを実現させてみて、本当に大変だったにもかかわらず、これからも続けようと思えたのは、参加者の方たちから『来年も楽しみにしてます。』という言葉があったからなんだとか。大会が終わってクタクタな状態でメールを開けたら、応援メールがたくさんあったそうです。走ることの気持ち良さや、自分が何かしたことで誰かが幸せになったんだなということを感じてくれたのかなと思うとおっしゃっていました。

WEB: PARA CUP

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2009年03月02日

森村ゆき -1- いろんなアイデアが盛り込まれた大会

今週 3/2(月)〜5(木) のゲストは、「PARACUP〜世界の子どもたちに贈るRUN〜」の代表 森村ゆきさん。

PARACUPは、世界の恵まれない子供たちを支援することを目的に毎年春に東京周辺で開催されているチャリティーマラソン大会。ランナーの参加費が世界の子どもたちのために役立てられます。実はKIKIも走ったことがあるのですが、たくさんのアイデアが盛り込まれているんです。

チャリティーマラソン大会であるPARACUPは、お金がどういう風に使われたのか、そのお金によってどれぐらいの人たちが幸せになったのかを、参加者にも感じとってもらうことを大切にしています。走った後に、表彰状と首飾りをもらえるのですが、それは主催団体「パラサイヨ」が支援しているフィリピンの孤児院の子供たちの手作りのもの。

最初は子供たちからのサプライズで、こっそり作ってくれていて、大会当日にスタッフが持って来てくれたのが始まり。ひとつひとつ、参加者の人たちにお礼の気持ちを込めて作ってくれているんですね。他にも去年の大会では子供たちにメッセージを書いてボードに貼ったり、それぞれのものや行為を通じて、子供たちと本当につながっているのが感じられる大会になっています。
そして先日、去年参加したKIKIの家に忘れていた手紙が送られてきました。それは「未来レター」というもので、大会当日に1年後の自分へ宛てて書いたもの。走り終わった後の気持ちや、2009年へ向けてのメッセージなどが、去年の自分から届きます。今年も参加しようかなと前向きに思える、いいきっかけになりそうです。

※このPARACUP、今年は4月29日(水・祝)に川崎市の多摩川緑地で行われます。マラソンに自信の無い方にはウォーキングのコースもあるそうです。大会の様子がわかるPARACUPのサイトも、ぜひのぞいてみてください。

◎森村ゆき:日本女子体育大学卒業後、営業職につく。2004年からボランティアサークル「パラサイヨ」に参加。フィリピンのスラムでの活動、孤児院支援も開始する。 2004年よりパラカップ大会実行委員長を務める。現在は、東京マラソン運営に携わっている。
WEB: PARA CUP
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2009年02月26日

小林幸一郎 -4- 「No Sight, But On Sight!」

今週のゲストは、「NPO法人モンキーマジック」代表理事の、小林幸一郎さん。

視覚障害をもった方も一緒に楽しむことのできるフリークライミングスクールを開いているモンキーマジックでは、サポートTシャツというかたちでTHE NORTH FACEでTシャツを作っています。
毎年デザインを変えているそうなのですが、これが素敵なんです。クライミングしているときは、背中をみんなに見せることが多いので、Tシャツのデザインも背中にプリントがされています。

このプリントされている言葉、「No Sight, But On Sight!」=「見えなくても、一発で登れるぜ!」という意味で、みんなの可能性を訴えているような、とても前向きな言葉。
「On Sight」というのはフリークライミングの言葉で「一度も登ったことのないルートを、一度もロープにぶら下がったりすることなく、登りきる」こと。フリークライミングの中では一番良いスタイル。

モンキーマジックでは活動の支援という形で寄付をしてくださった方に、このTシャツをサポートメンバーとしてお送りしているのですが、申し込みは全国からきているそうです。
「クライミングジムに行ったら、このTシャツをいる人がいて、なんだろうと思って調べてみたところ、モンキーマジックを知って、ぜひ支援をしたいと思った。」という方もいたそうです。多くの人に知ってもらうために入り口は広くありたいという小林さんにとっては、ファッションから入ってもらうのも大歓迎なんだとか。それでこそ、みんなが普通に障害に対して理解していくきっかけになると思うとおっしゃっていました。

この「サポートTシャツ」は、モンキーマジックへ寄付を頂いた方に送られています。また、ザ・ノースフェースの直営店・取扱い店でも4月下旬から発売予定です。モンキーマジックのWEBサイトに詳しい案内があるので、参考にしてください。

WEB: モンキーマジック
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2009年02月25日

小林幸一郎 -3- フリークライミングがくれる自信

今週のゲストは、「NPO法人モンキーマジック」代表理事の小林幸一郎さん。
モンキーマジックは、視覚障害をもった方も一緒に楽しむことのできるフリークライミングスクールの企画運営をしています。

「まさか障害者にできるわけがない」と思われているフリークライミングをやっていくことで、”できないと思っていたことができる”ということは、とても大きな自信につながると小林さん。この自信を持つことで、気持ちに「変化」が出てくるそうです。できないと思っていた岩登りができるなら、実は昔からやりたいと思っていたけど、目が見えないから諦めていたことを、もう一回どうしたらできるか考えてみよう、といった前向きな気持ち。他にも、「自分は人の手を借りないとできない」と思っていたけど、、、岩に張り付いてみたら誰も助けてくれないし、そういうことを繰り返していくうちに「自分の力でやっていこう」という積極性。スポーツとしてのおもしろさ、自然や人とのふれあいだけでなく、障害をもった方の可能性を広げることもできるんですね。

例えば視覚障害をもった方が訓練をする施設があるそうなのですが、そこでフリークライミングをして、「思っていたよりできる。」「1回目の時にはあそこまで行けなかったのに、2回目には少し進めた。」というところから、「できるんだ!」という自信を持ってもらうことで、「頑張ろう」という気持ちになっていく。
実際に、海外でもそういった事例も出てきているそうです。小林さんもそういったところに訪問して、勉強したいとおっしゃっていました。

WEB: モンキーマジック

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2009年02月24日

小林幸一郎 -2- みんなで登る楽しさは世界共通

今週のゲストは、「NPO法人モンキーマジック」代表理事の小林幸一郎さん。

視覚障害をもった方も一緒に楽しむことのできるフリークライミングスクールを活動の柱としているモンキーマジックは、クライミングの場を季節に合わせて変えています。それは「寒いから・暑いから」だけでなく、障害をもつと、外に出ることが億劫になったり、不安になったりというご自身の経験から。

小林さんが高校生の頃にフリークライミングを始めたときに感じたフリークライミングの魅力。それはスポーツそのものの魅力と、人との繋がりのおもしろさ。それからもうひとつは、「自然の中にいる素晴らしさ」。自然の中にいると、人間性を取り戻せる気がすると小林さん。そういう意味で、自然の岩場にもっと多くの人を連れて行きたいと考えているそうです。
夏は新緑、冬は暖かい陽光、春は菜の花が季節を感じさせてくれる。見えなくても、それは感じることができる。見えにくい人たちは、その人たちなりの感じ方をして、その素晴らしさを味わっていると思う。

自然の岩場へいつも行くのは難しい場合は、、、室内の施設:「ボルダリング」といわれるロープをつけないフリークライミングが流行っています。そこへ行けば、落ちそうな人や頑張っている人に向かって「ガンバ!ガンバ!」と声をかけてくれるそうです。それはまるで声が押し上げてくれているような感覚。友達ではなくても、頑張っている人には「ガンバ!」と声が上がるそうです。このクライマーの感覚は世界共通なんだとか。海外に登りに行くこともあるそうなのですが、フランスに行ったら「Allez!Allez!」、ロシアでは「давай!давай!(ダヴァーイ)」、アメリカでは「Come on! Come on!」。この感覚は言葉が違っても、世界共通。スマイルのヒント、見つかりそうですね。

NPO法人モンキーマジック」では、毎月定期的に教室を開いていて、東京では月に3回、自然の岩場に出て行っての教室をおこなっています。初心者ももちろん大歓迎ということなので、モンキーマジックのサイトをご覧ください。

WEB: モンキーマジック

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2009年02月23日

小林幸一郎 -1- 「一緒にクライミングできる」ことの意味

今週 2/23(月)〜26(木) のゲストは、「NPO法人モンキーマジック」代表理事の小林幸一郎さんです。
モンキーマジックは、視覚障害をもった方も一緒に楽しむことのできるフリークライミングスクールの企画運営をしています。

小林さんがフリークライミングを始めたのは高校生のとき。ところが社会人になってから眼の病気を発症し、未来に不安を感じていたそうです。その当時は、「できないこと」へのフラストレーションばかりだったそうなのですが、ある病院の先生に「大切なのはあなたが何をしたいのか、これからどういう風に生きていきたいか、なんですよ。」と言われたそうです。

それがきっかけで、できないこと探しをするよりも、何ができるのか、どうしたらできるのかと考えられるようになり、またすこし歩き始められたと小林さん。そんな中で、クライミングはずっと自分の近くにあったもの。少しやり方を変えたり、人とやることで「できる」と気がついたんだとか。この気づきが大きな自信だったそうです。

フリークライミングは自然の岩場へ行っても、クライミングジムへ行っても視覚障害者用のルートも無いし、目が見えている人と全く同じことを同じように楽しんでいます。「一緒にクライミングを楽しめる」というところにすごく意味があります。

ひとつは障害をもっていない人への意味。クライミングを楽しんでいるところに、目に障害のある人が出て行くというのは「見えないのに登れるの?」と関心をもってもらえることにつながり、そこから障害者にたいしての理解や、普及・啓発にもつながると思うと小林さん。
もうひとつは障害をもっている人への意味。「障害者なんだから」と、どこかでコンプレックスを持ってしまっている人もいる中で、障害を持っていない人と同じことが一緒にでき、しかも自分の方ができたりすることもある。それはすごく自信につながるし、積極性が出てきて、仲間を誘うこともできる。
それにはとても大きな意味があるとおっしゃっていました。

◎小林幸一郎: 1968年東京都生まれ。高校生の頃よりフリークライミングを始める。アウトドア衣料メーカー勤務中の28歳の時に徐々に視野が失われる網膜の病気を発症し、将来的には失明に至る病気であると告げられる。しかし、フリークライミングは今まで通りつづけ、さらに障害者へのよいリハビリとなることを発見し、 2005年8月 NPO法人モンキーマジック設立、代表理事就任。同年、国際登山プロジェクトに参加し、世界の視覚障害者とアフリカ大陸最高峰、キリマンジャロ山登頂。06年7月第1回障害者クライミング世界選手権 視覚障害男子の部優勝。現在、モンキーマジックの活動を全国に広めている
WEB: モンキーマジック
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2009年02月19日

朝原宣治 -4- 陸上競技を通じて発信したいメッセージ

今週のゲストは北京オリンピック銅メダリストの朝原宣治さん。

現役を退かれ、次のチャレンジへ向け活動をスタートされています。スポーツを通じて、感動や喜びを多くの人に伝えるために、講演やシンポジウムなどの活動にも積極的に参加されていますが、そこには「もっと世の中の子供たちに体を動かすことをしてもらいたい」という気持ちもあるそうです。朝原さんが子供の頃は、スポーツというかたちでなくても、外で思いっきり遊んだり、山に登ったり、歩く時間ももっと長かったと感じると朝原さん。それがスポーツにつながらなくても、基本的にしっかりとした体をつくるためにも、成長する過程で大事なこと。そしてそれは体だけでなくて、脳の発達にも良いし、精神的な成長にもつながるという思いもあるそうです。これから子供たちに向けて、色々な企画などを発信していきたいとおっしゃっていました。

そして日本陸連のアドバイザーとしても、自分がアドバイスできることはしていきたいし、大阪ガスに所属する選手のサポートもしていきたいと朝原さん。同じ競技をするのでも、選手はそれぞれの感覚で競技をしているので、自分の感覚を伝えるのはとても難しいことなんだとか。なので、その感覚をそれぞれの選手に合わせていけたらと考えているそうです。
「達成感はあっても、まだやり残していることがある。それはこれから先、後輩達に託したいですね。」そう語っていた朝原さんの笑顔がとても印象的でした。
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2009年02月18日

朝原宣治 -3- 企業スポーツの新しいかたち

今週のゲストは北京オリンピック銅メダリストの朝原宣治さんです。

若い頃はあまり周りが見えなくて、競技中心で突っ走っていた感じだったそうですが、今は陸上に限らず、スポーツを広めていきたいという思いがあるそうです。それは競技スポーツをずっとやってきて、人間的にも成長したということや、今まで経験したことなどをこれからも活かしたいという気持ちから。そして社会とのつながりを意識するようになったことも大きいそうです。

現在、朝原さんが考える課題のひとつは企業スポーツ。企業スポーツがスポーツを支えてきたというところも大きいのに、不況になると、やはり企業スポーツのクラブチームが撤退してしまったりすることも珍しくありません。朝原さんご自身も大阪ガスに所属し、企業スポーツをしていたということもあり、良いスポーツ企業の新しいかたちができないかと考えているそうです。

そのために重要なことのひとつは、スポーツ選手たちも、自分の競技を磨いていくということはもちろん大前提で大事なことだけど、もう少し視野を広げて、社会とつながっているということを意識しながら競技をすることだと朝原さん。感動やコミュニケーションなど、スポーツが生み出すものは色々ありますが、それを知ってもらうことが難しいそうです。
例えばオリンピックなどの大きな大会だったら分かりやすいのですが、それ以外の小さな大会などはなかなか目にふれる機会も少ないです。そういうスポーツを企業がサポートするというのは、やはり無理が生じてきていると思うから、それを違ったかたちにして良い企業スポーツというのができたらとおっしゃっていました。

朝原さんは引退された後、講演やシンポジウムなどに出席されていますが、そこでは、試合に自分の気持ちや身体をもっていくのにしなければならない自己管理の方法や、体を動かす人のコンディショニングの話など、朝原さんの経験してきたことの話ではあるのですが、一般的にも応用できることがたくさんあります。そんな朝原さんは今年の春から大学院に戻り、企業スポーツの発展のために論文を書き上げるんだとか。これからのご活躍も楽しみです。

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2009年02月17日

朝原宣治 -2- 海外で学ぶことでの意識改革

今週のゲストは北京オリンピック銅メダリストの朝原宣治さん。

大学を卒業した後、ドイツに留学。その後、アメリカに拠点を移したりと、若い頃から海外でトレーニングをつまれていました。ドイツに行ってドイツ人のプロコーチについて、走ったり跳んだりという基本的なことに違いはないけど、日本と違ったのは色々な見たことの無い道具を使ったり、練習方法が工夫されているものが多くあったこと。そして生活の違い。

一番大きな違いは記録に関しての考え方。陸上のメイン舞台であるヨーロッパには大きい試合もたくさんあって、そこで試合や練習することで、かなり意識レベルが上がったと朝原さん。「これぐらいで戦っていれば、戦える」というレベルがかなり上がったんだとか。逆に練習の方法や試合のアベレージにしても、これまでのようでは戦えないという気持ちも芽生えてきたそうです。

日本にいる若い選手たちにも、もっと海外に行って欲しいという思いはあるそうです。ただ、留学となると好き嫌いがあるので、逆に「生活するのがストレスになってしまって練習どころではない」という状態になってしまうこともあり得るので、ヨーロッパでの試合シーズン中の、夏の間だけいるとかでもいいから、とにかく本場での試合が行われているところに積極的に行って欲しいとおっしゃっていました。

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2009年02月16日

朝原宣治 -1- 感動の銅メダル

今週 2/16(月)〜19(木) のゲストは北京オリンピック銅メダリストの朝原宣治さんです。

見事なリーダーシップで、400メートルリレーのチームを銅メダルを導いてくれました。本番でバトンをもらってからの100メートルは、無我夢中で駆け抜けたのであまり覚えていないそうです。電光掲示板に3位と出て、思わずバトンを投げた姿はとても印象的でした。「本当はやってはいけないことだけど、思わず投げてしまった。」と朝原さん。そこには嬉しい気持ちはもちろん、予選を3位で通過していたことや、朝原さんにとって最後の試合だったこともあり、失敗はできないという重いプレッシャーから解放されたという思いから。

試合が終わって、3位までに入らないとできないウイニングランをしているとき、半周くらいは興奮していて覚えていないそうなのですが、あとの半周を走っているときに「気持ちいい!」と感じたそうです。表彰式は次の日だったので、気持ち的にも落ち着いていたそうなのですが、たくさんのお客さんが入っている中で、表彰台に登ってメダルをかけてもらうというのは、夢に見ていたけど実際にそれが叶ったのには感動したと朝原さん。色々な思いの詰まった重みのあるメダルを実際に見せて頂きました。北京オリンピックの感動のシーンがまた蘇ってきました。

◎朝原宣治:1972年6月21日兵庫県生まれ。高校時代に陸上を始め、3年生の時インターハイ走り幅跳びで優勝。同志社大学進学後、短距離の指導を受け、93年秋季国体100m準決勝で10秒19の日本新記録をマーク。96年アトランタ五輪では、100m、走り幅跳び、400mリレーに出場。97年8月の世界選手権400mリレー予選では38秒44のアジア新記録で準決勝進出。00年シドニー五輪400mリレー6位。01年世界選手権400mリレー5位。02年釜山アジア大会100m銀メダル。08年北京五輪400mリレーで、男子トラック種目初の銅メダルを獲得。08年9月23日に現役を引退。179センチ、74キロ。大阪ガス勤務。
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2009年02月12日

長谷川祐子 -4- 人とのつながりとアートの可能性

今週のゲストは東京都現代美術館のキュレーター長谷川祐子さん。

長谷川さんの学生時代の同級生には、国内外で活躍されるアーティストの方々がたくさんいらっしゃいます。恵まれたその環境を生かし、今でも多くの仲間から刺激を受けているんだとか。例えば、展覧会で一緒に仕事をしたり、若い人たちやクリエイターに対しての見せ方のアドバイスをもらったり、美術大学で学生に教えていることもあるので、アートというのを伝えていくためにどんなアプローチであったり、カリキュラムがあったりすればいいのかということを話したり。。。自分の社会的役割みたいなものを意識した人たちが多いので、色々なかたちでコミュニケーションを続けているそうです。社会の中でひとつの役割をしているだけなんだけれども、それが連動してつながっていくことによって、それが広がっていきくというイメージ。

これから新たにやっていきたいことについてもお聞きしてみました。様々な美術館があったり、色々なプログラムがあっても、どうしても現代アートは「分かりにくい」とか「敷居が高い」とか言われることが相変わらず多いそうです。クリエイターたちも「建築なら建築」「グラフィックデザインならグラフィックデザイン」という自分の領域の中から出ない傾向もあるそうです。そういう人たちに刺激を与えていきたいと長谷川さん。そして、美術館は違う世代の人たちが一緒に来て、なんとなく顔を合わせられる貴重な場所。それは公園とも違う、ひとつのものを見て、それぞれに感じて、コミュニケーションをとれる。

そういった重要な役割を担っているという思いもあるそうです。それをどうやって、多くの人に伝えていけばいいのか。そしてまた、漫画やアニメなどのサブカルチャーや、音楽や建築、デザインなどのクリエーションと、アートをどのようにつなげていくようなことをやっていきたいとおっしゃっていました。

WEB: 東京都現代美術館

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2009年02月11日

長谷川祐子 -3- 若いアーティストとの出会い

今週のゲストは東京都現代美術館のキュレーター長谷川祐子さん。

国内外問わず、様々な若いアーティストが作った作品に直接ふれ、新しい才能を発掘する事にも時間をかけて取り組んでいらっしゃいます。若い人には迷いがあると長谷川さん。美大の卒業制作展の講評に呼ばれることも多いそうですが、そのとき、「このやり方だと行き詰ってしまいますよ。」と言いながらも、必ずその人の「おもしろい」と思った部分を伝え、アドバイスするんだとか。どんな作品にも必ず、光っているものはある。それに気がつくことが大事だけど、それはとても難しくて、迷ってしまう。自分自身ではなかなか見えないものを誰かが言って背中を押すことで、ずいぶん遠くまで行くことができる可能性があるとおっしゃっていました。

2年に1回行われる国際展ビエンナーレは様々な都市で行われています。それには必ず行くようにしているそうです。

そこには、まだ会ったことのないアーティストがたくさん出ています。現代美術のおもしろさは、その時代に呼吸して、次の新しいアイデアや展開を見せてくれることだと長谷川さん。その人たちを見つけて、その後もフォローしていくというのはとても楽しいそうです。そこには出会いの喜びがあるんですね。

WEB: 東京都現代美術館

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2009年02月10日

長谷川祐子 -2- 美術館の新しい試み

今週のゲストは東京都現代美術館のキュレーター長谷川祐子さん。

石川県の金沢21世紀美術館の立ち上げにも参加されました。色々な形でパブリックに受け入れてくれて、ひとつの新しい美術館のモデルをつくれたと思うと長谷川さん。とはいえ、東京から来る学生さんたちにとって金沢はそんなに近いところではありません。そこで、東京で「今、生きている」たくさんのクリエイターたちと一緒に次のステージをつくれないかと思ったそうです。もちろん金沢のような開かれた美術館をつくれたらという思いもあったそうですが、それはそんなに簡単なことではないので、現代美術館をもっと開いていく、そして街の中でも様々なことをしていくことで、長谷川さんのやっていることが継続的に展開できるのではないかと思ったそうです。

そして色々なプログラムを増やしたり、多くの学生さんたちを受け入れたり、WEBサイトなどを改善したり。。。一番の変化は展覧会。ファッションと建築とアートを横断するような、そして生活にアートがどうやって関わっているのか、リアリティーをもって伝えられるような展覧会をしようと心がけたそうです。そうすることで美術館の雰囲気が変わったと長谷川さん。
そんな長谷川さんに多くの人を巻き込み、広めていくポイントをお聞きしました。まず、一緒に仕事をして、楽しいと思ってもらうことが大事だと長谷川さん。つくりあげていくことの過程や結果を一緒に楽しく共有していくのが一番のポイントなんだとか。みんながそれぞれに「関わることによって楽しみや発見がある」ということが大事。「とにかく大変だから助けて。」ということではなく、一緒につくり上げていって、最終的にみんなで「大変だったけど良かったね。」と言えればとおっしゃっていました。長谷川さんが新しい試みに挑戦し続ける東京都現代美術館。この先、どんなふうに変わっていくのか、楽しみです。

WEB: 東京都現代美術館

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2009年02月09日

長谷川祐子 -1- 「キュレーター」

今週 2/9(月)〜12(木) のゲストは東京都現代美術館のキュレーター長谷川祐子さんです。

大学卒業後、ニューヨーク・ホイットニー美術館での研修を経て、世田谷美術館で活動をスタート。その後、石川県の金沢21世紀美術館の立ち上げにも参加されました。キュレーターのお仕事は幅広く、作品の収集や展覧会の企画や演出など、美術館において、様々な役割を担っています。なかでも一番重要な役割は、アートと見るお客さまをつなげることだと長谷川さん。どういった切り口で展覧会をすると作品の意味などが伝わりやすいか、たくさんある情報をマッピングする、それをより、見る人の感覚や思っていることの中に上手く入っていけるようにプレゼンテーションしていく。そういう人のことをキュレーターというと考えているそうです。

アートを見るというとき、「見方を知らない」と思ってしまう人も多いかもしれません。でも、「こういう風に見てください」という解説を押し付けるのではなくて、心が開かれて作品と対峙できるような雰囲気や見せ方などをつくって、その中で自由に「これが好き」とか「作品からこういうことを想像する」というようなことを見つけてもらうための環境づくりをされているそうです。
そんな長谷川さんご自身も、作品を見ている人から質問があったり感想を聞いたときに、「こういう見方があるんだ」と「見せる」ことでたくさん学ぶことがあるんだとか。

展覧会を行う上で、すでにある作品を借りてくるだけではなくて、アーティストと一緒に新たに作品をつくりあげていくことも多いという長谷川さん。それはキュレーターの仕事はクリエイティブであるべきだという思いから。現代アートのアーティストは、見る人たちと同じ時代を生きているということがおもしろいと長谷川さん。同時代を生きて、同じものを見てきている人が新しいものをつくり出していくプロセスに関わっていくということは、とてもエキサイティングなこと。長谷川さんが決めたテーマに対して、アーティストがどんな提案をしてくれるのか、あるいは東京、金沢など、展覧会などを行う場所に対してどんな提案をしてくれるのか、ということがとても興味深いとおっしゃっていました。

◎長谷川祐子:兵庫県生まれ。京都大学法学部卒業。東京芸術大学大学院美術研究科修士修了。水戸芸術館学芸員、その後、ホイットニー美術館にて研修。世田谷美術館学芸員を経て、金沢21世紀美術館の立ち上げに参加。2006年4月から多摩美術大学で講師も努めている。また、海外での評価も高く、国内外で幅広く活躍。
WEB: 東京都現代美術館
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2009年02月05日

服部幸應 -4- 「食」を通して伝えたいこと

今週のゲストは服部栄養専門学校の校長で医学博士の服部幸應さんです。

服部さんが主宰する「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」では食育の重要性を学ぶことができます。何年もかけて構想を練り、「食の祭典」を日本で開催させた理由。それは若い人にもっと日本の食文化を理解して欲しいという思いから。

全国各地で講演したり、学校で授業をされている服部さん。伝えることにとても重要性を感じているのですが、最近残念に思うことがあるそうです。それは、講義中に相槌を打つ人が少なくなっているということ。8校の大学に客員教授として講義しに行っているそうなのですが、昔だったら相槌を打ってくれる人が多かったのが、最近では相槌を打つ人が少なくなっているそうです。聞いているのか聞いていないのか、解かっているのか解かっていないのか、それがわからない人が非常に増えたそうです。

講演や授業は一方通行ではないと服部さん。反応が戻ってきて初めて、通じ合うことができる。ところが、聞く姿勢ができていない気がすると感じるそうです。それは普段、反応する必要のない機械を相手にすることが多いからかもしれないとおっしゃっていました。
とても印象的だったのは、「食」という字を分解すると、「人」に「良い」と書く、という言葉。気がつきませんでした。それは人にとって、なくてはならないものなはず。服部さんの「食育」、これからも期待せずにいられません。

WEB: 世界料理サミット2009 TOKYO TASTE

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2009年02月04日

服部幸應 -3- 食育。。。「食」を通じての人間教育

今週のゲストは服部栄養専門学校の校長で医学博士の服部幸應さんです。

「食」の大切さを説く服部さんは、人の心と食を育むという観点から「食育」に取り組んでいらっしゃいます。
ポイントは3つ。
安全で、旬な食材をバランスよく食べる。。。「選食」
「いただきます」「ごちそうさま」の意味や箸の持ち方など。。。マナー
食料自給率。。。「エコロジー」
それは現代人にとって重要なものばかり。

世界に対しても、まず日本という国の食糧事情を変えていくためには、

私たちの食に対する考え方、向かい合い方も大切になってきます。最近、よく耳にすることも増えた「食育」という言葉。これは、知育・徳育・体育という3つの柱でできていた日本の教育ですが、現代ではこの3つだけでは足りなくなってしまっていると考えたから。「食」を通じての人間教育が必要だと思ったそうです。

服部さんは服部栄養専門学校の校長をされています。20年くらい前に、入学してきた生徒に「1週間の食事日記」を提出してもらったそうです。それを見てみたところ、栄養士や調理師など、食のプロを目指してきている人たちにも関わらず、朝食抜きやバランスの悪い食事の生徒がたくさんいたそうです。そこで、「食に関して、しっかり勉強してください。」と言って聞かせたそう。そして2年後、また提出してもらって比べてみると、、、なんと6パーセントの生徒しか改善しなかったんだとか。試験では良い点数が取れるのに。。。そこで、18歳から勉強しても、理論は分かっても、生活習慣は変えることができないと感じたそうです。それはもう染み込んでしまっているものだから。それを目の当たりにして、生活習慣を変えるためには何歳からの教育が必要なのか考え、8歳までに躾けなければと思ったそうです。
そのために一番大事なのは、家族のいる食卓で食事をするということ。そうすると大人が子供のことを見ています。箸の使い方が違っていれば教えるし、姿勢も教わる。食べ残しも、してはいけないことだと教えられる。家族で囲む食卓は、知らないうちに色々なことを学べる場なのかもしれません。

WEB: 世界料理サミット2009 TOKYO TASTE

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2009年02月03日

服部幸應 -2- 「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」

今週のゲストは服部栄養専門学校の校長で医学博士の服部幸應さんです。

服部さんが主宰する「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」は国内外の著名な料理人が一堂に集まり、まるで日本初の料理の学会のような国際大会。ファッションでいうと「パリ・コレクション」や「ミラノ・コレクション」など、有名なコレクションも多くありますが、料理の世界では一堂に集まって「見せる」という機会が無かったんだそうです。なので、この食の祭典は、日本だけでなくアジアでも初の試みでもあるし、世界でもそんなに多くはないそうです。今度、イギリスでも「LONDON TASTE」が開催されるんだとか。

本当に有名なシェフの方たちが集まるのですが、1人50分から1時間、みんなの前でデモンストレーションを見せてくれるそうです。しかも今、一番新しい、まだメニューにもなっていないものを見せてくれたりもするんだとか。これからは企業秘密にするよりも、「自分が一番最初にやった」ということの方が重要になってくるのではと服部さん。

料理をする人は、その作り方を知りたい。それを知るためには、それぞれの場所へ行かなければ見ることができないものを、一辺に見ることができる。他にも、料理が好きな人は、一流シェフが何を作るかということに興味がある。そして国内のジャーナリストだけでなく、EU諸国のジャーナリストも招待しているそうです。それは日本で素晴らしいことをしても、なかなか海外に発信することが難しいと考えたことから。世界の食の交流は、世界の交流の場にもなるんですね。

WEB: 世界料理サミット2009 TOKYO TASTE

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2009年02月02日

服部幸應 -1- 味覚

今週 2/2(月)〜5(木)のゲストは服部栄養専門学校の校長で医学博士の服部幸應さんです。

服部さんは来週の2月9日(月)から11日(水)までの3日間、アジアで初めて開催される料理の国際大会「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」も主宰されています。

日本、そして世界で「食の探求者」として注目されていますが、その原点は子供の頃。幅広く、本物の食材に接する機会が多かったそうです。今と昔では味覚も変わってきたのではと服部さん。昔は親が作ってくれたものから、親が持っている味わいなどを知って育っていました。日常の中で科学的な添加物などを入れずに、同時に旬の食材なども教わってきていたのかもしれません。ところが今は、調理済み加工食品のようなものを食べる機会がとても多くなってきました。なので味覚が機械的な、工場で作られたような味に慣れてしまっているのかもしれません。

現在はイタリアなどでもスローフードといわれていますが、「昔の味が無くなってきてしまっているのをもう一度、復活させよう」という意識が強まってきています。フランスでも味覚教育のメソッドが生まれてきたそうです。各地にある、昔からの味。無くしたくないですね。

◎服部幸應:東京都出身。立教大学卒、昭和大学医学部博士課程学位取得。学校法人服部学園理事長、服部栄養専門学校校長。医学博士。「食」は人の心と体を育むものという観点から、「食育」に取り組んでいる。内閣府「食育推進会議」委員、厚生労働省、農林水産省、文部科学省などで、食に関する政府委員を歴任。2009年2月9日(月)から11日(水)まで東京国際フォーラムで開催される、「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」の実行委員会(理事会)の委員長・理事もつとめている。
WEB: 世界料理サミット2009 TOKYO TASTE
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2009年01月29日

工藤和美 -4- デザインのちから

今週のゲストは、建築家の工藤和美さん。

学校の設計者は、建ててしまうと仕事が終わる。と思われがちですが、地域をつなぐために「どこまで地域住民の人を参加させられるか」ということが重要だと考えているそうです。以前、図工室をつくるときに、その壁に使うカラフルな板を子供たちに塗ってもらうというワークショップをしたら、終わったあとに「もっとやりたい!」と子供たちに言われるほどだったとか。

つくる過程で、地域の人たちが参加することで、建物ができた後に「自分たちの学校」という意識も生まれる。それが大切だと工藤さん。手掛けた建築のうちのひとつ、博多小学校には最初の4年間くらいは毎月行っていたそうです。7年以上経つ今でも、福岡に行くと必ず立ち寄るんだとか。学校の人だけでなく、街中でも声をかけられるそうです。

デザインには、形が丸い、色が明るいなどの表面的なものだけではなくて、「本質的・根本的なところを変えていく力」があると工藤さん。「階段状にする」ことでみんなの動きが変わったり、「見える」ことで見られているという意識になるので背筋が伸びる、、、などなど。
デザインによって行動も変わる。みた目の良さだけではない、本質的なものを変えていく力。特に建築にはそういった力があるように思うとおっしゃっていました。

WEB: シーラカンスK&H

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2009年01月28日

工藤和美 -3- NPO法人スクールデザインネット

今週のゲストは、建築家で、NPO法人「スクールデザインネット」の理事でもある工藤和美さんです。

学校のような大きな建物は、出来上がるまでに長い時間かかってしまいます。そうして出来上がっても、その学校に通うことのできる子供たちは数百人。工藤さんは、それがとてももどかしいと感じていたそうです。ちょっとしたデザインでもあれば、子供たちがもっと幸せになれるのに。。。「こんなに世の中にデザイナーがいるんだから、デザインできる人とデザインを待つ人をネットワークでつなげたい!」という思いが、NPO法人「スクールデザインネット」発足のきっかけだったそうです。それは建築だけでなく、アウトドアや食の問題にまで。賛同者はたくさんいたそうです。

例えば、工藤さんと知り合った建築家の人は母校に素晴らしいベンチを作ったそうです。施工費は約20万円。あまりにお金がかかってしまうと、できなかったり、また何年も先になってしまったり。。。金額の大きさではなくて、子供たちはそこでとてもたくさんの夢をつくります。その架け橋になってあげたいという発想。
他にも、京都嵐山吉兆の総料理長である徳岡邦夫さんは、食材が無くなってしまっていく日本の現状を悲しんでいて、なるべく幼いうちから食に対する関心を高めていかなければという思いがあり、「言われればどこにでも飛んでいって、小学生に食材のことを教えてあげるよ!」と言ってくれているそうです。スクールデザインネットのプロジェクトは、「子供たちのため」でもあるけど、大人も楽しんでやっていると工藤さん。これからも、いろんな可能性が広がりそうです。

WEB: スクールデザインネット

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2009年01月27日

工藤和美 -2- 学校はまち、まちは学校

今週のゲストは、学校建築を多く手がける建築家の、工藤和美さんです。

工藤さん曰く、「子どもたちは、発想の天才」。学校をつくるときに大切なことは、その発想力を生かす仕掛けをつくってあげること。たとえば、工藤さんが設計した博多小学校の屋上には、たくさんの「大きな白い玉」があります。大人はまず「何に使うものなの?」と聞きますが、子供は何も聞かないで、座る子もいればその上をジャンプする子もいる。作りきってしまうのではなくて、「想像力をかきたてるところで止めておく」ということが、デザインをする上で重要なことだと工藤さん。自分の頭で考えること=プラスアルファで何かに見える、そんな仕掛けが学校にはあって欲しいとおっしゃっていました。

工藤さんが大切にしているのは、「学校はまち、まちは学校」という言葉。小学校では、街に病院や郵便局などがあることを教科書で習いますが、登下校の途中で実際の街があって、そこを通るだけで社会を学んでいたりします。
だから「まちは学校」。
そして学校の中を見ると、給食室がレストランだったり、図書室が本屋だったり。。。置き換えていくと、まさにコンパクトな「まち」になります。そこにはちゃんと社会がある。その両方が上手に交差できるような仕掛けを建築によってつくれればと工藤さん。

例えば、ひとり住まいの高齢者の方が学校に郷土料理を教えに行くと、その後、教えてもらった子供たちが街の中で挨拶してくれる。それがすごい元気になる。こうして街と学校が関係を深めると、お互いに元気になっていくことができます。この考え方は、これからとても大切になっていきそうです。地域住民の1人として学校の活動に参加してみると、あらたな発見がありそうですね。

WEB: シーラカンスK&H

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2009年01月26日

工藤和美 -1- 新しい学校のかたち

今週 1/26(月)〜29(木) のゲストは、建築家の工藤和美さんです。

工藤さんは、多くの「学校建築」を手がけています。その中のひとつ「博多小学校」にはオープンスクール、学校全体をつなぐ空中デッキ、階段状になった舞台など。。。ワクワクする仕組みがたくさん作られています。

博多小学校は都心の真ん中にあって、込み入った場所で敷地も狭かったそうです。そこで、空中デッキをつくったりして、子供たちが立体的に動くことができるように工夫されています。
また「オープンスクール」という隣の教室同士、お互いに見えている状態にあることもとても健全なことだと工藤さん。みんながその教室で何が起きているか分かるので、閉鎖的な空間で起こる様々な問題を防ぐこともできるし、先生同士が助け合うこともできます。

子供たちに聞くと、「学年の先生がみんな担任の先生」という意識に変わったそうです。先生と子供たちも人間同士。担任の先生がたくさんいて、その中の誰かとでも合えば、ずっと楽しく学校に行くことができます。オープンスクールは形だけではなくて、「人の気持ち」もオープンにすることができるんですね。

子供たちにとって居心地がいいのはもちろん重要だけど、先生の居心地がいいのも重要だと、工藤さん。それは子供たちにとって先生も大切な「環境」だから。先生の機嫌が悪いと子供にも返ってくるし、逆に先生がいつも良い気持ちで授業をしてくれれば、その雰囲気は子供たちにも伝わるはず。だから「大人にも子供にも分け隔てなく気持ち良い空間」というのがテーマだとおっしゃっていました。

※博多小学校が作られていく過程については、TOTO出版から出版されている工藤さんの著書「学校をつくろう!」で紹介されています。工藤さんの考え方や想いを感じることができる1冊。

◎工藤和美:建築家。シーラカンスK&H代表取締役。 横浜国立大学、東京大学大学院で建築を学び、スイスとオランダに研修留学。建築家として活躍し1997年には、千葉市立打瀬小学校で日本建築学会賞を受賞。学校建築、消防署、美術館など幅広く手がける。NPO法人スクールデザインネットの理事としても活動。
WEB: シーラカンスK&H
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2009年01月22日

笹本道子 -4- キャンドルの明かりが与えてくれるもの

今週のゲストはキャンドルワックスアーティストの笹本道子さん。

キャンドルの明かりは照らす範囲が1メートル以内くらいで、近くしか照らしません。余計なものを照らさないし、ごちゃごちゃしたものが見えなくなる。それはまるで自分だけを照らしてくれるような。。。心のスポットライトのような存在。自分自身の内面を引き出してくれる。そして日常の「新しいものを購入して満足しよう」とする社会があるけど、そうではなくて、今あるものを思い返したり、振り返ったり、そこから知恵を出したり。それは過去のものでも思い出でもいい。自分が今持っているものを見つめ直すきっかけ、空間・時間を与えてくれると笹本さん。「キャンドルナイト」にも参加された笹本さんですが、「電気を消してスローな夜を楽しもう」という企画がキャンドルのそういった持ち味をうまく引き出しているという思いがあったそうです。

そしてキャンドルは小さな範囲しか照らしませんが、背が低いので上からの明かりと違い、影が逆になります。下に落ちるのではなく上に広がる。なので、そういった点でも雰囲気のまったく違った空間をつくることができるそうです。笹本さんの作品を楽しみながら、いつもとはちょっと違った光を感じてみるのもいいかもしれませんね。

WEB: 笹本道子オフィシャルサイト

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2009年01月21日

笹本道子 -3- 創作家になって

今週のゲストは、キャンドルワックスアーティストの笹本道子さん。

創作家になって10年以上。ワックスを触ってからは15年くらい。その前はCGデザイナーだったそうです。その頃はCGを作って、作ったら営業の人に渡して、それを営業の人がクライアントに渡して。。。という様に、会社の中の一要素の担当。接する人も少なかったそうです。そのCG制作の中でもちろん、できるだけ良い作品をつくるように努力をしていたそうですが、なんとなく社会とは切り離されているような気持ちがあったそうです。

創作家といっても、経理や電話受付など事務的なことも、展示会場での下見やHPを作ったり、すべてをご自身でされている笹本さん。そうして初めて、社会の中に着地した気持ちが芽生えたそうです。そして色々な人と会って、自分の意思を素直に伝えることができる。もちろんそれは、言いっ放しにするわけにはいかないので、責任も直接かかってきます。
会社にいた頃は、営業の人が謝ってくれていました。責任感がすごく芽生えたし、与えられたものは非常に多すぎる。人間としてすごく成長することができた。とおっしゃっていました。

WEB: 笹本道子オフィシャルサイト

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2009年01月20日

笹本道子 -2- ワックス・キャンドルの魅力

今週のゲストは、キャンドルワックスアーティストの笹本道子さんです。

「キャンドル」には、
自然な香りを発する「癒し」のある道具=アロマテラピー。
美しい灯の持つ生命=ライトテラピー。
インテリアの中の一つの作品として=サイトテラピー。
など、様々なヒーリング効果があります。

ワックスの良さは、色も形も自由なところ。なおかつ、融点が低いので、自宅で誰でも作ることができる。安価で手に入りやすいし、失敗しても何度でも作り直すことができる。こういったことから、多くの人に広めることができると感じ、ワックスを選んだと笹本さん。

作品をつくるときは、色を大切にしているそうです。色は無数に作ることができるからこそ、迷ってしまう。色に関する本は色彩論など色々出ているので、何冊か読んで、広く色を学んで、自分なりに着色して作っていくのがいいそうです。実際に創作をするときには応用しかないから、いかに自分の中で消化してアレンジして、表現していくか。
だから一通りの色の個性を理解しておいて、常にひきだしを多く持っていたいとおっしゃっていました。
作品をつくる際、ご自身の趣味はなるべく持たないようにしているんだとか。それは、作品は常に自分の今までの集大成であって欲しいという思いから。まず、注文を受けて、与えられたものを最低限こなした上で、それ以上のレベルまで自分なりにもっていく。個性や趣味は後からついてくるものなんだそうです。だからとにかく、頭の中には常に「より良いもの」をつくる
ということだけを考える。個性を押し付けても結局独りよがりになってしまったりすると笹本さん。注文した人の想いを汲み取って、それを崩すことなくより良いものをつくってくれる。そこからも素敵なスマイル広がりそうです。

WEB: 笹本道子オフィシャルサイト

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2009年01月19日

笹本道子 -1- 美しさだけではないキャンドル

今週 1/19(月)〜22(木) のゲストは、キャンドルワックスアーティストの笹本道子さんです。
独学でキャンドル制作をスタートし、現在はオリジナルキャンドル、オブジェ、ロウ細工など、ワックスにまつわる創作から、個展、展覧会への出品、空間演出などを展開されています。

現在、キャンドルは雑貨やインテリアとして、多くのお店で見かけることができますが、笹本さんのつくるキャンドルはできるだけ「アート性」を込めてつくれればという思いがあるそうです。

確かにスタジオにお持ちいただいたキャンドルを見ると、色も素敵だし、周りもまるで彫刻刀で細工したような繊細な質感のあるデザイン。単なる美しさだけではなくて、そこに創作性をもたせようという思いが込められています。昨日よりは今日、今日よりは明日。というように新しい技術や素材を常に作品の中に入れていきたいと笹本さん。
技術だけでなく感性も、少しずつ進歩をしてより良いものをつくるということが、ひとつの目標なんだそうです。
キャンドルの種類やつくる技法はとてもたくさんあるそうです。ただ、その技法に名前が着いている時点でそれはもう古いものだと笹本さん。笹本さんは技法に名前を着けていなくて、常に自分なりの試行錯誤で新しいものを生み出しているので、わざわざ名前を着けたりしないんだそうです。いつも様々な新しいものを取り入れているので、それぞれ忘れないようにメモしてあるとおっしゃっていました。

◎笹本道子:映像会社にてCGデザイナーとして働くかたわら、独 学でキャンドル制作を開始。その後独立し1999年3月からAtelier PearlRoseを開設し運営。オリジナルキャンドル、オブジェ、ロウ細工などワックスにまつわる創作から、個展、展覧会の出品、空間演出などを展開。自宅兼工房では教室も開催し、キャンドルの座学から始まり応用的な技法を習得できる本格的な創作を伝授している。
WEB: 笹本道子オフィシャルサイト
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2009年01月15日

水谷伸吉 -4- 森林セラピー 〜森のもつ力〜

今週のゲストは、有限責任中間法人「more trees」事務局長の水谷伸吉さん。

実際に森へ行くと本当に気持ちが良いので、やはり「守りたい」という気持ちになります。パワースポットというか、力をもらえるようなエネルギーも感じます。実際に「森林セラピー」に認定されている場所も。「森林セラピー」というと聞きなれないですが、いわゆる森林浴。森林浴によって癒される効果を医学的に立証して、それを治療のひとつにしようという取り組みが実際にあるそうなんです。発祥は欧米なのですが、日本でも森林セラピーに認定されている場所が国内に30ヶ所以上もあるんだとか。森の恵みを知ってもらうことで、カーボンオフセットや生態系、水、川や海など、様々なところに思いが広がってもらえれば嬉しいと水谷さん。

環境問題は知れば知るほど暗くなってしまう話題が多いですが、行動するためにはモチベーションを保てなければ続けることができません。そして楽しくないと周りも一緒にやってくれません。水谷さんには「楽しさを共有できればとい」う思いがあるそうです。環境はみんなの共通の問題。
世代や職業なんて関係なく、みんなにとっての問題。だからこそ、みんなを巻き込んで楽しみたいとおっしゃっていました。

WEB: more treesサイト
    森林セラピーポータルサイト

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2009年01月14日

水谷伸吉 -3- カーボンカリキュレーター

今週のゲストは、有限責任中間法人「more trees」事務局長の水谷伸吉さん。

最近ではいろんな「カーボンオフセット」が注目されていますが、More treesが新たに考え出したのが、『カーボンカリキュレーター』というもの。これは、まさに二酸化炭素の計算機。
まず自分が生活で出してしまっているCO2の量を知って、それから楽しく「オフセット」しようというもの。More treesのウェブサイトでできるので、さっそくKIKIも挑戦してみました。

,泙詐茲衒は「飛行機」を選んだKIKI。北海道へ行く予定があるので、出発空港(羽田)と到着空港(女満別)、エコノミーで往復、で「計算する」を押すと、距離が出ました。2312.5km。オフセット量が514kg。1回往復することで514kgのCO2が出てしまうんですね。CO2が出ると分かってはいても、実際に数字を見るとやっぱり驚いてしまいます。国内線でもこれくらいなので、海外へ行ったらトン単位(!)だそう。

△気蕕棒茲愎覆鵑如◆屮フセットする」を選ぶと、「どこの森で自分の出すCO2を吸収してもらうか」を選ぶことができます。例えばサーフィンをする人だったら、マングローブの森でオフセットしたり。自分にとって近い森を選ぶことができるんです。1キログラム当たり20円。これは森をつくるために必要なコスト。森林整備をする結果、森が健全になって、CO2を吸ってくれる。そのコストを計算すると、1キログラムにつき20円負担してもらうと、森のある地元の人たちの生活になっていくそうです。

さらに次へ行くと、オフセットする商品が出てきます。ここでは「オフセット証明」をするアイテムを選ぶことができるんです。

Tシャツ、バッジ、ステッカーの3つのアイテムがあり、そこにシリアルナンバーを入れてもらえるんだとか。CO2はどうしても出してしまう。だから出してしまった分を楽しくオフセットできれば、無理なく続けていけそうですね。

WEB: more treesサイト

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2009年01月13日

水谷伸吉 -2- 日本の森の現状と、「理想の森」

今週のゲストは、有限責任中間法人「more trees」の事務局長である、水谷伸吉さん。

私たちは、森林の問題を考えるとき、「とにかくたくさん木を植えていけばいいのではないか。」と思いがちですが、実は、そうではないようなんです。現在、日本は国土の約7割が森林ですが、その半分以上が人の手によって植えられた杉やヒノキなどの人工林。でも本来、杉やヒノキは植えた後、メンテナンスをする前提で成り立っている森なので、植えるだけでなく、適度に間伐をしなくてはいけません。間伐をすることで森が健やかに育つ。森をつくるということは、木を植える、さらにそこから手を入れていかないといけないんですね。

水谷さんの考える「理想の森」とは、国内の人工林であったら「木材を生産する森」であると同時に、「生き物を育むための森」でもある必要があるそうです。適度に間伐することで、地面に光が入るようになるので、下草が生えてきます。それがスポンジの役割をして水を蓄えてくれたり、昆虫が来て、それを食べに鳥が来て。。。生態系が豊かになります。

「理想の森」には3つのキーポイントが。ひとつは生物の多様性。そして、二酸化炭素をちゃんと吸収してくれているのか。さらに、その森が地域の社会や地元の人たちにとってプラスになっているのか。
例えばきれいな水をつくってくれることで地元で農業が成り立つとか、良い丸太が採れるから林業として成り立つとか。理想の森とは、色々な意味での「豊かな森」なんですね。ちなみに、水谷さんおすすめの東京の理想の森は、「明治神宮の森」。人の手を入れずに、自然淘汰にまかせてできあがった素晴らしい森だとおっしゃっていました。日本各地のすばらしい森、守っていきたいですね。

WEB: more treesサイト

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2009年01月12日

水谷伸吉 -1- 「木を切らない」だけではなくて

今週 1/12(月)〜15(木) のゲストは、有限責任中間法人「more trees」事務局長の水谷伸吉さんです。

「more trees」はその名の通り、「もっと木を!」という呼びかけ。木を植え、育て、メンテナンスをしていくことで、森を再生させ、吸収するCO2をふやす。そして森が本来もつ「生物をはぐくむ力」を回復させるための活動を行っています。
活動のきっかけとなったのは、大学の卒業旅行で参加したボルネオ島での「植林ワークショップ」。植林ツアーといっても、植える前に、まずはカマとナタを持って草を刈るところから。「草」といっても2メートルくらいのものもあったり、根もしっかりはってしまっていたりで、かなりの肉体労働。でも、貴重な経験だったと水谷さん。

実際にボルネオに行って作業してみると、ただ話を聞いていたときとはずいぶん違ったそうです。行く前は「木を切ってはいけない」とか「熱帯雨林を守らなければ」とか、感情だけで動いていた。でも現地に行ってみたら「現実」を目の当たりにすることに。。。
丸太を満載にしたトレイラーがすれ違って行くときの光景をみて、トレイラーの運転手さんはそれでご飯を食べているし、製材所とか木材を加工する工場の従業員だってたくさんいる。「木を切るな」だけでは、仕事を奪うだけになってしまう。。。林業によってたくさんの雇用が支えられているんだということに気づいたそうです。 では、どうやって木を切らないようにすればいいのか、と考えた水谷さん。今まで木を切って仕事をしてきた人たちが、木を植えること育てることで仕事になれば現地の人たちも木を切らなくてよくなるのではないかと考えたそうです。こういった発想の転換でこれからもスマイルが広がっていきそうですね。
◎水谷伸吉:1978年生まれ。大学の卒業旅行で参加したボルネオ島での植林ワークショップで、森林問題の現実を知る。その状況を変えるべく、有限責任中間法人more treesの事務局長となり、森を再生させる活動を行っている。
WEB: more treesサイト
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2009年01月08日

岡田和弘 -4- 世界茶会

今週のゲストは、茶会スタイリストの岡田和弘さん。

「茶会スタイリスト」として、斬新で楽しい茶会の提案をされている岡田さんの、さらに大きな目標は『世界遺産でお茶会を開く』ということ。
国や年齢や性別などの違いに関わらず、一つの場所に集まってお茶会をする。その開催場所を「世界遺産」にしたのは、世界遺産は現地の文化の象徴だから。文化の象徴的な場所で、その国の人も含め、いろんな方が集まってお茶会をすることで、改めてその文化を見つめ直す機会になればと。

そして、守るべき文化はみんなで守っていこうという思いも含まれているんだとか。今見ることができるものも、何年後、何百年後かに、見れなくなってしまうというのはすごく残念なこと。
お茶を広めたいというのはもちろん、お茶会を通してそういった部分でも力になれればという思いがあるそうです。

そして、お茶会が多くの人にとって身近になるといいと岡田さん。

「休日に映画館やカフェへ行ったり、ショッピングをしたり。。。そういった休日の過ごし方の中に「お茶会に行く」ということも加わったらおもしろいかなと思う。そのためにも着物でなくても参加できるような「場」を作っていくことも大事かなと思う」とおっしゃっていました。気軽にお茶を楽しめるようになっていくといいですね。

WEB: 岡田和弘サイト「世界茶会」

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2009年01月07日

岡田和弘 -3- 茶会体験ワークショップ

今週のゲストは、茶会スタイリストの岡田和弘さん。

岡田さんがお茶をはじめたのは、高校生のとき。最初は、音楽やデッサン、写真など、たくさんある好きなものの1つだったそうです。そして、大学で、写真の勉強を専門的にしていたときに、お茶の奥深い魅力に気がついたそうです。

お茶にはグラフィックもあり、プロダクトもあり、さまざまな要素が詰まっていると感じたそうです。お茶は色々なものを知らなければいけないし、関われるというのが魅力だと岡田さん。そして、お茶は点てた相手の反応がその場で返ってくるし、その場で思いを伝えられる。「その場を共有することができる」。それがすごくよいと思ったそうです。

岡田さんが月に一度行っている、『茶会体験ワークショップ』は年齢、職業、国籍などに関わらず、お茶に触れたことのない方とお茶を楽しむというワークショップ。お茶会の雰囲気は、、、緊張感のある感じもあるけど、基本的にはにぎやかなんだそうです。

ワークショップにきているみんなが「お茶のことを知らない」という前提なので、なんでも質問ができるし、逆に質問をしないと進まない形式になっているそうです。そして実際に自分でお茶を点てて飲んでみたり、それを人に出してみたり。。。お茶に興味のある人にとっては最初の良い一歩になりそうですね。

岡田さんの茶会ワークショップは、朝から夕方までの4回。その席ごとに雰囲気がぜんぜん違うのも、おもしろいそうです。ちなみに、今月は11日の日曜日に開かれる予定です。
くわしくは、岡田さんのウェブサイト「世界茶会」にて。
WEB: 岡田和弘サイト「世界茶会」

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2009年01月06日

岡田和弘 -2- スタジオ茶会 〜茶会はどこででも〜

今週のゲストは、茶会スタイリストの岡田和弘さんです。

岡田さん曰く、「お茶会はどこでも開ける」ということなので、今夜は『スタジオ茶会』とあいなりました。

いつものスタジオで岡田さんがお茶を点ててくださいました。静かなスタジオに、お茶を点てる音が響きます。。。まず、お湯を回してお茶碗を温めます。温め終わったお湯は捨てて、お茶碗を拭いて。茶杓で一杓半、お茶を入れます。
お茶を点てる手の動きが何とも美しいんです。

様々な自然の営みがあって、今、目の前にお茶がある。いただく前に、お茶碗を少し上げて、まずそれらの全てに感謝します。そしてお茶碗を時計回りに2回まわします。いただき方は1、2、3で最後は音をたてて「全部きれいに飲み干しました」ということを表します。
フランスでのお茶会のときも同様の説明をしたら、頑張って音をたてて飲んでいたそうです。


実際にスタジオでいただいてみると、いつものスタジオの空気がガラリと変わって、なんだか空気がシーンとなる感じ。お茶を点てる音がとても近くに感じて、気持ちが静まりました。どこででも「お茶会」をできるというのは新しい発見。どこででもできるし、「どこででもやってみる」ということが大事だと岡田さん。
「例えば友達の家に遊びに行くときなど、茶せんとお抹茶だけ持っていけば、水でもお茶は点てられるので、楽しめると思う。」と教えてくれました。

WEB: 岡田和弘サイト「世界茶会」

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2009年01月05日

岡田和弘 -1- 国や世代を越える コミュニケーションツール

今週 1/5(月)〜8(木) のゲストは、茶会スタイリストの岡田和弘さん。

岡田さんは、高校生のときから「茶の道」に入り、お稽古にいそしみながら、海外でも茶会を開いたり、茶会ワークショップを主催しています。最近も、フランスで「日仏交流150周年のお茶会」をしてきたばかり。エクサンプロヴァンスの市庁舎と、アヴィニオンでお茶を点てたそうなんですが、、、洋画の飾ってある煌びやかで洋間に畳を敷いてのお茶会だったんだとか。

その時の写真を見せていただくと、参加したフランスの皆さんがとてもリラックスした表情をしているのを見ることができました。日本人のほうが、お茶に対する先入観などもあり緊張してしまったりするけど、彼らは自分の好奇心で来るからかもしれないと岡田さん。お抹茶や和菓子も好評だったそうですよ。

岡田さんの主催するワークショップの参加者は20〜30代の方が多いそうです。自分の母親やおばあさまもお茶をやっていた方も多いそうで、そこで会話が生まれたり、つながりを感じたり。。。そういうことは、このワークショップをやってみて分かったことなんだそうです。国や世代を越えた、コミュニケーションのきっかけになりそうですね。

◎岡田和弘:1982年生まれ。高校では「茶道」と出逢い、茶華道部へ入部。日本大学芸術学部写真学科へ進学。茶道の稽古に勤しむ中、海外撮影旅行を繰り返す。 そして、ニューヨークやチェコで茶会を開催。各国の人々の、思わぬ反響の大きさに喜びを覚える。 「まずは茶の湯に触れてもらうこと」という想いから、茶会ワークショップや茶会イベントを主催する。 現在、茶会スタイリストとして「世界茶会」と称する世界遺産茶会プロジェクトを推進中
WEB: 岡田和弘サイト「世界茶会」
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2009年01月01日

渡部潤一 -4- 天文学の年、2009年

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今週のゲストは引き続き、国立天文台の准教授 渡部潤一さんです。
2009年は天文学の年。400年前の1609年、近代科学、天文学の父と言われているガリレオ・ガリレイが初めて天体望遠鏡を自分で作り、宇宙の謎を解き始めたんだそうです。その400年目を記念して、今年は世界天文年ということにしようと、国連、ユネスコ、国際天文学連合が一緒になって、国内でも国際的にも様々な天文に関するイベントをやろうと頑張っている最中なんだとか。

例えば国内では一千万人の人に星を見てもらおうというもの。天文ファンは望遠鏡を使っていつでも星を観ることができますが、自分ひとりで楽しんでいる場合が多いと思います。これをぜひ、街に持ち出して、駅前で通りかかる人に見せてみたり。他にも、公開天文台やプラネタリウムにもたくさんの人に来てもらって星を観て、眺めてもらって、考えてもらおうという試みもあるそうです。

渡部さんがこの先やりたいことについてもお訊きしてみました。彗星や流れ星の研究をしているので、解明したいと思っていることもあるけど、もうひとつはやっぱり、多くの人に「星や月というのが見上げればあるんだよ」ということを、そしてそれが面白いんだよということを知って欲しいと思う。だから広報という仕事を続けようかな思うとおっしゃっていました。
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2008年12月31日

渡部潤一 -3- 月と日本人

今週のゲストは国立天文台の准教授 渡部潤一さんです。
「秋から冬の満月は、天の中心高く昇る。春から夏の満月は、地平線からそれほど高く上がらず南の空の低いところを動いている。」日本人は一年を通して、月を楽しむ機会も多いようです。

国によって星や月の捉え方には違いがありますが、日本人と月との付き合いは他の国と比べて、とても深いものと言えるそうです。まず、お月さまそれぞれに、月齢によって名前がついているということ。これは一部の国にもあることなのですが、日本は突出して名前が多いんだとか。朧月、薄月などの様子からついたものだけではなく、月の出を待っている様子を月の名前にしたり。

例えば十六夜、立待月、居待月、寝待月。月の出を待っている時間がだんだん長くなる様子が伝わってきますね。こういったことからも日本人は月をよく見て、愛でてきた民族といえるのではないでしょうか。歌の中にもずいぶん出てきます。そして日本的な建築で美しい庭園をもつ桂離宮などにも月見台があったり。

月には謎がまだまだたくさんあります。現在月の周りを回っている、日本の月周回衛星「かぐや」は月の残された謎を解くために、最先端の仕事をしています。「かぐや」には14種類の観測装置が積まれていて、とても高性能な観測装置。例えば月の重力は場所によって違いがあるのですが、重力が強いところの地下には重いものが埋まっているということなどの、内部構造が分かるそうです。このように色々な方面で解明を進めているそうで、アポロ以来の本格的な科学探査機のひとつとなっているそうです。月の精密な地図は、このかぐやの作ったものに置き換えられたんだそうですよ。これからも、いろんな発見がありそうです。

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2008年12月30日

渡部潤一 -2- 天文の面白さを伝えること

今週のゲストは国立天文台の准教授 渡部潤一さんです。

国立天文台で広報的な活動もされている渡部さんですが、もともと国立天文台には「広報」という部署は無かったそうです。ある日、渡部さんの奥様が、見学しようと国立天文台に来ていた高校生が守衛の人に追い返される姿を見て、なんとかしなくてはいけないとおっしゃったそうです。当時、三鷹にある国立天文台の本部では、決まった日にしか見学ができませんでした。その時に、自分も昔、福島県の会津若松で生まれた高校生で、憧れて行って追い返されていたら。。。ということを思ったと渡部さん。

まず、国立天文台を開放して、もっと多くの人に天文台の仕事を知ってもらったり、天文学のの面白さを知ってもらおうと思ったそうです。研究者としては、どうしても研究をする時間が少なくなってしまうけれど、研究は別のもっと優秀な人が進めることもできるし、アイデアを出して後輩たちに進めてもらうこともできる。
そして広報の仕事を通じて天文学の面白さを知ってもらうことも大事。
それを自分がやってみようと思ったそうです。

実際に広報の仕事を始めてから感じたことは、意外と多くの人がもともと星や天文、宇宙に興味を持っているということ。それが、学校の教科書や授業などで分かっていることしか教えてもらえないので、なんとなくつまらなくなったり、理科系が苦手な感じになってしまったりで、離れてしまっているのかもしれないと思うことがあるそうです。現在、国立天文台では見学ができるだけじゃなくて、月2回、実際に大きな望遠鏡で星を見ることができます。親子で来た人たちの中には、昔の天文少年・少女が親となって来ていて、子供より一生懸命観て、感激していたり。もう少しみんなが星を見上げることで、何かを考えてくれたらとおっしゃっていました。そこからまた、笑顔が広がりそうですね。

WEB: 国立天文台HP

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2008年12月29日

渡部潤一 -1- 天文少年から天文学者へ

今週 12/29(月)〜1/1(木) のゲストは国立天文台の准教授 渡部潤一さん。
国立天文台天文情報センター長として流星や彗星など、太陽系天体の研究をしながら広報的なお仕事もされています。

最初に渡部さんが天文学に興味を持ったのは小学生の頃。昭和30〜40年代、今のようにゲームやパソコンなど遊ぶものはあまりなく、渡部さんは星に興味を持ったんだそうです。単純に星に興味があった渡部少年が天文学に興味を持ったきっかっけはジャコビニ流星群。「雨あられのように星が降ってくる」と言われ、とても騒がれたそうです。そこで、みんなで観ようということになって、学校の校庭で空を眺めていたそうなのですが、結局、星は全然流れませんでした。

そのことが、渡部さんにとっては天文学をやってみようと思ったきっかけになったんだそうです。というのも、それまで天文学というのは何でも解かってしまっているものだと思っていたから。日の出も日の入りも月の出も月齢も。。。すべて計算でできると思っていたそうです。
それが、予測と違うことが起こる、つまり、まだわからないことがあるんだということを体験的に知ったのです。「教科書に載っていないようなことがまだあるんだ。もしかしたら、それが自分にできるかもしれない。もっと解明していけるかもしれない。」と思ったそうです。

流れ星というのは特殊な望遠鏡などが無くても、見ることができます。毎日毎日夜空を見上げていたら何か発見があるかもしれない。それが何かの解明につながるかもしれない。その流星群の話をきっかけに、ずいぶん天文学を意識するようになっていき、そして天文学者になりたいと思ったとおっしゃっていました。

◎渡部 潤一:1960年 福島県会津若松市生まれ。東京大学東京天文台を経て、現在、自然科学研究機構国立天文台天文情報センター長・同広報室長・准教授・理学博士。専門は太陽系の中の小さな天体、彗星・小惑星・流星などの観測的研究。最新の天文学の成果を講演・執筆などを通してやさしさを伝え、さまざまなメディアにおいて幅広く活躍中。
WEB: 国立天文台HP
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2008年12月25日

高野寛 -4- 音楽のもつ力

今週のゲストは、ミュージシャンで音楽プロデューサーの高野寛さん。

今年の10月、デビュー20周年を迎えた高野さん。こんなに長い間、活動を続けていけるのは音楽から「原動力」をもらっているから。背中を押されているような気分にもなるし、音楽に人生を変えられたと思っていると高野さん。なかでもライブは「エネルギーの交換の場」。お客さんからもらったエネルギーをステージ上から外に向かって出す。そういった循環ができているライブが一番良いライブなんだとか。そうして忘れられない瞬間が生まれるそうです。

高野さんのブログにあった「今こそ音楽の出番だ!」という言葉。自分だけじゃなくて、同じような気持ちで取り組んでいる人はたくさんいると思うので、みんなで一丸になっていきたいという思いがあるそうです。音楽には、話し合ったりしてわかってもらうんじゃなくて、心の一番真ん中のところにぐっと入ってくる力があると思うと高野さん。
「1曲聴いたことで、自分の中に入ってくる」。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。そういう、「音楽にしかできない力を持った曲がもっと世の中に響き渡るといいと思う。音楽も世の中が良い方向に変わっていく手助けになると思う。」とおっしゃっていました。

WEB: 高野寛サイト「HAAS」


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2008年12月24日

高野寛 -3- 親子で楽しむ音楽

今週のゲストは、ミュージシャンで音楽プロデューサーの高野寛さんです。

高野さんはお子さんが生まれて、創作活動と同時に、育児も手伝っているそうです。お子さんと時間を過ごしていると、すごく楽しいと高野さん。子供と遊んでいるようでいて、自分が遊んでもらっているような気分になることもあるんだとか。そして、いろんなことを吸収していくお子さんの姿を見ていると、自分も頑張らなきゃ
と思う。すごくエネルギーをもらっているそうです。
お話と音楽を高野さんが担当されている「おさるのナターシャ」は、とても可愛らしい絵本。お子さんが生まれる前につくられたものですが、今では実際にお子さんに聴かせることもあって、お気に入りの歌になったそうです。これからも親子で一緒に楽しめるといいなと願う高野さんは、ふだん、童謡もよく歌ってあげるそうです。
くり返し歌って聴かせることで、だんだん憶えていく。そのうちに一緒に口ずさむように。。。一緒にCDを聴いて楽しむのも良いけど、やっぱり歌ってあげたり一緒に歌ったりして耳から憶えるものなのかなと思うと高野さん。会話とは違う、すごいコミュニケーションがあるんだなと気づいたそうです。

WEB: 高野寛サイト「HAAS」

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2008年12月23日

高野寛 -2- みんなでつくっていく音楽

今週のゲストは、ミュージシャンで音楽プロデューサーの高野寛さんです。

現在はNathalie Wise、GANGA ZUMBA、pupaとして、さらにアーティストへの楽曲提供を通して、たくさんの人と一緒に音楽をつくっている高野さんも、最初はソロのシンガーソングライターとしてデビューしました。ベースもギターもキーボードもできたので、「1人で音楽をつくれるじゃないか。」と思っていた時期があったそうです。でも、そうしているうちに、鉢植えの植物みたいに、だんだん土の養分が無くなってきて、枯れてしまいそうになったときがあったと高野さん。その後、いろいろなところへ自ら飛び込んで行って、多くの人とセッションするようになったそうです。

もちろん弾き語りや、ソロ演奏などでも良いものはあるけれど、人と一緒に同じ時間の中で音を出しているときの化学反応など、ひとりでやっているときには気づけなかったことがたくさんあったそうです。「人はひとりでは生きていけない」ということが、音楽の中で気づいたことの1つなんだとか。

「音楽は本当は消えてしまうもの」と高野さん。今は録音できるようになったけど、本当は記録できないもの。本当はライブを演奏して、その時、その場にいる人たちだけが分かる、『一緒に分かち合える時間』がある。それが一番重要なところ。「同じときに、同じ場所で聴いている人が、同じ時間の中でそれぞれ色々なことを考えたりする。それが音楽の一番生命力の強いところだと思う。」とおっしゃっていました。

WEB: 高野寛サイト「HAAS」

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2008年12月22日

高野寛 -1- 植物園でのライブ

今週 12/22(月)〜25(木) のゲストは、
ミュージシャンで音楽プロデューサーの高野寛さん。

今年の夏は細野晴臣さんに誘われて、高知の「県立牧野植物園」の野外ステージで共演したそうです。夏の夜だったので虫の声もすごくて、あたりの「自然の音」と「演奏の音」とが完全にひとつになっていたんだとか。植物園なので、緑の青臭いような匂いと、酸素が濃いような独特の空気感。。。そこでライブをしたのはかなり印象的だったそうです。

高野さんが環境保護をアピールするライブをはじめたのは15年くらい前から。お父さんが林業関係のお仕事をされていたので、最初はその森林保護のイベントの一環だったんだそうです。音楽を通してみんなにメッセージしていくことは難しいかもしれないけれど、それが興味をもつきっかけになったらいいと高野さん。

「ライブも、派手な照明、演出があるライブもあるけれど、植物園でなんの囲いもなく自然の中でやるライブもある。どちらが良いとか悪いとかではなくて、そういうやり方もあるということに気づいていければいいし、それが間接的に音楽にも滲み出ればいいかな」とおしゃっていました。

◎高野寛:1964年静岡生まれ。1988シンガーソングライターとしてデビュー。90年代後半からギタリスト、プロデューサーとしての活動もはじめる。2001年以降、ナタリー・ワイズ、GANGA ZUMBA、pupa等、さまざまなバンドも活動している。 今年、ソロデビュー20周年。
WEB: 高野寛サイト「HAAS」
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2008年12月18日

吉村絵美留 -4- 絵画修復という仕事

今週 のゲストは渋谷駅に設置されている岡本太郎さんの壁画「明日の神話」の修復を手がけた絵画修復家の吉村絵美留さん。

絵画を修復する際、念頭に置くのは画家の気持ち。画家は何を狙っていたのか。どの時点で一番完成として仕上げたのか。その画家の狙いを忠実に復元していかなければいけないと吉村さん。ところが、どうしても人間なので、自分の考えや個性を出そうとしてしまうということもありえます。でもそれを一切排除する必要があるんだとか。あくまで画家のもっている個性を尊重して、できあがった段階の状態を一番良い状態として、なおしていくそうです。

極端ではあるけれど、修復した作品が50年、良い状態であってくれればいいということでした。時間が経って、自然劣化が起きてきたときに、一番最初に傷むのは修復した部分であるように。それは20年、30年後には、今よりもっと良い素材や技法が出てくるからなんだとか。そのときに簡単に入れ替えられるような素材で、付加した物は簡単に除去できるようにしているそうです。

修復家の仕事は、今、ある作品を未来へ残すこと。そのための架け橋のようなものだと思うと吉村さん。未来へ残すというのは大事なこと。優れた作品はとても多く、その優れた作品が朽ちていくよりは、それを未来の人たちもそれを味わってほしいという思いで修復のお仕事されているとおっしゃっていました。

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2008年12月17日

吉村絵美留 -3- 修復することで気づくこと

今週 のゲストは絵画修復家の吉村絵美留さんです。

絵画修復の仕事をしていると、普通に絵を観ているだけでは気づかない画家の特徴や個性に気づくことがあるそうです。その画家がどのようにして描いていたかということや、使っている絵の具や描き方など、技法的な面では、準備段階の調査によって分かることもあるそうですが、実際に手をふれて直しているときに、意外に複雑な描き方をしていると気づくこともあるそうです。例えば、水彩のきれいな肖像画だと思っていたものが、実際に調べてみると、油絵だったということがあったそうです。油絵を薄く希釈して水彩のようにして描いていたんだとか。それはものすごく立体感があるし、独特な質感、透明感が出ていたそうです。これには実際に修復作業に入るまで気がつかなかったとおっしゃっていました。

今までで一番感動したのは、着衣の婦人像。明治時代、その画家がヨーロッパに行って初めて書いた作品といわれているものなのですが、なおした跡があるし、輪郭線が変なので調べて欲しいと言われて調べたんだそうです。そして赤外線を当ててみたら、中から裸婦の像が出てきたんだとか。つまり最初に裸婦を描いて、その上にドレスを着せたというもの。
これには色々な理由が考えられますが、ドレスを着た女性でありながら、中にしっかり体が入っているという、それを表したかったのかもしれないということも感じるし、明治の頃だから、日本に持って帰ってくるときに、裸婦というのは道徳的に問題視されるおそれがあったからかもしれないとも思うと吉村さん。

こういったことは普通、美術館に行って観賞しても見ることのできないこと。それを修復作業の際、調べるときに見ることができます。そういった、ある意味では画家しか知らない部分を見て感動するというのは、あまり正しい見方ではないのかもしれないけど、とおっしゃっていました。実はこの作者はこんな人なんだよ、と絵を通じて、画家が時代を超えて語りかけてきているような、そんな気がします。

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2008年12月16日

吉村絵美留 -2- 修復に携わるときの気持ち

今週 のゲストは絵画修復家の吉村絵美留さんです。

先月、イタリアのウフィツィ美術館で、ルネサンス時代の画家ラファエロの作品「ひわの聖母」が10年におよぶ修復作業を終え、公開されました。修復するのに10年かかったということは、修復作業を始める前の調査というのがかなりされているはずだと吉村さん。どんな素材で描かれているか、汚れだけ落ちて絵の具だけが落ちないような薬品があるか、汚れの成分は何か。。。などなど。そういったことを全部分析して、一番ベストな方法を模索していかなければいけないので、調査の時間がかなりかかるそうです。そして空気中の汚れだけでなく、当時の作品のほとんどが正面を保護するために天然樹脂でできているニスを塗っていたため、空気と触れ合うとどんどん酸化して、茶色くなっていってしまいます。だから古い作品は茶色みがかった色彩をもっています。良い作品は本来、そういった余分なものは全部とらなくてはいけないと吉村さん。そうでないと、茶色のサングラスをかけて綺麗な作品を見ているのと同じことになってしまうから。

吉村さんが絵画修復の仕事をしたきっかけは、吉村さんのお父さんが画家だったことから。画家はどうしても絵を描き始めて最初の頃は売れるわけもありません。それでも作品をつくるためには、大量の絵の具が必要になります。例えばお父さんは赤と黒を使った抽象画を描いていたそうなのですが、その赤い絵の具というのが非常に高価な絵の具を使っていたそうです。
合成したものだと安くあるのですが、やはり色が全然違うんだとか。良い絵の具を使いたいから、それを購入するのですが、そのチューブから赤を搾り出すときは、まるで自分の血液を搾り出す気がしていたんだそうです。どの画家もそれぐらいの気持ちで作品を描いているということを身近に感じてきた吉村さん。だから画家の有名無名に関わらず、真剣に描かれている作品が朽ちていくのはとても残念に思うそうです。「そういった作品を修復していきたい」というのが仕事を始めた最初からの気持ちだったとおっしゃっていました。
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2008年12月15日

吉村絵美留 -1- 作品の持つちから

今週 12/15(月)〜18(木) のゲストは絵画修復家の吉村絵美留さんです。

岡本太郎さんの作品の修復を数多く手がけてきた吉村さんは、先月、渋谷駅に設置、公開された岡本太郎さんの壁画「明日の神話」の修復も手がけられました。1960年代後半にメキシコで制作されてから、長らく行方が分からなくなっていた「明日の神話」。2003年に発見され、吉村さんがメキシコで見たときには埃だらけで、すごく傷んでいたそうです。それでも、その姿そのものにすごく存在感があり、「時間」を感じることもでき、とても素晴らしいものだったそうです。それとは違う良さで、現在、こうして綺麗な状態であるのも、また素晴らしいと思うと吉村さん。作品の持つ力がすごく強いので、どんな状態にあったとしても、作品の良さは変わらないのかもしれないというふうに感じるとおっしゃっていました。

岡本太郎さんの作品や、岡本太郎さん自身から受ける印象は、色々なパフォーマンスをしたり、色々な作品を創っているけれど、その根底にはすごく純粋な心があるということ。子供の頃の純粋さを失っていない、とても温かくて、柔らかいものをもっている気がすると吉村さん。

修復するためにずっと、この作品を朝から晩まで携わってきたにもかかわらず、疲れるということが無かったそうです。もちろん、肩が凝ったり、足腰にきたりと肉体的には疲れるけれども、精神的な疲れが全く無かったんだとか。その作品の持つエネルギーを、作品を観た人たちも自然と感じることができると思うと吉村さん。また、そうすると、観ている人たちのそういった優しくて柔らかい気持ちが、今度は作品に反映されるし、その場の空気にも影響を及ぼしてくるのかもしれません。

◎吉村絵美留(よしむら・えみいる) 絵画修復家 IIC (英国国際保存修復家協会)会員 CCI (カナダ保存修復協会)会員 AIC (アメリカ保存修復協会)会員 国立文化財保存修復学会会員 渋谷駅のJRと井の頭線の連絡通路に恒久展示された岡本太郎さんの巨大壁画「明日の神話」の修復作業をはじめ、数々の岡本太郎作品を手掛ける。

WEB: 明日の神話オフィシャルページ

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2008年12月11日

中井貴恵 -4- それぞれに広がるメッセージ

今週 のゲストは女優の中井貴恵さん。

「大人と子供のための読みきかせの会」を試行錯誤しながら続けてきた10年。言葉の意味を伝えるということは、とても大切であるのにすごく難しいことと中井さん。読みきかせの会ではお話を伝えた後、聞いた人たちがどう受け取るかは、それぞれの人に任せたいと思っているそうです。ただ、やることはきちんとやって、そのお話の持つメッセージは伝えたいという目標は持っているそうです。

病院などへ行くとき、そこで病気と闘っている子供とお母さんたちに、ほんの何分かでも一緒に絵本を読んでもらえたらという思いがあるそうです。

ある学校へ行ったときに、「以前、入院していて病院で聴いたけど、今回は退院して学校で聴けたんです。」と声をかけてきてくれたお母さんがいたんだとか。それは本当に嬉しかったとおっしゃっていました。こうして嬉しい笑顔がどんどん広がっていきそうですね。

WEB: 中井貴恵HP

2008年12月10日

中井貴恵 -3- 「くるみ割り人形」の朗読

今週 のゲストは女優の中井貴恵さんです。

今夜は「大人と子供のための読みきかせの会」を10年続けている中井さんに、「くるみ割り人形」の朗読をお願いしました。これは今年の10月に出版されたもので、中井さんが抄訳(長いお話を短く分かりやすく、掻い摘んで訳すこと)をしたもの。
「くるみ割り人形」。聞いたことはあっても、お話は知らないという人も多いかもしれません。
多くの人が知っているのはチャイコフスキーの音楽と、バレエのイメージ。でも実際、E・T・Aホフマンの書いた原作はとても長いんです。みんなが知らない部分を本の中に入れつつ、でもあまり長いと、読書の嫌いな子は途中で投げ出してしまうかもしれないので、少し短くして、いせひでこさんに素敵な絵を描いてもらって完成した「くるみ割り人形」。今夜はその本から一部を、チャイコフスキーの音楽とともに朗読していただきました。素敵な音色とやさしい言葉のリズム。自分で読むのとは違った絵本の世界が広がりました。

WEB: 中井貴恵HP

2008年12月09日

中井貴恵 -2- 絵本を「読んでもらう」気持ちよさ

今週 のゲストは女優の中井貴恵さんです。
「大人と子供のための読みきかせの会」で、大きな絵本に目を輝かせるのは子供たち。でも意外だったのは、お母さんたちから寄せられた「いつも子供に読む方の立場だけど、読んでもらったらすごく気持ち良かった。」という声。いくつになっても本を読んでもらうことは楽しいこと、ということに初めて気がついたそうです。

今年で10年目を迎えた「大人と子供のための読みきかせの会」。続くと思わなかったし、そもそも10年続けようと思って始めたわけでもなかったと中井さん。呼んでくれる人たちが、そして観に来てくれる人たちがいるだろうか、そんなところから始まったそうです。最初は自分たちで売り込みに行って、10校くらいの学校が呼んでくれたそうです。

そしておそらく、それで終わるだろうと思っていたんだとか。ところが、「妹の学校で観たんですけど、お兄ちゃんのところでやってもらえませんか?」とか、「うちの子供は今、病院にいるんですけど、病院には来てもらえませんか?」とか、そういうかたちでどんどん広がって続いていったそうです。
「大人と子供のための読みきかせの会」は公演料を設定していなくて、募金箱を設置しています。最初はいろいろな不安などもあったそうですが、先立つものが無いと大きな絵本を作ることもできないし、公演をする場所までの交通費も出ないと、続けることも難しくなってしまいます。今ではこの方法で良かったと思っているとおっしゃっていました。

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2008年12月08日

中井貴恵 -1- 絵本の魅力

今週 12/8(月)〜11(木) のゲストは女優の中井貴恵さん。

女優として、数多くの作品に出演されている中井さん。ここ最近は、絵本の翻訳などでも活躍されていらっしゃいます。そんな中井さんが代表を務める「大人と子供のための読みきかせの会」は、活動をはじめて今年で10年目を迎えました。活動の内容は絵本の読み聞かせ。とても大きな絵本と朗読と音楽の生演奏。この大きな3つの柱で構成されています。そして子供のためだけではなく、大人も一緒に楽しんでもらうというもの。

この会を始めようと思ったきっかけは中井さんご自身が母親になったときに、絵本の素晴らしさに惹かれたことから。子供の頃に読んでいたときとは違って、親になってから読むと、子供のために読んでいたそうです。なるべく早く子供が眠くなってくれるものを、ということで選んでいたんだとか。だから最初、中井さんにとって絵本は
子供を寝かしつけるための「道具」でしかなかったそうです。

1冊の絵本との出会いで、それまでの考えがガラリと変わったと中井さん。読み終えたときに、自分も子供のときに、こういう経験をたくさんしてきたなぁというのがよみがえってきて、涙がとまらなくなったそうです。そして、絵本にも大人が受け止めるべき温かいメッセージが入っていると感じ、「絵本は子供のものだけではないのではないか。」と思うようになったそうです。それがこの会の誕生のきっかけなんだそうです。だから最初から子供と一緒に大人も楽しんでもらう会にしようと思っていたとおっしゃっていました。

◎中井貴恵:1978年、早稲田大学在学中に東宝映画「女王蜂」 (監督:市川崑)のヒロインでデビュー。数々の新人賞を受賞し、 1982年には東映映画「制覇」で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。以 後、映画、テレビ、CF等で活躍。女優業の他に執筆でも活躍し、 数々のエッセイを出版。2008年10月にブロンズ新社から出 版されている「くるみわり人形」の抄訳も担当。

WEB: 中井貴恵HP

2008年12月04日

勝俣悦子 -4- 心の支えになるもの

今週のゲストは海獣ドクターの勝俣悦子さんです。

勝俣さんがこだわりをもって動物たちに接していられるのは、忘れられないある人からの言葉が支えになっているから。それは勝俣さんが鴨川シーワールドに入社されたときに館長だった鳥羽山照夫さんの「すごい獣医になったな。」という言葉。当時は何年経っても修行時代で、ちっともイルカの獣医らしくならないで、診断をしても全く違う診断をしていたり。。。そういうことがずっと続いていたときだったそうです。

そのときは、そんなに褒められるようなことはしていないと思ったので、聞かなかったフリをして、「こういう処置をしてきました。」と報告しただけだったそうです。後から、どうしてそんな風に言ってくれたのかと考えると、諦めないことや粘り強く動物に接していくことなど、そういうことを褒めてくれたのかなと思うと勝俣さん。その経験から今度は勝俣さんが、新しく獣医として入ってきた人たちにも、よくできたと思ったときには、心置きなく良かったねと言ってあげられたらと思うとおっしゃっていました。それは自分が鳥羽山館長に言われた経験がすごく心に残っていて、それが心の支えになっているから。

そしてもうひとつは「このおばさん、なんでも増やしちゃうから、動物が増えちゃうんだよ。」という言葉。繁殖が好きだという勝俣さんは、昔からペンギンの人工ふ化やアシカの赤ちゃんの人工哺乳などもやったそうです。水族館生まれの動物をたくさん増やしたいという夢があるんだとか。

それが少しづつ現実になっていって、アシカやアザラシ、イルカやシャチも生まれるようになってきて、そのことを鳥羽山館長はそういう言葉で褒めてくれたのかなと思うと勝俣さん。あまり褒めてくれる人じゃないけど、心の温かさは伝わってくる人。そんな温かさのこもった言葉は強い心の支えになりそうですね。

WEB: 鴨川シーワールド

2008年12月03日

勝俣悦子 -3- ちいさなサインも見逃さないために

今週のゲストは海獣ドクターの勝俣悦子さんです。

動物たちのちょっとしたサインを見逃さないように、毎日こまめな往診を欠かさず、1頭ずつに日誌をつけている勝俣さん。イルカの治療はとても難しくて、「もしかしたらダメかもしれない。」と思うことも。それでもたくさんある日誌の中から、アイデアや経験を生かして、どうにかして助けていきたいという気持ちがあるそうです。
「できることは諦めない」という勝俣さんの強い思い。大変なことなのに、それでも続けていけるのは動物たちが好きだから。どれだけ努力をしても大変なことではない。天職だったと思うと勝俣さん。
勝俣さんは動物たちの獣医として健康管理をしていますが、普段、動物たちといつも触れ合っているのは担当の飼育員、トレーナーの人たち。獣医とトレーナーが信頼しあっていないと、情報の交換がうまくいきません。なので、人と人とのつながりがとても重要になってきます。
だから勝俣さんはいつも冗談を言って、和ませているそうです。
その中で「実はこういうことがあったんだ。」というような話になることも。そうすると「それはこういうことかもしれないから、みんなで注意しようね。」というような話につながります。動物相手の仕事といっても、世話をしているのは人間たちなので、人間同士のコミュニケーションが1番の鍵になってくるとおっしゃっていました。

WEB: 鴨川シーワールド

2008年12月02日

勝俣悦子 -2- イルカとの出会い

今週のゲストは海獣ドクターの勝俣悦子さんです。

日本における海獣飼育の草分け「鴨川シーワールド」で、海獣ドクターのパイオニアとして活躍されている勝俣さん。幼い頃から動物が好きで、迷うことなく獣医の道へ進まれたそうですが、「海獣」に興味を持ったのは獣医大学在学中。
帰宅途中の新宿駅で、改札口近くにイルカが2頭、高いジャンプをしている写真のポスターを見たとき、「イルカっていいな」と思ったそうです。そのポスターが鴨川シーワールドのものだったんだとか。そこからの行動は早くて、ある日、学校へ行くふりをして家を出て、そのまま鴨川シーワールドへ行った勝俣さん。そこで初めてイルカを見たそうです。そしてパフォーマンスを観てとても感激して、その日にあった3回のショーを全て観たんだそうです。
そして、意見などを書く紙に「獣医の卵で、イルカについて知りたいので本を紹介してください。」と書いて置いていったそうなのですが、すると、飼育員の方からお手紙をいただいて、本の紹介とともに「実習をしたいならできますよ。」と書いてあったそうです。閃きのようなきっかけで素晴らしい出会いをしたんですね。

WEB: 鴨川シーワールド

2008年12月01日

勝俣悦子 -1- 海獣ドクター

今週 12/1(月)〜4(木) のゲストは海獣ドクターの勝俣悦子さんです。

「鴨川シーワールド」で31年間、イルカやシャチ、アシカなど海獣のお医者さんとして活躍されています。

イルカやアシカなどにはまだ解っていないことがたくさんあるので、一緒に生活して、学びながら、その中で獣医大学で習ってきたことを応用して健康管理や治療をしているそうです。

水族館には大きく4つの役割があるそうです。1つめは楽しむため。鴨川シーワールドではシャチのパフォーマンスが人気で、それを観たくてまた来てくれるお客さんが多いんだとか。2つめは社会教育。水族館にいる動物たちはどんな動物たちで、どんなところに住んでいるのかということなどを楽しみながら学んでもらうという役割。3つめは種の保存。

現在、とても残念なことに、絶滅していっている動物がたくさんいます。そういった動物を絶やさないようにするために、最近では水族館の大きな役割となっているそうです。そして4つめは調査や研究。動物たちから色々なことを調査したり、研究をしたり。ただ楽しむために行っているような水族館にもこんなに様々な役割があるんですね。

◎勝俣悦子:1953年東京生まれ.日本獣医畜産大学獣医学科卒業後,1977年に千葉県の鴨川シーワールドに入社。ベルーガ(シロイルカ)の飼育担当を経て,シャチ,イルカ,セイウチ,アシカなど海獣類の健康管理に従事する。日本における本格的な海獣医師としては女性第1号であり,現在では海獣医師の世界の第一人者として知られる。2003年にはバンドウイルカの人工授精に研究者などの協力を得て日本で初めて成功。2005年に「飼育海生哺乳類の繁殖に関する研究」で獣医学博士号を取得。

WEB: 鴨川シーワールド

2008年11月27日

村瀬誠 -4- 水も大切な資源

今週のゲストは雨水博士の村瀬誠さんです。

第二東京タワーといわれる「東京スカイツリー」は墨田区にできます。これには墨田区の環境保全課で、雨水のことを研究されている村瀬さんも携わっているそうです。2000平米ある展望ロビーの屋根に降った雨を集めて地下の巨大なタンクに貯めて、洪水を防止しつつ、屋上を覆うグリーンも雨水で育てるそうです。そして巨大な打ち水のように建物内を冷やす効果も。墨田区の様々な雨水の情報センターもつくる予定なんだとか。電波塔でもあるから、そこから世界に発信したいと村瀬さん。

世界には水道を使っていない人が11億人いるそうなのですが、20年後には20億人にもなるといわれています。そういう所では水道を普及させるのはお金もかかるし、なかなか難しいこと。

そうした場合、安全な水を確保するのに一番可能性が高いのは、雨水を溜めて使うということ。地球に欠かすことのできない「水」の元は雨。そして雨は植物や私たち人間も含め、地球がつくっている。全部循環している。それに気がつくことが大切だとおっしゃっていました。


WEB: 雨水市民の会

2008年11月26日

村瀬誠 -3- 日本人と雨

今週のゲストは雨水博士の村瀬誠さんです。

日本は雨に恵まれている国。日本人と雨は、昔から深い関係があるんだとか。雨はポテンシャルをもっていると村瀬さん。確かに雨の中を歩くのもまた素敵です。「雨香」という言葉、知っていますか?桜やバラの側を歩くときは、雨の日の方が香りが強いんだとか。昔の人はそれを雨の香り「雨香」と呼んでいたんですね。そして雨の音。雨粒が何かにあたって弾ける音や水たまりに雨が落ちる音は、なんだかわくわくしたり。

それは日本人のDNAなのではとおっしゃっていました。そんな村瀬さんから雨を感じるために1つの提案が。雨の日にバケツを外に出してみてください。そうすると、すぐに水が溜まります。それを晴れた日に植木にあげてみたり、暑い夏の日には打ち水にできます。
墨田区には雨水資料館があって、そこに行くとインストラクターもいて雨水利用のノウハウを教えてくれるそうです。村瀬さんたちが考案した雨水利用システムは、安いものではなんと700円から設置することとができるそうです。雨水をためて利用し始めると、雲を見るようになると村瀬さん。そして雨に敏感になることができるんだとか。鈍っている五感を少しよみがえらせることができるかもしれませんね。

WEB: 雨水市民の会

2008年11月25日

村瀬誠 -2- 意外と知らない雨のこと

今週のゲストは雨水博士の村瀬誠さんです。

世界中からのSOSがNPO法人「雨水市民の会」に届くそうですが、今、一番力を入れているのはバングラディッシュ。現在でもおよそ4000万人の人たちがヒ素で汚染された地下水を飲んでいます。もともと池や川の水を飲んでいたのですが、下痢などをよく起こしていたそうです。そこで15年くらい前、国連のアドバイスなどもあり地下水を飲むようになったのですが、ヒマラヤからガンジス河流域は金の、ヒ素の鉱脈が走っていたのです。ヒ素は透明で、匂いも無く、症状もすぐには出てこないので分かりづらいんだそうです。それを知って黙っていられなかったとおっしゃっていました。

雨水市民の会では「雨の事典」というものを6年かけて作ったんだとか。これは、多くの人から雨のことを訊かれるにもかかわらず、雨について知らないことがあまりにも多いと思った村瀬さんたちが徹底的に調べて作ったもの。例えば「雨」ってどこから来るのでしょう?

一般的には「海水が蒸発して雲になって雨が降る」というように教科書でも習ったと思うのですが、日本の梅雨のもととなる雲はモンスーンが始まる頃、インドでは太陽光が強くなり、どんどん水が蒸発するそうです。それがヒマラヤにぶつかって、大雨を降らせます。それで残った雲がジェット気流に乗って、日本にまで流れてくるそうなんです。

だから日本はインドやバングラディッシュのおかげで豊かな水を手に入れることができているのですが、バングラディッシュの人たちは満足に飲み水を手に入れることができていないのが現状です。貧しいところでは電気も通っていないので、汚染された水を簡単にろ過することもできません。それでも雨は日本以上に降ります。雨季の時期に雨水を貯めておけば、1年中、水をまかなうことができます。今までにこの雨水を利用するためのタンクを200個くらい付けているそうです。


WEB: 雨水市民の会

2008年11月24日

村瀬誠 -1- 洪水を防ぐために

今週 11/24(月)〜27(木) のゲストは雨水博士の村瀬誠さん。

村瀬さんは墨田区環境保全課環境啓発主査として、区の雨水利用の推進事業関わる傍ら、NPO法人 雨水市民の会の事務局長としても活動されています。海外でも高い評価を得ていて、様々な場所に使われている、村瀬さんの「雨水利用システム」。

思いついたきっかけは27年前、保健所で仕事をしていたとき。洪水で下水が逆流してしまい、それがマンションなどのビルの地下にある飲み水の貯水タンクに入ってしまうということが度々起こっていたそうです。もともと薬剤師だったので、その汚染された水を消毒する指導をしていた村瀬さん。そのとき「消毒するのもいいけど、洪水になるのをなんとかできないか」と言われたことから。

最初はこの逆流する下水道がなんとかならないかと考えたそうですが、昭和57年頃から、それまで洪水が起こらなかった所でも洪水が起こるようになっていたことから、これは何かあるのかもしれないと思い、研究を始めたそうです。仲間をたくさん集めて、土木、建築など様々な勉強をして、分かってきた色々な事実。。。
 
本来、下水道は50ミリの大雨にも耐えられる設計で作られているのに、2、30ミリで洪水になってしまっていました。その原因を探ってみると、下水道の設計条件というものがあって、雨の5割くらいが土に浸み込むと仮定した上で、50ミリに耐えられるということだったんだそうです。ところが当時すでに、東京は75%くらいコンクリートに覆われていました。今さらそれを壊して作り直すわけにはいきません。そこで、降った雨を一気に下水に流すのではなく、ゆっくり流せるようになれば下水道本来の力を発揮することができると気がついたんだそうです。

◎村瀬誠:1976年千葉大学大学院薬学研究科修士課程を修了し、現在は墨田区の環境保全課環境啓発主査。80年代初頭から雨水の活用を訴え、国内外に知られる墨田区の雨水利用政策の中心的存在となる。96年薬学博士の学位取得。NPO「雨水市民の会」事務局長も務め、バングラデシュで安全な飲み水を確保する活動などを展開している。

WEB: 雨水市民の会

2008年11月20日

宮島達男 -4- シェアしていく宮島さんの「アート」

今週のゲストは、
現代美術家で、東北芸術工科大学の副学長でもある宮島達男さんです。

宮島さんが、大学で教えようと思ったのは、とにかく学長の掲げる「理念」に深く共鳴したから。それは、「芸術で世界を変えていく、平和にしていく」。これは誰もが思ってたり願ったりしているけど、恥ずかしくてなかなか口に出せないこと。これは面白いと思い、引き受けたんだとか。
もともと年を重ねたら、自分が学んできたことを、なんらかの形で若い人たちにシェアしたい。自分がそうしてきてもらったように、恩返しがしたいと思っていたそうです。

そして、「美術の世界はあまり好きではない」という宮島さんの意外な言葉。。。
アート作品そのものはもちろん好きだけど、「美術の世界」は「閉じた感じ」があってあまり好きではないということなんだとか。そういう世界の中にいると、どんどん自分が磨耗していく感じがする。柿の木プロジェクトや大学で、若い人たちと一緒に何かをやっていくということをしていなければ、とっくにアーティストをやめていたと思うと宮島さん。

アートの作品が大事なんじゃなくて、それを見る、感じる人間が大事なんだから、人間をいかに元気にできるかということがアートの役割だと思っていると宮島さん。それを若い子に伝えていきたいし、自分もそういう風に生きていきたいという思いがあるそうです。

WEB: 宮島達男HP
WEB: 東北芸術工科大学

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2008年11月19日

宮島達男 -3- 時の蘇生、柿の木プロジェクト

今週のゲストは、現代美術家の宮島達男さんです。

宮島さんが1996年から展開している「時の蘇生、柿木プロジェクト」。
これは、被爆した柿の木から採った種を苗木に育てた「柿の木2世」を育てていく植樹活動。このプロジェクトを始めたきっかけは、13年前に宮島さんが長崎で柿の木2世を見たとき、その小さな苗木が光にふるえて、キラキラしてすごくきれいだったから。その時の感動した気持ちを未来の子供たちにも伝えてシェアしたいという思ったそうです。

柿の木2世は宿命を背負わされていながら、それでも元気いっぱい健気にすくすくと伸びようとしている。原爆を受けた唯一の国、日本に生まれた私たちも、戦争を実際に体験していなくても、背景にはそういう歴史がある。今は意識せずに生活しているけど、やっぱり宿命は背負っていかなければいけないと思うと宮島さん。
未来の子供たちに伝えたいし、考えて欲しかったという思い。

柿の木2世は現在、20ヶ国170ヶ所に植樹されているんだそうです。柿の木プロジェクトでは実行委員会があって、「3つの約束」があるんだとか。

〇匐,燭舛みんなで一緒に育てていくこと。
⊃⊆式のときにアートイベントをして、楽しい思い出をつくってもらうこと。
10年後、大きくなった柿の木の下で、もう一度集まってお祝いをすること。

実際に10周年を迎えたイベントに行ったとき、植樹したときは子供だった子が大人になっていて、自分の子供を連れてきていて親子で柿の木を見つめていた。。。「そうやって何世代にも渡って語り継がれていくといい。」とおっしゃっていました。

WEB: 宮島達男HP
WEB: 柿の木プロジェクト

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2008年11月18日

宮島達男 -2- ART IN YOU

今週のゲストは、現代美術課の宮島達男さんです。

宮島さんの作品づくりの根底にあるのは「ART IN YOU」=「あなたの中にあるアート」という考え方。

作品にふれて感動する心自体がアートであるということ。そのひとつが、ワークショップの形でつくられた「カウンタースキン」。北海道、奈良、広島、沖縄で宮島さんが参加者の方たちと言葉を交わしながら相手の好きな数字を直接肌に描いて、原爆ドームなど、その土地の風景と共に写真に収めるというもの。

「直接描く」というのは描くほうも描かれるほうも、最初は抵抗感があるそうです。最初は無理して会話をつくるものの、時間が経つにつれて自然な対話が生まれるようになるんだとか。そしていつの間にか、最初は抵抗感があった他人だった人たちをすごく受け入れるように、存在を認め合えるようになるとおっしゃっていました。ワークショップのプロセスそのものが重要だったんですね。
同じ場所で同じように呼吸をして、お互いの体温を感じていると・・・他人を受け入れるようになってくる。これはボディーペインティングという形じゃなくても、手をつないだり肩を触っているだけでもいいのではと宮島さん。このワークショップは日本国内だけでなく、韓国やドイツなどでも行ったそうですが、全く言語が通じない状況でも同じだったんだそうです。そこには人と人とをつなぐヒントがありそうですね。

WEB: 宮島達男HP


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2008年11月17日

宮島達男 -1- 全国高等学校デザイン選手権大会

今週 11/17(月)〜20(木)のゲストは、現代アーティストの宮島達男さん。

ご覧になった方も多いと思いますが、六本木ヒルズのけやき坂交差点に「カウンターヴォイド」というガラススクリーンに浮かぶ大きなデジタル数字があります。あれが宮島さんの作品。

宮島さんは東北芸術工科大学の副学長として、教育現場でも新たな試みをしています。そのひとつが、10月25日に行われた『全国高等学校デザイン選手権大会』(KIKIも今年、審査員として参加)。
高校生たちが社会や暮らしの中から問題点を見つけ出し、その解決策を提案するというもの。
まさに発見の連続という、この大会。
大人が「この問題は複雑だな・・・」と思って躊躇してしまうことでも、本当に素直に向き合って考えているんだと感じられたそうです。

普通、「デザイン選手権」というと…、絵を描いたり、構成力を競ったり、ビジュアルでみるデザインのコンクールだと思われがちなのですが、この大会は『発想力』。
物事の本質を見極めて、どうしたらより良い社会、暮らしになるだろうかというのを考えて、そのアイデアを競うもの。だから出場する高校も芸術系の高校に限らず、普通科や工業高校など様々なのだそうです。

この大会で「大人たちを刺激して欲しい!」と宮島さん。また、「出場した子供たちが大人になったときがとても楽しみ!」とも。
すでに15回行われているので、1回目に出場した子が現在学校の先生になって、先生として付き添ってきた子がいたんだとか。自分が体験したデザインの楽しさや、物事を考えていくことの楽しさを、今度は教え子たちに教えているんですね。スマイルの連鎖がここにもありました。

◎宮島達男:1988年の国際美術展ヴェネチア・ビエンナーレで注目を浴びて以来、日本を代表する現代美術家のひとりとして、国内外で活躍。MEGA DEATHなど、発光ダイオード(LED)のデジタルカウンターを使用した作品で知られる。それぞれの数字が異なる速度で明滅し、時間や人間のライフサイクルの連続性、永遠性、関係性を示唆している。現在は、東北芸術工科大学の副学長として教育の現場でも活躍中。

WEB: 宮島達男HP
WEB: 全国高等学校デザイン選手権大会

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2008年11月13日

伊藤志歩 -4- お互いを思いやるために

今週のゲストは、野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」を運営している伊藤志歩さんです。

「やさい暮らし」に参加している農家さんたちが農業を始めたきっかけは、
オーストラリアなどでパーマカルチャーを学んで、農的な生活のおもしろさに気づいて、日本に帰ってきてから有機農家で研修をして農業の道に入ったというような流れの人が多く、視野が広いんだそうです。地球に負担をかけないために、循環できる仕組みで楽しく持続可能な暮らしをしていきたいという思いがあります。

直接野菜の売り買いをすることは、グローバル経済問題の解決方法のひとつでもあるんだとか。

「グローバル経済」というと規模が大きすぎて、具体的に誰が苦しんでいるのかということなどが想像しにくくなってでしまいます。でも直接やりとりをしていると、ガソリン代や小麦の値段の高騰などで、野菜や卵などの値段が上がっても、作っている人のことを知っていると、彼らが余分に多くお金を取っているわけではないと知っているし、本当に必要なんだと素直に受け入れることができるということ。
同じことが起こっていたとしても、作っている人たちの顔がみえない場合は、やはり安い方がいいと思ってしまったりします。だからなるべく関係が近くて、お互いを想像できると思いやりもうまれて、解決方法にもつながるかもしれないとおっしゃっていました。

WEB: やさい暮らし
「畑のある生活」伊藤志歩著(朝日出版社)

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2008年11月12日

伊藤志歩 -3- 農家の生き方はロック(!)

今週のゲストは、野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」を運営している伊藤志歩さんです。

伊藤さんが「やさい暮らし」に参加している農家さんたちと話したり、家に泊まらせてもらったりしているうちに気づいたこと。それは「農家さんの生き方はロックだ!」ということ。
自分たちで食べものを手に入れることができるので、色々なものに依存しなくても生きていける強さがあります。

例えば農薬を使いたくないと思えば使わないこともできるし、収穫量が減ったとしても化学肥料を使いたくなければ使わないという選択もできる。「自分の思いをストレートに実現する姿をみていると、すごくロックでかっこいいと思う」と伊藤さん。
どの農家さんもやりたいことがたくさんあって、希望や活力に満ち溢れているんだとか。自給自足的な農家さんたちは野菜だけではなくて、米や麦、醤油や味噌、ソーラー発電でエネルギーをつくったり、草木染めをしていたり。。。食べものだけに限らず、身の回りのものをできるだけ自分たちでつくろうとしているそうです。それを楽しそうにしてるというところが、クリエイティブでパワフルで素敵な生き方ですね。

伊藤さんが今の農業の魅力について書いた本「畑のある生活」が朝日出版社から発売されています。お話にあったような、かっこいい農家さんたちの生活ぶりや考え方なども紹介されていますよ。

WEB: やさい暮らし

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2008年11月11日

伊藤志歩 -2- 野菜がむすぶ農家さんとお客さん

今週のゲストは、野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」を運営している伊藤志歩さんです。

「やさい暮らし」では選んだ農家さんの畑とれたものだけを売るので、送られてくる野菜セットの内容は選べなかったり、形が変だったり、虫が少し喰ってしまっていたり。。。農作物をつくるということは都会に住んでいる人には理解し難い不安定なことが多いのですが、そういったことも「やさい暮らし」を利用するお客さんたちはすんなり受け入れてくれているそうです。

野菜を送るのもそれぞれの農家さん自身。梱包もしてくれるので、お手紙が入っていたりして、店で買うと言うよりは、親戚のおじさんやおばさんから送られてくるみたいな感覚なんだとか。そうすると「美味しかった」という気持ちを伝えたくなる。。。そこで「ごちそうさまコミュニティ」というものがあって、各農家さんに直接、伝えることができます。
そこにお客さんが書き込むと、農家さんが返事を書いてくれたりする。そうして、またお客さんと農家さんの信頼関係がより強くなるんですね。

WEB: やさい暮らし

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2008年11月10日

伊藤志歩 -1- 美味しくてあたたかい仕組み

今週 11/10(月)〜13(木)のゲストは、
野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」を運営している伊藤志歩さん。


元々はカメラマンをしていた伊藤さんですが、自分探しの旅の途中、山小屋で住み込みバイトをしたときに自然と一緒に生きる素晴らしさに目覚め、農村へ移り住みました。

農村暮らしでは、農家さんから「直接」野菜を買ったりもらったりすることが多かったんだそうです。直接やりとりをするので、作ってくれた人が見えて、それだけでも野菜はおいしくなるんだとか。さらに、具合が悪くて寝ていると、差し入れとして焼き芋が「ポストの中」に入っていたり(!)。「愛情がこもった野菜を食べるってすごい!」と感じたそうです。
農村にいなくても、そういうことが体験できたら楽しいと思った伊藤さん。作り手側にも、食べてもらった人の「おいしかった」や「ごちそうさま」が伝わる仕組みを作りたいと思ったそうです。

「やさい暮らし」では野菜を選ぶというよりは、農家さんを選ぶという感じ。なぜ農家になったのか、どういう理念で野菜を作っているか、どのように野菜を作っているか、、、ということが掲載されていて、「この農家さんだったら共感できる、応援したい!」と思える農家さんを選ぶという仕組みです。ただモノを買うというより、「人とつながるあたたかさ」を感じることができる気がしますね。

◎伊藤志歩 :
広告代理店のカメラマンとして勤務した後、フランスや日本各地をめぐり自分探しをするなか、山小屋で過ごした経験から「自然や農」の美しさに目覚める。千葉の農村に移住し、地元の有機野菜の流通会社でwebサイトを使った野菜の販売などを行い、2006年7月に株式会社アグリクチュールを設立。野菜のセレクトショップ「やさい暮らし」を立ち上げる。ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスターの資格を持ち、東京朝市アースデーマーケットの実行委員も行う。

WEB: やさい暮らし

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2008年11月06日

越川禮子 -4- 思いやりのある言葉

今週のゲストは「江戸しぐさ」の語り部 越川禮子さん。

「忙しい」という言葉、よく使っていませんか?心をとても大事にしていた江戸っ子たちは、「心を亡くす」と書く「忙しい」や「忘れる」などの言葉を嫌ったそうです。

縁起担ぎのようなものですが、「忙しい」であれば「ご多用」または「書き入れ時」などを使っていたそうです。現代だと「スケジュールに追われていまして」なども使うといいのではないかと越川さん。チャキチャキしているというイメージの江戸っ子ですが、それぐらい相手に対して思いやりのある言葉を使っていたんですね。

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2008年11月05日

越川禮子 -3- 江戸の町での挨拶

今週のゲストは「江戸しぐさ」の語り部 越川禮子さん。

江戸しぐさの中でも一番最初に覚える、易しいものを「稚児しぐさ」、「お初しぐさ」というそうです。

それらの中のひとつ、「傘かしげ」や「肩引き」などは、それをしただけで相手がどんなに目上の人であっても、立派に挨拶をしたことになったと越川さん。建物などが密集していて、道も狭く、行き交う人の多い江戸の町では立ち止まって挨拶をしなくても、それらの動作をするだけで挨拶をしたことになっていたんだとか。
これらの稚児しぐさは、親などの大人がやっているのを子供たちは見て覚えたんだそうです。

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2008年11月04日

越川禮子 -2- 江戸っ子のハタラクとは。。。

今週のゲストは「江戸しぐさ」の語り部 越川禮子さんです。

江戸の一日は「朝飯前」=朝ごはんを食べる前に、向こう3軒両隣の家の人が困ってることはないか挨拶をすることから始まったそうです。それが済んだら朝ごはんを食べます。朝ごはんの後、午前中はいわゆる使役などでお金を稼ぐために働く。

そしてお昼ご飯を食べ、お昼ごはんの後、午後は傍(ハタ)=周りをを楽にするために、働く。これが現代のボランティアです。長屋のため、町のため、江戸のため、未来のために。そして夕方になると、次の日もよく働けるように明日に備える=明日備(あすび)=あそび。江戸っ子たちは明日に備えるために、遊びをしていたんだそうです。

そして印象的だったのは、人間として一番評価されたのは、午後のはたらく時間をしっかりやる人だったということ。これが当たり前だったんだそうです。未来を先取りしているかのようで、私たちが大切なものを忘れてしまったのかもしれません。

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2008年11月03日

越川禮子 -1- 上に立つ人の思いやり

今週 11/3(月)〜6(木)のゲストは「江戸しぐさ」の語り部 越川禮子さん。

「江戸しぐさ」とは上に立つ人の思いやりの心。武士にはもともと「惻隠の情」という自分より下の立場の人たちを思いやる心があったそうです。上に立つ人が率先して思いやりの心をもって接したことで、それが「かっこいい」と思われ、町人の中に広がったものなんだとか。

上に立つ人とは、会社の上司に限らず、家族でいえば両親など、ひとりにでも影響を与える人ならそれは上に立つ人と考え、その人たちは思いやりの心をもたなければいけないと越川さん。「思いやりの心」をもつためには、人がされたら嫌だと感じると考えられる想像力が無いと難しいとおっしゃっていました。

「江戸しぐさ」は3、4年前から学校でも広がっているんだとか。例えば”あいさつ運動”。これはまず上級生が、下級生に挨拶をするというもの。自分から挨拶をして、それに返してもらえると嬉しい。挨拶をし合えると気持ち良い。

人間は感情に左右されるものだと越川さん。だからこそ気持ちい良いことがあると、1日嬉しい気持ちで過ごせる。だからみんなが気持ち良く暮らすために、そういう当たり前のことの積み重ねが大切だと江戸の人たちは気がついていたんですね。当たり前の小さなことを、地道に毎日繰り返すことの大切さを教えてくれる「江戸しぐさ」。

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2008年10月30日

押尾コータロー -4- 「You & Me」 ユメのコラボ

今週のゲストはギタリストの押尾コータローさん。

初の全曲コラボレーションアルバム「You & Me」が発売されたばかりの押尾さん。

今回のでビッグバンドの人たちの中でギターを弾くようなライブも良いなと思ったし、今度は歌を歌う人とのコラボレーションアルバムも作りたいと思ったそうです。今回はあえて楽器を演奏している人たちとだけの、インストの作品にしたんだとか。

アルバムのタイトル「You & Me」。「Me」は押尾さんですが、「You」は聴いてくれている人だったり、一緒にコラボレーションしている人だったり。。。「You & Me」って「ユメ」みたいにも読めると押尾さん。押尾さんが夢に描いていた憧れの人との共演。例えばCharさんとのコラボ。高校生のとき、Charさんのプレイを見てかっこいいと思った。そんな憧れの人とのユメの共演。

今年で40歳の押尾さん。50歳、60歳、70歳、80歳。。。これから歳を重ねていってもギター1本でステージに立っていたらかっこいいと思う。そのためにも体力をつけて、健康に気をつけて頑張りたいとおっしゃっていました。

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2008年10月29日

押尾コータロー -3- コラボレーション

今週のゲストはギタリストの押尾コータローさんです。

押尾さんは今月1日に初の全曲コラボレーションアルバム「You & Me」を発売されました。

今までギター1本で作品づくりやライブをしていた押尾さんですが、聴いてくれている人たちからも「こんな人とのセッションが聴いてみたい」と言われるようになったんだそうです。様々な人とのコラボレーションは、そのとき来てくれた人しか観れないものだけど、でもそれをCDにして残して、ライブに来れなかった人にも聞いてほしい、そしてこの出会いがその時のものだけではもったいない、と強く思うようになったそうです。

ほとんどが偶然の出会いからのコラボレーション。それはミュージシャンに限らず、様々なアーティストと、何か一緒にやってみようということから。押尾さんは常にいろんな人と、それぞれ合う波長をみつけていきたいと思うようにしているそうです。

このアルバムには映画「三本木高校馬術部」のメインテーマも収録されています。これは斉藤ネコさんにアレンジしていただいたもの。もともと映画音楽が好きだったという押尾さん。映画音楽は、映画のテーマがあるのでつくりやすい反面、映像を壊してはいけないというプレッシャーや、監督の想いなどもあるので難しかったそうです。
佐々部清監督には「ベタにつくってください。」と言われ、悩んだんだとか。考えて考えて、結局、難しいことをするよりは、映画を観たときに感動した素直な気持ちを表現したそうです。優しくてきれいなメロディーが映像とともに心に残ります。
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2008年10月28日

押尾コータロー -2- 音楽の持つちから

今週のゲストはギタリストの押尾コータローさんです。

今ではギター1本で様々なメロディーを奏でる押尾さんですが、もともとはギターは歌を歌いながら弾くものだと思っていて、フォークソングから入ったんだそうです。とはいえ、ご両親がベンチャーズを聴いていて、子供の頃からインストゥルメンタルにふれていたので、抵抗はなかったそうです。

押尾さんがインストを演奏するようになったのは、歌詞のある歌が好きだったからなんだとか。歌詞があるとぐっときたり、突き刺さるものがある。その分、リラックスできないことも。インストだと、その突き刺さるようなインパクトや強力なパワーが無いので印象が薄くなりがちな反面、自分に都合の良い音楽にすることができる。
同じ曲でも、聴くときの心境だったり、年齢を重ねるとまた、違うふうに受け取ることができる。それはインストの魅力だと教えてくれました。

音楽には不思議な力があると押尾さん。楽器が無くても、楽しいときはついつい鼻歌をくちずさんでみたり。音そのものから受ける影響もありますよね。ヒーリングミュージックでのリラクゼーションや音楽療法なども考えられています。音楽はもっともっと進んでいくべき深いものだとおっしゃっていました。

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2008年10月27日

押尾コータロー -1- 曲づくり

今週 10/27(月)〜30(木)のゲストはギタリストの押尾コータローさんです。

押尾さんが作品をつくるときにイメージするもの。。。ひとつは景色。夕日や青空など。。。そして人。人の頑張っている姿や悩んでいる姿を見ると、応援したくなるような曲をつくりたくなるんだとか。やっぱりイメージするものによって作る曲は変わってくるそうです。自分の感情からつくるよりは、どちらかというと、聴いてくれる相手を勇気付けることができたり、少しでも前向きになれるようなメロディーをつくりたいとおっしゃっていました。
押尾さんとギターとの関係についてお聞きすると、「恋人というよりは漫才師の相方」なんだとか。どちらか1人では舞台の上に立てないから。押尾さんとギターは良き相棒なんですね。
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2008年10月23日

隈研吾 -4- これからつくってみたい空間

今週のゲストは建築家の隈研吾さん。

美術館や能楽堂、オフィスビルや住宅、別荘など様々な建築を手がけている隈さんのこれからつくってみたい場所。。。それは子供たちの通う学校。今でも通っていた学校の夢を見ると隈さん。確かに子供の頃の友達との思い出や行事などの思い出は学校の教室の中だったり校庭だったり。学校の空間のすり込みはすごく強いんですね。だからどれだけ豊かな空間の学校に通っていたかということが、いろいろなことに影響するのかもしれません。

子供の頃に、人とコミュニケーションを取る場所はとても大切なんだそうです。空間によって、人への接し方も変わるのではないかと隈さん。ギスギスした空間より優しい空間の方が気持ちも優しくなれると思うから。学校の床掃除で木の床を這って雑巾がけをしたとき、もしかしたらそれが最初の木とのふれあいだったかもしれないとおっしゃっていました。

WEB: 隈研吾 Kengo Kuma and Associates

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2008年10月22日

隈研吾 -3- 畳のつくり出す空間

今週のゲストは建築家の隈研吾さんです。

1985年から86年にかけて、コロンビア大学で客員研究員として活動していた隈さん。当時、大学の建築やインテリア関係の友達が家によく遊びに来ていたそうです。そのとき、みんなに畳の空間を味わってもらいたいと思った隈さん。

ところが、ニューヨークには日本食のお店はたくさんあるのに、畳が敷いてあるお店はほとんど無かったんだとか。障子や布団は普通に手に入るのに、畳はなかなか手に入らなかったそうです。さんざん探した結果、ロサンゼルスにいた日本人の大工さんが、少しだけ日本から持ってきていたものがあり、2枚だけ運んでもらって、住んでいたアパートに敷くことができたそうです。

そこにお茶の道具を持ち込んで、お茶をたてたそうなのですが、靴を脱いで畳に座ると、それだけで突然違う時間が流れ出すという感じだったんだとか。みんなでそれを体感して、畳の魔力を実感したそうです。それを体感した友達が言った言葉。「お茶の文化、日本の文化は空間的。西洋の文化は物で魅せる文化だけど、茶室の空間はなんにも無い空間。それなのに人間の意識を変えてしまうという力がある。」隈さんはそれらのリアクションを見て、隈さん自身、意識が変わったし、様々なことが分かったそうです。そのときの経験が無かったら、今の隈さんの建築はつくれなかったかもしれないとおっしゃっていました。

WEB: 隈研吾 Kengo Kuma and Associates

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2008年10月21日

隈研吾 -2- 運命共同体になる

今週のゲストは建築家の隈研吾さん。

世界中で活躍する隈さんに、海外の仕事でのコミュニケーションの取り方をお聞きしました。建築の仕事は、図面の書き方も同じだし、図面に使う言葉はそんなに多くないから言葉の通じないところでも図面だけは通じるんだとか。そしてPCでの図面を書くソフトもほとんど世界共通ということで、国境が無いんだそうです。

図面以外でのコミュニケーションは、打ち合わせの後のご飯で。建築では「運命共同体」になることが重要だと隈さん。どんなに図面をチェックしても、できあがるまでは分からない。そして、多くの資金や資源が使われるものだから、失敗は許されないというのが建築。だから信用し合えることが重要なんですね。
運命共同体になるために、実は、その夜の時間が一番大事なんだと笑いながら教えてくれました。

そんな限られた時間のなかで、より深く理解し合えるために心がけていることは、雑談の中にも自分の文化的なものをエッセンスとして入れていくこと。そうすることで、バックグラウンドなどを分かってもらうことができるから。例えば夕飯に鱈が出てきたとき、日本での鱈の食べ方などを話します。すると、こういう文化的な基盤のある人だったら良いものつくってくれそうだなと思ってもらえるのではないかとおっしゃっていました。

WEB: 隈研吾 Kengo Kuma and Associates

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2008年10月20日

隈研吾 -1- みんなでつくる建築

今週 10/20(月)〜23(木)のゲストは建築家の隈研吾さん。

隈さんは世界中で様々な建物の建築をされています。建物を設計する際、その場に行ってみるということはとても大切なことだと隈さん。写真では分からない時間の流れや風の流れ、光の流れなどを感じるために。それらの流れをどのような建築にしたら上手く受け止められるか。流れを塞き止めないで、逆に活性化できないか、ということを考えて設計が始まるんだそうです。

設計が始まると、すごくたくさんの人が関わります。それぞれの人たちが意見などを言ってくれると、その分、建築はおもしろくなると隈さん。意見を言ってくれる人はたくさんいて、施主の人、その建物を使うことになる人、そして最近では近所に住む人たちからも「こういう風にして欲しい」というメールが来ることも。
そういう意見を受け取って、なんとか設計に取り入れられないかと考えるんだとか。設計図を書いた人だけが「自分の作った建物」だと言えるのではなくて、より多くの人が「参加した」と思ってくれるような建築にしたい。それが良い建築の条件だと思うとおっしゃっていました。


◎PROFILE:隈研吾(くまけんご)
1954年横浜生まれ。1979年東京大学建築学科大学院修了。コロンビア大学客員研究員を経て、隈研吾建築都市設計事務所主宰。自然と技術と人間との新しい関係を切り開く建築を提案。主な作品に「亀老山展望台」「高知県梼原町地域交流施設」「水/ガラス」「森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館」「馬頭町広重美術館」「石の美術館」「長崎県美術館」。2002年にはフィンランドよりスピリット・オブ・ネーチャー 国際木の建築賞を受賞。また、和紙や石、竹や土、プラスティックの水ブロックから、形状記憶合金まで、あらゆる素材での常識の枠に収まらない独創的な仕事を展開している。著書に「反オブジェクト」(筑摩書房)「新・建築入門」(ちくま新書)「建築的欲望の終焉」(新曜社)「負ける建築」(岩波書店)等。

WEB: 隈研吾 Kengo Kuma and Associates

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2008年10月16日

神澤則生 -4- バンブープロジェクト

今週のゲストは、NPO法人「トージバ」理事の神澤則生さんです。

『都市と農村が楽しく交流する場』を模索しつづけているトージバが新たに目をつけたのが、「竹」。
竹は肥料や農薬などがなくてもあっという間に育ち、広がります。だから手入れをしなくなると、畑を侵食してしまって、人も入れなくなってしまうほど。。。

そんな竹に目をつけて、今までに無い新しいものを作ろうということで、まず作ったのが「竹テント」。これは通常、金属で作るテントの軸を竹にしたもの。見た目も涼しげで、金属のものよりも軽く、軸が金属のように冷たくならないので、テントを作りやすいと好評なんだとか。
竹で困っている人たちは意外と多くて、自分の地域でも作りたいという人たちもけっこういらっしゃるんだそうです。
バンブープロジェクトを広げることで、地域の活性化にもつながり、竹林もきれいになっていく。。。
トージバから講師を派遣してワークショップなどをしていきたいとおっしゃっていました。

今週末、10月19日(日)に日比谷公園で「土と平和の祭典」という収穫祭があります。
農家の方が、自分たちで育てた野菜を直接売っていたり、トークショーやライブなどもあるそうですよ。

WEB: NPO法人・トージバ

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2008年10月15日

神澤則生 -3- 半農半X

今週のゲストは、NPO法人「トージバ」理事の神澤則生さんです。

神澤さんたちの提案する考え方、生き方のひとつが『半農半X』。
「半農半X」、、、聞いたことありますか?

京都府の綾部にいらっしゃる塩見直紀さんが提唱する言葉で、「自給的な小さな農をしつつ、自分の天職などの仕事をする」というもの。神澤さんは「半農半グラフィックデザイナー」、KIKIだったら「半農半モデル」。特別なことではなくて、それぞれ自分の生活の中で、自分で食べる分だけ種をまいて育てるということから。まず、食べ物があるということで、収入がそんなに多くなくても安心感があるというのも魅力のひとつ。

「半農半X」を実践している人を見ると、、、質素だけど、それでも豊かにゆったり生きている感じ。神澤さんはお米や大豆を畑を借りて作っているし、野菜は家のプランターで作っているんだとか。プランターくらいの小さなものでもいいから、まずは種をまいて育ててみて欲しいとおっしゃっていました。

※10月19日(日)農の収穫祭「土と平和の祭典」 日比谷公園にて開催!

WEB: NPO法人・トージバ

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2008年10月14日

神澤則生 -2- 大豆レボリューション

今週のゲストは、NPO法人「トージバ」理事の神澤則生さんです。

トージバの大きなプロジェクトのひとつが、『大豆レボリューション』。地大豆といわれる、昔から種取りをしてきた在来種の大豆は種類がすごくたくさんあって、日本だけでも300種類を越える地大豆があるんだそうです。黄色いものだけでなく、赤や黒、緑など様々で、味もそれぞれ個性的で、煮るとおいしいものや、納豆にするとおいしいものなどなど。。。
みんなで種をまいたら、草取りや収穫などもみんなでやって、作業が終わったらみんなでビールを飲んだり! 「みんなでやると、つらい作業もお祭りのように楽しくできる」とおっしゃっていました。

今週末、10月19日(日)に日比谷公園で「土と平和の祭典」という収穫祭があります。
農家の方が、自分たちで育てた野菜を直接売っていたり、トークショーやライブなどもあるそうですよ。

WEB: NPO法人・トージバ

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2008年10月13日

神澤則生 -1- トージバ銭湯カフェ

今週 10/13(月)〜16(木)のゲストは、
NPO法人「トージバ」理事の神澤則生さん。

「トージバ」の名前の由来は、「湯治場」から。
湯治場はひとつの場所に人が集まって、農閑期にそれまでの疲れを癒すために、温泉にゆっくりつかったり、本を読んだり歌を歌ったり。。。そういった癒しの場所であり、人々の交流の「場」。
そういう場所が田舎も都会も無くなってきている現代、「人が集まる場」ということにこだわっていろいろな場所に「湯治場」をつくっていきたいと神澤さん。

様々な活動をしているトージバですが、今夜は「トージバ銭湯カフェ」のお話。トージバの活動を始めたころ、農村へ行って大豆を育てていた神澤さん。都市部にもそういった人が集まれる場所をつくりたいと考えるようになり、「銭湯でカフェをしよう」ということに。 休業中の銭湯を借りて、男湯の「脱衣所ではカフェ」を、女湯の「脱衣所では雑貨などを買えるお店」を、そして浴室の方ではライブをしたり落語をしたり。。。。噂をききつけて遠くから来てくれた人がいたり、地元の人もたくさん来てくれて、、、、神澤さんたちの思い描くように人が集まる場所になったそうです。
◎神澤則生 : NPO法人・トージバ理事。「人が集まり交流する場づくり」をコンセプトに、 大豆レボリューション、バンブープロジェクトなどみんなが一緒に参加し、楽めるプロジェクトをしかけている。 ※10月19日(日)農の収穫祭「土と平和の祭典」 日比谷公園にて開催!

WEB: NPO法人・トージバ

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2008年10月09日

伊勢華子 -4- 美しいもの

今週のゲストは文筆家の伊勢華子さんです。

「美しさを忘れてしまった人は、世界の果てまで旅しなければいけません。」
伊勢さんの最新作「せかいで いちばん美しいもの」は、こんな冒頭の言葉で始まります。そんな伊勢さんが最近、日常で美しいと思ったもののお話をお聞きしました。

雨がたくさん降った日の翌日、ポストに一通の手紙が。それは「北緯44度からお便り申し上げます。」という一文から始まる、とても読みやすい字で書いてある手紙。でも、配達された日があまりにもひどい雨だったので、郵便配達の人がどんなに気をつけても、濡れてしまったんですね。
前後に重なり合っていた手紙の文字の色などが写りこんで、まるでガラス玉に海をしたためたような色に。それがすごくきれいだったそうです。

その返事を、伊勢さんがずっと大切にしている万年筆で書いたんだそうです。インクは水みたいなところが好きだと伊勢さん。永遠じゃなくて、滲んでしまったりするところが人みたいだから。「字」は文章を成り立たせるためのもののように思われているけど、一文字一文字丁寧に書いていると、その字と字の間に耳を澄ませたくなるようなものがあるような気がする。いろんなものがあるけど、無くならないものってある。そんな勇気付けてくれるものがたくさんあると思うとおっしゃっていました。

WEB: HANACO ISE

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2008年10月08日

伊勢華子 -3- 宝物

今週のゲストは文筆家の伊勢華子さん。

これまで22ヶ国へ行き、「あなたの宝物はなんですか?」と子供たちに聞いて、それを画用紙に絵で描いてもらった伊勢さん。いろいろな子供たちがいるから宝物も様々だけど、それぞれの宝物を描く姿は国境など関係なく、変わらずに強い。それは強く守りたいものだから。海水パンツを描く子もいれば、残高を含めて貯金箱を描いてくれた子も。一番多かったのは家族や友達。これは大人が言うようなことですが、子供はたまたま体が小さいだけで、大人と変わらないのかもしれないと伊勢さん。だからいつも尊敬して精一杯で接しているんだとか。

旅を重ねてできた、伊勢さんの宝物。それはひとつのコレというものではなくて、別れ際の眼差しの強さだったり、握手したときの最後にもう一度握られる何かだったり。。。「記憶」と言えるものかも知れないけど、そういう一つ一つのものが宝物かもしれないとおっしゃっていました。

WEB: HANACO ISE

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2008年10月07日

伊勢華子 -2- 人の力になるということ

今週 のゲストは文筆家の伊勢華子さんです。

高校生のときにイギリスへ行ったのをきっかけに、ボスニア難民キャンプや、サハラ砂漠でのオアシスづくりなど、世界各地で活動している伊勢さん。学校の数が足りないガーナでは、学校づくりを手伝われたそうです。学校を建てるためのお金は集まってきても、その集まったお金で、柱を建てたりという実際の作業をしなくてはいけません。伊勢さんはそれを手伝っていたそうです。

とはいえ、日本でコンクリートを捏ねたことがあるわけでも、重いものを持てるわけでもありません。実際にはそんなに多くは役にたてないけど、それでも学校が建つのを待っている子供たちと一緒にコンクリートの中の小さな粒をつぶしたり、小さなことでも自分にできることを探して、一緒に学校をつくったそうです。人に興味を持つことで、その土地や人の抱えている問題なども見えるようになるんだとか。

海外で自分にできることってなんだろうと思う人も多いはず。海外に限らず、人の力になるって本当に難しいことだと伊勢さん。ただでさえ頑張っている人に、自分ができることって無いのかも、と思うくらい難しい。それでもまず、力になれるかどうかよりも、何かあったときに、できる限り早く、その人の元に駆けつけて、力になれるように、いつもそばにいます。そして、いつでもあなたのことを想っています。ということを何かで伝えられたらと思っているとおっしゃっていました。

WEB: HANACO ISE

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2008年10月06日

伊勢華子 -1- 「旅」

今週 10/6(月)〜9(木)のゲストは文筆家の
伊勢華子さんです。

伊勢さんの最新作「せかいで いちばん美しいもの」は旅をするうちに見つけた忘れられない13編の物語が綴られています。旅で出会ったことを表現しようと思ったきっかけのお話を伺いました。
飛行機に乗ってどこかへ行くということだけじゃない、もっと身近な、ちょっと心が震えるってどんなことなんだろう。もしかしたらそれが「旅」なのかもしれない。そう思って、今まで生きてきたなかで思い浮かんだことを書いてみたそうです。

そもそも自分の「最初の旅」ってなんだろうと考えたら、家から歩いて10分もかからないような、川を渡って行ったお肉屋さん。ひとりでコロッケを買いに行ったんだとか。それが自分のなかでのドキドキした最初の旅。コロッケを食べたことは覚えてないけど、この旅のことは覚えているとおっしゃっていました。
「旅」とひとことで言っても様々。どこか遠くへ行くのも素敵だけど、日々のなかで色々なものを見つけられるってすごく素敵だと伊勢さん。例えば文化の違いに出会ったときの驚きも素敵だけど、同じような環境で育っているのに、同じ空を見て言うひとことは違う。それってもっと素敵なことなのかもしれません。

10月20日(月)まで、青山にあるMuu Muu Dinerで
「1/6852 せかいでいちばん美しいもの」を開催中です。
伊勢さんの旅のマンモスタペストリーや写真、人の描く国境線を超えて生態系を描く野草たちの押花(サハリンと北海道より)が展示されています。
そして10月30日(金)まで、春日にある長屋カフェさと和で
「たからものって何ですか」を開催中です。
ぜひ、気持ちの良い秋の日に、足を運んでみてください。

WEB: HANACO ISE

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2008年10月03日

スマートメッセージ 授賞式 -4- 秦基博さんのライブのお話

今週は27日土曜日にアップルストア銀座で開催した「TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE スマートメッセージ 授賞式」の模様をお送りします。司会は小山薫堂さんとKIKI。ゲストにシンガーソングライターの秦基博さん、レーシングドライバーの中野信治さん、コピーライターの渡辺潤平さんをお迎えしました。
秦さんのライブの前に、ライブのときの気持ちをお聞きしました。すると、楽しみながら歌っているのはもちろん、自分で作った曲の思いを直接届けられる場なので、精一杯思いをぶつけていると秦さん。そして来てくれた人たちの表情やつくり出す空気で、日によって出てくる歌が違うんだとか。来てくれた人たちのパワーが影響するんですね。それが無いと、ただの独り言になってしまうとおっしゃっていました。
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2008年10月02日

スマートメッセージ 授賞式 -3- 秦基博さんのスマートドライブ

今週は27日土曜日にアップルストア銀座で開催した「TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE スマートメッセージ 授賞式」の模様をお送りします。司会は小山薫堂さんとKIKI。ゲストにシンガーソングライターの秦基博さん、レーシングドライバーの中野信治さん、コピーライターの渡辺潤平さんをお迎えしました。
今夜は秦基博さんが車を運転しているときのお話。そしてライブの模様をお送りしました。秦さんは普段、車を運転しながら、そのとき気に入っている音楽や、作ったばかりの自分の曲を聴きながら、大熱唱しているんだとか。誰にも邪魔されず、自分の好きな歌を歌える素敵な時間。もちろん、安全運転で。
車を運転中に曲が浮かぶことは、たまにあるそうです。そんなときでも録音できるものが手元にあるわけではないので、家に着くまで忘れないように、ひたすた繰り返し歌いながら帰ったこともあるんだとか。でもそのまま消えていってしまうものもあったそうです。なんだかもったいないような気がしてしまいますね。


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2008年09月30日

スマートメッセージ 授賞式 -2- 大賞の発表!

今週は27日土曜日にアップルストア銀座で開催した「TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE スマートメッセージ 授賞式」の模様をお送りします。司会は小山薫堂さんとKIKI。ゲストにシンガーソングライターの秦基博さん、レーシングドライバーの中野信治さん(右)、コピーライターの渡辺潤平さんをお迎えしました。

大賞発表のプレゼンターを務めてくださったのは中野信治さん。中野さんから発表されたスマートメッセージ大賞は・・・・
「くるま」乗るなら、気持ちは「まるく」
ラジオネーム:目黒エビスさんの作品でした。

目黒エビスさんは、スマートメッセージ募集の放送を聴いたとき、素敵なプロジェクトだと思ったそうです。そして、やわらかい気持ちで考えると、「車」という言葉をひらがなで書いてみたくなったんだとか。「くるま」と書いてみたら、逆さにすると「まるく」になることに気がついたという目黒エビスさん。

つながるなぁと思って、わりとすぐに考えられたメッセージだったそうです。本当にやわらかくて優しい標語になりました。

この大賞を含めた15作品のスマートメッセージは順次、掲示されていきます。
見かけたときには笑顔でスマートドライブ、お願いします。

WEB: TOKYO SMART DRIVER
WEB: スマートメッセージ掲出MAP

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2008年09月29日

スマートメッセージ 授賞式 -1- 優秀賞の発表

今週 9/29(月)〜10/3(金)は、先週土曜日にアップルストア銀座で開催した「TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE スマートメッセージ 授賞式」の模様をお送りします。

司会は小山薫堂さんとKIKI。ゲストにシンガーソングライターの秦基博さん、レーシングドライバーの中野信治さん、コピーライターの渡辺潤平さんをお迎えしました。
KIKI、初めてのイベント司会に緊張
今夜お送りしたのは、首都高に掲出するスマートメッセージの優秀賞4作品の発表の様子。それぞれのメッセージに渡辺さん(左)が解説してくれました。

まずはR.N:たーちんさんのスマートメッセージ。
たくさんの 人生が 走っているんです
ただ走っている「車」を「人生」と置き換えることで、ドライバーに「おっ」と思わせる、視点の切り替えがすごく鮮やかだということで、優秀賞に選ばせていただきました。

続いてR.N:Shigeさんの口笛を吹きたくなるようなDriveをしよう。
ドライバーの行動が自然と変わっていくことを呼びかける、こういったアピールも素敵だし、このメッセージなら自分のこととして受け止められやすいこともポイントでした。

そしてR.N:ふじっ子さんのハザードは気持ちを伝える光のウインク
「光のウインク」という言葉がすごくきれいで可愛くて、夜、首都高を走っているときのチカチカ光る感じがイメージできます。ドライバー同士のコミュニケーションがうまくいっている感じが象徴的に浮かび上がった良いメッセージでした。

最後にR.N:そうちゃんさん 大丈夫。ちゃんと待ってるから… 急がなくていいんだよ ドライバー視点のメッセージが多い中で、こちらは待ち人視点。 首都高に掲げるからといって、首都高で起こることだけをメッセージにする必要はなくて、ドライバーを待っている人の気持ちをうまく描けたメッセージでした。


これらのスマートメッセージは順次、首都高各所に掲出されていきます。
見かけたときには笑顔でスマートドライブ、お願いします。

WEB: TOKYO SMART DRIVER

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2008年09月25日

城戸真亜子 -4- 絵のもつ力

今週のゲストは、洋画家の城戸真亜子さんです。

20年以上、ほぼ毎年欠かさず個展を開いている城戸さん。
絵を描くことは、息を吸ったら吐かないと苦しいのと同じで、日々、見たことや感じていることなどが無意識のうちに蓄積していき、それらを吐き出さないと苦しくなってしまうんだとか。だから絵を描くことはエネルギーが必要なことではあるけれど、「自然なことだし、気持ちが良いこと」。
描き始めはまるで、水の中に飛び込んで泳ぎ始める気持ちよさがあるそうです。

>
絵の持つ力は野生的なもの。そして音楽に近い気がすると城戸さん。そこにいて、身を委ねるだけで、引き込まれたり、または感情を吐き出したり。。。考えなくても感情に身をゆだねることができる。「ただ見ればいい」というのは強み!

描くときは、「目に見えている以外のものも描きたい、感じているものを描きたい」という思いがあり、それを見た人が共通したものを感じられたら、そこに説明はいらない。。。それが絵のもつパワーなんですね。

※9月29日(月)〜10月25日(土)まで、日本橋アートスペースユーメリアにて、「城戸真亜子展・SWIMMING POOL」を開催中!

WEB: 城戸真亜子公式サイト

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2008年09月24日

城戸真亜子 -3- 自分たちの街をアートでつくる

今週のゲストは、洋画家の城戸真亜子さん。

城戸さんが「街づくり」に関わるとき、作品の中でその場所の歴史などを伝えていければという思いがあるそうです。

できるだけその場所へ通って、昔から住んでいる人たちの話を聞きながらテーマを見つけながら。。。そこになんとなく人が立ち止まってくれるものをつくりたい。その場所に馴染むことも大事だけど、少し「アクセント」も必要なので、識別しやすいはっきりした色で、象徴的につくることが多いんだとか。

「街づくり」に関わるとき、街の人たちや子供たちと一緒につくることも。そこに住む人たちとつくると、城戸さんはそこに足跡をつけているというぐらいの気軽な感じになるそうです。自分たちが歩いたところがだんだん道になっていくような、、、その始めの一歩がたまたま、私たちが一緒にやっているという感覚。「人がつくったものだ」という感覚だと、嫌な部分ばかり見てしまうけど、「自分たちでつくった!」という意識があれば、その街を大切にするはず。そうした街づくりは笑顔を広めていきそうですね。。

※9月29日(月)〜10月25日(土)まで、日本橋アートスペースユーメリアにて、「城戸真亜子展・SWIMMING POOL」を開催中!

WEB: 城戸真亜子公式サイト


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2008年09月23日

城戸真亜子 -2- 水のうつくしさ・魅力

今週のゲストは、洋画家の城戸真亜子さんです。

最近、水をテーマに絵を描いている城戸さん。
そのキッカケはバリに行ったとき。ホテルのプールの水面がまるで鏡のようにきれいでみとれていたら、そこへ人が飛び込んできれいな鏡面が壊れてしまい、映り込んでいた周りの風景たちもぐちゃぐちゃに。。。ショックを受けたそうです。

でもそれを見つめていたら、キラキラ光りながら色だけを乱反射させて、波の揺らぎもだんだんもとの鏡面へ。。。その色の美しさや、破壊と再生のドラマがとても感動的だったんだとか。 それから3年くらい、心の中で熟成期間があって、絵に表現しはじめたそうです。

水に入っているとき、人はいろなものを失っているという城戸さん。服を脱いでいたり、肩書きも関係なくなり、体重も関係なくなって。。。そんなにたくさんのものを失っているということも気にならないくらい、ぴったりと密着して包み込んでくれる「安心感」。でも逆に、包み込まれる分、周りの人たちと隔離され、孤独でもある。人の不確かな感じを、水とともに描くことで表現したいとおっしゃっていました。


※9月29日(月)〜10月25日(土)まで、日本橋アートスペースユーメリアにて、「城戸真亜子展・SWIMMING POOL」を開催中!

WEB: 城戸真亜子公式サイト

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2008年09月22日

城戸真亜子 -1- 人生を楽しむためのアートスクール

今週 9/22(月)〜25(木)のゲストは、洋画家の城戸真亜子さんです。

城戸さんが最近、力をそそいでいるのは、子どもを対象にした「学研・城戸真亜子アートスクール」。この教室では、表現力を高めるためのさまざまなことをしています。

ただ技術的に上手に描くことを指導していくのではなく、自分の今の気持ちを色でぶつけてみたり、感情を表現する。言葉だけではなくて、歌を歌ったり体を動かしたり、絵を描いたりすることで気持ちを表現することができるように。将来、仕事にするためというより、『楽しい人生になるように、もっと絵が活用されても良いのではないか』という城戸さんの思いが根底にあるそうです。

城戸さんが、子供たちに直接教えることもあるんだとか。
たとえば、魚を描くために、実物の魚を子供たちの目の前に広げます。そうすると、子供たちは魚に興味をもって、触ったり、匂いを嗅いだり。。。五感を刺激して、描きたくなったら描く。そうして描くと、本当に子供たちの気持ちが絵の中に入りそうです。

◎城戸真亜子 : 武蔵野美術大学油絵学科卒業。1981年女流画家協会展、1998年VOCA展入選。1986年よりほぼ毎年個展開催。近年は水紋をテーマにした作品を制作。

※9月29日(月)〜10月25日(土)まで、日本橋アートスペースユーメリアにて、「城戸真亜子展・SWIMMING POOL」を開催中!

WEB: 城戸真亜子公式サイト

WEB: 学研・城戸真亜子アートスクール


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2008年09月18日

桂太郎 -4- 結婚式でできる環境問題対策

今週のゲストは青山でブライダルプロデュース事業などを手がける 株式会社ファーストアドバンテージ代表の桂太郎さんです。

桂さんは青山のブライダル関連企業が集まった「青山ウェディングタウン構想」で「環境部門」を担当されています。結婚式に関わる環境問題。。。それは食糧問題とゴミ問題です。

日本全国の1日の結婚式で、約3000万食が廃棄されているそうなんです。世界の餓死者が5、6万人と言われているなかで、日本だけで3000万食捨てられているというのは大きな問題です。

そこで桂さんたちは青山で環境委員会を立ち上げて、その廃棄される食料を減らしていこうという活動をしています。このたくさんの食料が廃棄されてしまう原因のひとつが、老若男女変わらない、同じ量の食事が出されているということ。そこで、結婚式では事前に出欠の確認があるということを利用して、「食事は少なめでもいい」というところにチャックマークをいれてもらうことことができます。
そうすると、たくさん食べられない人たちの食事の量を少し減らすことができます。そして会場側は新郎新婦の了承を得て、その少なくした分の仕入れをしないで食糧問題の寄付へまわします。そうすることで廃棄されてしまう食料が減り、食糧問題のほうへ寄付することができます。

豪華な式をして、環境を悪化させて、少子化が進んで結婚をする人が減ってしまうより、環境のことも考え、将来を良くすることで、さらに子供が増えて、結婚する人も増える。そっちの流れの方がたくさんの笑顔がありそうですね。

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2008年09月17日

桂太郎 -3- 青山ウェディングタウン構想

今週のゲストはブライダルプロデュースなどを手がける 株式会社ファーストアドバンテージ代表の桂太郎さん。

青山にあるウェディングの会社が集まって、青山ウェディングタウン構想というのが展開されています。
もともと青山にはウェディングに関する会社がおよそ200社あり、日本で1番多いのではないかと言われているそうです。そんな青山にあるウェディングに関する会社の有志の団体で、現在は約80社弱。地域まるごと青山中をウェディングで盛り上げていこうと力を合わせています。

結婚式の業界そのものが良くなると、ウェディングのクオリティが上がってお客様が満足する。これは間違い無いことだと桂さん。そのときに、みんなで足をひっぱり合っていても良くなりません。ウェディングという1つのキーワードで、地域みんなで協力していこうという考え方なんですね。ウェディングに直接関わらない美容やファッション業界の人たちもたくさん集まっていて、
みんなで手を携えて、結婚を考えてる人がたくさん青山に集まってきたら、地域の人もみんな喜び、さらに活性化するはず。

結婚する女性が一定の社会人経験がある人が多い現在、ウェディングプランナーになるにはある程度の社会経験を持つ人じゃないと難しいと言われるそうです。でも、桂さんが実際に働いてみて思ったのは、相手の気持ちがよく分かって、お客さんのしたいこと、嬉しいこと、楽しいことがちゃんと分かっていれば、いいものが提案できるということ。感受性の豊かな想像力のある人なら活躍できると思うとおっしゃっていました。やっぱり想像力が大事なんですね。

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2008年09月16日

桂太郎 -2- 笑顔が広がるウェディング

今週のゲストは青山でブライダルプロデュース事業などを手がける 株式会社ファーストアドバンテージ代表の桂太郎さんです。

ウェディングではみんなが笑顔になります。そんな素敵な空間をつくり出すウェディング・プランナーは、人が喜ぶ顔を見るのが好きな人たちばかりなんだとか。

桂さんがウェディング・プランナーになったきっかけは、もともと経営コンサルティングをしていた桂さんのもとへ、3人のウェディング・プランナーが「お客様のためになるような提案をもっとしたい。」と相談に訪れたことから。

よく話を聞いてみると、結婚式は基本的に1組1回しかしないので、リピートすることがありません。だからその新郎新婦にいくら頑張っても、また来てくれるということもありません。このままだと、どうしてもウェディングの環境は良くならない、とのこと。だから桂さんは良いサービスをすれば、その結婚式に出席した人たちが
自分たちの結婚式のときに利用してくれれば、それはリピートしてくれたことになるのではないか、と考え、ウェディングもリピートビジネスとして捉えられるようになったそうです。これで笑顔の連鎖ができることになりますね。

ウェディング・プランナーのお仕事をされていて実際に嬉しかったことは、良い結婚式をすると、式が終わった後に必ず「ありがとう」と言ってもらえること。それは新郎新婦の2人からだけでなく、ご両親などの列席者の人たちにも言ってもらえるんだそうです。それが何より嬉しいと桂さん。結婚式は、式を挙げた2人だけの思い出の場じゃないんですね。

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2008年09月15日

桂太郎 -1- 宇宙ウェディング

今週 9/15(月)〜18(木)のゲストはブライダルプロデュースなどを手がけていて、「宇宙ウェディング」を発表して注目を集めた株式会社ファーストアドバンテージの代表 桂太郎さんです。

2011年から実現できる予定だという宇宙ウェディング。上空100kmまでロケットで飛び立って、無重力の空間で式を挙げて帰ってくるというもの。この宇宙ウェディングを実現させようと思ったきっかけは、もともと桂さんの会社では「ホームパーティーから宇宙まで、どこででも結婚式をします」と言っていたのですが、「本当に宇宙でも?」と言われることが多く、それならオーダーが来る前にできる状況をつくってしまおうと思ったことからなんだとか。

他にも特徴的なのが、結婚式を挙げるための会場を自社で持たないということ。それはお客さんが望む場所どこででも、式を実現させるため。それは桂さんの、ウェディングをリピート事業にしたいという思いから。今のお客さんは、友達が結婚式を挙げた同じ場所で、結婚式をしたくないという流れがあります。
だから会場を持っていると、式に来たお友達をお客さんにすることが難しいんですね。会場を持たないことで、お客さんがお客さんを呼ぶ。笑顔が笑顔をつなぐことに。今まで挙げたところは本当に様々。例えば野球場やサッカー場、学校の教室や公園、明治神宮の花火の下など。。。

そういった発想はウェディングプランナーがお客さんと話をして、本人たちが気づいていないニーズを引き出して出てくるものなんだそうです。それをふまえて提案していくと、「そんなこともできるんだ!」と色々話が膨らんで、それを実現させていく。提案をする中で、思わぬことを言われることもあるそうですが。そんなときもチャレンジだと思って頑張ってくれるそうですよ。これからもたくさんの笑顔の連鎖がありそうですね。

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2008年09月11日

佐藤俊明 -4- コンクリート ゼロプロジェクトとは?

今週 のゲストは日本ナチュロック代表 佐藤俊明さんです。

日本に数多く施工されているコンクリートの表面を緑化することで、ヒートアイランド対策にもなるそうです。

佐藤さんたちの掲げる「コンクリート ゼロ プロジェクト」はコンクリートを使わないのではなくて、その表面をビオフィルムなどのやさしい素材にすることで、もともとその地域にいる生き物が生きられたり、景観的にも改善させようというもの。4年くらい前にアルピニストの野口健さんと話をしたら、当時、野口さんも青木ヶ原樹海を富士山のゴミ拾い活動の拠点にしていたこともあり、この考えが一致したそうです。

佐藤さんの考える地球温暖化対策に必要なことをお聞きしました。それは、様々なことにおいて、良いものは値段的なことなどの多少のリスクがあっても採用するということ。そうしないと、なかなか先へ進めない。それで失敗したらまた改善する。それをみんなでやらなければ解決しない。それは地球温暖化対策について以外でも言えることかもしれませんね。

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2008年09月10日

佐藤俊明 -3- 多様性のある緑化

今週 のゲストは日本ナチュロック代表 佐藤俊明さん。

佐藤さんの豊富な経験と技術は、首都高速の代々木PAの緑化にも活かされています。きっかけは佐藤さんが提案書を提出したことから。提案書を出したのが、ちょうど代々木PAの工事と同じタイミングだったんだそうです。

佐藤さんが考えたのは、緑化の中でも多様性のある緑化。1種類の植物だけで緑化するのではなく、ツタがあったり、コケがあったり。。。それは本来の川や道路にあるのは、多様性のある緑だということから。そしてナチュロックを使うことで、維持管理をしなくても、自然のままでいい。他にも、溶岩は穴がたくさんあるので、降った雨もなかなか乾きません。これはヒートアイランド対策にもなるんだとか。
そして景観という点でも、本来は無機質であるはずのPAに花が咲いていたり、ツタが絡まっていたりして、とても癒される環境になっています。まるで横にある明治神宮の森ととつながっているかのよう。これは他にも様々なところに広がりそうですね。
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2008年09月09日

佐藤俊明 -2- 薄くて軽い「ビオフィルム」

今週 のゲストは日本ナチュロック代表 佐藤俊明さんです。

日本は地震や台風が多いため、他の国と比べてもコンクリートの使用量もとても多いそうです。すでにコンクリートで施工されたものを、今から壊して作り直すことは現実的ではありません。ただ、その表面をビオフィルムというで覆うことによって、ナチュロックと同じ働きをします。コケや微生物がついて、そこに生態系が生まれます。

今までのナチュロックはコンクリートのブロックに大きな岩などを埋め込んで作るというもの。そうすると、どうしても厚くなってしまいます。それをコンクリートの上に貼るわけにはいかないので、様々な薄い素材に溶岩などをを薄くスライスして貼りつけるビオフィルムを開発したそうです。曲げられるものだったり、逆にとても硬いものであったり。。。もともと川や建物、道路など、1僂任盡くなってしまうと、その分狭くなってしまうので困ります。だから、いかに薄くするかが課題だったと佐藤さん。

ビオフィルムやナチュロックは現在、国立公園や風致地区、蛍がいなくなってしまった場所など多くの場所に施工されています。例えば、コンクリートの表面にビオフィルムを貼るだけで、蛍のえさになるカワニナなどがそこを登ったり降りたりする環境をつくることができます。コンクリートのつるつるな表面ではそれができなくて、蛍もいなくなってしまうんですね。この方法で数年前には数匹しかいなかった蛍が、今では3種類もの蛍がたくさん見られるようになった場所もあるそうです。そこでは、市役所が材料を買って、市民が貼る作業をするんだとか。それを毎年5年も続けているそうです。市民が望む、本当の意味での公共事業なのかもしれません。

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2008年09月08日

佐藤俊明 -1- ナチュロック

今週 9/8(月)〜11(木)のゲストは日本ナチュロック代表 佐藤俊明さんです。

富士山のふもとで生まれ育った佐藤さんは、地球温暖化など環境のことが世間で問題になる前から、この問題と向き合っています。「コンクリートジャングル」もその大きな原因のひとつだと考える佐藤さんが開発したのは、「ナチュロック」という、天然の石とコンクリートのブロックを合わせたもの。

開発のきっかけは、当時、環境というより景観という観点から。日本は台風や地震も多いので、コンクリートで固めるのは仕方のないこと。とはいえ、コンクリートだと、景色が分断されてしまうと感じた佐藤さん。富士山の周りだったら溶岩とコンクリート組み合わせる。九州だったら、またその場所にもともとある、岩や溶岩とコンクリートを組み合わせる。それがナチュラルなブロック。これは、どこでもそうすることができ、全国的に展開しているそうです。

自然にある溶岩などは凹凸があって、微生物が付いたり、コケが出たりして、それが腐って土になって樹が育って。。。富士山の青木ヶ原樹海も、もともと虫1匹いない溶岩だったそうです。それが今ではすごい樹々に覆われています。このことは佐藤さんが子供の頃から頭の中にあったんだとか。だから、1年後のことを考えるのではなくて、5年後、10年後のことを考えて欲しいと佐藤さん。今は何もないところでも、その原理が繰り返されることで、そこに自然が息づくことができるナチュロックだから。

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2008年09月04日

武田双雲 -4- コラボレーション

今週のゲストは、書道家の武田双雲さんです。

ロックミュージシャンや三味線、和太鼓など、様々なアーティストとのコラボレーションが話題を呼んでいる双雲さん。そのキッカケは、、、ストリートでゴザを敷いてパフォーマンスをしていたとき。最初の頃は、なかなかうまくいかなくて、試行錯誤していくうちに、最終的にたどり着いたのが「対話」だったそうです。話しかけてきてくれた人から話をよーく聞いて、その人が今1番伝えたい言葉を書くというもの。ここで経験した「対話」や「相手の立場に立つ」ということが今の活動の原点。

よくよく考えてみると、「コラボレーション」って「自分以外の人間と、一緒に共同作業すること」なのではないかと思ったそうです。だから、対話をして書いた作品も、もちろんその相手とのコラボレーションになる。それだけでなく、筆を作ってくれる人、紙を作ってくれる人。。。ひとりで書いていても、みんなコラボレーションになるんですね。

双雲さんには、「50歳までに1億人以上の人を感動させる!」という目標があるそうです。1億人ってすごいですよね。。。でも、書は100年、200年と残るものだから1億人というのはそんなに天文学的な数字ではないと双雲さん。なぜ1億人かというと、この数字が双雲さんの『ワクワクするポイント』だったから。「1億人が喜んでいる姿を想像したときにすごく嬉しかった。それを毎日頭の中に描いている。」とおっしゃっていました。

WEB: 武田双雲公式サイト

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2008年09月03日

お詫び:スマートメッセージ募集について

9月3日水曜日の放送内で、「スマートメッセージ募集」のお知らせをいたしましたが、メッセージ募集は8月末日をもちまして終了しました。応募ご希望の方にご迷惑をおかけ致しましたことを、お詫び申し上げます。

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2008年09月03日

武田双雲 -3- 感謝する気持ち

今週のゲストは、書道家の武田双雲さんです。

こどもの頃から「褒めること」が特技だったという双雲さん。それは今でも変わらず、周りのみんなを褒めているんだとか。それは双雲さんが子供の頃、ご両親にたくさん褒められたことが根底に沁みわたっていて、「褒めよう」という意識もないまま褒めているそうです。

人やものに対する「感謝の気持ち」を大切にし、そういう意識をもっと広めていきたいという双雲さんは日々、『すごいことに気づくゲーム』をしているんだそうです。

無意識に湧いてくる思いだけでなく、意識的に、どれだけ多くの人、こと、ものに感謝できるか。無理やり「感謝する」のではなくて、「すごい」ことに気づく。それをみんなで考えるワークショップ、、、「今日、この教室にあるものに10個感謝しましょう」とすると、コンセントに感謝したり、排気口を作っているメーカーに感謝したり。。。

人は言葉化することによって、潜在意識に埋め込める。だからあえて、感謝したことを書にしてみることは、すごく大事なことだと思うと双雲さん。そうすることで、「コンセントに感謝する」なんていう、ふだん見えないことが見えてくる。
まだまだ感謝のトビラはたくさんあって、それに気がつけないで生きているとしたら、、、もったいないこと!

WEB: 武田双雲公式サイト

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2008年09月02日

武田双雲 -2- 子どもたちが紡ぐ言葉

今週のゲストは、書道家の武田双雲さんです。

湘南にある双雲さんの書道教室「ふたばの森」には250人を超える生徒さんたち。
この教室は少し変わっていて、みんなでおしゃべりしながら書道をしているそうなんです。話題は環境問題や戦争問題、不倫相談まで(!)さまざま。それらの問題の解決方法を「書」で表現してみんなで考えるというもの。

子どもたちの教室でも、基本的にやり方は同じ。子どもはまだ自分の思っていることを言葉にすることが苦手なので、ふだん言えないような本音を出させることにもつながるし、言葉にすることが苦手だからこそ「本質的な言葉」が出てくると双雲さん。純粋で頭の中に「余白」がたくさんある分、神様の言葉のようなものが降りてきやすいんだそうです。


子どもたちから出てくる言葉。例えば、空について思うことを書いてもらったときの言葉は、、、「泣き虫な空はみんな虹をもつ」。
さらに、子どもたちの不器用な字で書いてあることで余計に心に響くのかもしれません。双雲さんのブログに載せたら「泣きました」というメッセージがたくさん届いたそうです。

この教室で子どもたちは、勉強して学んでいくというより、生まれ持った神様の言葉を紡げると双雲さん。子どもに教えるというより、教えてもらうことの方が多くて、心から子どもたちを尊敬しているとおっしゃっていました。その気持ちは子どもたちにも自然に伝わり、子どもたちも双雲さんを尊敬する。すごく良い関係が築けるポイントなんですね。

WEB: 武田双雲公式サイト

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2008年09月01日

武田双雲 -1- 手書き文字の魅力

今週 9/1(月)〜4(木)のゲストは、書道家の武田双雲さん。

パソコンが普及して書くことがへった今、「手書きの文字」が求められています。
人間性や内面があらわれる手書きの文字。そんな文字を欲するのは「人間の温かみ」を欲しているからだと双雲さん。

手書きの文字に興味を持ったのは小学校1年生の頃。お母さんが書道教室の先生をしていたことから、自分の名前にいくつも入っている『た』という文字をいつも練習していたそうです。ある日、「完璧な『た』」が書けた双雲少年は、みんなに自慢したそうなのですが、、、誰も反応してくれなくて落ち込んだそうです。でもそのうちに、今まで自分の字しか見ていなかったのが、友達や先生など、他の人たちの『た』も気になるようになったんだとか。。。すると、当り前のことながら「みんな違う『た』」であることに気づいたそうです。
人の字を見るときに、「うまい・ヘタ」ではなくて、その人の「個性」と字がリンクするようになってきた双雲さん。本人の気づいていない本質にも気がつけるかもしれないとおっしゃってました。
◎武田双雲 昭和50年 熊本市生まれ。3歳から母である書家:武田双葉(そうよう)に書を叩き込まれる。 東京理科大学理工学部卒。2001年1月NTTより独立。現在は湘南を基盤に創作活動を続ける。 ※こども向け書のアートブック「書本(しょぼん)」発売中!

WEB: 武田双雲公式サイト

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2008年08月28日

三好和義 -4- 三好さんの楽園

今週のゲストは、世界中の楽園を撮り続ける写真家の三好和義さん。

アラスカではクジラの他にもすごいものが。。。
それはとても大きな氷の塊。三好さんは200メートルの氷の絶壁を実際に目の前にするまで、あんなに大きいとは思わなかったそうです。日本丸という船の空撮のためにヘリコプターから見たとき、氷にくらべると船が「点」のようにみえたとおっしゃっていました。

それだけ大きな氷の塊が崩れ落ちるのをみたとき、火山の噴火と同じように「地球が生きている」ということを実感したと三好さん。不気味ともとれる音も、「荘厳だ」と思ったそうです。耳で聞こえるというよりは身体に響く、「感じる音」。鳥肌が立ったそうです。

楽園を撮りつづける原動力は、「楽園を見てみたい、夢を追い続けたい」という強い想いから。一ヶ所で楽園の条件が全部そろっているということはなかなかありません。楽園の条件が備わっているところを少しづつ切り取ってきて、それを集めて1つの写真展や写真集にして、「楽園」をたくさんの人に伝えたい。そして、きれいな自然や命というものを感じたり、考えてもらったりする機会になればと三好さん。写真だからこそ見れる「楽園」があるんですね。

WEB: RAKUEN WEB


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2008年08月27日

三好和義 -3- クジラにも伝わった強い想い

今週のゲストは、写真家の三好和義さん。

三好さんは写真を撮っているとき、集中しているので意識が無いんだそうです。
「無心」で撮っているんですね。だから、テレビなどの取材で自分が写真を撮っているところをみて、「楽しそうに撮っているんだなぁ」と思うそうです。

三好さんはカメラを持っていなくても写真を撮るんだそうです。「目だけでく、心にジッと焼きつける」。
だから本当に大事なシーンではカメラのシャッターをきるのも忘れてしまうことも。。。

最近ではアラスカへ行って、クジラのジャンプを目の前で見たとき。
全身がおよそ15メートルもある大きなクジラが跳び出す瞬間はスローモーションのよう・・・でも実際には、あっという間のできごとで、カメラを取り出すのも忘れたと三好さん。
でもその後は、カメラで撮るためにねばりにねばった三好さん。その想いが通じたように、クジラはその後何回も跳んでくれたそうです。5、6頭がいっぺんにジャンプするシーンまで。。。やっぱり、三好さんの強い想いはクジラにも通じたのでしょうね。

WEB: RAKUEN WEB


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2008年08月26日

三好和義 -2- 故郷の景色

今週のゲストは、写真家の三好和義さんです。

「故郷徳島の風景には特別な思い入れがあるし、他の素晴らしい景色の場所へ行ってもくらべてしまう」と三好さん。でも、30歳くらいまで、外にもっと良い風景がたくさんあるんじゃないかと期待して故郷を撮ってみようとは思わなかったのだとか・・・きっかけはサハラ砂漠の何もない風景のなかで見た夢が、幼い頃に遊んだ吉野川がキラキラ光っている景色だったこと。そのときに初めて故郷の風景のすばらしさに気がついて、撮ってみたいと思ったそうです。世界で素晴らしい風景をたくさん見る三好さんですが、基本は故郷の景色なんだそうです。

ずっとそこにいると、自分の暮らす場所の景色の素晴らしさにはなかなか気付かないもの。。。写真に撮ってみると、「毎日朝見ている景色の中にこんなにきれいなものがあったんだ!」ということに驚くことがあるそうです。
いつもと違う時間、たとえば朝などちょっと早く起きて近所を歩いてみるとか。。。

「日本のよさや故郷のよさ」は外の世界を見たからこそ気づけたこと。だから振り子のように海外へも行くけど、また日本をみて、故郷もみて。それを繰り返していく。
カメラを持っているといろいろな世界が見えてくるんだとか。カメラがなかったらここまで興味を持てなかったということがたくさんあるとおっしゃっていました。

WEB: RAKUEN WEB


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2008年08月25日

三好和義 -1- 子供たちが撮る写真

今週8/25(月)〜28(木)のゲストは、写真家の三好和義さん。

出身地である徳島で、子供たちに写真を教えたときのお話。
それは三好さんの長いキャリアの中でも初めてのこと。三好さん自身、写真を始めたのが中学生の頃だったので、その頃の自分を思い出して、僕にもこういう頃があったんだなぁとなつかしく思ったり、子供たちの目線におもしろいなぁと思ったり。。。

一眼レフのカメラを手にするのは初めてなので、みんな最初はとまどいながら。。。三好さんの教え方はというと、まず、カメラを渡して、一緒に撮影する場所へ行く。そして三好さんの撮った写真を見せて、「こんな風に撮れるんだ」と感じてもらって、どんどん気持ちを引き込んでいくというもの。
子供たちの撮る写真には、彼らの純粋な気持ちが写ってきたそうです。普段生活している町を撮っても、こんな風に見てるんだと新鮮だったとか。

同じ場所、同じ時間に撮っても、みんな違う写真になる。それが写真。自分が好きだと思うところに集中して気持ちを入れる。だから写真って「気持ちが写る」と三好さん。今回は教えるというよりも、みんなで一緒に楽しもうという感じで町を歩いたそうです。そのときの気持ちが写るから、楽しむということが大事なんですね。

◎三好和義

東海大学文学部広報学科卒業。同年、株式会社「楽園」設立。
13歳の時に沖縄を訪ねて以来、タヒチ、モルディブ、サハラ、ヒマラヤ、南極など世界各地で「楽園」をテーマに撮影を続けている。高校生の時、銀座ニコンサロンで個展を開いて以来、多数の写真展を開催。27歳の時、写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を受賞。最近は故郷吉野川を始め、富士山、屋久島など国内での撮影にも力を入れている。作品はニューヨーク・ジョージ・イーストマンハウス国際写真博物館に永久保存されている。

WEB: RAKUEN WEB

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2008年08月21日

紺野美沙子 -4- どんなに少しずつでも

今週のゲストは女優であり、国連開発計画の親善大使をされている紺野美沙子さん。

様々な発展途上国へ行って、それぞれの現実を見てきた紺野さんの好きな言葉。「Think Globally, Act Locally」。グローバルな視点で考えながら、自分の地域で自分のできる範囲のことをする。

国際協力はプレッシャーを感じてしまうと、辛くなってしまうと紺野さん。「こうあらねばならない」と思っていたこともあったそうですが、今は生活の一部としてそういった活動があると捉えているそうです。

仕事、自分磨き、愛する人と過ごす時間。。。他にもいろいろ大切な時間がある中で、国際協力もその大切な時間のひとつとして。無理の無い範囲でちょっとづつ長く続けることが重要なんだそうです。1ヶ月に半日でも、数ヶ月に1回でも、なんらかの社会貢献できる活動をしている人が当たり前になれば、すごく大きな力になります。

やりたいことがたくさんあるなかでも、それぞれの個性や得意なことを活かした活動をしてみる。自分と愛する人以外の見知らぬ誰かのために自分の時間を使ってみる。そうすると、もっと自分に自信が持てるかもしれないし、自分のことを好きになれるかもしれないと紺野さん。どんなにちょっとづつでも、たくさんの人がずっと続けていけば、大きな力になりますよね。私には何ができるかな。


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2008年08月20日

紺野美沙子 -3- 子どもたちへ伝えること

今週のゲストは女優であり、国連開発計画の親善大使をされている紺野美沙子さんです。

中学生のお子さんをもつ紺野さん。様々な発展途上国へ行って、子どもたちの厳しい状況を見ると、どうしても自分の子供の環境と比べてしまうそうです。例えば学校へ行くことができずに、家の農作業などの仕事を手伝ったり、小さい子供たちの面倒をみている子供たちはたくさんいます。でも日本の子供たちはありとあらゆる物と情報に囲まれて、甘えることのできる生活。だからといって、そこで子供たちに「1日パン1個しか食べられない子供もいるし、服なんて1年に1枚買ってもらえるか分かんないんだよ。」と言っても、なかなか実感が湧かないもの。それはしょうがないと紺野さん。

それでも、まずはそういった状況があるということを知って欲しい。そういった想いをこめて、紺野さんは「ラララ 親善大使」という子供向けの本を書かれました。分かりすい言葉で、紺野さんが今まで行かれた7ヶ国のことが書いてあります。


恵まれた環境に生まれた私たちだからこそできることや、やらなければいけないことがあります。子供たちにも「君たちは努力すれば何でもできるんだから、ひとりひとりやらなければいけないことがどんなことか考えて欲しい」そういうことを伝えたいとおっしゃっていました。
実際に本を読んだ子供たちから「将来は平和をつくる仕事をしたい」「国連で働きたい」というお手紙が届いたそうです。日本で普通に暮らしていると、なかなか意識できないこと。子供たちが自分にできることを考える、良い機会になるかもしれないですね。

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2008年08月19日

紺野美沙子 -2- 現地へ実際に行ってみて

今週のゲストは女優であり、国連開発計画の親善大使をされている紺野美沙子さんです。

紺野さんは親善大使をされてから、7つの発展途上国へ行かれました。様々なニュースを耳にするけれど、実際の現状はなかなか分かりません。日本でいろんな本を読んだりして学ぶことも、もちろん大切なこと。でもやはり実際に現地に行ってみて分かることは、ものすごくいっぱいあるんだということを実感したそうです。

初めて親善大使として訪れたのはカンボジア。当時は地雷が大きな問題だということを知ってはいても、日本にいるときは大変そうだと思うくらいで、対岸の火事のような気持ちがあったと紺野さん。でも実際にカンボジアに行ってみて、多くの種類の地雷が埋設されている話を聞いたり、被害に遭われた女の子の話を聞いたり、地雷を除去する専門家の話を聞いたり…
そういった現実を目の当たりにすると、同じ地球上に起きていることだと実感してショックだったそうです。

それらの国に生活している人たちとふれあって感じることも。アフリカやアジアの様々な貧しい国へ行っても、親が子供を想う気持ちや、愛する人を想う気持ちはどこへ行っても変わらないんだということ。そういった当たり前のことなのかもしれないけど、そんな当たり前のことを改めて感じる瞬間があるとおっしゃっていました。

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2008年08月18日

紺野美沙子 -1- 国連開発計画のしごと

今週 8/18(月)〜21(木)のゲストは女優の紺野美沙子さんです。

紺野さんは国連開発計画の親善大使に就任されて10年目を迎えます。国連開発計画とは166ヶ所の国や地域で開発援助を行っている国連の機関のこと。開発援助を簡単に言うと、発展途上国の国づくりや人づくりをしているそうです。

例えば、アフガニスタンでは紛争が終わった後、アフガニスタンという国として、他の国や国際機関の援助を受けないくらい自立できるまで、いろいろな角度からサポートしています。国自体が成長していくように、人も含めて支援する。

食料を援助するのではなくて、その国の人たちと力を合わせて、お米の作り方を学んでもらったり、息の長い支援を行っています。ひとつの国が自立するまでには、国の憲法や法律もきちんとしてなければいけないし、学校や病院、そして人々が働く場所も必要になります。合わせて職業訓練なども行っているそうです。
他にも、貧しさが紛争の原因になることもあるので、貧しさの原因になることのあるエイズにならないための啓蒙活動。そして環境問題も。本当に活動の幅が広いんです。

最初に国連開発計画に関わったとき、とても難しいと思ったそうです。でも実際に現地に行ってみて、国連開発計画がやっている開発援助というのは、子育てに似ているところがあると思ったと紺野さん。地味で、とても時間がかかり、いろんな人の助けを必要とする。でもすごく大切なこと。

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2008年08月14日

榎本茂 -4- すべてに対する思いやり

今週のゲストはアングラーの榎本茂さんです。

NPO法人「海塾」の代表も務め、たくさんの人に活動を広げている榎本さん。より多くの人に広げていくポイントは、すべてに対する「気配りや思いやり」だと教えてくれました。

ゴミ拾いなどの町内活動にも積極的に参加するそうですが、若いころはこういった活動をすることは考えていなかったそうです。きっかけは水辺で活動していたとき。ゴミの捨ててあるところではしたくないと思い、拾うのですが、それでもまた捨てられてしまう。捨てられて嫌だったら自分でなんとかしようと思ったんだとか。それを今、子供たちに教えているそうです。ゴミが捨ててある状況に無神経になってほしくない。子供たちに、次の世代に、何をすればいいのかということを伝えていきたい。無責任になってしまうと絶対に変わらない。人と人が暮らしている街だから、基本には思いやりが大切だと榎本さん。

海塾では、親子カヌーの教室を開催しています。カヌーの2人乗りはおもしろいと榎本さん。声をかけ合い、気持ちを通わせないと、まっすぐ進むこともできません。相手が疲れていたらそれに合わせないといけないし、コミュニケーションや思いやりの気持ちが必要なんですね。

水をきれいにしていくことは、もちろん環境のためでもあるんです。海は地球の7割をしめるといわれていて、海には植物プランクトンが生きています。植物プランクトンは植物と同じように、二酸化炭素と日光を使って光合成をします。CO2の削減にもつながるんですね。

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2008年08月13日

榎本茂 -3- 私たちにもできること

今週のゲストはアングラーの榎本茂さんです。

東京湾の水辺は排水でひどく汚染されているイメージですが、現在、規制が厳しくなってからは工業廃水は無いといっていいそうです。今、東京湾の汚れている理由の大半は一般家庭から出る生活排水。

キッチンの流しに流れたものは、下水道局を通ってきれいになって出てくるから大丈夫。という考えでは、きれいな水辺にすることは難しいようです。下水道の処理の仕方は、汚れを沈めて上澄みをとるという沈殿方式。油汚れは水より軽く、浮いてしまうので、下水道の処理施設では苦手とするものなんです。


例えば、マヨネーズ大さじ1杯を流してしまうとしたら、魚が住める水にするには300リットルのお風呂8杯分の水で薄めなければいけないんだとか。これが各家庭から出ていたら、なかなか水辺はきれいにならないですよね。お皿を洗う前に古紙などで拭き取るだけで、家庭から出る排水もずいぶん変わります。そういえば薫堂さんも、ご飯を食べた後の食器にソースを残さないようにするって言ってましたね。

2016年のオリンピック開催地として、立候補している東京。実現させるためには水辺の環境の改善も含め、理想の東京とは何かということを考え、努力することが必要だと榎本さん。それにはまず、水辺を泳げるくらいの水質にしたい。最初は1箇所からでも。。。「それは夢とかではなく、もっとリアルなプラン」このプランを本当に実現させるには、私たちの意識を変える必要もありそうですね。

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2008年08月12日

榎本茂 -2- 行政と力を合わせることで、できること

今週のゲストはアングラーの榎本茂さんです。

東京の水辺環境を改善するには、まずは、海に対する興味をみんなにもってもらいたいと榎本さん。多くの人が関心を持つことで、行政を動かすことができます。海をきれいにするためのすべてのことをするには、やはり行政の力も必要です。

東京都では、お台場の海の一部を泳げるようにしようという計画があります。そのために機械浄化をしていたのですが、それだけではなかなか上手くいきませんでした。

そこで榎本さんたちが目をつけたのは牡蠣(カキ)。牡蠣は1時間に1升瓶4本分もの水をろ過してくれるんだとか。例えば牡蠣の養殖場に赤潮が通ると、その後ろは透明になると言われるくらい。すごくろ過能力が高いんですね。現在、この生物浄化の能力を機械ろ過に加えて、海をきれいにできないかという実験中なんだそうです。
他にも、港区と一緒に進めているのは、港区の水辺で見れる野鳥の説明を書いたプレートを橋の上に貼るという計画。もうデザインは終わっているそうなのですが、貼られるのが楽しみですね。

東京に住んでる人も、自分たちの住んでいるところにもっと興味をもってほしい。そして、もっともっと水辺に出てきて欲しいと榎本さんはおっしゃっていました。

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2008年08月11日

榎本茂 -1- アングラーとしての視点

今週 8/11(月)〜14(木)のゲストはアングラーの榎本茂さん。

釣りをする人のことを英語では2つの言い方があります。釣りを職業とする人のことを「fisher」。趣味にしている人のことを「angler」。アングラーは、「魚を獲る」ということが目的ではなくて、風、潮、前日の天気などから魚のいる場所を想像して、自分のアングルや策を持って釣りに取り組む人。浮を見ながら気長に釣るのとも違うそうです。    

アングラーとして活動している中で、環境に対する意識が強くなったのは、ここ10年くらいなんだとか。活動のベースは東京にありながら、毎年、沖縄や北海道へ行くそうなのですが、そうすると、東京から逃げているような気持ちになっているのに気がついて、悲しくなったんだそうです。
環境を変えるなんて自分たちの力ではできないと思っていたそうなのですが、このまま人生が終わってしまうのは嫌だと思い、自分たちのホームをもっとよくできないかと勉強し始めたんだそうです。そうすると、意外とやれることが見えてきて、それが今の活動につながっているそうです。

沖縄や北海道の自然は人がいないことでなりたっているところが多いのですが、東京の環境は人がベースにあります。埋立地も多く、人と関わり合いのない水辺はほとんど無いそうです。自然と人間が協調している場所。人間が望めば泳げるような海にもなるし、人間が気を使わなければドブのままだと榎本さん。勉強して、仲間が増えれば増えるほど現実味を帯びてくるし、自分が元気なうちに泳げる海にしたいとおっしゃっていました。

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2008年08月07日

遠藤秀一 -4- ツバルとの距離

今週のゲストはNPO法人ツバル・オーバービューの代表であり、写真家でもある遠藤秀一さん。

ツバルと日本。遠く離れた人たちのことを想うことってなかなか難しいですよね?遠藤さんからすると、ツバルは遠いところではないそうです。年に5〜6回、ツバルへ行く遠藤さん。例えば渋谷には年に1回くらいしか行かないから、ツバルの方が近く感じるくらいなんだとか。この話だと分かりやすいかもしれないですね。そしてツバルには10年来の友達がいたり、いつも泊めてもらう家の人は家族のような存在。たとえ遠くにいたとしても、家族や友達のことを想うのは普通のことですよね。

でも、実際にツバルに行ったこともないし、よく知らないという人が多いと思います。そうすると、つい、遠い存在で自分たちとは無関係だと思ってしまいがち。そんな私たちとツバルを近づけるポイントをお聞きしました。

それは「今、ツバルで起きている問題は、私たちの生活からきているものかもしれないし、10年、20年後には日本で起こる問題かもしれない」と想像してみること。そう考えると、確実に私たちともつながっている感じがします。想像力を豊かにする必要があるんですね。endo_4b.jpg

最後に、遠藤さんがこれからやろうとしていることをお聞ききすると、ツバルには1万人の人が暮らしているそうなのですが、その1人1人の笑顔を集めようというプロジェクト。去年で350人分集まったんだとか。まだまだ9600人以上の笑顔が遠藤さんを待っているんですね。スマイルが広がるプロジェクト。すごく楽しみです。

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2008年08月06日

遠藤秀一 -3- ツバルへのエコツアー

今週のゲストはNPO法人ツバル・オーバービューの代表であり、写真家でもある遠藤秀一さんです。

endo_3b.jpgツバル・オーバービューではツバルを実際に訪ねるエコツアーを開催しています。ツアーに参加する人たちは、本当に幅広いそうです。小学生の子供を連れた家族や85歳のおばあさんも。期間は1週間。ツバルに着いてからまず、ツバルの生活を体験します。

現地の人や自然とのふれあい。それは遠藤さんが最初にツバルへ来たときの、人生観や価値観が変わるほどの衝撃を、みんなにも受けて欲しいという思いから。

例えば、ツバルの友達と一緒に魚の追い込み漁をするそうです。そこで獲れた魚をそのまま食べるそうなのですが、ピチピチと動いている魚のお腹に歯を入れて、内臓を出します。まさに「命をいただく」という感じ。最初は抵抗がありますが、それを乗り越えれば実際にすごくおいしいし、「魚を獲って食べる」という行為に満足する自分に気づくと遠藤さん。日本にいると、つい忘れがちになってしまう「生きているだけで幸せ」ということ。ツバルにいると、実感として感じることができるそうです。生きているというのは本当にすごいこと。

他にも、ツバルにはポリネシアンの文化があるので、歌ったり踊ったりということにも参加するそうです。そしてマングローブの植林。すごく暑くて大変な作業ですが、それがいつか島を守ることにつながれば。きっとこのツアーに参加された人たちは、素晴らしいツバルの人や自然とふれあい、同じ気持ちで作業するのかもしれませんね。

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2008年08月05日

遠藤秀一 -2- 仲間がいることでできたこと

今週のゲストはNPO法人ツバル・オーバービューの代表であり、写真家でもある遠藤秀一さんです。

endo_2b.jpgツバル・オーバービュー結成の経緯。まずは10年前、遠藤さんがツバルを訪れ、写真を撮り、すぐにホームページを開設されたそうです。最初は遠藤さんの個人的な活動として始まったんですね。写真展をしたり、講演会をしたりしているうちに、「手伝いたい」という人が少しずつ集まってきたそうです。
1人でやっていくには限界があります。協力してもらうことで活動に幅が出てくると遠藤さん。他にも組織にすることでメリットが。経済的な面では、企業の支援を受けやすいということがあります。個人の募金も、個人にするより、NPO法人の方がなんとなく抵抗が無い人も多いと思います。そうして2年前、ツバル・オーバービューはNPO法人として結成しました。
実際、ひとりでやっていたときと、仲間が集まってきたあとには活動の変化も大きかったそうです。1人だと自分のやりやすいようにしかやらないけど、人が集まることで幅が広がったと遠藤さん。メンバーはそれぞれ違った背景、視点があり、その違った価値観からさまざまなものが生まれてくるんですね。endo_22.jpg
Photo:(C) Shuuichi Endou

活動が広がった実際のエピソードをひとつ、話していただきました。去年、バリで温暖化防止会議が行われたとき、ツバル政府のブーススペースで写真展をしたそうです。それは遠藤さんひとりではできなかったこと。仲間に英語ができる人、国際的な手配ができる人など、そういった人たちが集まって実現できたとおっしゃっていました。これからも、どんどん人の輪と活動が広がっていきそうですね。

WEB: Tuvalu Overview (ツバル オーバービュー)

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2008年08月04日

遠藤秀一 -1- ツバルで衝撃を受けた「人間の生き様」

今週 8/4(月)〜7(木)のゲストはNPO法人ツバル・オーバービューの代表であり、写真家でもある遠藤秀一さん。

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Photo:(C) Shuuichi Endou
「ツバル」という国、最近は耳にすることも多いですが、実際に遠藤さんが目にしたツバル。。。本当に綺麗なところ。空の色も海の色も、ヤシの葉の緑も本当に鮮やか。そしてツバルに住む人たちは自給自足。目の前の海から魚を獲って、陸になっているものを食べる。動物としての人間のたくましさを持っている。それがとてもすごいと思うし、そういう風に生きている人たちは、屈託が無くて、素直で、ゆとりを持っているように見える。


そんなツバルで感じ取ったことは「人間って動物なんだ」ということ。 子供の頃は知っていたのかもしれないけど、高層ビルで働くようになって高い服を着たりしているうちに、見失ってしまっていた。ツバルで自然と一体になって生きる生き様。しっかりと人間の本能、本当の人間の存在を満喫している生き様。これを忘れたらダメだと思ったそうです。 endo_1b.jpg

そして、ツバルは人口の少ない小さな国です。小さな集まりでは、力を合わせても、限界があります。魚をみんなで一緒になって、一生懸命獲るのでも何万トンと獲ることはできません。でもそれを諦めるわけではなくて、欲張らないということ。満足する気持ちが近くにあるんですね。日常生活の中に限界があるということを、現在の日本で生活していると忘れがちです。ものが溢れていて、いくら自分のものにしても満足できない。満足できないって、とても不幸なことだと遠藤さんはおっしゃていました。

WEB: Tuvalu Overview (ツバル オーバービュー)

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2008年07月31日

佐藤卓 -4- 雨水利用

今週のゲストはグラフィックデザイナーの佐藤卓さん。

東京ミッドタウン内にあるデザイン専門施設「21_21 DESIGN SIGHT」のディレクターでもある佐藤さん。展示を通して出会ったすべての人から、驚きや興味深いことをいっぱい受け取ったとおっしゃっていました。例えば、墨田区役所の村瀬さん。この方は雨水についての専門家。実は墨田区は世界的に見ても、雨水利用に関して、かなり進んでいる所なんだとか。

国技館に降る雨はすべて、トイレなどに使われているそうです。これから雨水をどう利用するか、という活動をしている人たちがたくさんいて、そういった方たちとのネットワークも持っている村瀬さん。日本だけでなく、世界各地で活動をされているそうです。 実際、東京に降る雨は、すぐに流れて去っていってしまいます。目の前に降ってくる水はほとんど利用せず、利根川水系の、非常に遠いところから水を水道水などにしています。でも、空から降ってくる水を、もっと利用すると、環境への負荷も減らせるのではないか。そういったことを考えられているそうです。
多くのイベントなどをするなかで、佐藤さん流のより多くの人を巻き込むポイントをお聞きしてみました。「いつも試行錯誤しながらではあるけれど、一緒に何かする人たちと楽しい空気をつくること。」と佐藤さん。プラスな気持ちは誰もが前向きになれるから。とおっしゃっていました。

WEB: Taku Satoh Design Office

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2008年07月30日

佐藤卓 -3- リニューアブル・デザイン

今週のゲストはグラフィックデザイナーの佐藤卓さんです。

佐藤さんが考える「リニューアブル・デザイン」とは人の感覚、能力を信用するということ。人はものに対して興味を持つし、おもしろいと思うこともある。それを前提にして、佐藤さんはデザインされるそうです。

でも最近は、まるで何も知らない人、あるいは「もの」に向かって表現しているようなものが多い気もします。デザインを「ほどほど」にするのは、手を抜くわけではなくて、「人」が入ってくる余地を残すため。行ききることも知った上で、少し手前で止めておく。なんだか、かっこいいですね。

余地とか余白は大切だと佐藤さん。例えば、石ころひとつでも、紙の上に置いてみたら、ペーパーウェイトになる。人ってそういう風に発見することができる。だからこそ、それを前提に「リニューアブル・デザイン」なんですね。

WEB: Taku Satoh Design Office

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2008年07月29日

佐藤卓 -2- 水とデザイン

今週のゲストはグラフィックデザイナーの佐藤卓さんです。

佐藤さんが手がけた、水をテーマにした「water展」は、第10回亀倉雄策賞を受賞しました。そこで、水をデザインするということについてお聞きすると、

「デザインするなんて、そんなのとてもおこがましくて、それよりも水に聞くという感じ」と答えてくれました。水というのは、実は知らないことばかり。分子構造やどういう力を持っているか、目の前の水には何が起きているのか、本当にはどういうものか解明されていないそうです。
そんな、実は分からないことだらけの水へ佐藤さんの意識を向けてくれたのは、文化人類学者の竹村真一さん。一緒に展覧会をしたとき、水に関するおもしろい話をしてくれたそうです。例えば牛丼1杯作るのには2000リットルもの大量の水が使われているなんて考えたことはありますか?米を育てるために使う水だけでなく、牛を育てるために使う水、もちろん牛のエサになる草を育てるために使う水なども合わせて。そういった「見えない水」などについて調べていくと、おもしろいことに次から次へ出会ったという佐藤さん。誰もが毎日触れる水。日本で生活していると、わりと簡単に手に入るからこそ、なかなかそこへ意識がいかない。それをデザインによって、人とつなぐ、回路のようなものをつくりたかったそうです。だから、水をデザインするというよりは、水と人をつなぐ。それにデザインを活かせないかということなんですね。

WEB: Taku Satoh Design Office

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2008年07月28日

佐藤卓 -1- デザインするということ

今週7/28(月)〜31(木)のゲストはグラフィックデザイナーの佐藤卓さん。

お父さんがグラフィックデザイナーだったことで、幼い頃から意味は分からないまでも「グラフィックデザイナー」という言葉を知っていた佐藤さん。中学生の頃からロックを聴き始め、音楽を聴いているときはそのジャケットをじっと見つめながら聴いていたそうです。

当時は30cm正方形のLPジャケット。そのジャケットの中には写真があったり、イラストがあったり、文字があったり、ファッションがあったり。。。ありとあらゆるデザインがジャケットの中にあった。それを見つめているうちに、LPジャケットのデザインをしてみたいと思うようになったそうです。

佐藤さんがデザインするにあたって気をつけていること。それはできる限り余計なことをしたくないということ。「デザイン」というと「デザインする」のような、形や色を与えたりといった能動的なイメージがありますが、本来、すでにそこにある、目に見えないものを見つけて、それを引き出して、人とつなげる。そのために、形や色や文字などを最小限のデザインで表現する。それが全てとは言わないけれど、それもすごく大切なことだと、経験を積んで分かってきたと佐藤さんはおっしゃっていました。

WEB: Taku Satoh Design Office

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2008年07月24日

塚本こなみ -4- 樹の命

今週のゲストは樹木医の塚本こなみさん。

樹木医として経験を重ねるごとに、気持ちにも変化があったそうです。以前は造園家として、庭や公園を設計したりして、樹木をひとつの「素材」として、商品として見ていたという塚本さん。今では樹木を守る仕事に就いて、木を「命」として捉えるようになったそうです。人にも樹にも同じ命があって、その木々の命が人間の命を守ってくれている。そういう存在だということに気づいたんです。それに気がついたのは、樹齢何百年、何千年という樹を見て、その木々から畏敬の念や、大自然の素晴らしさを、心の底から感じることができたから。

そして、お孫さんができてから実感したことも。この子たちが大きくなったとき、本当にきれいな空気や水があるのだろうか。そしてまた次の世代の子供たちが、命として健康であってほしい、人として幸せであってほしいと、とても感じるようになったそうなんです。

「私たちは生かされている」という気持ち。そして、自然に感謝をする気持ち。そういった気持ちを持つことで、ひとりひとりの行動も自然と変わってくるかもしれません。今、私たちがきれいな水を飲めるのは、先人の方たちが残してくれていたもの。今を生きる大人として、それを全部使ってしまうことなく、次の命へ渡していくということをほんの少しでも意識してくれたらと塚本さんはおっしゃていました。

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2008年07月23日

塚本こなみ -3- すべてを受け入れる「大きな木」

今週のゲストは樹木医の塚本こなみさんです。

全国の巨木林の保護や治療、移植をされる塚本さんから思いがけない質問が。「どうして大きな木を残すことが必要だと思いますか?」。。。日本では昔から、自然を神として捉えてきた歴史があります。それは、森や山が水を育み、それが川となって、魚が育つ。森の命をもらっているという考え方からなんですね。

そして、地球温暖化が深刻な現在、木は空気中の二酸化炭素を吸収固定して、木材として物質化することができます。二酸化炭素の削減方法は様々な研究がされていますが、まだ実用に到っていないものが多いなか、木はずっと空気を清浄してくれています。

樹木医として木との対話で学んだことは、人間がとても小さいということ。樹木は何百年、何千年と生きて、何があろうと、それを全て受け入れる。雷が落ちても、キツツキが穴を開けても、病気になっても、台風が来ても。。。人々の様々な思いで依頼をされ、そんなすべてを受け入れる「木」を治療するとき、塚本さんは、本当にこの木自身は治療を欲しているのか。本当はどうして欲しいのか。このまま自然の循環の中で朽ちていくことを望んでいるかもしれない。と思うそうです。そして、自分の小ささや、自然と共に生きるということをもっと謙虚に学ばなければいけないといつも感じながら仕事をしているという塚本さん。そういった塚本さんの想いは、きっと木にも通じるんでしょうね。

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2008年07月22日

塚本こなみ -2- すべては「根」から

今週 7/21(月)〜24(木)のゲストは樹木医の塚本こなみさんです。

塚本さんが園長を務める「あしかがフラワーパーク」には、1本で花を咲かせる面積が500畳を越える大きな藤の木があります。1本の幹の枝から5、6万本の花を咲かせるそうですが、それはすごいエネルギーですね。それを上手くコントロールして、毎年花を咲かせるという塚本さん。今年はとても綺麗だったそうです。

樹木医は今年の花を見て、来年のことを考えるんだそうです。藤はマメ科の植物。花を咲かせた後、実をつけます。その実がなってしまうと、エネルギーを大変消耗してしまうので、花が咲き終わると、一斉に摘みます。そして「綺麗に咲いてくれてありがとう」という気持ちを込めて、「お礼肥え」という肥料を継ぎ足すことをするそうです。
350日、一生懸命心と手をかけて、10日間、綺麗な花を咲かせるんですね。

木の命を知る上で大切なのは、土・根を見ることだと塚本さん。幹や枝、葉の状態は、すべて根からきているもの。塚本さんの好きな「根」を使った言葉は「心根」と「根本」。人も木も、見えないところに真実があって、一番大切だということを思い出させてくれる言葉ですね。

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2008年07月21日

塚本こなみ -1- 樹木医。。。命を育む

今週 7/21(月)〜24(木)のゲストは樹木医の塚本こなみさん。

樹木医になるための試験は、樹木の診断治療、保全保護、木を守ってきているという経験が7年以上ある人しか受けられません。
試験期間も長く、とても難しいそうです。

塚本さんがこの試験を受けたときは、まだ試験が始ったばかりの頃だったので、こんなに大変なものだとは知らなかったんだとか。そんな大変な試験に受かるほどのたくさんの経験を積み、知識を持ちながらも、樹木医になってからの方が、自分の知識の無さに気がつき、もっと勉強をしたそうです。

全国に約1600人の樹木医がいる中で、女性は5%くらい。大きな樹木を治療したりということから、男性の方が適していると思われがちな樹木医。でも実際に感じることは、「命を育む」ということから考えれば、女性も適しているのではないかと塚本さん。

この木を次の世代の子供たちに伝えたい・残したいという思いは女性の方が強いはずだからとおっしゃっていました。

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2008年07月17日

荻原次晴 -4- 子供たちに伝えたいこと 子供たちから学ぶこと

今週 のゲストはスポーツキャスターの荻原次晴さんです。

昨年からお兄さんの健司さんと一緒に全国の小学校を回る「学校キャラバン」を始めた荻原さん。子供たちには「なんだか楽しかったなぁ。また会いたいなぁ。」と思ってもらえる話ができればと思っているそうです。他にも冬山ではスキー教室を行ったりと、活動の中に子供たちとの接点をたくさん設けています。

そういった活動を通して、荻原さんが子供たちに伝えたいこと。。。それは、好きなことを見つけて欲しいということ。見つからなければ、見つかるまで、いろんなことに挑戦して欲しい。見つけることができたら、とにかく地道に続けて欲しいそれが子供の頃からスキーをずっと続けてきた、荻原さんのメッセージ。誰にも見向きをされないときも、コツコツ地道に努力を続けることで、オリンピックに出場することまでできた。そういった話から、「何か好きなことを見つけよう」と思って欲しいとおっしゃっていました。

子供たちの姿を見ていて、改めて学ぶことも多いそうです。一番感心するのは、本当に純粋な言葉やアクション。3歳からスキーをやっていて、35年スキーをしている荻原さん。雪が降ってきたり、雪山に行っても、そんなに大きな感動はないそうです。荻原さんにとってはスキーはライフ。でも、子供たちは雪の中に連れて行くと喜んで遊びまくる。そういう感覚を常に持っていなきゃいけないということを教わるとおっしゃっていました。そうした子供たちと真剣に向き合う気持ちが伝わって、子供たちも荻原さんのメッセージをしっかり受け止めてくれるんでしょうね。

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2008年07月16日

荻原次晴 -3- 誉める

今週 のゲストはスポーツキャスターの荻原次晴さんです。

荻原さんは毎年、冬になると故郷の群馬県草津町で草津温泉ノルディックフェスティバルを開催されています。クロスカントリー教室やトークショーなど笑顔いっぱいのイベント。中でも荻原さんがこだわっているのは、大人から子供までみんなで参加するクロスカントリースキーのレースの表彰式。どんな人でも表彰式でメダルをかけてもらったり、賞をもらえたら嬉しいもの。それがどんなに小さなものであっても。それは荻原さんご自身の現役選手時代の「表彰されるってなんて気持ちのいいことなんだろう。」という経験からのアイデアなんだそうです。参加したすべての人が完走賞や参加賞などを受賞する。それが頑張った証なんですね。

荻原さんのお父さんは誉め上手なんだとか。子供の頃、スキーが下手でも「今日の滑りは良かったなぁ。」「どんどん上手くなるなぁ。」などたくさん誉めてくれたそうです。それはとても嬉しかったし、やる気になったとおっしゃっていました。

今は子供たちに教える立場の荻原さん。子供は誉めたら誉めた以上に上手くなる。そのパワーはすごい。もちろん、ただ誉めれば良いというわけではないそうです。誉めつつ、さらに改善点をさりげなく入れる。それが本当に誉めるということなんだとおっしゃっていました。誉めるって素敵なことだけど、難しいですね。。。

WEB: 草津温泉ノルディックスキーフェスティバル

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2008年07月15日

荻原次晴 -2- 富士登山ツアー

今週 のゲストはスポーツキャスターの荻原次晴さん。

荻原さんは去年の8月、富士山を登るツアーを開催されました。今年も9月に富士登山ツアーを開催予定。毎年やっていきたいと考えているそうです。登山に慣れない人の多くは、「山の何が良いの?辛いだけでしょ。」と言うそうです。でも実際に山に連れて行くと、ほとんどの人が「次もどこか連れて行って。」と言うんだとか。ひとりでも多くの人に山好きになってもらいたいという荻原さん。そのためには、誰もが知っている「富士山」でたくさんの人を呼びたいとおっしゃっていました。富士山は本当に人気のある山なので、ピーク時の登山道は上から下まで人でいっぱい。でも、それもまた、行けば理由が分かるそうですよ。

現役の選手の頃は、トレーニングとして山を走って登っていたという荻原さん。例えば、登山道で「山頂まで4時間」という看板が立っているところで、1時間かからないで登っていたそうです。景色を眺める余裕も無く、ただ、行って帰ってくるだけ。現役の選手とはいえ、とても辛かったそうです。
大きなリュックを背負って、ゆっくり登っている人たちの横を短パン・Tシャツ・ランニングシューズだけで走りぬけ、山頂をタッチしてすぐ降りてくる登山。今はとにかくゆっくり一歩一歩確実に。疲れたら休んで、時には振り返りながら。やっぱり今みたいにゆっくりの登山の方が良いとおっしゃっていました。
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2008年07月14日

荻原次晴 -1- 歩く。。。R9プロジェクト

今週 7/14(月)〜17(木)のゲストはスポーツキャスターの荻原次晴さんです。

次晴さんが、お兄さんの荻原健司さんとショートトラックスケートの勅使川原郁恵さんと昨年立ち上げた「R9プロジェクト」では「歩く」イベントを主催されています。このプロジェクトには、健康・美容の増進、コミュニケーション不足の解消、環境問題、という3つのテーマがあります。

健康・美容の増進に関しては、皆さんご存知の通り、ウォーキングは誰でも簡単に始められるスポーツのひとつです。今まで運動をしていなかった人が、急に走るのは身体にとっても大変なことです。でも、歩くのは気軽に始められますよね。

2つめのコミュニケーション不足の解消について。荻原さん自身の体験からも、激しい運動をしながら、話をするのはなかなか難しいですが、のんびり歩きながらなら誰とでも気軽に会話ができるし、身体を動かすと脳にも刺激が伝わって、様々な発想やアイデアや会話が自然と出てくるそうです。

そして、イベントを通じての環境問題の認知。歩くというのは、身体に良いだけでなく、とてもクリーンな移動手段。もちろん、街の中でもウォーキングはできますが、このプロジェクトではトレッキングなど、山の中で歩くことが多いそうです。山の中にたくさんの人を連れて行くことで、まず、山を好きになってもらいたいという荻原さん。「自然を大切に」というのは誰にでも分かること。とはいえ、自然の中に行く機会がなかなか無い人にとっては、あまりにも漠然とした言葉で実感が湧きづらいもの。なので山歩きを通じて、まず、山を好きになってもらうんですね。自分の好きな場所を汚す人はいないはずだから。そこから環境問題を身近なものにしたいとおっしゃっていました。

WEB: R9プロジェクト

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2008年07月10日

宮沢和史-4- ブラジルと日本の架け橋

今週のゲストは、音楽家の宮沢和史さんです。

日本人がブラジルに移住して100周年を迎えた今年。自分なりに何かしたいと思っていた宮沢さん。

3年前に、ブラジル移民船「笠戸丸」に乗ってブラジルへ渡った最後の生存者の女性、中川トミさんに会うことができ、いろいろな話を伺ったそうです。「移民史100年」というと、自分の手には負えない大きな歴史のようだったけれど、「トミさんの一生」だと気づいたら、すごく身近に感じることができたそうです。だから2008年、トミさんと抱き合って、「100年おめでとうございます!」と言いたくなり、コンサートをやろうろ思った。それがブラジルやブラジル人と関わってきた音楽家としてできる、1番シンプルで強いものだ確信したそうです。
7月にGANGA ZUMBAとしてブラジル公演をする宮沢さん。 中川トミさんは亡くなってしまったけど、家族の方を招待してコンサートをしようと。これまでの日系人の人々がブラジルでいろんな苦労をされて、今ではブラジル社会ではなくてはならない存在になっている。そして日本にもたくさんの、ブラジル人がすんでいる。そんな関係を100年続けてきたのにも関わらず、実はお互いのことをまだまだ知らないブラジルと日本。。。 だからこれまでの100年を讃え、労うのと同時に、これからの100年をどう付き合っていくのか考えるキッカケとなりたい。ブラジルと日本双方でライブをして、2つの国で肩を組んで「100年おめでとう」って言い合えるコンサートを開くことによって、お互いの心の距離が近づいたら嬉しいとおっしゃっていました。

WEB: GANGA ZUMBAオフィシャルウェブ
WEB: 宮沢和史オフィシャルウェブ

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2008年07月09日

宮沢和史-3- 未来的農法「アグロフォレストリー」

今週のゲストは、音楽家の宮沢和史さんです。

ブラジル音楽に魅せられて、14年まえからブラジルに足を運んでいる宮沢さん。今ではブラジルのさまざまなことに興味をもっているそうで、そのひとつが、最近注目されているブラジルの新しい農法「アグロフォレストリー」。

今年1月に取材で訪れたのが、、、 ブラジルのアマゾン川の河口地にあるベレンという町から、セスナで森を30分から1時間くらい飛んだところにある「トメアス」という小さな村。日系移住地であるトメアスでは、どうしたらいろんな植物がとれるだろうと、たくさんの農業を試してきたそうです。試行錯誤でたどり着いたのが「アグロフォレストリー」。

「アグロフォレストリー」は、1つの作物を大量に植えてプランテーションを作る農法とは違い、いろいろな種類の植物を同じ場所に共存させて育てていくもの。つまりアマゾンの森をそのまま畑に再現するようなものです。例えば、アサイーはヤシ科の植物なので、とても背が高く育ちます。そして、その横には日陰を好む背の低い植物を植える。その横にはまた、そこに収穫時期がずれているものなどを。。。そうすることによって、葉っぱが落ちると、それが栄養のある土になって、生態系が畑にできていくというものなんだそうです。
人間が農薬を使ったり、除草したりといろんな手をかけることなく、植物たちはイキイキと育つという、とても未来的な農業。今、アグロフォレストリーをみならうために、世界中の農業関係者が視察に来ているそうです。これからの未来型農法として注目されているんですね。

WEB: 宮沢和史オフィシャルウェブ

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2008年07月08日

宮沢和史-2- 音楽の持つ力

今週のゲストは、音楽家の宮沢和史さんです。

「驚いたことや美しいと思ったこと、感動のあまり涙がでてきたこと」
それら全てを自分の中に入れて音楽にする。そして、聴いてくれた人に同じ感動をしたり、同じ気持ちになってくれたらと宮沢さん。
例えば、ブラジルの例えようのないような夕方の海の美しさ。
左には月が昇り、右では太陽が沈んでいる。赤い海の上で、ちょうど同じ高さに月と太陽がある。そこにはたくさんの海を讃える歌があり、それを聴いて本当に感動したそうです。その時の「気持ち」を音楽で伝えることができたら、それは最高だと宮沢さん。そういう思いがどんどん新しい音楽を伝えようとする原動力なんですね。

多国籍バンド「GANGA ZUMBA」で、宮沢さんがひとりで楽曲をつくっているときには、まだ「卵」の状態なんだそうです。それが、メンバーと音を出していくうちにどんどん大きくなる。そして様々な色合いもついてくる。そしていつ曲が完成するのかというと、それはとても先のことだと宮沢さん。
CDとして発表して、ライブで演奏して、その歌をもし、愛してくれる人がいて、その人が口ずさんでくれたとき。そうするとその人の物語も入ってくる。ときには、誰かが口ずさんだことで、その歌に出会う人もいたり。そうして「曲も成長していく」とおっしゃっていました。

WEB: 宮沢和史オフィシャルウェブ

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2008年07月07日

宮沢和史-1- 寄り道ツアー

今週7/7(月)〜10(木)のゲストは、
音楽家の宮沢和史さんです。

GANGA ZUMBAを率いて活動しながら、
毎年、ソロで弾き語りをしながら日本各地を訪れるツアー「寄り道」を行っている宮沢さん。

「寄り道ツアー」とはそのまま、人生の「寄り道」のこと。
デビューしてから今まで、自分の音楽的追求を一直線に走ってきた宮沢さんですが、
このままひたすら走りつづけてしまったら、、、道端に咲いている名も無き花の美しさ。空で鳥が仲良く飛んでいる様にも気づかずに終わってしまうかもしれないと思って、「寄り道をしよう!」とおもいたったのだそうです。

小さい町や村でも、呼ばれたところにはギターを持って行こうと思った宮沢さん。その会場とになる場所は、芝居小屋、百年くらい歴史のある歌舞伎小屋、能楽堂など。お客さんひとりひとりの顔が見えるところなんです。この寄り道ツアーでは、歌だけでなく、地元の方とのしりとりをしたりして盛りあがるそう。 渋い店の名前や土地柄も出たり、、、そうしてみんなで時間を一緒につくっていくそうです。

このツアーでは、少ないときは2、3人のスタッフとまわることも。新幹線や飛行機で移動するのではなくて、お客さんと同じような気持ちで会場に入るそうです。そうすることにより、よりいっそう、お客さんも含めてみんなで良い空間を作ろうと思えるんですね。ときには自転車で会場入りしたこともあるそうですよ。

◎宮沢和史 1989年にTHE BOOMのボーカリストとしてデビュー。 その後、バンド活動、ソロ活動、楽曲提供など幅広く活躍しつづけ、 2006年より多国籍バンド「GANGA ZUMBA」を率いて世界中で 音楽活動をおこなう。日本人がブラジルに移住して100周年を むかえた今年。両国のためにイベント、ツアーなどに奔走している。 7月には、GANGA ZUMBAとしてブラジルで公演。 9月には、日本での公演をおこなう。

WEB: MIYAZAWA EYES

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2008年07月03日

島本美由紀 -4- 東京の朝市

今週 のゲストは、料理研究家で、
東京の朝市といわれる「アースデイマーケット」の実行委員としても活動されている島本美由紀さんです。

アースデイマーケットは月に一度、代々木公園のけやき並木で、
近郊の農家の方たちが有機野菜を販売しています。だから、その日の朝にとれた新鮮な野菜を購入することができるんですよ。島本さんの旬野菜を使ったレシピも配布しているそうです。他にも農家の方が深夜から作ったおにぎりなども売っています!

アースデイマーケットでは、お店を出している農家の方のところへボランティアスタッフとして農業体験をできるようになっています。田植え、種まきなどを通して、野菜を作る大変さや楽しみを実際に体感することができます。自分が蒔いた種が大きな野菜に育って、マーケットに並ぶ。それはすごく嬉しいことですよね。

お客さんは若い人も多いそうです。シブヤという土地柄もあるのかもしれませんが、農業や食への関心の高さがうかがえますね。作った野菜に対して愛情を持っている農家の方とふれあいながら買った野菜は、自然と無駄のないように使うことができそうですし、どんな風に料理したらいいかも教えてもらえるかもしれません。この朝市が全国に広まったら、みんなの野菜への意識も変わるかもしれませんね。

WEB: アースディマーケット

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2008年07月02日

島本美由紀 -3- 世界に1つしかないレシピ

今週 のゲストは、料理研究家の島本美由紀さんです。

島本さん考案の「お料理アルバム My Dear」は、お母さんの手料理レシピをアルバムにするというもの。このアルバムには家族の食の思い出が、写真・文章・レシピでまとめられています。
運動会のお弁当が思い出の写真と共に載っていたり、大好きだったオムライスのレシピが細かく書かれていたり。。。みんなが食べているような料理でも、家庭によって味は違うもの。分量や隠し味など、世界に1つしかない大切なレシピが残る素敵なアルバムです。

発売当初は新婦からの注文が多いと思っていたそうなのですが、実際は新婦の兄弟や友人、新郎になる人が「サプライズプレゼント」として作るケースが多いそうです。大切だと分かっていても、なかなか自分から教えてもらうことの少ない親の手料理。こんなかたちで贈ってもらえたら本当に嬉しいですよね。。
アルバムを作っていく作業をするなかで、新郎と新婦のお母さんがコミュニケーションをとるきっかけにもなるかも。。。 お料理アルバムをもらった新婦が、今度は新郎のお母さんの味も引き継ぎたいということで、また注文されることも多いんだとか。お姑さんから料理を教わる機会ができ、よいコミュニケーションになりそうですよね。

WEB: お料理アルバムMY DEAR

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2008年07月01日

島本美由紀 -2- みんなで「あとちょっとだけ」

今週のゲストは、料理研究家の島本美由紀さんです。

島本さんは5月から、「エコごはん推進委員会」を立ち上げました。
ここでは大きく2つのテーマを挙げています。

ひとつは、「旬のものを食べること」。旬でないものを作るためには温室を使ったり、多くの肥料をあげるので、旬なものを作るのに比べて、エネルギーをたくさん使ってしまいます。旬の食材は値段も安く、栄養価も高いんです。味もしっかりしていて美味しいですよね。
もうひとつは「地産池消」。なるべく地元で作られたものを食べようということです。そうすると遠くから運ばれてくるエネルギーを使わないですみます。そしてより新鮮なものを食べることができます。

エコごはん推進委員会の信念は、『あとちょっとだけ頑張ろう』。
「やらなきゃ。」と思うと苦痛になってしまって続けることが難しいですよね。それよりも少しだけ意識を変えて、自分の得意なところから始めることでエコにつながると島本さん。みんなが少しずつやることで、それが長く続けば、大きく変わるかもしれません。大切なのは「楽しめること」。野菜をよく洗って皮も一緒に料理してみたり。。。「もうちょっとだけ」楽しんで頑張りたいですね。

WEB: 野菜でエコごはん

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2008年06月30日

島本美由紀 -1- 郷土料理に込められているもの

今週 6/30(月)〜7/3(木)のゲストは、料理研究家でMOTTAINAI Lab(もったいない ラボ)の研究員でもある島本美由紀さんです。

旅行好きだという島本さん。旅行の楽しみのひとつが「郷土料理」。郷土料理は、「エコな料理」でもあるんです。その土地でとれた食材を使うことで、地産地消。新鮮でおいしいものを食べることができます。そして、昔から伝わるその土地ならではの食材、料理の仕方、アイデアが詰まっています。だから郷土料理を食べると、まるでその土地の人のパワーをもらえるようだと島本さん。

私たちが郷土料理を絶やさないためにできること。それは旅行に行ったらなるべく、その土地でつくられた食材を使ったものを食べること。さらに島本さんは、地元のお母さんたちから料理を習うんだそうです。最近では、公民館などで旅行客を対象にして行われる料理教室も人気なんだそうですよ。

他の土地へ行って食べる郷土料理は素直に「おいしい!」と思えるけど、自分の住む土地の料理は、身近すぎて見逃してしまいがち。。。でも、外から来る人が喜ぶことによって、その土地の人が「残していこう」と思えればいいですね。

◎島本美由紀 世界40カ国の海外旅行で出会った各国の料理をヒントに、 初心者でも楽しめる簡単レシピを考案。主婦や同世代の女性のために 手軽でおいしい料理の研究に励み、主婦から料理研究家となる。 韓国料理を中心におもてなし料理が作れる料理教室「mannaキッチン」主宰。 2008年には、エコごはんをテーマとしたサイト「野菜でエコごはん」を開設。 もったいないラボの一員として、エコ活動にも力を入れている

WEB: しまもとみゆきの欲張りな毎日

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2008年06月26日

飯島博 -4- 自然との対話

今週のゲストは、NPO法人アサザ基金の代表 飯島博さん。

環境保全と地域コミュニティー活性化に取り組むモデルとして注目を集めるアサザ・プロジェクト。海外からの視察も多く、全国各地でも取り組みが広がっています。子供たちが主役となって行われているところもすごく驚かれるポイントなんだそうです。環境を再生するための取り組みをすることで、バラバラだった地域コミュニティーがつながり合っていく。それから、地域ぐるみで、みんなで子供を育てていこうという意識も取り戻せる。他にも地場産業、農林水産業などの活性化にもつながる。たくさんのつながり合ったことたちが良い方向に進みはじめそうです。

そうはいっても飯島さんの霞ヶ浦での取り組みと、視察に来た人たちの地域が取り組むべきことは具体的には違うことなはずですよね?その問いに「どんなところでも、霞ヶ浦でのアサザのようなが眠ってるはずだ」と飯島さん。重要なのは、すぐ足元に眠っている宝物を掘り出せるかどうか。さらにそこから物語を作り上げていけるかどうか。本当はどこでもできるはず。
環境が悪化してしまった当初、「何もないところ」と言われていた霞ヶ浦。でも、湖をしっかり歩いてみて、湖と対話することで、ここにはこういうものがあるよと見せてくれたそうです。大切なのは、そういったそれぞれの土地の力を引き出せるような土地との対話。そういう力を引き出すような生活や文化をつくってきた昔の人たちは、その対話ができていたんでしょうね。


全国各地の小学校で「いきものとお話ができるようになろう。自然と対話しながらこれからの地域づくりをしていこう。」という授業をされている飯島さん。今、学んでいる子供たちがこれから、それぞれの地域の大人たちを結びつけて、子供たちのネットワークでアサザ・プロジェクトと同じような取り組みが日本全国にどんどん広がっていく。そして日本全体が自然と共存できる社会に変わっていく。そういう大きなムーブメントが自然に起きていけるような下地作り、きっかけ作りを広げていきたいと飯島さんはおっしゃっていました。

WEB: 霞ヶ浦・北浦 アサザプロジェクト

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2008年06月25日

飯島博 -3- 子供のちから

今週のゲストは、NPO法人アサザ基金の代表 飯島博さんです。

アサザ・プロジェクトでは、子供たちもアサザなどの水草を植えに行ったり、植えた後の様子を調べたりと活動に参加しています。自然は偉大だと飯島さん。子供たちが働きかけをすればちゃんと応えてくれる。それは子供たちにとっては大きなこと。まるで大きな自然に誉められているかのように。

自然のために何をしたら良いのか自然の声を聞き、自然と対話しながら自然が求めていることをできたときに、自然はそれに応えてくれる。例えば植えたアサザがしっかりと根付いて、広がって、翌年には大きく群落になって黄色い花がいっぱい咲いている。そこに蝶や水鳥が来て、遊んでいる。そういう光景を見ることで、子供たちも自分のしたことを本当に評価されたと思える。

子供だって世の中の一員だと飯島さん。それが今は、世の中・社会のお客さんのよう。本当は子供たちの担う大きな役割があって、そのひとつがバラバラな大人をつなぐこと。子供のちからはすごいです。仲違いしている大人同士でも、子供が真ん中に入って「これしよう」と言ったら「しょうがない」って言いながら一緒になってやりますよね。そういう子供のちからは社会にとってすごく大事なもの。今までいろんな問題が起きているけど、それはつながるべきものがつながらなくなってるから。いろいろなものが切れてしまっているから。もう一度つながりを取り戻すのに、子供たちが社会作りや地域づくりに関わる。それも主役として。そういった意識を持つことで、様々なつながりを取り戻せるかもしれませんね。


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2008年06月24日

飯島博 -2- 湖との絆

今週のゲストは、NPO法人アサザ基金の代表 飯島博さんです。

飯島さんが推進しているアサザ・プロジェクトは今ではおよそ13万人を越える人たちが参加しています。
1995年に始まったこのプロジェクト。最初はアサザという水草が絶滅しそうだったので、アサザの種を集めて、みんなにくばって育ててもらう里親制度から。増えたアサザをみんなで湖に植えに来る。それをきっかけにアサザのことだけでなく、みんなが湖に入るようになる。湖との絆が生まれる。

霞ヶ浦に限らず、コンクリートで囲まれた水辺はみんなの心が離れてしまっていると飯島さん。もう一回みんなが湖との絆を取り戻せるきっかけになればとおっしゃっていました。本当はみんな、なんとかして湖の環境を良くしたいと思っている。でも何をしたらいいか分からない。そんな人たちに伝えたかったメッセージ。それは「○○をしない」ことも大事だけど、自分たちのできる良いことをしていく。それを積み重ねていくということ。

そうして13年目となった今年。考え方や姿勢は変わらないけど、みんながプラス思考になることで、良いアイデアがどんどんいろんな人から生まれるようになったと飯島さん。最初は里親制度から始まったこのプロジェクトも、今では企業や行政も様々なかたちで結びつくようになり、いろんな取り組みをしています。結びつけたのではなくて結びついた。それは夢やビジョンのちから。そしてこれはみんなで作る物語だと飯島さん。今は荒れ果てて環境も悪化している湖だけど、たくさんの人が小さな苗から育てたアサザを植えていく。それがどんどんいろんな取り組みに広がって、100年後にはトキが舞っているような湖になる。こんな物語を共有している地域。とても魅力的ですね。

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2008年06月23日

飯島博 -1- 自分たちで作っていく

今週 6/23(月)〜6/26(木)のゲストは、NPO法人アサザ基金の代表 飯島博さんです。

アサザ基金は茨城県の霞ヶ浦・北浦流域で自然や文化の保全、復元活動を行っています。専門家としてではなく、市民としての発言にこだわっている飯島さん。実は自然や環境に関する知識はすべて独学なんです。中学生の時に、水俣病やトキの絶滅寸前のことを知り、環境に関することを一生の仕事をしたいと思ったそうです。自分が生きていく中で世の中のためにできること、それは環境を守って、環境を壊さないような社会をつくること。その頃、東京の都心部に住んでいた飯島さん。自分の身近でも公害がひどくて環境が悪くなっているのに、遠く離れた新潟や熊本などの自然のあるところでも人や自然が傷ついている。そのことがとても驚いたし、ショックだった。

それから、本を読んだり講演会に行ったりと環境について勉強を始めたそうです。今までの科学的な発想だけでは公害の問題も環境破壊も防げない。その土地に住んでいる人が身近に感じていることを、おかしいなぁと思ったことを、素直に世の中に伝えて、みんなを変えていく。そういうかたちを作らないと、どんなにすごい専門家がいろんなデータを出しても、世の中は変わらないと思った。
この考え方は、様々な専門家と仕事をすることが多くなった今でも変わらないそうです。行政や企業など作り手が別にいて、その人たちのやることを、ただ批判しているだけでは本当に自然と共存する社会にはならない。「自分たちで作っていく」そういうことをやっていかないと、本当に自分が望んでいる社会は実現しないと飯島さんはおっしゃっていました。

WEB: 霞ヶ浦・北浦 アサザプロジェクト

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2008年06月19日

有森裕子 -4- その人そのものに意味がある

今週のゲストは、元女子マラソン選手で、現在は日本陸上競技連盟の理事も務めている 有森裕子さん。

「マラソンランナーとして生きてきたことがない。」と話す有森さん。いつからか「マラソンランナーの有森裕子です」という名乗り方に違和感を覚えるようになったそうです。個人があって、その人がたまたま、生き方としてそういうものを手段にしているだけ。何をしている人であろうと、それに関係ない中で生きている人たちの目の前に出たときには、意味が無い。その人そのもに意味がある。そういったかたちで生きていけるようにと常に思っていたという有森さん。実は高校のときの恩師から「お前はマラソンランナーという人間じゃない。有森裕子という一社会の人間なんだから。」というふうによく怒られていたそうです。こんなことを教えてくれる大人が身近にいるって、すごく大事なことかもしれないですね。

世界中の子供たちと接するようになって、いろんなことを教えられたと有森さん。「人間っていうのはどんな状況の中でもしっかり生きていかなければいけないんだなぁ。」ということ。恵まれているとは言えない状況の中でもイキイキとしていて、頑張って生きている。ああじゃなきゃ、こうじゃなきゃと言いながら、形を決めて生きてるなんて、どれだけ弱いことなのか。。。

今後は自分がやってきたスポーツというものを通して、頑張ろうとしている人たち、自信を持ちたいと頑張っている人たち、もちろん子供たちも含めて、そういった人たちに伝わるように、かたちになるように、そういう場に立っていきたいとおしゃっていました。これからも有森さんの周りに一生懸命頑張る人たちが増えていきそうですね。

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2008年06月18日

有森裕子 -3- 自分の言葉を持つということ

今週のゲストは 有森裕子さんです。
日本陸上競技連盟の理事や国連人口基金親善大使など、幅広い活動をされてます。

そんな有森さんの、より多くの人を巻き込み、広げていくポイントとは。。。まず、自分の言葉を持って、相手に伝わるように伝えようとする姿勢を持つこと。それは、自分がしていることに対して、自分なりの考えをきちんと持つこと。それを伝わるように伝えようとすること。コミュニケーションとはただ「伝える」ということだけでなく、「相手にちゃんと伝わっているかどうか」を感じとることが重要だと有森さん。

「自分の言葉」を持つには、自分との向き合いが必要です。自分が今何を考え、どうしたいか。そうした向き合いが日々できているということが大事。それが自分の言葉になるし、人に伝えるときにも響くポイントになる。自分との対話もないまま出る言葉は、伝わるときもすごく薄いものになってしまう。自分と向き合い、自分のことを知って、そこでどうなのか、どうしたいか。そこから自分の言葉が生まれるんですね。

有森さんの地元、岡山にある「アニモ・ミュージアム」はメダルなどを中心に、有森さんを支えたオリンピックにまつわるものの数々が展示されています。「アニモ」とはスペイン語で、試合などのときには「頑張って」という意味で使われる言葉なんだそうです。バルセロナで最初に聞いたとき、有森さんのあだ名が「アリモ」で、走りながらなのでよく聞き取れないということもあり、自分の名前を呼ばれていると思ったそうです。それが良い勘違いでとても力になったと有森さん。それから「アニモ」は有森さんの好きな言葉になって、ミュージアムの名前にもつけたそうです。ひとりで走っているとき、周りの応援は力になるんですね。

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2008年06月17日

有森裕子 -2- 人にとって「走る」ということ

今週のゲストは、元女子マラソン選手で、現在は日本陸上競技連盟の理事も務めている 有森裕子さんです。

スポーツを通じて希望と勇気を共有するために有森さんが立ち上げた、NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」は今年で10年目を迎えます。96年のアトランタオリンピックが終わったときに、アンコールワットの遺跡の周りでマラソン大会をやるからと招待選手として誘われたそうです。地雷などで傷ついている人たちが多い中で、手足があることのありがたさをよく知っているランナーたちが何かできないかということで行われ、参加費はチャリティーにまわされる大会。

それまでカンボジアの状況を詳しくは知らなかったという有森さん。今までの招待レースと同じ気楽な気持ちで行ったそうです。そして現地に行ってみて、今までテレビでしか見たことの無かった現状、そしてテレビには映らなかった、生きようとする子供たちの目など、素敵なものがふたつ同時に広がっていました。

翌年も招待が来て現地に入ったら、1回目には興味が無さそうに走っていた現地の人たち、特に子供たちがイキイキとして待っていたそうです。1回目に提供をしていたシューズなどを身に着けて、すごく嬉しそうに待っていた子供たち。それを見たときに、自分たちが作った、たったひとつの大会が、子供たちの毎日の中に少しの楽しみを作った。灯をともした。それが子供たちの表情の中に見えて、感じることができた。それがすごく衝撃的だったと有森さん。自分のやってきたスポーツがこんなに人を良い方向に変える、生きる力を生むものになるのなら、それをできる人がやらなければと思ったそうです。「スポーツが、人の中にある力、生きる力を促す最高の手段だということが、カンボジアから学んだ。それから、走るということができて良かったと、自分で分かるくらい明確に、自分の中に思った。それがとても嬉しかった。」と有森さんはおっしゃっていました。

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2008年06月16日

有森裕子 -1- 有森さんにとってのマラソン

今週 6/16(月)〜6/19(木)のゲストは、元女子マラソン選手で、現在は日本陸上競技連盟の理事も務めている 有森裕子さんです。

日本を代表するマラソン選手だった有森さんですが、去年、その第一線から引退されました。引退するまでずっと、ランナーとして自分を追い詰めてきたからか、周りから「やわらかくなったね。」と言われるようになったそうですが。。。

引退を決断するのに迷いはそれほど無かったと有森さん。2001年、もう一度自分の身体と気持ちを見つめなおしたいという思いからレースを休んでいたとき、自分が今までやってきたスポーツを通して、いろんな方向性を生み出したんだそうです。もともと走ることは生きることの手段だったと有森さん。今までそうして作ってきたものを、今度はそれを活かして生きる道が、休んだ期間に見つかったんですね。

これだけ時間をかけて、自己との対話で終わらせる競技はなかなか無いと、マラソンの魅力についてお話ししてくれました。その自己との対話によってすごい発見があったり、自分の可能性や弱さを見つけたり。いろんな自分の発見をしながら、また次の可能性につなげることができる。そしてまた、個人競技でありながらも周りも巻き込んでいるんです。ひとりで走っていても、周りから応援がきます。日常ではあんなに応援されることってないですよね。応援されることで自分の存在を感じたり、人とのつながりを感じたり、走っているランナーを見て、一緒に頑張ってるんだなぁと思う。孤独なスポーツなんだけど、走ることによって、こんなに周りにひとがいる、ひとりで生きてないんだなぁと感じることができる。そんなマラソンはとても魅力的なスポーツですね。

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2008年06月12日

安藤哲也 -4- グローバルよりグローカル

今週 のゲストは、NPO法人「ファザーリング・ジャパン」の代表 安藤哲也さんです。

小学校のPTA会長もされている安藤さん。仕事をしながらPTAに参加するのはとても大変なこと。でもそれは、「自分が住んでいる街を大人も子供も暮らしやすい街にしたい」という思いから取り組んでいることだそうです。それを気づかせてくれたのが、、、子ども。子ども目線で街をみていくと、、、どうしてココにはガードレールが無いのか、信号が短いのか、などに気づくようになって実際にお役所に聞きに行ったり。

学校の活動に参加することによって、会社の仕事だけではない、自分の人生のおもしろさに気づくことができると安藤さん。自分の子供だけが幸せになるなんてありえない。自分の子供を幸せにしたいと思うなら、周りの子供たちみんながハッピーになれるようなことを考える、そして実践していくことがよい環境、関係をつくっていくのだとおっしゃいます。

こういった活動をしていると、地域の親同士の友達がたくさんできます。会社を定年になって行くところが無くなったとき、自分の地域にそういったネットワークがあれば、また遊べるし、もしくは仕事につながるかもしれない。地元に仲間がいれば、早く帰りたくなり、ワークライフバランスも良くなる。そんな地元:ローカルは素晴らしいと。実は地元でも楽しめることはいっぱいあるし、グローバルよりグローカル!子供が家の中にこもって遊んでいることを憂いているなら、外で楽しめる場所を大人たちが自分で作っていけばいいじゃないか!地元が一番のトレジャーランドであることを、気付かせてくれました。

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2008年06月11日

安藤哲也 -3- 子育て上手は部下も育つ!

今週 のゲストは、NPO法人「ファザーリング・ジャパン」の代表 安藤哲也さん。

たくさんの部下をもつ部長なども経験してきた安藤さんが気づいたのは、「子育てができるパパは、部下育ても上手い」ということ。子育てを積極的にすると様々な能力が身につくのです。
例えば、「タイムマネージメント=時間管理能力」。朝の忙しい時間に、子供を保育園に送りに行くときは、1分を争うもの。それは限られた時間で仕事をどう効率よくこなせるかにつながります。
そして、子供は病気になったり、いろいろなアクシデントを起こします。体調が悪そうなことをいち早く気付いて病気になる前にプールは休ませるという処置ができるのには「問題発生予知能力や問題解決能力」が必要。それらはそのまま仕事のリスクマネージメントとなります。 他にも、「コミュニケーション能力」や「人材マネージメント能力」など。子供を育てるということは、まさに次世代を育てるということだから、部下を育てるのにも活きるんですね。
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2008年06月10日

安藤哲也 -2- 想像力とサプライズ!

今週 のゲストは、NPO法人「ファザーリング・ジャパン」の代表 安藤哲也さんです。

3人の子供のパパである安藤さんが、ハッピーな家族であるために必要だと思うものは「想像力」と「サプライズ」。家族でも会社でも、コミュニケーション力が不足している故に起こる問題は、相手の気持ちを思う想像力、人をハッピーにするサプライズなイベント企画力が足りないからではないかと安藤さんは考えています。

「サプライズ」といっても日常の中にあるもの。例えば、毎週末、子どもの上履きを洗いながら、「今週もいっぱい遊んだんだなぁとか、サイズを見て、大きくなったんだなぁ」ということ思っていると、、、たまたまできた時間に靴屋さんに寄って、欲しがっていた靴を買っていくことができる。それは素敵なサプライズ。
子供は「自分のことをちゃんと知っていて、自分のことを思っていてくれたんだ。」と、喜んでくれるはず。そんな子供の気持ちや、そんなサプライズを考えることが楽しいと安藤さん。毎日こどもとちゃんと接しているからこそのサプライズですよね。

そして「想像力」。いつも仕事ばっかりだから、たまの休みに張りきって旅行などの計画を立ててみても、、、子供としてはパパと隣の公園で遊びたいのかも。。。子どもにとって今、1番良いのはどんなことだろうと考えることが大切だと、安藤さんはおっしゃっていました。

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2008年06月09日

安藤哲也 -1- 父親であることを楽しもう!

今週 6/9(月)〜6/12(木)のゲストは、NPO法人「ファザーリング・ジャパン」の代表 安藤哲也さんです。

ファザーリングとは、「父親であることを楽しもう!」ということ。
お父さんといえば、、、肩車、キャッチボール、キャンプなど、マニュアル的な子育てイメージがありますが、それを「しなければいけない」のような義務として捉えるのは違う気がすると安藤さん。

安藤さんが思う「カッコイイ父親」とは、、、ジョン・レノンと天才バカボンのパパ!!この上なく自然体な人たち。ジョンに息子が生まれたとき、音楽活動を休んで育児に専念する姿をすごくかっこいいと衝撃を受け、自分も大人になったら子供と楽しめる父親になろうと思ったのがはじまり。

そして、仕事をしながら子育てを楽しむのに必要になってくるのが、「ワークライフバランス」です。仕事と生活の調和をとって、人間らしい暮らしをしましょう、家族を大事にしましょうというもの。子育てのために、なにかを犠牲にするのではなくて、なんとか効率よくやる。少しでもできた時間で家族と向き合う。子育てをすることで「自分自身」を取り戻してもらいたい。『父親の自分らしい姿や笑っている顔を見せていれば、それが最高の教育』。と安藤さん。お父さんたちだけでなく、みんなに響く言葉でした。



◎安藤哲也
 明治大学卒業後、出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、
 NPO法人「ファザーリングジャパン」を設立。
 絵本ナビ非常勤取締役に。「子育てパパ力検定」のPR
 絵本の読み聞かせ&ライブ活動、「パパ's絵本プロジェクト」などで
 全国を飛び回っている。自身も3児のスマイルなパパ。

WEB: ファザーリング・ジャパン

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2008年06月05日

多田千尋 -4- おもちゃコンサルタント

今週のゲストは「東京おもちゃ美術館」の館長で、
NPO法人「日本グッド・トイ委員会」の理事長でもある多田千尋さん。

日本グッド・トイ委員会では「おもちゃコンサルタント」を養成しています。おもちゃの知識を身につけて、子供とより良いコミュニケーションをとりたいという、おもちゃ売り場の方や保育士、看護師、子育て中のお母さん、そしておもちゃ業界に進みたいという学生。そういった方たちが養成講座を受けにくるそうです。

おもちゃコンサルタントは現在、全国で約3000人。幼稚園や保育園、小児病棟にあるおもちゃをもっと楽しく伝えたり、老人ホームやデイ・サービスセンターの介護福祉士の方が、指や手の運動を促すおもちゃを楽しく演出しています。やっぱり遊びも大事な栄養素なんですね。
日本グッド・トイ委員会では、子育て支援として「おもちゃの広場」という子育てサロンも展開しています。全国におよそ80ヶ所。

あそこに行けば楽しいことが待っている、あそこに行けば良いおもちゃにめぐり合える。そうして、子育てをしているお母さん同士がお互いの子供の成長を喜び合える。そういう出会いの場がこのおもちゃの広場であって欲しいと多田さんはおっしゃっていました。

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2008年06月04日

多田千尋 -3- おもちゃで遊ぶと分かること

今週のゲストは「東京おもちゃ美術館」の館長で、
NPO法人「日本グッド・トイ委員会」の理事長でもある多田千尋さんです。

グッド・トイ委員会では毎年、良質のおもちゃを選ばれるそうですが、
実際に東京おもちゃ美術館にあるおもちゃで遊びながらの放送です。

まずは、木でできたニンジンや大根。マジックテープでくっついていて、それを木でできた包丁で切ることができます。切ってみるとザクっと良い音が。木でできているので、触った質感も気持ちいいんです。 次は、クリスマスツリーのような木の上から、枝を伝ってどんぐりがコロコロかわいい音をたてて転がるというもの。
どんぐりの中にスズが入っていてすごくかわいい音がします。 さらに、鍵盤の木の種類がすべて違う木琴。ひのき、しい、カシなど、日本を代表する木を使って、鍵盤の厚みを微妙にかえて音階がつくられている、見事な作品です。

東京おもちゃ美術館にあるおもちゃで遊んでいたら、「おもちゃ=くだらない、壊れやすい…」のような使い方には違和感が。。。いつか「おもちゃみたいな素敵なもの」のような使われ方をするようになるかもしれませんね。


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2008年06月03日

多田千尋 -2- 対象年齢は0歳〜99歳!

今週のゲストは、「東京おもちゃ美術館」の館長 多田千尋さん。

東京おもちゃ美術館のパンフレットを見ると、対象年齢は0歳〜99歳と書いてあります。
これは25年前、多田さんがドイツのミュンヘンにいた時に素敵なおもちゃ屋さん入ってみると、、、
パッケージには、対象年齢が「6歳〜99歳」と書いてあったそうです。
そこで「おもちゃはロングライフで楽しんでいいものなんだ」ということに気づいたんだそうです。

「アート」や「遊び」は人間にとって栄養素。この栄養素は赤ちゃんから年配の方にまで必要なものなのに、不足している人が多いということ。それを少しでも回復できるきっかけを見つけられるのが東京おもちゃ美術館。先日、牛乳パックで江戸時代のからくりおもちゃを手作りしている子供の姿をみて、「うちの子は、コンピューターゲームでしか遊べないかと思っていた。」というお母さんもいたそうです。「おもちゃは人と人をつなぐコミュニケーションを豊かにするための生活道具」。おもちゃの見方が変わりそうですね。
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2008年06月02日

多田千尋 -1- 五感で感じる美術館

今週6/2(月)〜6/5(木)のゲストは「東京おもちゃ美術館」の館長 多田千尋さんです。

廃校になった小学校をリニューアルした「東京おもちゃ美術館」には世界100ヶ国、15万点のおもちゃが収蔵されています。「おもちゃは本来、ショーケースに飾ってあるものではなくて、触って遊べるもの。家族で笑いながら遊んで欲しい」という多田さんの思いから、おもちゃは全て触って遊べるんです。

旧音楽室は、檜のフローリングにして、裸足で走りまわれる「おもちゃの森」に。おもちゃの森林浴というテーマで、木のいい香りに溢れています。北海道から木の玉を2万個取り寄せて作った木の砂場があって、木の玉の中にプールにように入ることができます。いろんな音と笑い声が絶えない美術館でもあるのです。

「子供は遊びの一流プレイヤー」と多田さん。「子供は本来、石ころひとつで夕方になるまで楽しめてしまう。1週間砂場に行ってもわくわくドキドキできる。 手厚いケアをしすぎのおもちゃが溢れている今、おもちゃ美術館では、この一流プレイヤーぶりを発揮できるようなおもちゃを調えてあげたい。」と多田さん。
大人になって忘れてしまったこと。。。おもちゃ美術館に行けば少し取り戻せるかもしれませんね。
◎1961年東京都生まれ。モスクワ大学系属プーシキン大学に留 学。あわせて科学アカデミー就学前教育研究所、国立玩具博物館の研究生として幼児教育・児童教育・おもちゃなどについて学ぶ。現在、NPO法人「日本グッド・トイ委員会」理事、東京おもちゃ美術館館長。子どもの福祉文化論、世代間交流の実践・研究。子育て支援、環境と福祉などに取りくむ。「おもちゃコンサルタント」を養成し、高齢者福祉施設や小児病棟へのボランティアの派遣など、幅広く活躍している。

WEB: 東京おもちゃ美術館

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2008年05月29日

左京泰明 -4- 「生涯学習」の良いモデルに

今週 のゲストはシブヤ大学の学長である左京泰明さん。

様々な活動を通して学びの場を設けているシブヤ大学ですが、現在は20代〜30代の受講者が多いそうです。今後は、先生も生徒もどんどん世代の幅を広げていきたいと左京さん。「生涯学習」として一生涯、ちいさいお子さんから高齢者の方まで、文字通り「生涯を通じて」何かを学ぶ場にしたいとおっしゃっていました。

そしてシブヤ大学を組織として大きくしたいとは思わないそうです。それよりもモデルをつくりたいと左京さん。あるひとつの地域のコミュニティにおいて、良い事業のモデルができる。それが持続できて、多くの人に喜んでもらえるようなものであれば、左京さんが実際に足を運べないような離れた地域でも、それを参考にして、また何かが生まれるかもしれない。シブヤ大学のような学校が日本中にできることを考えると、とても楽しみですね。今よりもっといろんなことができるようになるかも…
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2008年05月28日

左京泰明 -3- 人との関わり方

今週 のゲストはシブヤ大学の学長である左京泰明さん。

左京さんがたくさんの人と関わるうえで大切にしていること。それは、まず自分たちがやりたいこと、イメージしている姿、ヴィジョンをしっかりとお互いに共有すること。例えば、教室となる施設の方、一緒に授業を行う先生など。必ず相手と共有するということ。もうひとつは、相手に何かを伝える際に、情熱を持って語りかけること。その思いの強さが大事。

そしてさまざまなアイデアのヒントは、本を読んだり、インターネットを見たり、人と話したり…。特別なことではなくて、日ごろの生活の中から、今、人にどんなことで喜んでもらえるかということを常に考える。普段から周りに気をかけるということなんですね。

今、関わっている人は尊敬できる人がたくさんいるから刺激になると左京さん。自分のためだけにでは頑張りきれないところも、自分が頑張らないと周りの人も困るという状況を自らつくってしまう。そうすれば頑張らざるおえない。そうしてまでも常に頑張り続ける左京さんに、きっと周りの人も刺激を受けているんでしょうね。

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2008年05月27日

左京泰明 -2- 生徒にも先生にも

今週 のゲストはシブヤ大学の学長、左京泰明さん。

学長として様々な授業を見ていくなかで、受講者の気持ちにも先生の気持ちにもなってみるという左京さん。受講者の人たちには、シブヤ大学の授業に来て良かったと満足して帰ってもらいたい。先生たちにも、すごく学ぶ機会になったし楽しかったと思ってもらいたい。そういう気持ちはお互いに通じるから、より良い授業になりそうですね。

それぞれが関わることに意義があるし、関わることで何かが変わると左京さん。たくさんの人がアンケートに一生懸命書いてくれるのが、励みになるし一番嬉しいとおっしゃっていました。


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2008年05月26日

左京泰明 -1- 街全体がキャンパス

今週 5/26(月)〜5/29(木)のゲストはシブヤ大学の学長である左京泰明さんです。

シブヤ大学は学校法人の大学ではなくて、NPO法人の市民大学として、誰でも学ぶことができます。特定の校舎も無く、渋谷の街全体をキャンパスに見立てているんだそうです。なので、ふだん遊びに行っているお店、レストランやカフェ、公園など、すべてがキャンパス内というイメージ。だからいろんな場所が教室になりうるんです。授業を受けるためにはシブヤ大学のホームページから受けたい授業を申し込むだけで、試験など受けなくても誰でも授業を受けることができます。シブヤ大学の先生たちは普段、渋谷の街で活躍する様々な分野のエキスパートの人たち。

左京さんがこんな魅力的な学校の学長になるきっかけは、ワンガリ・マータイさんのノーベル平和賞受賞を知ったことから。経済と環境を守る活動を並行することも可能だと知り、自分も社会にとって必要とされていることを、きちんと授業としても成立させるような仕事ができればいいなぁと思ったんだそうです。思ったことをこんな風にかたちにできるパワー。シブヤ大学の授業を受ければ、そんなパワーももらえるかもしれないですね。

WEB: シブヤ大学 - SHIBUYA UNIVERSITY NETWORK -

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2008年05月22日

岡村貴子-4-チームで広げるオーガニック

今週のゲスト、オーガニックコンシェルジュの岡村貴子さんの最終夜。

岡村さんは企業の相談にのったり、提案などをしています。それを実際かたちにするとき、大切なことがあるそうです。まずは、スタッフの人たち自身がオーガニックのことを知ること。そして「それってすごく素敵だなぁ。」と、オーガニックに対して心が動くこと。

その気持ちがあってこその商品やサービスなので、最初の1年間くらいはスタッフの人たちを巻き込んで、モチベーショーンを上げたり、時代が流れていく中でどのようなオーガニックのものが求められているのかということなどを一緒に勉強していくスタイルなのだそうです。それらをチームでやっていくことがすごくおもしろいと岡村さんはおっしゃっていました。

まずは自分が本当の意味でオーガニックを理解し楽しめること。そうすれば、オーガニックのよさは自然と伝わっていくのでしょうね。

WEB: オーガニックコンシェルジュボイス

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2008年05月21日

岡村貴子-3-好きなものからマナブ

今週のゲストは、オーガニックコンシェルジュの岡村貴子さん。

「オーガニック」をどうやって取り入れていったらいいのかという質問には、「自分の興味のあるもの、使う頻度が高いものから取り入れるのがおすすめ」と岡村さん。

例えば、1日3回食事をとるなかで、ランチにオーガニックレストランへ行ってみて味や食感などを確かめてみる。着るものであれば肌触りなど。肌が弱い人であればオーガニックの石鹸、シャンプーなどスキンケア用品を。こだわりをもっているものの方が「違い」が分かりやすいんですね。

「そうやってオーガニックを知ることのメリットは、オーガニックが素晴らしいということより、作られる過程を知ることによって、そのものに対しての向き合い方や意識、興味がすごく広がること。」と岡村さんは語ります。 牛乳ひとつとっても、牛がエサとして食べる牧草のことにまで遡って考えらるようになれるんですね。

WEB: オーガニックコンシェルジュボイス

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2008年05月20日

岡村貴子-2-五感で感じるオーガニック

今週のゲストは、オーガニックコンシェルジュの岡村貴子さん。

「オーガニック」に興味のない人にもその良さを知ってもらうために、去年の夏、エイベックスの野外イベントa-nation ‘07で「オーガニックブース」を設置して、イタリア発のオーガニックジェラートをふるまったり、オーガニックの石鹸、オーガニックコットンを使ったTシャツなどを販売したり、、、さらにオーガニックヘアサロンブースを設け、ライブ向けの髪型をオーガニックのスプレーを使ってスタイリング。見たり、さわったり、感じたり、五感で感じるオーガニックを実現されました。
ジェラートのおいしさや、アロマスプレーの使い心地などを体感すれば、それは気持ちいいと伝わる。後で「そういえば、オーガニックってあそこでやってたなぁ・・」と思い出してくれればいいし、オーガニックを知るきっかけとなってくれればいいと岡村さん。 イベント会場でもコンビニでも、オーガニックのものにふれる機会があったら、その良さを知ることができ、印象が変わっていきそうですよね。 ※ちなみにオーガニックの認定をうけたものは「有機JASマーク」がついています。

WEB: オーガニックコンシェルジュボイス

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2008年05月19日

岡村貴子-1- オーガニックを通してみえてくるもの

今週5/19(月)〜5/22(木)のゲストは、オーガニックコンシェルジュの岡村貴子さんです。

そもそも「オーガニック」という言葉は、「本来の、本質的な、根本的な、自然に則した」というような意味があります。私たちがイメージする「体に良さそうな」とか「健康的な」というのは、そういったコンセプトに基づいて作られたものだから「オーガニック」と呼ばれ、私たちが「体に良さそう」だとイメージするものになるのですね。

「オーガニック」を知るようになると、食べ物や身につけるものの現実がみえたり、大事なことの意識がめばえたりする。それが作られる「過程」だったり、その「出所」までを考えるようになると、岡村さん。
今は「オーガニック」という言葉は、食べ物やウールの他に「オーガニックデザイン」、「オーガニックミュージック」など様々なジャンルに使われています。身近なものを「これがオーガニックになるとどうなるんだろう」と考えることで、見えてくるものがありそうです。

◎岡村貴子:留学したオーストラリアでオーガニックと出会い、4年ほど学んで帰国後、2004年にオーガニックコンシェルジュ協会を設立。日本第一号のオーガニックコンシェルジュとなる。国内外の幅広いオーガニック情報を発信しつつ、オーガニックを通じて新しい価値をク暮らしやビジネスに導く「案内人」として執筆活動、講演、商品開発、企画のコンサルタントとして活躍中。

WEB: オーガニックコンシェルジュボイス

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2008年05月15日

日比野克彦-4-見立てる力

今週のゲストは、アーティストの日比野克彦さん。

金沢21世紀美術館で5月31日からはじまる日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式 meets NODA [But-a-I]では、展示開始に先立って、観客が参加して舞台そのものをつくるワークショップが進められています。「プロジェクト工房」というアトリエで、ワークショップに参加している人がテーマをもとにアクションを起こしているのですが、、、通りかかりの人でも、興味があれば参加することのできる仕組み。

今回のワークショップでは、日常を1つのシーンとして「見立てる」。「見立てる」ことを使うことで、「観客」と「演者」の間をいったりきたりできるようになっています。この仕掛けによって、イマージネーションの力や見立てる力などを自分で見出していけるようにと日比野さんは考えています。

そして、目の前の作品に感動するということは、作品をつくった人より、それに感動する、素晴らしさを見つける力がある受け手がすごいのだと日比野さんはおっしゃっていました。芸術というのはモノにではなくて、それを受け取る人の中にあるんですね。

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2008年05月14日

日比野克彦-3- 芸術と社会

今週のゲストは、アーティストの日比野克彦さん。

今夜は芸術を通して地域を活性化する、発想の根源を伺ってみました。

伝達手段として、みんながよく使うもの、それが「言葉」。 でも逆に言葉が誤解を生むこともあるし、自分の気持ちを伝えるときに言葉だけでは伝えきれないものがある。だから芸術があるんだということ。 「イメージして、自分のことを相手に伝える。相手のイメージを自分が受け取る。」 そういうやりとりも含めて芸術活動だと捉えているそうです。

芸術は表現を受け取った人がどんな気持ちになるかという思いやりや、それをイメージするちからが必要だと日比野さん。自分が発信したことをみんながどう受けとるかということを想像することのできる力があれば社会は正しい方向に進化していくと考える日比野さんだからこそ、地域の人を巻き込んでの芸術活動を広めていけるのですね。

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2008年05月13日

日比野克彦-2- 種のちから 花が伝えるもの

今週のゲストは、アーティストの日比野克彦さんです。

みんなで朝顔を育てて、その種を別の場所にも運んで育てる「明後日朝顔プロジェクト」は、2003年、新潟での「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」で始まって、今や全国に広がるプロジェクトです。

地元の人に「アートなんて分からない。」と言われ、途方にくれていた日比野さんは、廃校になってもう十何年という校庭の花壇に黄色い花が植えてあるのをみつけます。それは地元の人が日比野さんのために植えてくれていたもの。。。地元の人が伝えた気持ち。そこから、地元の人と一緒に「朝顔」を育てようという試みがはじまったのです。

みんなで草取りや水やりなどをして育てた朝顔。種ができると、来年もやろうということに・・・

そして、2005年、水戸で展覧会をやったときに、新潟の方たちが朝顔を持って来てくれたんだそうです。

この「明後日朝顔プロジェクト」、今年はなんと16ヶ所で予定されています。朝顔の種が人と人と、場所と場所とをつないでいるんですね

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2008年05月12日

日比野克彦-1- ひとりではできないもの

今週5/12(月)〜5/15(木)のゲストはアーティストの日比野克彦さんです。

日比野さんの「みんなが一緒になって作品を作っていく」というスタイルが生まれたきっかけは「演劇」。初めて舞台美術に関わったとき、それぞれが台詞を覚えて、照明・衣装・音楽などが入る。皆のいる稽古場でモノが生まれてくる感覚。そして、幕が開けばお客さんは、高いお金を払ってずっとみていてくれる。。。「なんて贅沢な表現手段なんだ!」と思ったそうです。

その後、自分のアトリエとしてギャラリーを使って、作品の制作過程も見せることにした日比野さん。
作品をつくっていると、、、リピーターのお客さんが、バケツの水をかえてくれたり、筆を洗ってくれたり、、、ひとり、ふたり…と手伝ってくれる人が増えてくる。そうしてその後、「作品を観客の人たちに手伝ってもらう」というスタイルをつくっていったそうです。

「来てくれた人に手伝ってもらうことによって、それぞれの人たちの様々なクセが出る。それで抑揚ができておもしろくなる。それはひとりでは出せないもの。その面白さを知ってしまって、現在のワークショップにつながっていった。」と日比野さんはおっしゃっていました。

◎日比野克彦:1958年岐阜市生まれ。東京芸術大学大学院修了。在学中にダンボール作品で注目を浴び、国内外で個展・グループ展を多数開催する他、舞台美術、パブリックアートなど、多岐にわたる分野で活動中。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行っている。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003」では「明後日新聞社文化事業部」を設立、活動を継続中。2005年は「愛・地球博」に参加、水戸芸術館で「HIBINO EXPO 2005日比野克彦の一人万博」を開催した。

WEB: CAFE HIBINO NETWORK

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2008年05月08日

白石康次郎-4- 花から実。そして芽を

今週のゲストは海洋冒険家の白石康次郎さん。

ヨットで挑戦を成功させたとき、白石さんから出るのは「周りのおかげ」という言葉。白石さんは、自分には全くヨットの才能が無いと言います。だからこそ、一生懸命練習してきた。お金も持っていないし、家族・親戚にもヨットをしている人はいない。ただただ、幼い頃に「ヨットで世界一周をしたい」と思っただけ。だから、親方に弟子入りしたり、ヨット技術を覚えたり、フランスの人に教えてもらったり、それらは全部、人に教わったこと。世界一周をしたのは自分だけど、世界一周ができるようにしてくれたのは周りの人たち。それをひしひしと感じるんだそうです。

そして、こんなお話も。花は咲いたら実をつける。「自分が咲いたから、後はどうでもいい。」なんて花はひとつもない。必ず実を腐らせて、次の芽へとつなげる。だから白石さんは、子供たちに伝えていくんですね。あと10年くらいは一生懸命やって、いずれ自分の花が咲き終わったら、実をつけ、芽を出すこと。これが自然の理。それを徐々にやっていきたいとおしゃっていました。

実は今日、5月8日は白石さんの41歳のお誕生日でした。20代の頃とはだいぶ意識が変わったそうです。そんな白石さんからのメッセージ。「若いうちは素直でまっすぐであるべき。とにかく自分が夢中になって取り組むことが大事!」白石さんのまっすぐな20代の頃が想像できる言葉ですね。

WEB: Kojiro Shiraishi

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2008年05月07日

白石康次郎-3- 子供たちに伝えたいこと

今週のゲストは海洋冒険家の白石康次郎さん。

白石さんは去年の「5オーシャンズ」で、船の上から衛星通信での電話やE-mailを利用して、小学生に「冒険授業」をされました。危険をともなう厳しいレース中。子供たちに伝えたかった白石さんの思いとは?

まず、この授業では様々なことを学んだり、知ることができます。世界各地から参加するセーラーたち。それぞれの国の場所や言葉、通貨のこと。そして海に出た後も、1ノットって何キロメートル?食料は何をどれくらい積むの?などなど。

子供たちの反応はというと…最初は軽い気持ちで「頑張ってください」と言うそうです。しかし、白石さんの24時間、一生懸命頑張っている姿を見ているうちに、頑張っている人に「頑張って」と言うのはおかしいんじゃないかということになり、代わりに「楽しんでください」のような言葉になる。そしてそのうち、いくつかの船がリタイアし始めると、やっぱり「頑張って」じゃない?という風に変わっていくそうです。最初の「頑張って」と、次の「頑張って」は全く意味が違うんですね。他人事だった世界一周が、実体験となる。こんなに違う「頑張って」を一度に知る機会はなかなか無いですよね。

そしてもうひとつ。「最近の子供たちには夢が無い」なんて絶対にないと白石さん。夢は外にあるものではなくて、子供たちの心の中にあるもの。情報ばかりが氾濫していて、心の中が見えにくくなっているんですね。それを引き出してあげるのが大人の仕事なんだと白石さんはおっしゃっていました。

WEB: Kojiro Shiraishi

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2008年05月06日

白石康次郎-2- 敵ではなく、仲間

今週のゲストは海洋冒険家の白石康次郎さんです。

今夜はレースに出場するセーラーたちのお話を伺いました。

「世界で最も過酷なヨット外洋レース」といわれる「5OCEANS」というレースがあるのですが、去年のこのレース序盤で、イギリスの有力艇が故障してしまいました。その時、白石さんたちは救助にむかったそうです。それでも見事2位!という快挙でした。

とはいえ、それは結果的なもの。救助にむかった時はレース中ということで、順位を落としてしまうなどの心配は無かったのですか?とお聞きすると、命にかかわるので順位とかの問題ではないと白石さんはおっしゃっていました。「明日は我が身」だということをセーラーたちは知っていて、助け合うことは当然のこと。それに文句を言うセーラーはいないそうです。

セーラーたちはレースのスタート前、「絶対に生きて帰ろう」と声をかけ合うそうです。そしてレース中にも、「氷が多いから気をつけたほうがいい」、「風が強い」など教え合うんだとか。お互いを称えあい、尊敬しあう。敵同士ではなくて、苦労をともにした仲間という意識なんですね。これからはヨットのレースも今までとは違うように見えそうです。

WEB: Kojiro Shiraishi

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2008年05月05日

白石康次郎-1- 言葉が通じなくても

今週5/5(月)〜5/8(木)のゲストは海洋冒険家の白石康次郎さんです。

白石さんは先月10日、サンフランシスコから横浜間の4500マイルを11日と12分55秒で走破し、「太平洋横断最短記録」を達成されました。今回はフランス人チームで、日本人は白石さんひとり。11人チームなのですが、英語が話せる人も2人しかいないと聞いていたそうです。それでも、声をかけてもらえたことが名誉なことであり、まず船に乗って、一生懸命やることが大事だと思い参加したんだとか。

そしていざ、海に出ると、ほとんど言葉よりアイコンタクトで通じたそうです。今回のチームは、みんながどのポジションもでき、いちいち言われなくても正確に動ける、全く無駄がないプロセーラーたちで、今までで1番素晴らしいチームだったと白石さん。

言葉が通じるかよりも、一生懸命やることで信頼される。恥をかくことを心配するより、まず行動することが大切だと白石さんはおっしゃっていました。

◎白石康次郎:1967年神奈川県生まれ。26歳で176日間史上最年少単独無寄港世界一周の記録を樹立。以後、挑戦し続ける海洋冒険家。過酷なレースに挑戦し続け、2007年4月 単独世界一周ヨットレース「5OCEANS」にて、総合2位の成績を収める。今年4月10日、ヨットでの太平洋横断最速記録に挑戦していた双胴船「ギターナ13号」クルーの一員として従来の記録を4日近く短縮する11日12分55秒の新記録をマークした。

WEB: Kojiro Shiraishi

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2008年05月01日

くま先生-4- 動物への思い

ゲストは「移動動物園Zoo Kiss」の園長である、くま先生こと、島田直明さんです。
最終日の今夜は島田さんの動物への思いを伺いました。

「Zoo Kiss」の動物たちは生まれてすぐからちょっとずつ、親と一緒に「ふれあい移動動物園」に参加するんだそうです。最初は触れられないところから。子供たちも「さわっちゃダメだよ」と言えば、さわらないでいてくれる。そのうちに動物たちも「ここは大丈夫な場所なんだ」と思って少しずつ慣れていくんですね。

動物へのケアもすごく大切に考えているくま先生。今後、くま先生の活動の広がりで「こんなところに動物園が!」という体験が私たちにもできるかもしれない、と考えるとちょっとワクワクしますね。

WEB: ZooKiss

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2008年04月30日

くま先生-3- 先生にも動物の知識を

今週のゲストは「移動動物園Zoo Kiss」のくま先生こと、島田直明さん。

くま先生は、こどもたちに動物とのふれあい方を教えるとともに、先生たちにも動物のことを教えています。小学校でうさぎを飼っていても、基本的な生態ついての知識のない先生も多いからなんだそうです。オスとメスの見分け方や、爪の切り方などのケア方法、普段気をつけてあげなければいけないことなど。

「こどもたちの疑問に対して、先生が積極的に答えられるように」というくま先生。確かに先生に知識があれば、こどもたちに正しいことを教えられるし、コミュニケーションの場にもなりますよね。

WEB: ZooKiss

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2008年04月29日

くま先生-2- 動物とのふれあい方を教えるコツ

ゲストは「移動動物園Zoo Kiss」のくま先生こと、島田直明さん。
今日は、こども⇔どうぶつ「ふれあい方」のお話。

こどもたちに動物との正しいふれあい方も教えるコツとは?

「動物と実際にふれあうことができるなんて、こどもたちにとっては一大イベント。うれしくてはしゃぎすぎてしまったりします。島田さんはそういった子やリーダー格の子に直接、正しい触り方のコツを教えるんだそうです。

そうすると、、、その子が他の子にそれを教える。そうやってだんだん自然と教える側がふえていくとうまくいく。大人が上からものを言ったり、叱ったりするのではなくて、「そうだよ。うまいね!」と誉めることによって、こどもたちも楽しいし、動物たちにとっても正しい触り方をしてもらえるんです。」
みんなにとって素敵な時間になる方法ですね。

WEB: ZooKiss

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2008年04月28日

くま先生-1- 近頃のこどもたちと動物

今週4/28(月)〜5/1(木)のゲストは「ふれあい移動動物園Zoo Kiss」の園長、くま先生こと、島田直明さんです。

くま先生が動物たちをつれて、こどもたちに会いにいくと・・・動物が「自分の意思」で動くとびっくりしてしまうんだそうです。今は、テレビや写真などで情報としては溢れかえっているけれど、実際に目の前でみることがないので、ぬいぐるみと同じ感覚で触れてしまう。動物が「気持ち」をもっていることが分からなかったりするんですね。

最初はそうやって驚いたりこわがったりしてしまう子も、動物たちとふれあっているとだんだん変わってくるんだそうで、「無理をしないで指先でふれることから、ゆっくりステップを踏みながらなれていくことが大切」と島田さん。

「ZooKiss」では、「動物たちとふれあう方法」から教えてもらえるんですね。

◎島田直明(くま先生):東武動物公園で18年間飼育係をつとめたのち独立。2000年から全国の幼稚園や学校、イベントに出向いていく「移動動物園ZooKiss」を設立。動物たちとのふれあいを広めている。動物コンサルタントとしても活躍中。ZooKissには、うさぎやモルモット、カピパラ、カンガルーまで60種400頭がいます。

WEB: ZooKiss

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2008年04月24日

飯沼誠司-4- 「ゆとり」持ってますか?

今週のゲストはライフセイバー、そして俳優でもある飯沼誠司さん。
今夜が最終日です。

飯沼さんが少しゆとりを持つために大切にしていること。それは1日に1回は自然を見るようにすること。そうすることで、ゆとりを持っていなかったことや自分をコントロールできていなかったことに気づくそうです。自然なんてそばにないという人も、空を見上げるだけでも意識がだいぶ違うそうですよ。夜、晴れていれば星空を見上げながら深呼吸してみるのもいいかもしれませんね。

飯沼さんの今後の展開は、やはりライフセイビングをもっと普及させて、職として確立させること。ライフセイバーの現役選手として競技人生を続けながらも、世界選手権の日本代表のサポートなど、日本のライフセイバーの底上げもしたいと考えているそうです。 そして「OCEAN+FEST TATEYAMA」はもっと大きなイベントにしたいとおっしゃっていました。いろんな人に来てもらって「日本の海は素晴らしい。もっともっとキレイにしたい」ということを伝えたいと飯沼さん。「OCEAN+FEST TATEYAMA」に1度参加すれば、海の見方も自然と変わるかもしれませんね。
WEB: Seijiweb
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2008年04月23日

飯沼誠司-3- 海での楽しいお祭り「OCEAN+FEST TATEYAMA」

今週のゲストはライフセイバー、そして俳優でもある飯沼誠司さんです。

今夜は「OCEAN+FEST TATEYAMA」などの活動やイベントを通して、多くの人を巻き込んでそれを広げるポイントを聞いてみました。「まだイベントは2回目なので本当のポイントはまださぐり中。でもやはり継続すること。無理をしないで自分たちができる範囲でやっていきたい。」と飯沼さん。

「OCEAN+FEST TATEYAMA」は海での楽しいお祭りにしたい。アスリートだけでなく、女性も子供も楽しめるはずだから、いろんな人に来てもらいたい。そしてそこで受け取ったメッセージをまたいろんな人に伝えて欲しいとおっしゃっていました。
たくさんのメッセージが詰まった「OCEAN+FEST TATEYAMA」。毎年1つずつでもメッセージを受け取っていけたら、少しずつでも海への意識が変わるかもしれませんね。 WEB: Seijiweb
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2008年04月22日

飯沼誠司-2- ビーチクリーン

ライフセイバー、そして俳優でもある飯沼誠司さんを迎えて2日目は「ビーチクリーン」についてのお話。

もともとは海岸のガラスなど事故やケガのもととなる危険なものを取り除くために始めたものなんだそうです。ライフセイバーの仕事のひとつだったんですね。そのうちにもっともっとキレイにしようということに。それがいろんな人の賛同、参加でちょっとずつ輪が広がってきているということでした。


飯沼さんの主催するイベント「OCEAN+FEST TATEYAMA(オーシャンフェスタ館山)」は今年も5月3日に行われます。今回で2回目となるこのイベント。もともとは飯沼さんが海のアスリートのN.o1を決めたいと思ったんだそうです。なので、様々なオーシャンスポーツの選手が競える競技、ビーチフラッグスやアウトリガーカヌーなどが行われます。そしてジュニアの水泳体験会などもあるそうです。
これは最近、「危ないから」という理由で子供が海から離れていると実感する飯沼さんが、海の危険性を知った上で楽しく遊ぼうということを伝えたいということから。
そしてこのイベントの最後には参加者みんなでのビーチクリーン。「自分たちが使う海だからキレイにして帰ろう」と言うと子供たちも納得して参加してくれるそうです。しかもたくさん拾うとキャンディーがもらえるというおまけつき。「自分たちの海」という思いは大切かもしれませんね。

WEB: Seijiweb

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2008年04月21日

飯沼誠司-1- 日本でのライフセイビング

今週4/21(月)〜24(木)のゲストは
ライフセイバー、そして俳優である飯沼誠司さんです。

最近はライフセイバーの活動のほうに重点を置いているという飯沼さんにその理由をたずねると、自分がライフセイビングに育てられてきたので、恩返しがしたいと思ったのだそうです。


そしてもうひとつ。一昨年、館山でライフセイビングのチームを作ったそうなんですが、ライフセイビングを日本でも職として確立させたいという思いも強いそうです。日本は島国であり水に囲まれているので、もっとライフセイビングの重要性を伝えたいとおっしゃっていました。

ライフセイビングの魅力は「対自然であること」と飯沼さん。
自然が相手なので、極められないスポーツであり、追及し続けられるから。

◎飯沼誠司PROFILE:1974年東京生まれ。日本人初のプロライフセーバーとして世界を転戦。全日本選手権アイアンマンレースでは5連覇という偉業を達成。98年には、全米ライフガード選手権で5位に入賞など海外のレースでも数々の好成績を収める。06年に有志と共に「館山サーフクラブ」を立ち上げ、現在も水難救助の第一線に立ち、海岸の安全と環境を保全する活動を行っている。

WEB: Seijiweb

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2008年04月17日

マエキタミヤコ-4- サステナ

今週のゲストはクリエイティブディレクターのマエキタミヤコさん。
最終日の今日はマエキタさんが立ち上げた会社「サステナ」のお話。




「サステナ」とは地球を sustainable (持続可能)にするためのクリエイティブ広告表現をつくる集団なんだそうです。

みんな地球にのって生活しているんだから、地球にとって何が一番良いんだろうということを考える。
そしてそれを表現する、伝える際に口コミの力を信じる。

「既成概念にとらわれない、自由な広告会社がもっといっぱいできることが私の望み。」
と語るマエキタさんでした。


WEB: サステナ (SUSTENA)
WEB: ecocolo.com - みんで作るエコwiki

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2008年04月16日

マエキタミヤコ-3- 「エコシフト」と雑誌「エココロ」

今週のゲストはクリエイティブディレクターのマエキタミヤコさんです。




「エコシフト」とはみんなで一斉にエコにシフトするというマエキタさんの提案する世界をチャーミングに変える方法。「みんなで一斉に」というところがポイントで、みんなで今の生活の仕方、考えを少し変える。そうすれば誰かだけが大変な思いをしたり、辛い立場にならないという方法です。これなら1人の負担はほんの少しだけでも、世界は変わりそうですね。

マエキタさんの手がける雑誌「エココロ」はKIKIも連載しています。インターネットとは違う、パラパラめくるSLOWな情報。大事にすれば何十年も残る。この「雑誌」という手法を大切にしたいとマエキタさんはおっしゃっていました。

WEB: サステナ (SUSTENA)
WEB: ecocolo.com - みんで作るエコwiki

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2008年04月15日

マエキタミヤコ-2- 人から人へ

クリエイティブディレクターのマエキタミヤコさんを迎えて2日目の今夜は、マエキタさん流ネットワーク作りのアイデアのお話。

マエキタさんが手がけるソーシャルキャンペーンのひとつ「100万人のキャンドルナイト」は、もともと1人が他の誰かに直接伝える。その誰かがまた他の人に伝える。そうやって「口コミで1人ずつに直接」広まっていったものだそうです。その結果、なんと500万人が共感し、キャンドルに灯をともしたなんて、本当にすごい!人の口から直接伝えることのパワーを感じます。

そういえば、人に会って話したことの方が心に残りますよね。心に残れば、またそれを他の人に伝えやすい。また、「同じことを伝えるのでも、その人に合わせた話の入り口があるからね。」とマエキタさん。
こんな興味深いお話も。1人が1日1人に何かを伝える。それを聞いた人も同じく1日1人に伝える。 1人が2人に。2人が4人に。4人が8人に。。。こうして何日で日本中の人に伝わると思いますか?

KIKIは2ヶ月くらい?と思ったのですが、答えは28日。意外と早いですよね。中には「3年?」とか「10年?」と答える人もいるそうです。
今年の夏至にも「キャンドルナイト」行われます。

WEB: サステナ (SUSTENA)
WEB: ecocolo.com - みんで作るエコwiki

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2008年04月14日

マエキタミヤコ-1- きっかけはどこにでも

今週4月14日(月)〜17日(木)のゲストは、「100万人のキャンドルナイト」「ほっとけない世界のまずしさ」など、様々なソーシャルキャンペーンを手がけるクリエイティブディレクターのマエキタミヤコさんです。




マエキタさんが社会的なキャンペーンを手がけるきっかけとなったのは、なんとお子さんの幼稚園での参観日に、NGOの活動をしている方と出会ったことからなんだそうです。きっかけって、本当にいろんなところにあるんですね。

「広告業界のクリエイターたちが、社会的なメッセージを意識し始めたのは時代の要請」とマエキタさん。確かに今は、物質的豊かさより精神的豊かさに関心を持つ人が増えている気がします。

◎マエキタミヤコPROFILE:1963年東京生まれ。コピーライター、クリエイティブディレクターとして、97年よりNGOの広告に取り組み、02年に広告メディアクリエイティブ「サステナ」を設立。雑誌『エココロ』を通して、日々世の中をエコシフトさせるために奔走中。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン実行委員。最近はフードマイレージキャンペーンや、リスペクト・スリーアールプロジェクトを手掛けている。

WEB: サステナ (SUSTENA)
WEB: ecocolo.com - みんで作るエコwiki

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2008年04月10日

ナガオカケンメイ-4- ナガオカさん流 仲間のつくりかた

今週のゲストは、デザイナーのナガオカケンメイさん。
最終日となる今夜の話題は「一緒にとり組み、考える仲間のつくりかた」。

経営者でもあるナガオカさん。お店に来たお客さんの段階で、「この人と一緒に働くことになるかも…」と考えて接しているそうです。

取り扱っている商品の情報だけを並べても、それはお店の紹介にはならないというナガオカさん。社会に対してどんなことを考え、行動しているかを伝えることが重要なんだそうです。そうすると、お店の“お客さん”だった人が“ファン”になる。そうして仲間が増えていくんですね。


「仕事だから」と考えるのではなく「社会的に意義のあること」と思えば楽しくなる・・・ナガオカさんが楽しそうにプロジェクトにとりくんでいる秘訣のようです。

WEB: D&DEPARTMENT PROJECT

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2008年04月09日

ナガオカケンメイ-3- 伝統工芸品を身近なものに「NIPPON VISION」

デザイナーのナガオカケンメイさんが今週のゲスト。

ナガオカさんが今、1番力を入れているというプロジェクトの1つが・・・「NIPPON VISION」。


素晴らしい技術を持ちながら後継者がいないといわれる日本全国の伝統工芸品を活性化させよう!というプロジェクトで、今まで“作る”というところばかりに置かれていた視点を“売る”というところにまでに広げる活動をしています。

確かに伝統工芸品が売られている場所と言われて思い浮かぶのは、「おみやげやさん」って人も多いかもしれませんね。
「どんなに技術の良い作品を作っても、売られる環境が良くなければ、それに人生をかけたいという若者がいなくなるのは自然なこと」とナガオカさん。つまり、よいものをみんなが手にできるような売り場を増やす。セレクトショップに並ぶ伝統工芸品。。。ちょっと見方が変わりそうですよね。

WEB: D&DEPARTMENT PROJECT

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2008年04月08日

ナガオカケンメイ-2- ロングライフデザイン

今週のゲストは、デザインとリサイクルを融合させたセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT」を手がけるデザイナーのナガオカケンメイさん。

「D&DEPARTMENT PROJECT」は「ロングライフデザイン」をコンセプトとしています。ロングライフデザインとは製造されて10年以上経っても製造され続けられ、使い続けられ、愛されているデザインのこと。ずーっと使い続けるので「Reduce Reuse Recycle」の3Rを超えた究極のエコなんですね。

「修理して使い続ける文化だった日本が、合理的に買い換えてしまう文化になってしまったことが残念。」と話すナガオカさん。普段使っているものが壊れたとき「修理に出すより買い換えたほうが安いですよ。」と言われたことはありませんか?でも本当は、修理に出して長く使い続けることの方が環境にもやさしいし、そのモノへの愛着も増しますよね。

WEB:D&DEPARTMENT PROJECT

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2008年04月07日

ナガオカケンメイ-1- ナガオカさんの紙袋リデザイン

東京の街に「やさしさ」を広げる10分間、TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE。


今週4月7日(月)〜10日(木)のゲストは、デザイナーのナガオカケンメイさん。

デザインとリサイクルを融合させたセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT」を手がけています。このお店で使われているのが『リサイクルショッピングバッグ』。既存のショッピングバッグに「D&DEPARTMENT」のロゴ入りテープがぐるりと貼られただけのもの!



「袋をとっておく人は多いけど、実際に使う人は少ない」というところから生まれたアイデアだそうで、最初は、持つことを恥ずかしがるお客さんもいたそうですが、今では、いらなくなった紙袋も持ち込んで、積極的に参加してくれるお客さんが増えたそう。「リサイクル運動に参加している!」と実感できるところがポイント。




「究極のエコバックだと思うし、みんな真似してもらってOK!」と言うナガオカさん。どんどん広げていきたいですね。

◎◎ナガオカケンメイ PROFILE:1965年北海道生まれ。日本デザインセンター原デザイン研究室を経て、drawing and manualを設立。2000年、デザイナーが考える消費の場を追求すべく、世田谷にデザインとリサイクルを融合した新事業「D&DEPARTMENT PROJECT」を開始する。2002年より、日本のものづくりの原点商品・企業だけが集まる場所としてのブランド「60VISION」を発案し、14社とプロジェ クトを進行中。2005年、ロングライフデザインをテーマとした隔月刊誌「d long life design」を創刊。現在、地場の若い作り手とともに、日本のデザインを正しく購入できるストアインフラをイメージした「NIPPON PROJECT」を47都道府県に展開中。

WEB: D&DEPARTMENT PROJECT

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2008年04月05日

SMART MUSIC 04/01-04/04

TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE では、毎晩心地よいSMART MUSICをお届けしていきます。今週のセレクトいかがでしたか?


::This week's smart music::

04/01(TUE): "WHATEVER YOU WANT" / CLUB 8

04/02(WED): "CIRCLES" / POLYPHONICS feat. HASINA SHEIK

04/03(THU): "THE SUNDAY DRIVERSのテーマ" / THE SUNDAY DRIVERS

04/04(FRI): "SO GOOD TODAY" / BEN WESTBEECH


それから、4月7日(月)に配布されるフリーペーパー「TOKYO HEADLINE」に、SHARE SMILEの情報が掲載されます。KIKIのインタビューもありますので、ぜひチェックしてみてください!

WEB: TOKYO HEADLINE

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2008年04月03日

箭内道彦-3- 箭内さんの安全運転ミュージック

今週のゲストはクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さん。
最終日となる今夜の話題は、箭内さんとスネオヘアーこと渡辺健二さんが結成したユニットTHE SUNDAY DRIVERSについて。




実はこのユニット、スネオヘアーさんが「THE SUNDAY DRIVERS」というユニット名を先に考案。
それを箭内さんが一発採用!そこで「ドライブの歌しか歌っちゃダメってことにしよう!」と決めたんだそうです。ちなみに箭内さんが右ハンドルでスネオヘアーさんが左ハンドルなんです。

THE SUNDAY DRIVERSのデビュー曲「THE SUNDAY DRIVERSのテーマ」は、ゆったりとしていてこれを聴きながらドライブすれば、なんだかやさしい運転ができそう。「THE SUNDAY DRIVERSのテーマ」を始めとして、すごくたくさんの歌を作ったんだそうです。「歌で安全運転が実現できるように」という想いを込めて。

THE SUNDAY DRIVERSの曲は、配信でのみリリースされています。パソコン&ケータイからチェックしてみてください。

WEB: >THE SUNDAY DRIVERS
WEB: >風とロック

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2008年04月02日

箭内道彦-2- 箭内さんの社会へのひねった提言

昨夜に続き、ゲストはクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さん。






MOTTAINAIの活動のひとつとして箭内さんが企画したのが、富士青木ヶ原樹海にて『企業対抗!MOTTAINAI富士山ゴミ拾い大会’07』。当日はMOTTAINAIキャンペーン賛同企業27社から175人が参加。空き缶やタイヤなど、1.5tトラックで2台分のごみを集めました。企業対抗レースっていうところがポイント。
「どんな入り口からでも、結果的には役に立ってた!それってすごくいいなと思って。」と箭内さん。

また、昨年新木場STUDIO COASTで開催された、音楽プロデューサー小林武史が中心となって「環境と欲望」をテーマに開催されたイベント「AP BANG!東京環境会議」。




ここで箭内さんがデザインしたのが東京環境会議の「欲望Tシャツ」。12の欲望のうち、自分の持っている欲望を他人に掲げてみよう!というユニークなTシャツ。売り上げNO.1はKIKIも持っている睡眠欲。NO.2は食欲だったそうです。

あなたならどんな欲望を掲げますか?


箭内道彦さんが『環境と欲望』というテーマのもとデザインした12種類の欲望Tシャツ。物欲/愛欲/肉欲/自己顕示欲/色欲/睡眠欲/名誉欲/出世欲/独占欲/征服欲/性欲/食欲。その日の自分に一番ぴったりの「欲望」で、T−シャツも選んでみませんか。バックには、「NO DESIRE, NO ENVIRONMENT.」(欲望なくして、環境なし)のプリント。

WEB: >風とロック
WEB: >MOTTAINAI LAB
WEB: >AP BANG!東京環境会議

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2008年04月01日

箭内道彦-1- 記念すべき初回ゲストは箭内道彦さん

今日からスタートしました!
東京の街に「やさしさ」を広げる10分間、
TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE!

記念すべき初回のゲストはクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さん。
今夜4月1日(火)から3日(木)まで登場していただきますので、どうぞお楽しみに。




箭内道彦 PROFILE: クリエイティブディレクター。1964年生まれ。東京芸術大学卒業後、博報堂を経て、2003年「風とロック」設立。主な仕事に、タワーレコード「NO MUSIC,NO LIFE.」キャンペーン、「森永ハイチュウ」「きっかけはフジテレビ」「資生堂UNO」「PHOTO IS」など。広告業界の枠をはみ出した、多数の革新的なプロモーションを手がける。

斬新な表現を仕掛ける方!というイメージがある一方で、ケニアのワンガリ・マータイさん提唱するMOTTAINAIキャンペーンや、小林武史・櫻井和寿による「ap bank fes」をさらに進化させたイベント「東京環境会議」にも参加しています。

箭内さん、初めは環境のことに興味が無かったんだそうです。「そんな自分が東京環境会議みたいなところに入ったら、おもしろいかなぁと思った。」だなんて、本当にゼロから参加できるなんてすごいですね。

「環境のことを考えているとき、それはクリエイティブな瞬間。」という箭内さん。様々なクリエイター達が環境についての行動を起こしているのは、クリエイティビティを発揮できるからなのかもしれませんね。

WEB: >風とロック

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2008年03月31日

TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE、4月1日スタート

4月1日からJ-WAVEのレギュラー番組「TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE」のナビゲーターを務めることになりました KIKIです!

『TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE』
J-WAVE 81.3FM weekday 月〜金 21:50〜22:00

TOKYO SMART DRIVERは 「やさしさ」を広げるためのプロジェクト 首都高をもっとスマートにドライブして 事故をなくそう! という昨年夏から始まったものです

“SHARE SMILE”では 社会をもうすこしよくしよう!と 様々な分野で活躍されている ゲストの方に週代わりで登場していただいて インタビュー形式で進みます 毎週金曜日はTOKYO SMART DRIVERの発起人の小山薫堂さんにお話をうかがいます。

あと120分で一日が終わる 穏やかになっていくわたしたちの「こころ」にむけて そっと発信する「やさしさ」を 受け取っていただければと思います

KIKI:モデル、女優。
武蔵野美術大学建築学科在学中からモデル活動を開始。雑誌やTVCMなどの広告、連載などの執筆、アートイベントの審査員など多方面で活動中。初の著書本『LOVE ARCHITECTURE』(TOTO出版)が好評発売中。 塚本晋也監督作品『ヴィタール』で女優としての活動をスタート、2006年冨永昌敬監督作品『パヴィリオン山椒魚』、2007年ジョン・ウィリアムス監督作品『スターフィッシュホテル』が公開。 NHK教育テレビ『地球データマップ』では番組ナビゲーターとして出演中。
『TOKYO SMART DRIVER SHARE SMILE』が、ラジオでは初のレギュラー。
WEB: >KIKI'S TERRITORY


[TOKYO SMART DRIVER]とは、ドライバーひとりひとりの力を結集して、首都高の事故を減らすプロジェクト。
今、首都高では年間12,000件もの事故が起きています。しかもその事故のせいで発生する渋滞は、年間25,000km以上。ということは、事故を減らせば人々のイライラも減り、同時に地球の負荷も軽くなる。
つまり、事故を起こさないように心がける、ということは最も身近で、誰でもすぐに始められる一つの社会貢献なんです。一人一人が事故の原因を知り、今より少しだけ優しい運転をするだけで、きっと事故は減ります。
それが、[TOKYO SMART DRIVER]です。
WEB: >TOKYO SMART DRIVER

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