2009年10月30日

大山顕 -5- 大山さんの注目するもの

今週のゲストは、工場や団地、ジャンクションなど、大きな建築物にこだわった本を出されているフォトグラファーでライターの大山顕さん。

大山さんが気になっているものはまだまだあるそうで、例えばゴルフの打ちっぱなしの練習場。柱とネットで構成されていて、すごく広い、奇妙な構造物。それが住宅地の中にでもどーんとあって、夜はライトも点いて、ネットの緑色が照らされている。火星人が地球に来たら、有名建築家の建築よりも、驚いて興味を示すのでは、と大山さん。最近はよく写真に撮っているそうです。

他には立体駐車場やトンネル。他の建物と違い、できあがったあとは誰も意識してくれない。造っているときには、渋滞すると文句を言われながら、ビルを建てる何倍もの時間をかけて造る。完成したときにはただの道として、意識されない。そういう話は涙が出てしまう、と大山さん。そういう人に「本当に素晴らしい仕事をしていて、かっこいい!」と言いたいという想いから、大山さんの作品は生まれているのかもしれません。

今の東京はすごくかっこよくて、面白い。環境などの問題などもありますが、みんなで頑張って解決していこうとしているし、それも含めて美しい。批判する方向にいきがちだけど、今ここに存在するというのにはそれだけの理由があって、しかも時間を重ねていくことで思い出が生まれ、そうやって風景はつくられていくと思う、とおっしゃっていました。

住宅都市整理公団
日本ジャンクション公団

ShareSmile Staff| 22:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:

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